JPS6027613Y2 - ベント装置 - Google Patents
ベント装置Info
- Publication number
- JPS6027613Y2 JPS6027613Y2 JP1980001327U JP132780U JPS6027613Y2 JP S6027613 Y2 JPS6027613 Y2 JP S6027613Y2 JP 1980001327 U JP1980001327 U JP 1980001327U JP 132780 U JP132780 U JP 132780U JP S6027613 Y2 JPS6027613 Y2 JP S6027613Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cylinder
- vent
- vent hole
- screw
- resin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は射出成形機、押出成形機等に応用できるベント
装置に関するものである。
装置に関するものである。
第１図及び第２図は従来の一般的な射出成形機を示し、
スクリュ１の回転によって溶融樹脂２をベントフィード
部３を通して順次スクリュ先端部４に送り出す。
スクリュ１の回転によって溶融樹脂２をベントフィード
部３を通して順次スクリュ先端部４に送り出す。
またスクリュ１は回転しつつ後退して、シリンダ５の先
端部に溶融樹脂をチャージした後、次の射出までスクリ
ュ１は停止する。
端部に溶融樹脂をチャージした後、次の射出までスクリ
ュ１は停止する。
そしてこれらの間にベント作用がなされるが、この際ガ
スの発生に伴う樹脂の膨張等によって樹脂がベント孔６
を閉塞し、ベント機能を不能にするという問題があった
。
スの発生に伴う樹脂の膨張等によって樹脂がベント孔６
を閉塞し、ベント機能を不能にするという問題があった
。
また第２図は第１図のＡ−Ａ断面を示し、シリンダ１の
上部に単一部材からなるベント部材７が取付けられ、同
ベント部材７は下面でシリンダ１の内面の１部を構成し
、かつスクリュ１の回転方向前方にベント孔６を鉛直に
開口させると共に、後方はシリンダ内周面８より凹入し
て樹脂溜り部９を形成している。
上部に単一部材からなるベント部材７が取付けられ、同
ベント部材７は下面でシリンダ１の内面の１部を構成し
、かつスクリュ１の回転方向前方にベント孔６を鉛直に
開口させると共に、後方はシリンダ内周面８より凹入し
て樹脂溜り部９を形成している。
しかしながら前記従来の射出成形機では、ベント部材７
の樹脂溜り部９とベント孔６との交点Ｂの部分から、ベ
ント孔６の方へ樹脂が２ａの如くはみ出してベント孔６
の壁に付着し、成長することによってベント孔６を閉塞
する等の欠点があった。
の樹脂溜り部９とベント孔６との交点Ｂの部分から、ベ
ント孔６の方へ樹脂が２ａの如くはみ出してベント孔６
の壁に付着し、成長することによってベント孔６を閉塞
する等の欠点があった。
本考案は前記従来の欠点を解消するために提案されたも
ので、ベント孔を有する部材をシリンダに取付けてなる
成形板に於いて、同シリンダの縦断面でのベント部材の
内周面をシリンダの内周面と一致させると共に、前記ベ
ント孔をスクリュの回転方向に対して逆方向と傾斜させ
、かつベント孔に於けるスクリュの回転方向後方の内壁
を、シリンダ内周面の接線を含む面又は同接線の延長曲
線を含む面と一致させ、更に前記ベント孔の下流側のシ
リンダとの交差部分を面取りすることにより、ベントア
ップ防止作用の向上を一段と計ることができるベント装
置を提供せんとするものである。
ので、ベント孔を有する部材をシリンダに取付けてなる
成形板に於いて、同シリンダの縦断面でのベント部材の
内周面をシリンダの内周面と一致させると共に、前記ベ
ント孔をスクリュの回転方向に対して逆方向と傾斜させ
、かつベント孔に於けるスクリュの回転方向後方の内壁
を、シリンダ内周面の接線を含む面又は同接線の延長曲
線を含む面と一致させ、更に前記ベント孔の下流側のシ
リンダとの交差部分を面取りすることにより、ベントア
ップ防止作用の向上を一段と計ることができるベント装
置を提供せんとするものである。
以下本考案の実施例を図面について説明すると、第３図
は本考案の実施例で、第２図に相当するベント部材部分
の正面断面図を示すが、第２図と同一部分は同一の符号
を用いて説明することにする。
は本考案の実施例で、第２図に相当するベント部材部分
の正面断面図を示すが、第２図と同一部分は同一の符号
を用いて説明することにする。
また第４図は第３図のＰ矢視図、第５図は第３図のＣ−
Ｃ断面図である。
Ｃ断面図である。
さて第３図〜第５図に於いて、１０はベント孔１１を有
するベント部材で、シリンダ１２に着脱自在に固着され
ており、同シリンダ１２の縦断面でのベント部材１０の
内周面１０ａを、シリンダ１２の内周面１２ａ一致させ
ると共に、前記ベント孔１１をスクリュ１の回転方向に
対し逆方向に角度θだけ傾斜させ、かつベント孔１１に
於けるスクリュ１の回転方向後方の内壁１１ａを、シリ
ンダ内周面１２ａの接線１３を含む面と一致させる。
するベント部材で、シリンダ１２に着脱自在に固着され
ており、同シリンダ１２の縦断面でのベント部材１０の
内周面１０ａを、シリンダ１２の内周面１２ａ一致させ
ると共に、前記ベント孔１１をスクリュ１の回転方向に
対し逆方向に角度θだけ傾斜させ、かつベント孔１１に
於けるスクリュ１の回転方向後方の内壁１１ａを、シリ
ンダ内周面１２ａの接線１３を含む面と一致させる。
なお、この接線１３を含む面の代りに前記内壁１１ａを
同接線１３の延長曲線を含む面と一致するようにしても
よい。
同接線１３の延長曲線を含む面と一致するようにしても
よい。
また前記ベント孔１１の樹脂移動方向りの下流側に於け
るシリンダ１２との交叉部分１４は、第５図の如く面取
りされていて、樹脂２の移動の障害にならない形状とな
っている。
るシリンダ１２との交叉部分１４は、第５図の如く面取
りされていて、樹脂２の移動の障害にならない形状とな
っている。
さて第３図に於いて、スクリュ１の回転によっテ溶融樹
脂２をベントフィード部を通して、順次スクリュ先端部
に送り出す際、ガスの発生に伴う樹脂の膨張等によって
、樹脂がベント孔１１に侵入しようとする。
脂２をベントフィード部を通して、順次スクリュ先端部
に送り出す際、ガスの発生に伴う樹脂の膨張等によって
、樹脂がベント孔１１に侵入しようとする。
しかしこのベント孔はスクリュの回転方向に対して逆方
向に傾斜しており、かつベント孔に於けるスクリュの回
転方向後方の内壁を、シリンダ内周面の接線を含む面又
は同接線の延長曲線を含む面と一致させであるので、樹
脂は容易に前記ベント孔の内壁から剥離されて下流方向
へ移送される。
向に傾斜しており、かつベント孔に於けるスクリュの回
転方向後方の内壁を、シリンダ内周面の接線を含む面又
は同接線の延長曲線を含む面と一致させであるので、樹
脂は容易に前記ベント孔の内壁から剥離されて下流方向
へ移送される。
またベント孔の下側シリンダとの交差部分を面取りしで
あるので、樹脂は無理なく下流側へ移送され、ベントア
ップの発生を効果的に防止することができる。
あるので、樹脂は無理なく下流側へ移送され、ベントア
ップの発生を効果的に防止することができる。
第１図は従来の射出成形機の側断面図、第２図は第１図
のＡ−Ａ断面図、第３図は本考案の実施例を示すベント
装置に於ける第２図に対応する断面図、第４図は第３図
のＰ矢視図、第５図は第３図のＣ−Ｃ断面図である。 図の主要部分の説明、１・・・・・・スクリュ、２・・
・・・・溶融樹脂、１０・・・・・・ベント部材、１０
ａ・・・・・・内周面、１１・・・・・・ベント孔、ｌ
ｌａ・・・・・・内壁、１２・・・・・・シリンダ、１
２ａ・・・・・・内周面、１３・・・・・・接線、１４
・・・・・・シリンダとの交叉部分。
のＡ−Ａ断面図、第３図は本考案の実施例を示すベント
装置に於ける第２図に対応する断面図、第４図は第３図
のＰ矢視図、第５図は第３図のＣ−Ｃ断面図である。 図の主要部分の説明、１・・・・・・スクリュ、２・・
・・・・溶融樹脂、１０・・・・・・ベント部材、１０
ａ・・・・・・内周面、１１・・・・・・ベント孔、ｌ
ｌａ・・・・・・内壁、１２・・・・・・シリンダ、１
２ａ・・・・・・内周面、１３・・・・・・接線、１４
・・・・・・シリンダとの交叉部分。
Claims (1)
- ベント孔を有するベント部材をシリンダに取付けてなる
成形板に於いて、同シリンダの縦断面でのベント部材の
内周面を同シリンダの内周面と一致させると共に、前記
ベント孔をスクリュの回転方向に対して逆方向に傾斜さ
せ、かつ同ベント孔に於けるスクリュの回転方向後方の
内壁を、シリンダ内周面の接線を含む面又は同接線の延
長曲線を含む面と一致させ、更に前記ベント孔の下流側
のシリンダとの交差部分を面取りしたことを特徴とする
ベント装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1980001327U JPS6027613Y2 (ja) | 1980-01-10 | 1980-01-10 | ベント装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1980001327U JPS6027613Y2 (ja) | 1980-01-10 | 1980-01-10 | ベント装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS56104921U JPS56104921U (ja) | 1981-08-15 |
| JPS6027613Y2 true JPS6027613Y2 (ja) | 1985-08-21 |
Family
ID=29598211
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1980001327U Expired JPS6027613Y2 (ja) | 1980-01-10 | 1980-01-10 | ベント装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6027613Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6491954B2 (ja) * | 2015-05-19 | 2019-03-27 | 東芝機械株式会社 | 射出成形用ベント機構 |
-
1980
- 1980-01-10 JP JP1980001327U patent/JPS6027613Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS56104921U (ja) | 1981-08-15 |
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