JPS6029603A - 插入位置検出方法 - Google Patents

插入位置検出方法

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JPS6029603A
JPS6029603A JP13857683A JP13857683A JPS6029603A JP S6029603 A JPS6029603 A JP S6029603A JP 13857683 A JP13857683 A JP 13857683A JP 13857683 A JP13857683 A JP 13857683A JP S6029603 A JPS6029603 A JP S6029603A
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JP
Japan
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hole
image data
signal
bit
gap
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Pending
Application number
JP13857683A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsuneyuki Hayashi
恒幸 林
Manabu Yamauchi
学 山内
Kazuhide Tago
田子 和秀
Toshio Konishi
敏夫 小西
Shinji Hirai
真二 平井
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T5/00Image enhancement or restoration
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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
  • Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)
  • Manufacturing Cores, Coils, And Magnets (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は新規な挿入位置検出方法、特に孔、間隙等に対
して物を挿入するにあたりその物を挿入するに適切な位
置を検出する方法に関するものである。
背景技術とその問題点 トロイダルコアのコア孔に線材を通しトロイダルコアに
それを巻き付けてトロイダルコイルをつくる作業を自動
的に行なおうとする場合、例えば適宜な把持手段により
線材の遊端部を把持してその遊端をトロイダルコアのコ
ア孔に臨ませ、その後上記把持手段をコア孔に向けて移
動させて線材をコア孔に通し、コア孔から通された線材
の遊端部を別の把持手段により把持し、次に前の把持手
段によって線材の遊端部を把持し直し、トロイダルコア
を1回転してコイルを1巻きするという一連の動作を何
回か繰返すことによって任意の巻数のトロイダルコイル
を得るようにすることが考えられる。
ところで、トロイダルコアのコア孔に線材の遊端を位置
合せするにあたってビデオカメラを用いて撮影し、ビデ
オ信号を処理してコア孔の位置と線材の遊端の位置とを
検出することが必要となるが、その位置検出にあたって
コア孔のどの部分をもってコア孔の位置と認識するかが
大きな問題となる。というのは、線材についてはそれが
きわめて細く、しかも一般に断面形状が円形であるので
、線材の遊端面の中心点をもって線材の位置と認識すれ
ばこと足りる。しかし、コア孔は拡がりを持ち、その形
は最初こそ例えば方形というような単純なものであるが
、線巻の進行に従って複雑に形が変化し、コア孔の線材
を挿入するの最適な位置は常に変化する。そして、コア
孔の線材を挿入するのに最適な位置をもってコア孔の位
置と認識して位置制御を行なうようにしないと、巻線装
置の精度上の限界等に基づくきわめて僅かな位置合せの
誤差よって線材がコア孔からずれたところに位置合せさ
れ、線材のコア孔への挿入が不能になてしまったりある
いは場合によっては装置が故障してしまったりする惧れ
がある。従って、常にコア孔の最適線材挿入位置を検出
してそれをコア孔の位置と認識するようにすることが必
要である。
発明の目的 しかして、本発明は、孔、隙間等に対して物を挿入する
にあたりその物を挿入するに適切な位置を検出する方法
を提供しようとするものである。
発明の構成 」−記目的を達成するための本発明挿入位置検出方法@
lのものは、孔、間隙等に対して物を挿入するにあたり
その物を挿入するに適切な位置を検出する方法において
、孔、間隙等を撮影し、その撮影によって得た信号を2
値化して孔、間隙等を示す信号と孔、間隙等でない部分
を示す信号とからなる多数ビットの2値化映像信号によ
り構成された画像データをつくり、その画像データに対
してmX n (m、nは共に正の任意の整数でm=n
の場合もあり得る。)ビットからなる方形の領域におい
て孔゛、間隙等でない部分を示す信号が1ピントでもあ
った場合には前記方形の領域のうち予め設定した特定の
ビットをその信号の内容に如何に拘わらず孔、間隙等で
ない部分を示す信号に変える処理をその方形の領域の位
置を順次変えて前記画像データの全望城に亘って施すこ
とにょって画像データ上の孔、間隙等を収縮し、その収
縮を画像データ上の孔が消滅するまで繰返して行い、孔
、間隙等が消滅する前の段階における前記画像データ上
で孔、間隙等を示す信号として残存しているビットのな
かから1つのビットを選択し、そのビットの存在位置を
もって物を挿入するに適切な位置とすることを特徴とす
るものである。
本発明挿入位置検出方法の第2のものは、孔、間隙等に
対して物を挿入するにあたりその物を挿入するに適切な
位置を検出する方法において、孔、間隙等を撮影し、そ
の撮影によって得た信号を2値化して孔、間隙等を示す
信号と孔、間隙等でない部分を示す信号とからなる多数
ビットの2゛値化映像信号により構成された画像データ
をつくり、その画像データに対してmXn(m、nは共
に正の任意の整数でm=nの場合もあり得る。)ビット
からなる方形の領域において孔、間隙等でない部分を示
す信号が1ビツトでもあった場合には前記方形の領域の
うち予め設定した特定のビットをその信号の内容に如何
に拘わらず孔でない部分を示す信号に変える処理をその
方形の領域の位置を順次変えて前記画像データの全領域
に亘って施すことによって画像データ上の孔1間隙等を
収縮し、その収縮を画像データ上の孔2間隙等が消滅す
るまで繰返して行い、孔、間隙等が消滅する前の段階の
前記画像データ上で孔、間隙等を示す信号として残存し
ているビットの数をカウントすると共にそのビットに対
してビット配列方向に沿って1番から順番に番号を与え
、上記ビットのカウント数の2分の1ないしはそれに近
い値の番号が与えられたビットの存在位置をもって物を
挿入するに適切な位置とすることを特徴とするものであ
る。
本発明挿入位置検出方法の第3のものは、孔、間隙等に
対して物を挿入するにあたりその物を挿入するに適切な
位置を検出する方法において。
孔、間隙等を撮影し、その撮影によって得た信号を2値
化して孔、間隙等を示す信号と孔、間隙等でない部分を
示す信号とからなる多数ビットの2値化映像信号により
構成された画像データをつくり、その画像データに対し
てmXn(m、nは共に正の任意の整数でm=nの場合
もあり得る。〕ビピッとからなる方形の領域において孔
、間隙等でない部分を示す信号が1ビツトでもあった場
合には前記方形の領域のうち予め設定した特定のビット
をその信号の内容の如何に拘わらず孔、間隙等でない部
分を示す信号に変える処理をその方形の領域の位置を順
次変えて前記画像データの全領域に亘って施すことによ
って画像データ上の孔、間隙等を収縮し、その収縮を画
像データ上の孔が消滅するまで繰返して行い、孔が消滅
する前の段階の前記画像データに対してkXt (k、
Lはm、nより値の小さな正の任意の整数で、k=tの
場合もあり得る)ビットからなるところの前記方形の領
域よりも狭い方形の領域において孔、間隙等でない部分
を示す信号が1ビツトでもあった場合にはその狭い方形
の領域のうち予め設定した特定のビットをその信号の内
容に如何に係らず孔、間隙等でない部分を示す信号に変
える処理なその方形の領域の位置を順次変えて前記画像
データの全領域に亘って施すことによって画像データ上
の孔、間隙等を収縮し、その収縮を画像データ上の孔が
消滅するまで繰返して行い、孔、間隙等が消滅する前の
段階で前記画像データ上で孔、間隙等を示す信号として
残存しているビ・ントのなかから1つのビットを選択し
、そのビットの存在位置をもって物を挿入するに適切な
位置とすることを特徴とするものである。
本発明挿入位置検出方法の第4のものは、孔、間隙等に
対して物を挿入するにあたりその物を挿入するに適切な
位置を検出する方法において、孔、間隙等を撮影し、そ
の撮影によって得た信号を2値化して孔を示す信号と孔
でない部分を示す信号とからなる多数ビットの2値化映
像信号により構成された画像データをつくり、その画像
データに対してmXn(m、nは共に正の任意の整数で
m=nの場合もあり得る。)ビットからなる方形の領域
において孔でない部分を示す信号が1ビー、トでも訊−
だ堪をにt士曲記方形のffl域のうち予め設定した特
定のビットをその信号の内容に如何に拘わらず孔でない
部分を示す信号に変える処理をその方形の領域の位置を
順次変えてmI記両画像データ全領域に亘って、施すこ
とによって画像データ上の孔、間隙等を収縮し、その収
縮を画像データ上の孔、間隙等が消滅するまで繰返して
行い、孔1間隙等が消滅する前の段階の前記画像データ
上で孔を示す信号として残存している各ビ゛・ントに対
してそのビットを中心とする奇数ビ・ント×奇数ビット
からなる正方形領域内に孔を示す信号として存在してい
るビーットの数と同じ値の数を与え、最も大きな数を与
えられたビ・ントのみを残存させ、その残存するビット
のなかから1つのビ・ントを選択し、そのビットの存在
位置をもって物を挿入するに適切な位置とすることを特
徴とするものである。
発明が適用される装置 以下に、本発明挿入位置検出方法について説明するが、
その前提として先ず本発明挿入位置検出方法が適用され
る巻線装置について詳細に説明する。
図面は本発明挿入位置検出方法をトロイダルコイルの巻
線装置による線巻に適用した例を説明するためのもので
あり、第1図はその巻線装置の機構部の全体を示す斜視
図である。同図において、1はコア駆動機構で、トロイ
ダルコアTCをY軸を中心に回転したり、Y軸と直角の
X軸方向及びそのZ軸と直交するY軸方向に移動したり
する。
2はクランプ駆動機構で、トロイダルコアTCのコア孔
Hに通す線材Wを把持する第1のクランプ3(C1)及
び第2のクランプ4(C2)を駆動する。5は第1のプ
ーリー6(PI)を保持する第1のプーリー保持機構、
7は第2のプーリー8(P2)を保持する第2のプーリ
ー保持機構、9.9、・・・はトロイダルコアTC及び
線材Wの遊端を照射するランプ、loa、10bは線材
Wの遊端及びトロイダルコアTCのコア孔Hの位置を検
出するビデオカメラ(CAL、CA2)である。第2図
はコア駆動機構lの要部を示すものである。11はトロ
イダルコアTCを保持した治具Jを保持するコア保持片
で、冶具Jを保持する側と反対側の端面にてヘラ“ドロ
ータ12の回転軸12’aに固定されすいる。コア保持
部11は通常時においてはコア孔Hの軸心がX軸と平行
になるようにトロイダルコアTCを治具Jを介して保持
し、ヘッドロータ12によってY軸を中心に360°回
転され得る。13はへラドロータ12の駆動源たるパル
スモータ、14はへ、ラドロータ12及びパルスモータ
13を支持する支持台である。
この支持台14によって支持されたところの第2図に示
すコア駆動機構1の要部は次に述べる昇降機構、移動機
構によってX軸方向及びY軸方向に移動せしめられる。
即ち、15は上記支持台14を垂直方向、即ちX軸方向
に移動する昇降機構、16は昇降機構15の駆動源とな
るパルスモータ、17は該昇降機構15をY軸方同に移
動させる移動機構、18は該移動機構17の駆動源とな
るパルスモータである。
しかして、コア駆動機構lは、トロイダルコアTCをパ
ルスモータ13の回転によってY軸を回転中心として回
転することができ、パルスモータ16の回転によってX
軸方向に移動することができ、又、パルスモータ18の
回転によってY軸方向に移動することができる。
クランプ駆動機構2は第1、第2の2つのクランプ3 
(Cl) 、4 (C2)を駆動するものである。19
は2つのクランプ3 (C1) 、 4 (C2)を駆
動するクランプ駆動部で、ベース20上に支持されてい
る。該ベース20は支持ガイド体21上にX軸方向に往
復移動可能に支持され、パルスモータ22を駆動源とす
る図示しない移動機構によってX軸方向に移動されるよ
うになっている。23はクランプ駆動部19の後述する
回転ハウジングを回転したり、第1及び第2のクランプ
3 (CI) 、 4 (C2)を個別的に駆動するた
めに後述するカムを回転したりする駆動用パルスモータ
である。
第3図乃至第5図はクランプ駆動部19の内部構造を示
すものである。24はベース20上に配置されたシリン
ダで、クランプ駆動部19を支持してX軸方向に移動す
る。25は駆動部19の筒状の外筐であり、前側半部が
大径に、後側半部が小径にされている。26は筒状の回
転ハウジングで、外筐25と同じように前側半部が大径
に、後側半部が小径にされており、ベアリング27.2
7を介して外筐25内に回転自在に配置されている。具
体的には回転ハウジング26の大径の前側半部が外筐2
5の大径の前側半部内に、小径の後側半部が外筐25の
後側半部内に位置するように配置されている。回転ハウ
ジング、26の前面は前面カバー28によって閉塞され
ており、29は前面カバー28の窓で、該窓29を通し
てクランプ3(CI)及び4(C2)が前方に突出せし
められ、ている。そして、該回転ハウジング26の大径
の前側半部内がクランプ収納室30とされている。
31は回転ハウジング26にベアリング32を介して回
転自在に支持された伝動軸で、回転ハウジング26の後
側半部をその軸心に沿って貫通する状態で支持されてお
り、該伝動軸31のクランプ収納室30内に位置する前
端にはベベルギア33が固定され、回転ハウジング26
から後方へ突出せしめられた後端はパルスモータ23の
駆動軸34に連結されている。35は回転ハウジング2
6の後側に配置された電磁クラッチの回転子で、伝動軸
31にその回転に伴って回転し、且つその軸方向に沿っ
て移動可能に外嵌されており、電磁クラッチをいれると
回転子35が回転ハウジング26後端面に固定されたデ
ィスク36に押圧され、伝動軸31の回転が回転子35
及びディスク36を介して回転ハウジング26に伝達さ
れる。
37はクランプ収納室30内に設けられたカム軸であり
、回転ハウジング26の周壁の軸心を挾んで互いに反対
側に位置する部分に設けられた一対のベアリング38.
38間に回転可能に支承されている。しかして、該カム
軸37は回転ハウジング26の軸心と直交する向きを有
している。39はカム軸37の略中央部に固定されたベ
ベルギアで、前記ベベルギア33に噛合せしめられてい
る。40〜44はカム軸37に固定されたカムであり、
該カム40〜44が第1のクランプ支持ベース45及び
第2のクランプ支持ベース46によって支持された第1
のクランプ3(CI)及び第2のクランプ4(C2)を
駆動する。
第4図はクランプ駆動機構2の主要部から第1のクラン
プ3(CI)を駆動する部分を抽出して示すもので、以
下にこの図に従って第1のクランプ3 (CI)を駆動
する機構を説明する。
47は第1のクランプ3(C1)をX軸方向に駆動する
カムレバーで、その一端が支持軸48によって回動自在
に支持されており、その−側面の中間部及び回動端部に
コロ49及び50が設けられている。該カムレバー47
の回動端部に設けられたコロ50は第1のクランプ支持
ベース45のクランプ3側の面に接触せしめられ、中間
部に設けられたコロ49は第1のカム40に接触せしめ
られている。51は第1のクランプ支持ベース45のス
ライド部52をX軸方向に移動可能に保持するガイド体
である。該ガイド体51は回転ハウジング26に固定さ
れている。53は該ガイド体51に固定されたスプリン
グ係止ピンで、該スライド係止ピン53と第1のクラン
プ支持ベース45に設けられたスプリング係止ピン54
との間には第1のクランプ支持ベース45をX軸方向に
沿って第4図における下側へ付勢するスプリング55が
張設されている。56はスライド部52に設けられたガ
イド体で、スライド体57をY軸方向に移動可能に保持
する。該スライド体57の反ガイド体51側には第1の
クランプ3(C1)を構成する固定片58が形成されて
いる。59は固定片58と対を成して第1のクランプ3
(C1)を構成する可動片で、略り字状を有し、その角
部にてスライド体57に固定された支持軸60によって
回動自在に支持されている。そして、可動片59は回動
することによってその一片61aが固定片58との間を
閉じた状態になったりあるいは開いた状態になったりす
る。前記固定片58の度面明+ t4− FI Q 4
Il+箇作1面Lデl+ブイ1)ソH’l五市2・ノR
2が突出形成され、該スプリング係止ピン62と可動片
59の他片61bとの間には可動片59を第1のクラン
プ3(、CI)が開く方向に回動するように付勢するス
プリング63が張設されている。
64はスライド体57にX軸方向に沿って第4図におけ
る上側に延びるように固定された従動片で、カムレバー
65の回動端部に設けられたコロ66に接触せしめられ
ている。カムレバー65は回転ハウジング26に固定さ
れた支持軸67に一端を回動自在に支持され、回動端部
に前述のようにコロ66が設けられ、中間部にもコロ6
8が設けられている。該コロ68は第2のカム41に接
触せしめられている。69は固定片58をY軸方向に沿
って後方へ伺勢するスプリングである。しかして、第2
のカム41の回転によって第1のクランプ3 (C3)
がY軸方向に移動せしめられる。
70は第1のクランプ3を開閉するL字状のカムレバー
で、一端が支持軸67によって回動自在に支持されてい
る。該カムレバー70の回動端部にはコロ71が、角部
にはコロ72が設けられ、コロ71は前記可動片59の
他方の片61bの前側の面に接触せしめられ、コロ72
は第5のカム44に接触せしめられている。73はカム
レバー70をコロ72がカム44に接触するような回動
方向に付勢するスプリングである。しかして、第1のク
ランプ3(C1)はカム44によってコロ72が前方へ
移動せしめられた時はスプリング63の弾性力によって
開いた状態になり、コロ72が後方へ移動したときは線
材Wを把持する閉じた状態になる。
以上に述べたように、第1のクランプ3 (C3)は第
1のカム40によってX軸方向に移動せしめられ、第2
のカム41によってY軸方向に移動せしめられ、第5の
カム44によって開閉制御される。尚、第2及び第3の
カム42.43は第1のクランプ3(CI)の動作には
関与しない。
第5図はクランプ駆動機構2の主要部から第2のクラン
プ4(C2)を駆動する部分を抽出して示すもので、以
下にこの図に従って第2のクランプ4(C2)を駆動す
る部分の機構について説明する。
第2のクランプ4(C2)を支持する第2のクランプ支
持ベース46は回転ハウジング26に固定されている。
尚、該支持ベース46は第5図における右斜下側の端面
にて固定ハウジング26に固定されており、その固定さ
れる部分は第5図においては便宜上切欠かれ図面に現わ
れていない。
74は支持ベース46のガイド部で、スライド体75を
Y軸方向に移動可能に保持している。スライド体75の
第5図における下側の面には第2のクランプ4(C2)
を構成するL字状の可動片76が図示しない支軸を介し
て回動自在に支持されている。
77はスライド体75をY軸方向に沿って移動するカム
レバーで、その一端が支持軸67によって回動自在に支
持されており、その中間部及び回動端部にはコロ78及
び79が設けられている。
カムレバー77の中間部のコロ78は第3のカム42に
接触せしめられており、回動端部のコロ79はスライド
体75の後端面に接触せしめられている。尚、スライド
体75は図面に現われないスプリングによってY軸方向
に沿って後側に付勢されており、それによってスライド
体75は常にカムl/へ−77のコロ79に接触せしめ
られた状態を保つ。しかして、第3のカム42の回転に
よってスライド体75、そして第2のクランプ4がY軸
方向に移動せしめられる。
第2のクランプ4(C2)を構成するL字状の可動片7
6はその長片80がスライド体75に固定された固定片
81との間にて線材Wを把持し得るようにされている。
82は固定片81に固定されたガイF体で、可動片76
の長片80と固定片81との間の部分に線材Wを案内す
るガイド孔を有しているが図面に現われない。83はL
字状可動片76の短片であり、該短片83と固定片81
の側面に突出形成されたスプリング係止ピン81aとの
間にはスプリング84が張設されている。
85は第2のクランプ4(C,2)を開閉させるカムレ
バーで、く字状に曲折してなる形状を有し、その一端が
支持軸67に回動自在に支持されており、その曲折部及
び可動端部にはコロ86及び87が設けられており、曲
折部に設けられたコロ86は第4のカム43に接触せし
められ、先端部に設けられたコロ87は可動片76の短
片83の前側の面に接触せしめられている。88はカム
レ/く−85をそのコロ86が第4のコロ43に接触す
るような回動方向に付勢するスプリングである。
しかして、カム43によってコロ86がスズ1ノング8
8に抗して前方に移動せしめられると短片83がコロ8
7に接触せしめられている可動片76はスプリング84
の弾性力によって固定片81との間が開くような方向に
回動せしめられ、第2のクランプ4(C2)が開いた状
態になり、逆にカムレバー85のコロ86が後方に移動
せしめられると第2のクランプ4(C2)は閉じた状態
、即ち把持状態になる。このように第4のカム43によ
り第2のクランプ4(C2)を開閉することができる。
上記第1のクランプ3(CI)及び第2クランプ(C2
)は回転ハウジング26の回転中心からずれた位置にお
いて互いにその半径方向に離間して配置されている。
尚、前述の電磁クラッチを入れて回転ハウジング26を
回転させたときはそれと共に伝動軸31も回転し、伝動
軸31は回転ハウジング26に対しては相対的に静止し
た状態を保つ。従って、カム軸37は回転ハウジング2
6が回転するときは静止状態を保つ。依って、第1及び
第2のクランプ3 (C3)、4 (C3)の状態を変
化させることなく回転ハウジング26を回転することが
できる。以上でクランプ駆動機構2の説明を終える。
第1及び第2のプーリー保持機構5及び7はプーリー6
(Pi)及び8(P2)をパルスモータ89.90によ
ってX軸方向に移動させる移動機構91.92、Y軸方
向に移動させる移動機構93.94と、X軸方向に移動
させることができ且つプーリー6.8を支持する支持ア
ーム95.96を回動することができる回動昇降機構9
7.98とを備えている。そして、プーリー6(PL)
及び8 (P2)は回動昇降機構97及び98により駆
動される支持アーム95及び96の先端に支持具99及
び100を介して直角に且つ回転可能に支持されている
又、前記カメラ10a(CAL)及び10b(CA2)
はそれをX軸方向に移動せしめる昇降装置101及び1
02によって支持されている。
動作例 第6図は巻線装置の動作例の1つについて要部の状態の
変化を動作順に従って省略的に示すものである。
(1)第6図(a)は巻線装置の線材Wを1巻する動作
サイクルにおける動作開始状態を示すものである。Ax
lは第1のビデオカメラCALの光軸、Ax2は第2の
ビデオカメラCA2の光軸であり、2つの光軸Axlと
Ax2とは共にX軸方向と平行で、光軸AxlがAx2
の上方に所定距離離間したところに位置されている。そ
してトロイダルコアTCは、コア駆動機構1によって光
軸Ax2に対して垂直でコア孔Hが第2のビデオカメラ
CA2の略焦点上に位置するようにされている。このト
ロイダルコアTC(あるいはそれを保持する治具J)に
一端が固定された線材Wは第2のプーリーP2に掛けら
れ、該プーリーP2から光軸Axlに沿って延び、その
遊端から所定間隔をおいた位置にて第1のクランプC1
によって把持されている。尚、第2のクランプC2は光
軸Axl上からY軸方向に沿って第6図における左斜め
上側へ適宜離間したところ、即ち後退したところに位置
されている。又、第1のプーリーPIも光軸Ax2より
もY軸方向に沿って第6図における右斜め下側に適宜離
間したところ、即ち後退したところに位置されている。
上述した状態で、第1のビデオカメラCALによって第
1のクランプC1により把持された線材Wの遊端の位置
を検出するための撮影が為される。次いで、第2のビデ
オカメラCA2によってトロイダルコアTCのコア孔H
の位置を検出するための撮影が為される。尚、第2のプ
ーリーP2にその撮影を妨害させないようにその撮影の
間だけ第2のプーリーP2の位置を2点鎖線で示すよう
にずらし、撮影が終了すると第6図(a)に実線で示す
元の位置まで戻す。
第1及び第2のビデオカメラCAL、CA2によって撮
影が為されると、その画像信号は後述する制御装置にお
いて演算処理され、コア孔H及び線材Wの先端の位置が
検出される。
(2)クランプ駆動機構2の回転ハウジング26(第6
図には図示しない)が、即ち、第1及び第2のクランプ
C1及びC2が共にX軸方向に沿って第2のカメラCA
Z側に相移動する。それと同時に、光軸Ax2よりY軸
方向に沿って右斜め下側に移動していた、即ち、後退し
ていた第1のプーリーPlが光軸Ax2まで前進する。
そして、第2のクランプC2が前進してそのガイド孔中
ILJが光軸Axl上に位置せしめられる。
次いで、トロイダルコアTCがX軸方向に沿って上昇し
、更にそのコア孔Hの第1のカメラCAl側から見た位
置が線材Wの遊端のそれと一致するようにY軸方向にお
ける位置合せをされる。次いで、第1のクランプC1が
X軸方向に沿って第1のカメラCAl側に所定量移動し
、そのクランプC1によって把持された線材Wの遊端部
がトロイダルコアTCにコア孔H及び第2のクランプC
2に通される。次に、第2のクランプC2が閉じて線材
Wの遊端部を把持した状態になる。第6図(b)はその
状態を示す。
(3)次に、$1のクランプC1が開いた状態になり、
次いで、後退して第6図(c)に示す状態になる。
(4)第1及び第2のクランプC1及びC2がX軸方向
に沿って第1のカメラCAl側に所定量移動し、従って
第2のクランプC2により把持された線材Wもそれに応
じて第1のカメラCAl側に引張られる。そして、その
線材Wの遊端部の移動に伴って第2のプーリーP2も第
1のカメラC1側へ移動する。
その移動途中において第1のクランプC1がトロイダル
コアTCよりも第1のカメラCALに近い位置になった
時点で前進し、光軸Axl上を移動する線材Wの遊端部
が第1のクランプC1を通る(即ち固定片58と可動片
59との間を通る)状態になり、その後クランプC1が
閉じ、次いで、第2のクランプC2が第1のカメラCA
l側へ移動して第1のクランプC1から離れ、線材Wが
トロイダルコアTCのコア孔Hから抜ける。このように
して、線材Wが第1のクランプCtのみによって把持さ
れた状態になった後、第2のクランプC2は後退する。
第6図(d)はその状態を示す。この第2のクランプC
2から第1のクランプC1への線材Wの把持のし直しの
動作は第1及び第2のクランプC1及びC2が保持され
た回転ハウジング26がX軸方向に沿って移動する途中
で行なわれる。
(5)回転ハウジング26はその上記X軸方向の移動が
終るとX軸方向に沿って下側に移動し、回転ハウジング
26の回転中心が光軸Axlの高さから光軸Ax2の高
さになる。次に、回転ハウジング26が反時計廻り方向
に180°回転し、第1のクランプC1が光軸A’x2
上に位置し、第2のクランプC2が光軸Ax2より稍後
退したところに位置する。しかして、この回転によって
第1のクランプC1に把持された線材Wが第1のプーリ
ーP1に懸けられその遊端部が光軸Ax2上に位置した
状態になる。尚、この回転と同時に線材Wが懸けられて
いる第2のプーリーP2がX軸方向に沿って第1のカメ
ラCAl側に移動し、線材Wに一定以上の張力が加わる
のを防止する。第6図(e)はその状態を示す。
(6)第1のプーリーPIがX軸方向に沿って第1のカ
メラCAl側に移動し、それに応じて第2のプーリーP
2も第2のカメラCAl側へ移動するが、その途中の段
階で第1のプーリーP1を支持する支持アーム96が回
動し、線材Wが第2のプーリーP2から外れる。その後
、第2のブー1ノーP2がY軸方向に沿って第6図←こ
おける右糸1め下側へ移動し、光軸Ax2から離れる。
第6図(f)はその状態を示す。
次いで、第2のカメラCA2が時計廻り方向(3180
°回転し、その結果線材Wが捲き付けられる。それと同
時に回転/\ウジング26がY軸方向に沿って後退する
その、後、第1のカメラCALによりトロイダルコアT
Cのコア孔Hの撮影をする。第6図(g)はその状態を
示す。
(8)トロイダルコアTCがX軸方向に沿って下方へ移
動されてそのコア孔Hが略光軸Ax2上に位置され、更
にコア孔Hの位置が線材Wに遊端の位置と一致するよう
にトロイダルコアTCの位置が微調整される。
(9)以後第6図(b)〜(g)に示すような動作をト
ロイダルコイルの巻数に応じた回数繰返す。尚、第6図
(b)〜(g)に示す一連の動作を繰返す毎にトロイダ
ルコアTCの孔Hに対する線材Wの挿入方向が反対にな
る。
尚、第6図(h)はトロイダルコアTCIのコア孔Hに
線材Wを第1のカメラCA1側から通そうとする状態を
示し、同図(i)は線材Wがコア孔Hに第1のカメラC
AL側から通された状態を示し、同図N)は線材Wがト
ロイダルコアTCのコア孔Hに第2のカメラCA2側か
ら挿入される動作の少し前の段階における状態を示す。
上述した動作によって第7図(a)に示すようにトロイ
ダルコアTCのAの部分に線巻きが行なわれる。そして
、Aの部分に続いて第7図(b)に示すようにBの部分
にも線巻をしようとする場合は次の(10)〜(14)
に示す動作を行なう。
(10)ffi7図(a)に示すようにトロイダルコア
TCのaの部分に対する線巻が終了した時点においては
巻線装置は第6図(j)に示す状態(これは第6図(a
)に示す動作開始状態と同じである。)になっている。
この状態で、第1のカメラCALにより線材Wの遊端を
撮影し、第2のカメラCA2によりトロイダルコアTC
のコア孔Hを撮影する。この撮影するための動作は(1
)で述べた動作と同じなのでその詳細な説明を省略する
(11)クランプCI、C2を保持する回転ハウジング
26がX軸方向に沿って第2のカメラCA1側へ少し移
動し、次にトロイダルコアTCがX軸方向に沿って上昇
すると共にY軸方向に移動し、コア孔Hの位置が線材W
の遊端の位置と一致せしめられる。次に、第2のクラン
プc2が前進し、そのガイド孔が光軸Axl上に位置せ
しめられる。そして、前述の(3)で述べたと全く同じ
動作によって、線材Wは第1のクランプc1によって把
持された状態でトロイダルTCのコア孔H及び第2のク
ランプc2のガイド孔に通され、第2のクランプC2に
よって把持される。その後、第1のクランプc1が開い
た状態になり、その状態で後退する。
次に、クランプC1、C2を保持する回転ハウジング2
6がX軸方向に沿って第1のカメラCA1側に一定量移
動し、第2のクランプC2によって把持された状態の線
材Wが第1のカメラCAL側へ引張られてその遊端が所
定位置に達する。その後、第1のクランプC1が前進し
、そして、線材Wの遊端部を把持する。次いで、第2の
クランプC2が開放状態になり第1のカメラCAL側に
相移動して線材Wが第2のクランプC2から抜けた状態
になった後該クランプC2は後退する。第6図(k)は
その状態を示す。
(12)第1のプーリーPIがY@+1方向に沿って第
6図における右斜め下側に移動し、即ち、後退し、次に
第1のカメラCALが2M方向に沿って下側へ移動し、
このカメラCALの光軸Axlが第2のカメラCA2の
光軸Ax2の位置まで低下する。それと同時に第2のカ
メラCA2がX軸方向に沿って上に移動し、その光軸A
x2が第1のカメラCALの元の光軸Axlの位置と同
じ位置を占める。即ち、光軸Axlと光軸Ax2とが入
れ替る。
7を番と、填1のプーリーP1がY輔す白に嫡。て光軸
Axlの位置まで前進し、更にX軸方向に沿って光軸A
x2と接する位置まで上昇する。一方、第2のプーリー
P2は光軸Ax2と接する位置からX軸方向に沿って光
軸Axlと接する位置まで降下する。又、トロイダルコ
アTCは光軸AX2上から降下して光軸Axl上に位置
し、クランプC1及びC2を保持する回転ハウジング2
6はその回転中心の位置が光軸Ax2の高さから光軸A
xlの高さに変化するように降下する。
その後、第1のプーリーPIはY軸方向に沿って前進し
、光軸Ax2に接するところに位置する。第6図(L)
はその状態を示す6 (13)回転ハウジング26はX軸方向に沿って上昇し
て回転ハウジング26の回転中心の高さが光軸Axlの
高さから光軸Ax2の高さになる。
その後、回転ハウジング26が時計回り方向に180°
回転する。すると、第1のクランプCIに把持された線
材Wが第1のプーリーPIに懸けられた状態になる。そ
して、該第1のプーリーP1は第1のカメラCAL側に
移動して線材Wに所定のテンションをかける。尚、この
時点における第1のクランプC1により把持された線材
Wの遊端は第2のカメラCA2の焦点ないしはそれと比
較的近いところに位置している。
第2のカメラCA2により線材Wの遊端を撮影する。第
6図(m)はその状態を示す・(14)次に、トロイダ
ルコアTCを反時計回り方向に180°回転する。その
後、第6図(n)〜(q)に示すように前記(1)〜(
lO)で述べたと同じような動作によって線巻が行なわ
れて第7図(b)に示すようにBの部分の線巻きが行な
われる。尚この過程しこ、おける回転ハウジング26の
回転方向は(1)〜(10)で述べた場合とは逆に時計
回り方向になる。
次に、第8図に従って編巻のコイルを作る場合を説明す
る。即ち第9図に示すようにトロイダルコアTCにY軸
方向に離間されたコア孔HとHとの間の部分にコイルを
巻き付ける場合について説明する。前述のとおり、トロ
イダルコアTCのコア孔Hに対してはそのいずれの側か
らも線材Wを通すことができる。従って、第8図(a)
〜(f)に示すようにトロイダルコアTCを静止させた
状態で一方のコア孔Hに対してトロイダルコアTCの一
方の側から線材Wを通し、その一方の孔Hに通された線
材Wの遊端部を他方の孔HにトロイダルコアTCの他方
の側から挿入するという動作を繰返すことにより編巻を
行うことができる。
このように編巻きを行う場合、トロイダルコアTCを静
止状態に保ち、回転ハウジング26のみ180°ずつ回
転させるという点と、2つのコア孔H,Hを交互に撮影
して位置検出するという点で第6図に示す横巻きの場合
とは動作が異るが、それ以外の点では前述の(1)〜(
10)の動作と同じである。従ってその詳細な説明を省
略する。
しかして、このような巻線装置によれば、第6図に示す
ような横巻、第8図に示すような編巻な自由に行うこと
ができる。
尚、図示した巻線装置はX軸方向が上下方向、X軸及び
Y軸方向が水平方向となっていたが、例えばX軸方向が
上下方向になり、Z軸及びY軸方向が水平方向となるよ
うにすることもできる。このようにした場合、2つのカ
メラは、垂直に保持されたトロイダルコアの上側と下側
とに配置され、その方・メラとトロイダルコアとの間に
プーリーが配置されることになる。
又、図示した巻線装置は回転ハウジングがX軸方向及び
X軸方向に移動するようにされているが、必ずしもX軸
方向とX軸方向との両方向に移動できるようにすること
は必要ではなく、回転ハウジングが2つの光軸Ax1.
Ax2の中間位置に回転中心が位置する状態でX軸方向
のみに移動するようにしても良い。
次に1巻線装置を制御する制御装置について説明する。
第10図乃至第13図は制御装置を説明するためのもの
であり、第1O図は制御装置の回路構成を示すブロック
図である。
第10図においてVIPは第1及び第2のビデオカメラ
CAL及びCA2からのビデオ信号を処理し且つ一時的
に記憶し、適宜にコンピュータCMPUへ送出するビデ
オインターフェイスであり、ビデオカメラCAL及びC
A2に対して同期信号を送出して水平走査及び垂直走査
をさせる機能も果す。SYCはビデオカメラCAL、C
A2へ送出する同期信号を発生する同期回路で、14.
31818MHzの発振周波数を有する発振器を内蔵し
、該発振器の発振信号を910分の1の周波数を有する
信号に分周することによって約15.7KHzの水平同
期信号を得てこの信号をビデオカメラCAL、CA2へ
送出する。又、上記発振信号を5分の1の周波数の信号
に分周することによって2.86MHzの周波数を有す
るサンブリジグ信号形成用のクロックパルスを得てそれ
を後述するサンプル書込制御回路5WRCを介して8ビ
ツトのシフトレジスタSRへ送出する等の働きもする。
DEMはコンピュータCMPUのDMAコントローラD
MCへDMA要求信号を送出するDMA要求信号発生回
路で、同期回路SYCからの水平同期信号を受けて2水
平周期に対してlパルスのDMA要求信号を発生する。
SWはスイッチング回路で、第1及び第2のビデオカメ
ラCAL及びCA2のビデオ信号を受け□ てコンピュ
ータCMPUの中央処理装置CPUからのカメラ選択信
号に対応したカメラからのビデオ信号をコンパレータC
PAへ送出する。
コンパレータCPAは上記スイッチング回路SWを介し
て受けたビデオカメラCAL又はCA2からのビデオ信
号を基準電圧(しきい値電圧Vth)と比較して2値化
するもので、該コンパレータCPAから出力された2値
化信号は8ビツトめ前記シフトレジスタSRへ送出され
る。該シフトレジスタSRはサンプル書込制御回路5W
RCから受けたサンプリング信号により制御されてコン
パレータCPAの出力信号をサンプリングし、旦つその
信号をシフトする。
BMEMは1水平走査分の2値化されたビデオ信号を記
憶するバッファメモリであり、8×16ビツトの記憶容
量を有している。該/<ラフアメモリBMEMはシフト
レジスタSRに記憶された8ビツトのビデオ信号をパラ
レルに受ける。このビデオ信号の取り込みは1水平走査
期間内&316回行なわれる。このl水平走査期間内に
お(するビデオ信号の取り込みが終ると次の水平走査期
間に8ビツトのビデオ信号をコンピュータCMPUヘノ
くラレルに送出する動作を16回行う。このようにして
2水平走査期間に1水平走査分の2イ直イしビデオ信号
を送出する動作を行う。この/<・ンファメモリBME
Mはサンプル書込制御回路S W RC′b=らの書込
制御信号により制御される。
第11図はサンプル書込制御回路5WRCの回路構成を
示すものであり、AND 1〜4t±アンド回路で、第
1のアンド回路ANDIは一方の入力端子に同期回路S
YCからのクロックツ<)レスを受け、その出力は第2
のアンド回路AND2の一方の入力端子に入力される。
該第2のアンド回路AND2の他方の入力端子にはサン
プル指令信号力玉入力され、その出力信号がサンプリン
グ信号として前記シフトレジスタSRに入力される。第
3のアンド回路AND 3は一方の入力端子にサンプル
指令信号を受け他方の入力端子に次に述べる第1のカウ
ンタC0U1の出力信号を受ける。
第1のカウンタC0U1はクロックパルスを8カウント
する毎にlパルスの出力信号を発生するもので、この出
力信号は次に述べる第2のカウンタC0U2にイネーブ
ル信号として入力されると共に前述のとおり第3のアン
ド回路AND3にも入力される。尚、該第1のカウンタ
C0U1は後述する第3のカウンタCOUから第4のア
ンド回路AND4を介してイネーブル信号を受け、又、
ブランキング信号を受けるとクリアされる。
第2のカウンタC0U2は入力信号のパルスを16カウ
ントする毎に1パルスの信号を出力するもので、入力信
号としてクロックパルスを受けるが、前述のとおり第1
のカウンタC0U1の出力信号をイネーブル信号として
受けるので、実質的には第1のカウンタC0U1がイネ
ーブル信号を5中t++ ip 能Lデ 六−−春休 
/7 M −、/y zぐ 1b フ 九 19 Ω 
Rルスカウントしたとき出力信号を発生する。DFFは
第2のカウンタC0U2の出力信号を入力信号として受
けるD型フリップフロップで、クロックパルス入力端子
には文字どおり同期回路SYCからのクロックパルスを
受ける。該り型フリップフロップDFFの出力信号Qは
第4のアンド回路AND4の一方の入力端子に入力され
る。該第4のアンド回路AND4は2つの入力信号をそ
れぞれ反転して受けて論理積を得るもので、実質的にノ
ア回路の働きをする。該第4のアンド回路AND4の他
方の入力端子には第3のカウンタC0U3の出力信号が
入力され、その出力信号は前記第1のアンド回路AND
 1の他方の入力端子に入力されると共に前述のとおり
第1のカウンタC0U1にイネーブル信号として入力さ
れる。第3のカウンタC0U3はクロックパルスを8カ
ウントすると「ロウ」の出力信号を1パルス発生ずるも
ので、その出力信号をそのままイネーブル信号として受
け、イネーブル信号が「ロウ」のとき停止状態になる。
尚、第2及び第3のカウンタC0U2、C0U3とD型
フリップフロップDFFとは第1のカウンタC0UIと
同様に「ロウ」のブランキング信号を受けるとクリアさ
れる。
次にコンピュータCMP Uについて説明する。
CPUは中央処理装置、ROMはリードオンリメモリ、
DMCはDMAコントローラ、MEMは前記ビデオイン
ターフェイスVIPのバッファBMEMからのビデオ信
号を記憶したり、演算処理過程で生じる中間データを1
時的に記憶したりするランダムアクセスメモリ、INF
はコンピュータCMPUにおいて演算処理により形成さ
れた各種の機構コントロール信号を出力するインターフ
ェイスである。
コンピュータCMPUのインターフェイスINFから出
力されたコントロール信号は機構コントローラMBCに
入力され、該機構コントローラMECはその機構コント
ロール信号に基づいて巻線装置の機構部の各部をコント
ロールする。
以下に、ビデオ信号をビデオインターフェイスVIPを
介してコンピュータCMPUのバックアメモリBMEM
に記憶する制御装置の動作について第12図及び第13
図に従って説明する。
ビデオカメラCAL又はCA2により線材Wの遊端面又
はトロイダルコアTCのコア孔Hを撮影する場合には、
コンピュータC:MPUの中央処理装置CPUから同期
回路SYCへデータ入力命令信号が送出される。すると
、第12図に示すようにデータ入力命令信号の送出後に
おいての奇数フィールドの垂直走査をさせる最初の垂直
同期信号が発生した時にその後その奇数フィールドの垂
直走査期間内にビデオ信号のサンプリングと、ビデオイ
ンターフェイスVIPからコンピュータCMPUのメモ
リMEMへの転送とが行われる。そ ゛して、1画面分
のビデオ信号(128X128ビツトの2値化されたビ
デオ信号)の転送が終了すると、中央処理装置CPUは
データ入力命令信号の送出を停止する。
ところで、中央処理装置CPUからデータ入力命令信号
が送出されると共に前記スイッチング回路SWヘビデオ
カメラCALとCA2とのうちいずれを選択するかを指
定するカメラ選択信号が送出され、そのカメラ選択信号
により選択されたビデオカメラCAから出力されたビデ
オ信号がコンパレータCPAに入力される状態になる。
該コンパレータCPAに入力されたビデオ信号は基準電
圧vthと比較され、2値化される。その2値化された
ビデオ信号はシフトレジスタSRによってサンプリング
されるが、そのサンプリングは第11図に示すサンプル
書込制御回路5WRCにおいて発生される。このサンプ
ル書込制御回路5WRCの動作を第13図に示すタイム
チャートに従って説明すると、サンプル書込制御回路5
WRCはクロックパルスとブランキング信号とサンプル
指令信号とを同期回路SYCから受ける。クロ・ンクパ
ルスは前述のとおり2.86MHzの周波数を有し、サ
ンプリング信号として利用されるものである。又、ブラ
ンキング信号は水平同期信号と同期して発生され、これ
が「ハイ」の期間ビデオ信号が有効に入力されるもので
あるが、このブランキング信号はサンプリグ書込制御回
路5WRCにおいては各カウンタCOU 1〜3及びD
型フリッップフロップDFFのクリアに利用される。
即ち、水平同期信号が到来する(立ち下る)とそれと同
時にブランキング信号も到来しく立ち下り)、上記各回
路はクリアされた状態になり、その状態はブランキング
信号が消える(立ち上る)まで継続する。そして、水平
同期信号の立ち上りから稍遅れてブランキング信号が立
ち上ると第3のカウンタC0U3がクロックパルスのカ
ウントを開始する。尚、第1及び第2のカウンタC0U
1及びC0U2はクリア状態から解除されるけれどもイ
ネーブル信号を受けるに至っていない状態なのでカウン
トはまだ開始しない。
そして、第3のカウンタC0U3はクロックパルスを8
個カウントすると出力信号が「ハイ」から「ロウ」に反
転し第4のアンド回路AND4の出力信号が「ロウ」か
ら「ハイ」に反転し、その結果、第1のアンド回路AN
DIは一方の入力端子に受けたクロックパルスをそのま
ま出力する状態になる。尚、サンプル指令信号は水平同
期信号を受ける毎に内容が反転する信号であり、従って
、例えば第1番目の水平走査期間中「ハイ」になると次
の水平走査期間中「ロウ」になる。従って、奇数番目の
水平走査期間においては第1のアンド回路AND lか
ら出力されたクロックパルスはそのまま第2のアンド回
路AND2を通過してシフトレジスタ・SRにサンプリ
ング信号として入力される。尚、偶数番目の水平走査期
間には第2のアンド回路AND2からはクロックパルス
が出力されずシフトレジスタSRはサンプリングしない
。この偶数番目の水平走査期間においてはバッファメモ
リBMEMに記憶されたビデオ信号のコンピュータCM
PU内のメモリMENへの転送が行われる。
上述したようにブランキング信号の立ち上り後第3のカ
ウンタC0U3がクロックパルスを8個カウントすると
第4のアンド回路AND4の出力信号が「ハイ」になり
、第1のアンド回路C0U1はイネーブル信号を受けて
クロックパルスカウントを開始する。そして、クロック
パルスlを8個数える毎にlパルスの出力信号を発生す
る。この出力信号は第3のアンド回路AND3を介して
バッファメモリBMEMへ書込制御信号として伝送され
(但しサンプル指令信号が発生している時に限る。)、
バッファメモリBMEMはその書込制御信号を受けると
シフトレジスタSRに記録された8ビツトの信号を記憶
する。
そして、このような8回のサンプリングを行うと1回の
書込を行うという動作が16回行われると第2のカウン
タC0U2からJJj力信号が発生し、その出力信号が
D型フリンプフロップDFFに送出される。即ち、第2
のカウンタC0U2は入力端子にクロックパルスを受け
るが、第1のカウンタCOU 1から出力信号が発生し
ている時のみイネーブル信号になるので、入力端子に受
けるクロックパルスの数が8個になったときはじめてパ
ルスを1個カウントする動作をする。そして、カウント
する動作を16回行うと出力信号を発生するので実質的
に128パルスをカウントするカウンタとして機能する
。従って、8回のサンプリングを行うと1回の書込を行
うという動作が16回行われると第2のカウンタC0U
2から出力信号が発生する。そして、そのカウンタC0
U2の出力信号が発生するとその信号に基づいてD型フ
リ、プフロップDFFから信号が発生し、それが第4の
アンド回路AND4に入力され、該アンド回路AND4
の出方信号が「ハイJから「ロウ」・に反転する。する
と、第1のアンド回路AND 1に入力されたクロック
パルスは該アンド回路ANDiから出力されない状態に
なり、従って、シフトレジスタSRへはサンプリング信
号が送出されなくなる。
その後、その奇数番目の水平走査N間が終了し、次の水
平同期信号が発生するとそれと同時にブランキング信号
も発生し、その結果そのブランキング信号によって第I
−第3のカウンタC0U1〜3及びD型フリップフロッ
プDFFがクリアされ、元の状態になる。従って、次の
偶数番目の水V走査期間にt寸77ド′冊欧ΔN n 
Q 4 J−wa・サンプ′ル書込制御回路5WRCの
各回路は上述した奇数番目の水平走査期間における動作
と同じ動作を行うが、アンド回路AND2.3の一方の
入力端子に入力されるサンプル指令信号が「ロウ」なの
でサンプリング信号及び書込制御信号は出力されず、サ
ンプリング及び書込は行われない。偶数番目の水平走査
期間に行われるのは奇数番目の水平走査期間にサンプリ
ングされ、バッファメモリBMEMに書き込まれた信号
のコンピュータCMPUの、メモリMEMへの転送であ
る。そして、/<−、ノアメモリBMEMがらコンピュ
ータCMPUのメモリMEMへの転送は中央処理装置C
PUを介さないで直接メモリMEMにアクセスして書き
込むダイレクトメモリアクセスにより行われる。このダ
イレクトメモリアクセスはDMAコントローラDMCに
よる制御の下に行われる。具体的には、偶数番目の水平
走査をさせる水平同期信号が発生したときそれに応じて
DMA要求信号発生回路DEMかもDMAコントローラ
DMCへDMA要求信号が送出〜れスーnMΔ1ソに門
−4DMCはDMA要求信号を受けるとバッファメモリ
BMEMへ該読出制御信号を送出しメモリMEMに書込
制御信号を送出してバッファメモリBMEMに記憶され
た1水平走査分の8×16ビツトのビデオ信号をメモリ
MEMへ転送させる。
そして、前述のとおり偶数番目の水平走査が開始される
とDMA要求信号発生回路DEMからDMAコントロー
ラDMCへDMA要求信号が送出され(第12図参照)
、DMAコントローラDMCの制御によって16×8ビ
ツトのビデオ信号が例えば8ピツ]・ずつパラレルにコ
ンピュータCMPUのメモリMEMに転送される。
そして、このようなサンプリング及び転送の動作を奇数
フィールドの1つの垂直走査期間において交互に128
回繰返すことによって1画像分の2値化ビデオ信号(1
28X128ビツト)がメモリMEMに書き込まれる。
尚、ブランキング信号の消滅後直に第2のアンド回路A
ND 2からクロックパスルがシフトレジスタSRへサ
ンプリング信号として送出するのでほなく、第3のカウ
ンタC0U3を設けてブランキング信号の消滅後クロッ
クパルスを8パルスカウントする間サンプリング信号の
送出の開始を遅らせるのは使用したビデオカメラCA1
.’CA2の特性がブランキング信号の終了後暫くの間
(クロックパルスの5〜6パルス分の時間)は安定しな
いので、ビデオカメラCAL、CA2が安定した後映像
信号を取り込むようにするためである。
従って動作が不安定になる惧れのないカメラを使用した
場合にはそのようにする必要はない。
上述したように本実施例においては外部から直接メモリ
にアクセスすることのできるDMAコントローラ内蔵の
コンピュータCMPUを用いて画像信号処理を行うよう
にすると共に1水平走査分・のビデオ信号を記憶するバ
ッファメモリを内蔵したビデオインターフェイスVIP
をビデオカメラCAL、CA2とコンピュータCMPU
との間に介在させているが、このようにするのは次の理
由による。即ち、ダイレクトメモリアクセス可能なコン
ピュータCPUを用いるのは外部に大容量のメモリを持
たなくても外部からコンピュータCMPUのメモリME
Mに必要な画像データを書き込むことができるようにす
るためである。しかしながら、ダイレクトメモリアクセ
スをする場合の書込(読出)タイミングはDMAコント
ローラDMCの特性により決定され、ビデオカメラから
のビデオ信号の出力タイミングと一致している訳ではな
い。そこで、l水平走査分のビデオ信号を記憶できるバ
ッファメモリBMEMを内蔵したビデオインターフェイ
スVIPを設け、1水平走査期間(本例では奇数フィー
ルドの奇数番目の水平走査期間)中にカメラ側のタイミ
ングでサンプリングを行い、次の水平走査期間にDMA
コントローラDMCのタイミングでメモリMEMへの書
き込みを行うのである。このようにすることによってビ
デオインターフェイスに設けるバッファメモリは1水平
走査分のビデオ信号を記憶できる容量のもので良く、大
容量のメモリが必要でなくなるのである。
憶されたところの2値化された画像信号を処理し、トロ
イダルコアTCのコア孔Hの位置と線材Wの遊端との間
の位置関係を検出し、その検出結果に応じてクランプ駆
動機構、コア駆動機構を制御してコア孔Hと線材Wの遊
端との間の位置合せを行うほか巻線装置を正常に動作さ
せるために必要な各種制御を一定のプログラムに従って
行う6又、各種制御信号はインターフェイスINFから
コンピュータCMPU外部の機構コントローラMBCを
介して各パルスモータ等に送出される。
尚、本実施例においては2台のカメラCAL、CA2に
対してビデオインターフェイスVIP及びコンピュータ
CMPUを設はビデオインターフェイスVIPの内部に
コンピュータCMPUからのカメラ選択信号により制御
されるスイッチング回路SWを設け、2台のカメラCA
L、CA2からのビデオ信号を適宜選択して取り込んで
処理するようにされている。しかしながら、2台のカメ
ラCAL、CA2に対応してビデオインター設け、各カ
メラCAのビデオ信号を各別のビデオインターフェイス
VIP及びコンピュータCMPUの組において処理する
ようにしても良い。
ところで、ビデオカメラからの2値化されたビデオ信号
を処理してトロイダルコアTCのコア孔Hに線材Wの遊
端を位置合せするにあたってコア孔Hの位置と線材Wの
遊端の位置とを検出することが必要となるが、その位置
検出にあたってコア孔Hのどの部分をもってコア孔Hの
位置と認識するかが大きな問題となる。というのは、線
材Wについてはそれがきわめて細く、しかも一般に断面
形状が円形であるので、線材Wの遊端面の中心点をもっ
て線材Wの位置と認識すればこと足りる。
しかし、コア孔Hは拡がりを持ち、その形は最初こそ例
えば方形というような単純なものであるが、線巻の進行
に従って複雑に変化し、コア孔Hの線材Wを挿入するの
最適な位置は常に変化する。そして、コア孔Hの線材W
を挿入するのに最適な位置をもってコア孔Hの位置と認
識して位置制御を行うようにしないと、巻線装置の精度
上の限界等に基づくきわめて僅かな位置合せの誤差によ
って線材Wがコア孔Hかもずれたところに位置合せされ
、線材Wのコア孔Hへの挿入が不能になってしまう惧れ
がある。従って、常にコア孔Hの最適線材挿入位置を検
出しそれをコア孔Hの位置と認識するようにすることが
必要である。′実施例 第14図乃至第22図は本発明挿入位置検出方法をコア
孔Hへの線材Wの挿入のために適用した実施例を説明す
るためのもので5.これらの図に従って本実施例を詳細
に説明する。
先ス、コンピュータCMPUのメモリMEMOこ記憶さ
れた128X128ビツトのトロイダルコアTCのコア
孔H部イ1近の画像データから画像処理する処理領域、
即ちウィンドウを設定する。第14図(a)、(b)、
(c)はウィンドウWinの設定方法を説明するための
もので、同図(a)は画像データの一例で、トロイダル
コアTCの部分が「0」でトロイダルコアTCの背景の
部分及びコア孔Hの部分が「1」の2値化されたビデオ
信号(128X128ビツト)からなる。
この画像データは同図(b)に示すようにトロイダルコ
アTCの前縁t1の座標(Y座標)をめる。具体的には
同図における左から右に検索(巻線装置の機構部の説明
とのかねあいからこの検索をY軸方向の検索と称する。
) そして最初に現われる「1」のY座標をめる演算を
Y軸方向の各ラインについて行いその平均値をもって前
縁t1の座標とする。
次に、その前縁t1から例えば8ビット分奥側(第14
図における右側)に位置するZ軸方向のラインt2と、
このラインt2から更に40ビット分奥側に位置するZ
軸方向のラインt3とをめる。次に、第14図(C)に
示すように12と13とによって挾まれた領域において
Y軸方向の検索をする動作をY軸方向の各ラインについ
て上から下への順番で行う。このようにして検索した場
合普通は先ず「0」が検出され、その後コア孔そこで、
「0」が所定ビット数(例えJf 6ビ゛ツト)以上検
出された後同じく所定ビ・ント数以上「1」が続いた場
合最初に検出された「1」をもってコア孔Hが存在した
と確認し、その部分を通るY軸方向のラインt4をめ、
更にそのラインt4から25ビツト下側のY軸方向のラ
インt5をめる。そしてこのラインt2、t3、t4、
t5によって囲まれた領域をウィンドウWinとし、こ
の領域内のデータのみを画像処理対象とする。このよう
に画像処理対象を限定することにより信号処理時間を短
縮することができる。
尚、コア駆動機構1によるトロイダルコアTCの保持ミ
スによってトロイダルコアTCが保持されず、あるいは
保持位置のずれが大きく、そのためビデオカメラCAの
視界内にトロイダルコアTCの前縁が入らず、前縁t1
の検出ができなかった場合、それからコア孔Hの検出が
できなかった場合にはトラブルの発生を報せる警告が発
せられ、又、巻線装置の機構部の動作は自動的に停止ウ
ィンドウWinの設定が終了すると次にコア孔Hの最適
線材挿入位置を検出する。第15図はその検出方法の基
本的原理を説明するためのもので、この検出方法は同図
(a)に示すような形状のコア孔Hを徐々に周辺から収
縮させてゆき、同図(e)のようにコア孔Hが完全につ
ぶれてしまう前の同図(d)に示すような階段で残って
いる領域のなかから線材挿入位置を選ぶ。このような検
出方法によれば、コア孔Hの形状の如何を問わず周辺か
ら比較的遠く線材Wを挿入するに好ましい点が線材挿入
位置と認識される。又、第16図(a)に示すように巻
線によって孔Hか分割されてしまった場合には画像デー
タは同図(b)に示すようになり、2つの孔が現われる
がこの場合においても孔を収縮させると小さい方の孔が
先に消減し、大きい方の孔の周辺から遠い点が線材挿入
位置として検出され、コア孔Hを分断する線材Wの位置
が線材挿入位置として検出される惧れは全くない。
第17図はデータ上のコア孔Hを収縮させる方法を示す
もので、画像データ上のコア孔Hを徐々に収縮させる場
合、1つの中心画素Pとそれを囲む8つの画素Qとから
なる第17図(a)に示す9つの画素の論理積をめる。
そして、同図(b)に示すようにその9つの画素のいず
れかが「0」の場合、即ちその論理積が「0」となる場
合は同図(C)に示すようにその中心画素Pを「0」に
し、同図(d)に示すようにその9つの画素がすべて「
1」の場合、即ち論理積が「1」の場合その中心画素P
を「1」のままにする。このような処理は中心画素Pを
順次を変えてウィンドウW i n内全域にわたって行
う。第18図(a)乃至(d)はそのコア孔Hを徐々に
収縮させる一つの場合の画像データの変化を示すもので
あり、同図(、a )は収縮処理される前の画像データ
を、同図(b)は第1回目の収縮処理が為されたときの
画像データを、同図(C)はfiSZ回目の収縮処理が
為されたときの画像データを、同図(d)は第3回目の
収縮処理が為されたときの画像データを示す。本例にお
いては第4回目の収縮処理をするとコア孔Hはなくなっ
てしまうものであり、第18図(d)に示すものはコア
孔Hが収縮処理により消滅する前の段階の画像データで
ある。
尚、画像データ上のコア孔Hを収縮させる方法として3
×3ビツトの正方形の領域内の9つの画素の論理積をめ
る処理を画像データの全領域に亘って行なう方法を採っ
ているが、論理積をめる領域は必ずしも正方形の領域で
ある必要はなく、mXn (m、nは正の整数)の領域
内のm×n個のn画素を示すビットの論理積を得るよう
にしても良く、論理積をめる領域の広さは3×3ビツト
に限定されない。又、上記の例によればめた論理積が「
0」の場合に論理積をめた領域の中心のビットの内容を
「0」に変えるようにされているが、必ずしも中心のビ
ットを変えるようにしなければならないというものでは
なく、その領域の例えば左上隅のビット、あるいは左下
隅のビットというように特定のビットを変えるように孔
を示す部分が「1」となり、トロイダルコアTCを示す
部分が「0」となるが、実施態様によってはコア孔Hを
示す部分が「0」となり、トロイダルコアTCを示す部
分が「1」となる場合もある。このような場合は画像デ
ータ上のコア孔Hを収縮するにはmXnの領域内のビッ
トの論理和をめ、その結果が「1」の場合はその領域内
の特定のビットを「1」にするという処理を前記領域の
位置を順次変えて画像データの全領域に亘って行わなけ
ればならない。 ところで、線材挿入位置は第18図(
d)に示すようにコア孔Hが収縮処理により消滅する前
の段階における画像データのコア孔Hを示すビットのな
かから選択する。第19図はその収縮処理後残存してい
るピッI・のなかから1つを選択して最適点とする最適
点選択方法の一例を示すものである。先ず、第19図に
示すように画像データの収縮処理後において残存してい
るコア孔Hを示すビットに対してlからそのコア孔Hを
示すビットと同数までの番号を画素のり万I+士而1ヂ
し−イ互9ス−目イ未的りご1士 m11安INF )
−のビット程番号が若く、又、同じ高さのビットのなか
では左側のビット程若くなるように番号を与える。そし
て、その収縮したコア孔Hのビットの数(本例では48
)を1/2倍した値を越えた番号で最も若い番号(本例
では25)のビットの位置をもって最適線材挿入位置と
する。
尚、この例ではコア孔Hのビットの数を172倍した値
を越えた番号で最も若い番号のビットの位置をもって最
適線材挿入位置とするが、必ずしもそのようにすること
は必要ではなくコア孔Hのビットの数をl/2倍した値
を越えない番号で最も大きい番号(本例では24)のビ
ットの位置をもって最適線材挿入位置とするようにして
も良い。要するにコア孔Hのビットの数をl/2倍した
値に近い番号のビットの位置をもって最適線材挿入位置
とすれば良い。
第20図は最適点選択方法の他の例を説明するためのも
のである。これはコア孔Hか比較的小さい場合に収縮後
に残存しているコア、孔Hを示すビットから最適点を選
択する方法である。即ち、コア孔Hが小さい場合には最
適線材挿入位置をより精確に検出することが必要である
。しかし、例えば、前述のように中心画素Pとそれを囲
む8つの画素Qとからなる9つの画素の論理積出力をめ
る方法によれば、コア孔Hのビットの数にして7.8個
分の大きさを有する突起あるいは凹みが無視されるので
検出された位置が必ずしも線材を挿入するのに適切な位
置とは限らない。そこで、少ないコア孔収縮回数で減少
してしまうような小さなコア孔に対しては、第20図に
示すように、2×2ビツトの正方形の領域の4つのビッ
トの論理積をめ、その論理積が「0」の場合にその正方
形の領域内の特定のビット例えば第20図における左上
部のピッ)PをrQjにする処理を順次行なうようにす
る。
そして、この処理を終えた後も画像データ上に残存して
いるコア孔Hを示すビットに対して前述の第1の最適点
選択方法と同じ方法で番号を与え、例えばコア孔Hを示
すものとして残存するビットの数の2分の1を越える番
号で最も若い番号のビットの位置をもって線材挿入位置
とする。
尚、この例においては当初の収縮の論理積をめる領域が
3×3ビツトであり、その後の収縮の論理積をめる領域
が2×2ビツトであったが、これはあくまで−例にすぎ
ず、当初の収縮の論理積をめる領域の広さをmXnビッ
トとすると、その後の論理積をめる領域がそのmXnビ
ットよりも狭いhxtビット(h、Lはm、nよりも小
さい正の整数)の領域であれば良く、従って、当初は収
縮の論理積をめる領域が例えば6×6ビツトあるいは6
×5ビツトで、その後の収縮の論理積をめる領域が例え
ば4×4ビツトあるいは4×3ビツトであるという例も
あり得る。
このように論理積(あるいは場合によっては論理和)を
めるビットの数(領域の広さ)を減らすことにより線材
を挿入するのにより適切な位置をより精確に検出するこ
とができる。
第21図はコンピュータCMPUがコア孔Hののフロー
を示すフローチャートである。
(イ)「前縁検出」 第14図(b)に示すようにトロイダルコアTCの前縁
t1を検出する。
(ロ)「検出できたか?」 ステップ(イ)においてのトロイダルコアTCの前縁t
1の検出ができたか否かを判定する。この判定結果が「
ノウ」の場合は巻線装置の機構部の動作を停止させると
共にトラブル発生の警報を発する。
(ハ)「コア孔検出」 ステップ(ロ)において前縁を検出することができたこ
とを示す「イエス」という判定結果が得られた場合には
第14図(C)に示すようにコア孔Hを検出し、その検
出結果に基づいてウィンドウWinを設定する。
(ニ)「検出できたか?」 コア孔Hを検出するステップ(ハ)においてコア孔Hを
検出することができたか否かを判定すフ<−,7%ll
1d04+EHJ(r)rLtl/l’+手旦ムJデノ
−に嚢mJメ=Ilの機構部の動作を停止させると共に
トラブル発生の警幸υを発する。
(ホ)「カウンタのイニシャライズ」 ステップ(ニ)で「イエス」という判定結果が得られた
場合、次に述べる収縮処理の処理回数をカウントするカ
ウンタをイニシャライズする。
(へ)[収縮処理(3X3)J 3×3ビツトの正方形領域の全ビットの論理積を得て中
心画素Pのビットを論理積の内容に応じて書き換えてコ
ア孔Hな収縮する処理を行う。
() ) r i 4− i + l Jステップ(へ
)の収縮処理が終了するとカウンタの内容iをrlJだ
け増加させる。
(チ)「つぶれたか?」 ステップ(へ)において収縮されたコア孔Hが完全につ
ぶれてしまったかどうかを判定する。この判定結果が「
ノウ」の場合はステップ(へ)の[収縮処理(3X3)
Jに戻る。
(す) ri≦2?」 ステップ(チ)の判定結果が「イエス」の場合、コア孔
Hの収縮回数をカウントするカウンタの内容iが2以下
であるか否かを判定する。これは線材挿入位置が検出さ
れるコア孔Hが小さいものであるか否かを判定するため
のものである。
(ヌ)「収縮処理(2X2)J ステップ(す)において「イエス」という判定結果が得
られた場合、前記のステップ(へ)において収縮されて
コア孔Hがつぶれる前の段階における画像データに対し
て第20図に示すような2×2ビツトの正方形領域の各
ピントの論理積を得て特定画素Pのビットを論理積の内
容に応じて書き換えてコア孔Hを収縮する処理を行う。
即ち、最適点選択方法の第2の例によって処理を行う。
(ル)「つぶれたか?」 ステップ(ヌ)の処理によってコア孔Hが消滅してしま
ったか否かを判定する。その判定結果が「ノウ」の場合
にはステップ(ヌ)に戻り、「収縮処理(2X2)Jを
行う。
(ヲ)「最適点選択処理」 ステップ(す)で「ノウ」という判定結果が得られた場
合あるいはステップ(ル)で「イエス」という判定結果
が得られた場合にはコア孔Hが消滅する前の段階の画像
データに対して残存するコア孔Hを示すビットから第1
9図に示すような第1の最適点選択方法を実施する処理
を行う。
尚、収縮する処理によってコア孔が消滅する前の段階の
画像データのコア孔をビ・ントの中から最適点を選択す
る方法の第3の例として次のような方法が考えられる。
それは、3×3の正方形の領域を設定し、その中心画素
に対してその正方形領域内における値が「1」であるビ
ットの数と同じ値の数を与える処理を順次正方形領域を
移動して行い、その最も多い数が与えられた画素のビッ
トのみを残存させるようにするものである。第22図(
a)はそのようにしてコア孔に属する各画素に対して与
えらえたところの数を示す図であり、同図(b)は最も
多い数が与えられたビットのみを残存させた図である。
そして、その残存するビットのなかから最適点選択方法
の第1の例と同じ方法で最適点を選択する。この例では
第22図(b)に示す「2」の番号が与えられたビット
の位置が最適線材挿入位置とされる。
このように、コア孔を収縮させた後残存するビットのな
かから最適点を選択する方法には種々考えられる。
尚、本発明挿入位置検出方法はコア孔に物を挿入する場
合に限らず物と物との隙間等に物を挿入する場合におけ
る挿入位置の検出にも適用することができるものである
発明の効果 以上に述べたように、本発明挿入位置検出方法の第1の
ものは、孔、間隙等に対して物を挿入するにあたりその
物を挿入するに適切な位置を検出する方法において、孔
、間隙等を撮影し、その撮影によって得た信号を2値化
して孔、間隙等を示す信号と孔、間隙等でない部分を示
す信号とからなる多数ビットの2値化映像信号により構
成された画像データをつくり、その画像データに対して
mXn (m、nは共に正の任意の整数でm=nの場合
もあり得る。)ビットからなる方形の領域において孔、
間隙等でない部分を示す信号が1ビツトでもあった場合
には前記方形の領域のうち予め設定した特定のビットを
その信号の内容に如何に拘わらず孔、間隙等でない部分
を示す信号に変える処理をその方形の領域の位置を順次
変えて前記画像データの全領域に亘って施すことによっ
て画像データ上の孔、間隙等を収縮し、その収縮を画像
データ上の孔が消滅するまで繰返して行い、孔、間隙等
が消滅する前の段階における前記画像データ上で孔、間
隙等を示す信号として残存しているビ・ントのなかから
1つのビットを選択し、そのビットの存在位置をもって
物を挿入するに適切な位置とすることを特徴とするもの
である。この挿入位置検出方法によれば、孔、隙間等の
周縁から最も遠い部分のなかから挿入位置が選択される
。従って、挿入装置に多少の誤差が存在しても孔、隙間
に物を通し得る。
又、この挿入位置検出方法によれば、孔隙間等が複数存
在する場合収縮処理をしたとき最も大きい孔、隙間等は
最後まで存在し得る。従って、最も物を挿入し易い大き
な孔、隙間から先に物を挿入することが可能になる。
本発明挿入位置検出方法の第2のものは、孔、間隙等に
対して物を挿入するにあたりその物を挿入するに適切な
位置を検出する方法において、孔、間隙等を撮影し、そ
の撮影によって得た信号を2値化して孔、間隙等を示す
信号と孔、間隙等でない部分を示す信号とからなる多数
ビットの2値化映像信号により構成された画像データを
つくり、その画像データに対してmXn(m、nは共に
正の任意の整数でm=nの場合もあり得る。)ビットか
らなる方形の領域において孔、間隙等でない部分を示す
信号が1ビツトでもあった場合には前記方形の領域のう
ち予め設定した特定のビットをその信号の内容に如何に
拘わらず孔でない部分を示す信号に変える処理をその方
形の領域の位置を順次変えて前記画像データの全領域に
亘って施すことによって画像データ上の孔、間隙等を収
縮し、その収縮を画像データ上の孔、間隙等が消滅する
まで繰返して行い、孔、間隙等が消滅する前の段階の前
記画像データ上で孔、間隙等を示す信号として残存して
いるビットの数をカウントすると共にそのビットに対し
てビット配列方向に沿って1番から順番に番号を与え、
上記ビットのカラン]・数の2分の1ないしはそれに近
い値の番号が与えられたビットの存在位置をもって物を
挿入するに適切な位置とすることを特徴とするするもの
である。この挿入位置検出方法によれば、孔、隙間の収
縮処理後においては残存しているところの孔、隙間等を
示すビットのなかで最も中央に位置しているビ・ントの
位置をもって最適挿入位置することができ、孔、隙間等
の物を最も挿入しやすい位置に物を挿入することが可能
となる。
本発明挿入位置検出方法の第3のものは、孔、間隙等に
対して物を挿入するにあたりその物を挿入するに適切な
位置を検出する方法において、孔、間隙等を撮影し、そ
の撮影によって得た信号を2値イヒして孔 間隙等を示
すイ片暑と沼1、間隙筈でない部分を示す信号とからな
る多数ビットの2値化映像信号により構成された画像デ
ータをつくり、その画像データに対してmXn(m、n
は共に正の任意の整数でm=nの場合もあり得る。)ビ
ットとからなる方形の領域において孔、間隙等でない部
分を示す信号が1ビツトでもあった場゛合には前記方形
の領域のうち予め設定した特定のビットをその信号の内
容の如何に拘わらず孔、間隙等でない部分を示す信号に
変える処理をその方形の領域の位置を順次変えて前記画
像データの全領域に亘って施すことによって画像データ
上の孔、間隙等を収縮し、その収縮を画像データ上の孔
が消滅するまで繰返して行い、孔が消滅する前の段階の
前記画像データに対してkXt (k、Lはm、nより
値の小さな正の任意の整数で、k=tの場合もあり得る
)ビットからなるところの前記方形の領域よりも狭い方
形の領域において孔、間隙等でない部分を示す信号がl
ビットでもあった場合にはその狭い方形の領域のうち予
め設定した特定のビットをその信号の内容に如何に係ら
す孔、間隙等でない部分を示す信号に変える処理をその
方形の領域の位置を順次変えて前記画像データの全領域
に亘って施すことによって画像データ」二の孔、間隙等
を収縮し、その収縮を画像データ上の孔が消滅するまで
繰返して行い、孔、間隙等が消滅する前の段階で前記画
像データ上で孔、間隙等を示す信号として残存している
ビットのなかから1つのヒントを選択し、そのピントの
存在位置をもって物を挿入するに適切な位置とすること
を特徴とするものである。この挿入位置検出方法によれ
ば、比較的少ない回数の収縮により消滅してしまうよう
な比較的小さい孔、隙間等に対しては画像データ上の孔
、隙間を収縮させるため論理積(あるいは論理和)をめ
る領域の広さを狭くして挿入位置をめるので、より精確
に挿入位置を検出そることができる。
本発明挿入位置検出方法の第4のものは、孔、間Vp’
4に対して物を挿入するにあたりその物を挿入するに適
切な位置を検出する方法において、孔、間隙等を撮影し
、その撮影によって得た信号を2値化して孔を示す信号
と孔でない部分を示す信号とからなる多数ビットの2値
化映像信号により構成された画像データをつくり、その
画像データに対してmXn (m、nは共に正の任意の
整数でm=nの場合もあり得る。)ビットからなる方形
の領域において孔でない部分を示す信号が1ビツトでも
あった場合には前記方形の領域のうち予め設定した特定
のビットをその信号の内容に如何に拘わらず孔でない部
分を示す信号に変える処理をその方形の領域の位置を順
次変えて前記画像データの全領域に亘って施すことによ
って画像データ上の孔、間隙等を収縮し、その収縮を画
像データ上の孔、間隙等が消滅するまで繰返して行い、
孔、間隙等が消滅する前の段階の前記画像データ上で孔
を示す信号として残存している各ビットに対してそのビ
ットを中心とする奇数ビット×奇数ビットからなる正方
形領域内に孔を示す信号として存在しているビットの数
と同じ値の数を与え、最も大きな数を与えられたビット
のみを残存させ、その残存するビットのなかから1つの
ビットを選択し、そのビットの存在位置をもって物を挿
入するに適切な位置とすることを特徴とする特徴とする
ものである。この挿入位置検出方法によれば、孔、隙間
等は比較的扁平な場合には最も物が挿入しやすいところ
のより厚さの厚い部分の中央部を挿入位置として検出す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第13図は本発明挿入位置検出方法が適用さ
れる巻線装置の一例を説明するためのもので、第1図は
@線装置の機構部全体を示す斜視図、第2図はコア駆動
機構の側面図、第3図はクランプ駆動機構の縦断面図、
第4図はクランプ駆動機構から第1のクランプを駆動す
る駆動部を抽出して示す斜視図、第5図はクランプ駆動
機構から第2のクランプを駆動する駆動部を抽出して示
す斜視図、第6図(a)〜(q)は巻線装置の一動作例
についての要部の変化を動作順に示す斜視図、第7図(
a)、(b)はトロイダルコアに横巻に線旧を巻付けて
なるトロイダルコイルか壬子平面図、第8図(a)〜(
f)は巻線装置の他の動作例についての要部の変化を動
作順に示す斜視図、第9図はトロイダルコアに編巻に線
材を巻き付けてなるトロイダルコイルを示す平面図、t
51O図は巻線装置の制御装置の回路構成を示すブロッ
ク図、第11図はサンプル書込制御回路の回路図、第1
2図は水平周期信号とサンプリング信号とDMA要求信
号とを示すタイムチャート、第13図はサンプル書込制
御回路の動作を説明するためのタイムチャート、第14
図乃至第22図は本発明挿入位置検出方法の実施例を説
明するためのもので、第14図(a)、(b)(c)は
トロイダルコアの前縁及びコア孔を検出し、ウィンドウ
を設定するプロセスを説明するための画像デー。 り図、第15図(a)〜(e)は画像データ」二のコア
孔を収縮させて線材挿入位置をめる原理の説明図、第1
6図(a)、(b)はコア孔が分断された場合を説明す
るためのもので、(a)はトロイダルコアのビデオカメ
ラに撮影された部分を示す図、(b)はウィンドウ内の
画像データを示す図、第17図(a)〜(e)はコア孔
を収縮する方法を説明するもので、°同図(a)は論理
積をめる処理が施される3X3ビツトの正方形の領域を
示し、同図(b)は正方形の領域内にrOJのビットを
含む例を示し、同図(c)は同図(b)に示す状態の領
域に対して論理積の内容に応じて中心画素を変化させる
処理を施した後の状態を示し、同図(d)は正方形の領
域内に「0」のビットを含まない例を示し、同図(e)
は同図(d)に示す状態の領域に対して論理積の内容に
応じて中心画素を変化させる処理を施したが、中心画素
が変化しなかった場合を示し、第18図(a)〜(d)
はコア孔を収縮させる処理を施した場合の画像データの
変化を示す画像データ図、第19図は最適点選択方法の
第1の例の説明図、第20図は最適点選択方法の第2の
例の説明図、第21図は線材挿入位置を検出するための
プログラムを示すフローチャート、@22図は最適点選
択方法の第3の例の説明図である。 符号の説明 H・・・孔、W・・・物 第14図 (σ)(b) 目 第15図 <d> (e) ll−゛−−−−−\−−−) o7−・ ・′−゛−″−゛− 5−−−7−−、−ノ 、−5−15−−一/−′(C
) ど′にニニニ===二”r−−−7 −−\−−I−−一+I〆一 第16図 (a> 第17図 (C1) (b) (d) Cb) (C) (e)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)孔、間隙等に対して物を挿入するにあたりその物
    を挿入するに適切な位置を検出する方法において、孔、
    間隙等を撮影し、その撮影によって得た信号を2値化し
    て孔、間隙等を示す信号と孔、間隙等でない部分を示す
    信号とからなる多数ビットの2値化映像信号により構成
    された画像データをつくり、その画像データに対してm
    Xn(m、nは共に正の任意の整数でm=Hの場合もあ
    りfJIる。)ビットからなる方形の領域において孔、
    間隙等でない部分を示す信号が1ビツトでもあった場合
    には前記方形の領域のうち予め設定した特定のビットを
    その信号の内容に如何に拘わらず孔、間隙等でない部分
    を示す信号に変える処理をその方形の領域の位置を順次
    変えて前記画像データの全領域に亘って施すことによっ
    て画像データ上の孔、間隙等を収縮し、その収縮を画像
    データ上の孔が消滅するまで繰返して行い、孔、間隙等
    が消滅する前の段階における前記画像データ上で孔、間
    隙等を示す信号として残存しているビットのなかから1
    つのビットを選択し、そのビットの存在位置をもって物
    を挿入するに適切な位置とすることを特徴とする挿入位
    置検出力法(2)孔、間隙等に対して物を挿入するにあ
    たりその物を挿入するに適切な位置を検出する方法にお
    いて、孔、間隙等を撮影し、その撮影によって得た信号
    を2値化して孔、間隙等を示す信号と孔、間隙等でない
    部分を示す信号とからなる多数ビットの2値化映像信号
    により構成された画像データをつくり、その画像データ
    に対してmXn(m、nは共に正の任意の整数でm=n
    の場合もあり得る。)ビットからなる方形の領域におい
    て孔、間隙等でない部分を示す信号か1ビットでもあっ
    た場合には前記方形の領域のうち予め設定した特定のビ
    ットをその信号の内容に如何に拘わらず孔でない部分を
    示す信号に変える処理をその方形の領域の位置を順次変
    えて前記画像データの全領域に亘って施すことによって
    画像データ上の孔、間隙等を収縮し、その収縮を画像デ
    ータ上のfし、間隙等が消、減するまで繰返して行い、
    孔、間隙等が消滅する前の段階の前記画像データ上で孔
    、間隙等を示す信号として残存しているビットの数をカ
    ラン)・すると共にそのビットに対してビット配列方向
    に沿っ゛て1番から順番に番号を与え、上記ビットのカ
    ウント数の2分の1ないしはそれに近い値の番号が与え
    られたビットの存在位置をもって物を挿入するに適切な
    位置とすることを特徴と“する挿入位置検出方法 (3)孔、間隙等に対して物を挿入するにあたりその物
    を挿入するに適切な位置を検出する方法において、孔、
    間隙等を撮影し、その撮影によって得た信号を2 m化
    して孔、間隙等を示す信号と孔、間隙等でな・い部分を
    示す信号とからなる多数ピントの2値化映像信号により
    構成された画像データをつくり、その画像データに対し
    てmXn(m、nは共に正の任意の整数でm=nの場合
    もあり得る。)ビットとからなる方形の領域において孔
    、間隙等でない部分を示す信号が1ビツトでもあった場
    合には前記方形の領域のうち予め設定した特定のビット
    をその信号の内容の如何に拘わらず孔、間隙等でない部
    分を示す信号に変える処理をその方形の領域の位置を順
    次変えて前記画像データの全領域に亘って施すことによ
    って画像データ上の孔、間隙等を収縮し、その収縮を画
    像データ上の孔が消滅するまで繰返して行い、孔が消滅
    する前の段階の前記画像データに対してkXL(k、L
    はm、nより値の小さな正の任意の整数で、k=Lの場
    合もあり得る)ビットからなるところの前記方形の領域
    よりも狭い方形の領域において孔、間隙等でない部分を
    示す信号か1ビツトでもあった場合にはその狭い方形の
    領域のうち予め設定した特定のビットをその信号の内容
    に如何に係らず孔、間隙等でない部分を示す信号に変え
    る処理をその方形の領域の位置を順次変えて前記画像デ
    ータの全領域に亘って施すことによって画像データ上の
    孔、間隙等を収縮し、その収縮を画像データ上の孔が消
    滅するまで繰返して行い、孔、間隙等が消滅する前の段
    階で前記画像データ上で孔、間隙等を示す信号として残
    存しているビットのなかから1つのビットを選択し、そ
    のビットの存在位置をもって物を挿入するに適切な位置
    とすることを特徴とする挿入位置検出方法(4)孔、間
    隙等に対して物を挿入するにあたりその物を挿入するに
    適切な位置を検出する方法において、孔、間隙等を撮影
    し、その撮影によって得た信号を2値化して孔を示す信
    号と孔でない部分を示す信号とからなる多数ビットの2
    値化映像信号により構成された画像データをつくり、そ
    の画像データに対してmXn (m、nは共に正の任意
    の整数でm=nの場合もあり得る。)ビットからなる方
    形の領域において孔でない部分を示す信号が1ビツトで
    もあった場合には前記方形の領域のうち予め設定した特
    定のビットをその信号の内容に如何に拘わらず孔でない
    部分を示す信号に変える処理をその方形の領域の位置を
    順次変えて前記画像データの全領域に亘って施すことに
    よって画像データ上の孔、間隙等を収縮し、その収縮を
    画像データ上の孔、間隙等が消滅するまで繰返して行い
    、孔、間隙等が消滅する前の段階の前記画像データ上で
    孔を示す信号として残存している各ビットに対してその
    ビットを中心とする奇数ビット×奇数ビットからなる正
    方形領域内に孔を示す信号として存在しているビットの
    数と同じ値の数゛を与え、最も大きな数を与えられたビ
    ットのみを残存させ、その残存するピッI・のなかから
    1つのビットを選択し、そのビットの存在位置をもって
    物を挿入するに適切な位置とする。ことを特徴とする挿
    入位置検出方法
JP13857683A 1983-07-28 1983-07-28 插入位置検出方法 Pending JPS6029603A (ja)

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JP13857683A JPS6029603A (ja) 1983-07-28 1983-07-28 插入位置検出方法

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0348707A (ja) * 1989-07-18 1991-03-01 Fujitsu Ltd プリント板の孔自動抽出装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0348707A (ja) * 1989-07-18 1991-03-01 Fujitsu Ltd プリント板の孔自動抽出装置

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