JPS6027882Y2 - 製氷機 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本案は、製氷槽内に格子状の氷取出カゴを着脱自在に設
けてなる製氷機に関するもので、製氷槽内で凍結される
ブ吊ツク氷の取出しと分割を容易に行うことを目的とす
るものである。

以下本案を図に示す実施例について説明する。

１は製氷機本体で該本体は上部に製氷槽２、下部に機械
室３を配置して構成している。

前記製氷槽２は外面に冷却用蒸発パイプ４，４・・・を
脱水用電気ヒータ５，５・・・を巻装した内箱６と、外
箱７と、前記両箱６，７の上端縁を連結する合成樹脂製
の口字型枠体８と、前記内箱６、外箱７及び枠体８によ
り形成した空間に充填される発泡断熱材９とにより構成
している。

また前記機械室３には内箱６に巻装した蒸発パイプ４，
４・・・と共に冷凍サイクルを構成する冷媒圧縮機１０
、凝縮器１１及び凝縮器冷却用電動送風機１２を配置収
納している。

１３は前記製氷槽２の上面開口を開閉する扉体で該扉体
は発泡断熱材１４を充填すると共に内面側に吸込ロ１５
ベローズ状吐出口１６を有した空気ポンプ１７を内蔵し
ている。

１８は前記製氷槽２の上面開口に架設して支持板１９に
支持される空気吹出管で該吹出管の上端部は扉体１３の
開基時にベローズ状吐出口１６に接続されて空気ポンプ
１７より製氷水に給気を行い攪拌するようにしている。

而して２０は前記製氷槽２内に着脱自在在に配設した柔
軟性のある合成樹脂製の氷取出カゴで、該カゴは内面に
断面くさび状の仕切片２１．２１を縦横に立設した格子
状底面枠２２と、該底面枠の各辺に肉薄ヒンジ部２３．
２３・・・により回動可能に設けられ且つ内面に断面く
さび状の仕切片２４．２４を縦横に立設した４個の格子
状側面枠２５．２５・・・とにより形成されている。

前記各側面枠２５，２５・・・の上部には把手２６，２
６・・・が一体形成されいる。

上記の構成において、動作を説明する。

まず氷取出カゴ２０及び空気吹出管１８を製氷槽２内に
入れて製氷水を注水した後扉体１３により前記製氷槽２
の上面開口を閉じ冷凍サイクル及び空気ポンプ１７を作
動すると製氷運転が進行する。

製氷槽２内での製氷が完了すると脱水用電気ヒータ５，
５・・・に通電して脱水動作を行った後扉体１３を開放
し、氷取出カゴ２０の把手２６，２６を持って製氷槽２
外に透明ブロック氷を取出す。

最後に把手２６，２６・・・を外方へ引張るとによって
ブロック氷から氷取出カゴ２０が外れる。

カゴ２０が外れた時のブロック氷２７の状態は第５図に
示す如く各仕切片２１．２４・・・に沿ってミゾ２８．
２８・・・が生じる。

このミゾ２８．２８に沿って力を加えるとブロック氷２
７は簡単に分割される。

゛本案による製氷機は
上述の如く、内面に仕切片を立設した格子状底面枠と、
該底面枠の各辺に肉薄ヒンジ部を介して回動可能に設け
られ且つ内面に仕切片を立設した格子状側面枠とまり形
成される柔軟性のある合成樹脂製氷取出カゴを製氷槽内
に着脱自在に設けてなるものであるから、製氷槽内から
のブロック氷の取出し及び取出し後のブロック氷の分割
も容易に行うことが出来る等実用上有益な効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本案製氷機の扉体を開いた斜視図、第２図は扉
体を閉じた場合の要部断面図、第３図は氷取出カゴの斜
面図、第４図イ９口、ハは第３図のＡ−Ａ、Ｂ−Ｂ、Ｃ
−Ｃの各断面図、第５図は氷取出カゴを外した状態のブ
ロック氷の斜面図である。 ２・・・・・・製氷槽、１３・・・・・・扉体、２０・
・・・・・氷取出カゴ、２２・・・・・・格子状底面枠
、２５．２５・・・・・・格子状側面枠、２４，２４・
・・・・・仕切片。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 １ 内面に仕切片を立設した格子状底面枠と、該底面枠
   の各辺に肉薄ヒンジ部を介して回動可能に設けられ且つ
   内面に仕切片を立設した格子状側面枠とより形成される
   柔軟性のある合成樹脂製氷取出カゴを製氷槽内に着脱自
   在に設けてなることを特徴とする製氷機。 ２ 格子状側面枠の上部に把手部を一体形成してなる実
   用新案登録請求の範囲第１項記載の製氷機。