JPS6026956B2 - 直接接触式多段圧復水器 - Google Patents

直接接触式多段圧復水器

Info

Publication number
JPS6026956B2
JPS6026956B2 JP5953279A JP5953279A JPS6026956B2 JP S6026956 B2 JPS6026956 B2 JP S6026956B2 JP 5953279 A JP5953279 A JP 5953279A JP 5953279 A JP5953279 A JP 5953279A JP S6026956 B2 JPS6026956 B2 JP S6026956B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
condenser
cooling water
pressure
water
steam
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP5953279A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS55152384A (en
Inventor
良弘 木澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Electric Co Ltd filed Critical Fuji Electric Co Ltd
Priority to JP5953279A priority Critical patent/JPS6026956B2/ja
Publication of JPS55152384A publication Critical patent/JPS55152384A/ja
Publication of JPS6026956B2 publication Critical patent/JPS6026956B2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Engine Equipment That Uses Special Cycles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は地熱タービンプラント用として好適な直綾接
触式多段圧復水器に関する。
複数基の復水器に冷却水を直列式に供給通流することに
よって多庄復水器を構成し、冷却水の保有する冷却能力
を有効に活用してタービンプラントの熱効率向上を図る
方式が在来の火力発電プラントで採用されて公知である
一方、頭記地熱タービンプラントはその立地条件から十
分な復水用冷却水が得られぬ場合が多く、このために冷
却塔を設備し、冷却水を再循環して用いる方式が多く採
用されている。この場合には冷却塔の設備費およびラン
ニングコストを含めた経済性のを考慮して、復水器内に
おける冷却水温度上昇が在来の火力発電プラントにおけ
る表面式復水器のように冷却水を使用後はそのまま排水
する方式に較べて高く選ばれるのが通常である。従って
冷却水をこのような運転条件の下で使用する地熱タービ
ンプラントでは、多段圧復水器を採用することが熱効率
向上の効果が大きくて有利である。しかも地熱タービン
プラントでは、復水の回収を要しないこと、および地熱
蒸気の中に含まれている各種不純物による腐食作用並び
に伝熱面の汚染を配慮して、一般には直接接触式多段圧
復水器が採用されている。本発明は上記直接接触式多段
圧復水器に関するものである。
直接接触式復水器はタービンから排出される蒸気と冷却
水とを直接接触させて蒸気を凝縮させるため、両者の温
度差を非常に小さくできて高い復水効率を得ることがで
きる。また直接接触式の復水器には従来、冷却水の散布
形式から分類し二つの形式がある。その一つはノズルそ
の他を用い、復水器内の圧力に対しある差圧を持った冷
却水を復水器胴内へ頃覆し、蒸気と接触させて蒸気の凝
縮を行なうよう構成されており、この形式は一般にスプ
レー形と称される。他方の形式は多数の穴またはスリッ
トを有する散水トレイを復水器の胴内に配置し、冷却水
をトレイ上に導いて穴またはスリットから自然流下式に
散布させ、蒸気と接触させて凝縮を行なうよう構成され
ており、この形式は一般に散水トレイ形と称される。散
水トレイ形復水器では冷却水を特に加圧する必要がなく
、トレイ上まで冷却水を導びくことさえできれば十分で
ある。これに対し、スプレー形は冷却水を加圧する必要
があるが、冷却水の階霧方向を上方,斜め上方,水平あ
るいは斜め下方とすることにより、冷却水水滴の器内紛
空時間または飛距離を自然流下式に較べて大きく選ぶこ
とができる。このことは復水器の寸法,形状が晋鮫的自
由に設計し得ることを示している。特に蒸気と冷却水と
の直接接触による熱交換をより良く行なわせるには水滴
の滞空時間,飛距離または落下距離を十分に確保するこ
とが不可欠である。その関係を第3図に示す。図におい
てKは冷却水水滴の器内滞空時間,飛距離,あるいは落
下距離であり、この特性線図は冷却水出口温度が蒸気温
度に近づく程、つまりKの値が大なる程より良い熱交換
が行なわれていることを示している。トレイ形は冷却水
の加圧を必要としないが、冷却水はトレイの穴またはス
リットから自由落下して蒸気と直接接触するので、その
滞空時間または落下距離を確保するために予め十分な高
さを設定しておく必要がある。一方、復水器内に導ぴか
れた蒸気が凝縮して生成した復水と冷却水との混合水の
排出方式より分類して復水器には次の二つの形式がある
その一つは、ローレベル形と称されるので、復水器胴の
底部に溜った前記混合水の排出をポンプを用いて強制排
水させる。従って復水器の裾付配置は自由に選定でき、
一般に復水器はタービンの真下に置かれる場合が多い、
他方の形式はバロメトリック形と称されるもので、冷却
水の排出にはポンプを用いないで冷却水自身の自重によ
り排出するものである。すなわち、冷却水排出ビットの
大気開放水面よりも10の程度高い位置に復水器の冷却
水水位を設置することにより、排水ポンプを用いないで
真空圧の復水器内から冷却水を排出させるものである。
従って復水器の裾付配置には制限があり、一般には蒸気
タービンと別督して屋外に架台を組みその上に復水器を
設置する場合が多い。なお仮にバロメトリツク形復水器
をタービンの真下に据付配置した場合には、タービンが
設備される床を非常に高く構築するか、もしくは非常に
深い冷却水溜を地下に構築することが必要であり、経済
的には一般に得策でない。次に上記した散水トレイ形復
水器同志、およびスプレー形復水器同志を使用して多段
圧復水器を構成した例をそれぞれ第1図、および第2図
に示して説明する。
なお第1図および第2図において同一符号は同一部材を
示し、また多段圧復水器を構成する各段の復水器のうち
、冷却水源より低温冷却水が直接供給され、従って低圧
、つまり高真空度が得られる側の復水器を低圧段復水器
(以下「LP復水器」と呼称する)、LP復水器の後段
に接続されてLP復水器より導出した冷却水が流入し、
従って器内圧力がLP復水器よりも相対的に高圧となる
復水器を高圧段復水器(以下「HP復水器」と呼称する
)と称する。先ず、第1図,第2図における構造部品と
符号との対応を記す。
図にいて1は複流蒸気タービン、2はLP復水器、3は
HP復水器、4,5はLP、HM復水器の蒸気入口、6
はLP復水器2の冷却水導入口ないし冷却水導入管、7
は第2図におけるHP復水器3の冷却水導入管、8は第
2図におけるLP復水器2の底部に閉口した冷却水出口
、9はHP復水器3の底部に開口した冷却水出口、10
,1 1はLP,HP復水器の不凝縮性ガス排出口、1
2,13は第1図におけるLP,HP復水器の胸内に設
置した冷却水散水トレイ、14,15は第2図における
LP,HP復水器の胴内に設置した冷却水頃霧ノズル、
16は第1図におけるLP復水器2とHP復水器との間
の仕切板を兼用する散水トレイ、17は第2図における
LP,HP復水器2と3の間を仕切る仕切板、18,1
9は第2図におけるLP,HP復水器内に区画した抽出
ガス冷却部の囲い板、2川ま冷却水の水源、21はLP
復水器へ給水するための給水ポンプ、22は第2図にお
ける冷却水出口8と冷却水入口9との間を接続する冷却
水導管、23は冷却水導管22に介挿した中間昇圧ポン
プ、また矢印Aはタービン1からの排気蒸気流入方向、
矢印Bは第1図における各散水トレイから散水される冷
却水の水滴流、矢印Cは第2図における頃霧ノズルから
頃霧される冷却水の頃霧方向、h,,h2はLP,HP
復水器2,3の底部に滞留した復水と冷却水との混合水
の水位レベルを示す。先ず第1図において、冷却塔など
の冷却水源20から導かれた冷却水はLP復水器の冷却
水導入管6からLP復水器2へ入り、LP復水器の散水
トレイ12から水滴となって器内を自然落下する。
LP復水器の散水トレイ12は左右方向から互い違いに
張出して上下に複数段設置され、LP,HP復水器内で
の冷却水水滴の形状と共に、各散水トレイ12の間に曲
りくねった蒸気の流離を形成している。矢印Bのように
トレイ12から落下した冷却水および器内で凝縮した復
水との混合水は辻切板兼散水トレイ16上に溜り、ここ
にLP復水器内の貯水レベルh,を形成する。一方、複
流タービン1の片一方から排出された蒸気はLP復水器
の蒸気入口4へ導かれ、LP復水器2内で冷却水水滴と
直接接舷して凝縮される。残った不凝縮性ガスとガスの
随伴蒸気はLP復水器のガス出口10よりガス抽出装置
(図示せず)へ導かれる。仕切板兼散水トレイ16上に
溜った冷却水と復水の混合水は仕切板兼散水トイレ16
に穿設された穴またはスリット等を通してHP復水器3
の中へ水滴となって落下する。このとき、HP復水器3
の器内圧力はLP復水器2の器内圧力より僅かに高いた
め、LM復水器2の底部に溜った貯水水レベルh,はL
P,HP両復水器2と3との間の差圧水顔およびHP復
水器内へ向けて冷却水が仕切板兼散水トレイ16に穿設
された穴またはスリットを通るに要する所要水頭を合計
したものとなる。すなわち、LP復水器2とHP復水器
3との間の差圧分は仕切板兼散水トレイ16およびLP
復水器2内の底部にレベルh.まで溜った混合水により
隔絶される。また仕切板兼散水トレイ16に溜った混合
水はHM復水器3に対する冷却水としてトレイ16を通
じてHM復水器内へ流下し、LP復水器2と同様にHM
復水器の散水トレイ13より水滴となって器内を自由落
下し、HP復水器3の底部に溜る。更にここからHP復
水器の冷却水出口9よりバロメトリツクパィプ(図示せ
ず)または復水ポンプ(図示せず)へ導かれて排水され
る。一方、榎流タービン1の残り一方から排出された蒸
気はHP】復水器の蒸気入口3へ導かれ、HP復水器内
を流下する冷却水水滴と直接接触して凝縮される。残っ
た不凝縮性ガスと、ガスの随伴蒸気はHP復水器のガス
出口11より、ガス抽出装置(図示せず)へ導かれる。
前記した第1図の散水トイレ形多段圧復水器では、前述
のように冷却水水滴の器内滞空時間または落下距離を確
保するためには、LP,HP各種水器2,3は予め十分
な高さに設定されていることが必要であり、多段圧復水
器全体の総高さは従来の単一圧力の復水器より大幅に大
きなものとなり、タービンの真下に裾付配置することは
経済的に得策でなくなる。
またタービンの横、あるいは屋外に設置する場合にも、
総局さが高いことは冷却水をLP復水器2の冷却水入口
まで導くためのポンプ動力および設備費の増大につなが
る。次に第2図についてスプレー形多段圧復水器を説明
する。冷却水源20からポンプ21を介して導かれた冷
却水は、LP復水器2の冷却水導入管6から供給され、
LP復水器の贋霧ノズル14より器内へ噴射されて矢印
CのごとくLP復水器2内に冷却水の贋覆水満を形成す
る。一方、複流タービン1の片一方から排出された蒸気
はLP復水器の蒸気入口4へ導かれ、LP復水器内に贋
落された冷却水水滴と直接接触して凝縮される。残った
不凝縮性ガスとガスの随伴蒸気はLP復水器のガス冷却
部囲い板18の中にあるガス出口10よりガス抽出装置
(図示せず)へ導かれる。LP復水器2内で熱交換を終
った冷却水と器内で凝縮した復水との混合水はLP復水
器2の底部に溜り、LP復水器内に貯水レベルh,を形
成した後に、LP復水器の冷却水出口8から中間昇圧ポ
ンプ23によって冷却水導管22へ排出される。LP復
水器2より排出された冷却水は次に冷却水導管22を通
じてHP復水器の冷却水導入管7からHP復水器3へ入
り、LP復水器2内と同様にHP復水器の頃霧ノズル1
5より器内へ頃覆され、HP復水器内に冷却水水滴を形
成する。この過程で榎流タービン1の残り一方から排出
された蒸気はHP復水器の蒸気入口5へ導かれ、HP復
水器内に頃霧された冷却水水滴と直接接触して凝縮され
る。残った不凝縮性ガスとガスの随伴蒸気気はHP復水
器のガス出口11よりガス抽出装置(図示せず)へ導か
れる。上記した第2図のスプレー形多段圧復水器では、
LP復水器2より冷却水を取り出し、HP復水器3の器
内へ噂奏するための冷却水導管22や中間昇圧ポンプ2
3が必要となり、さらにLP復水器2の水位レベルコン
ト口−ラ(図示せず)も必要であり、設備費,動力費が
大となる。
本発明は上述しごとき散水トレイ形同志で構成した多段
圧復水器、ないいまスプレー形同志で構成した多段圧復
水器における欠点を解消するとともに、散水トレイ形復
水器およびスプレー形復水器の長所を巧みに生かし、蒸
気原動所内に裾付けるに際して蒸気タービンの横、ある
いは屋外へ裾付配置するのは勿論のこと、更に蒸気ター
ビンの真下にも容易に裾付けることが可能であり、しか
も設備費,動力費ともに安価となる有利な直接接触式多
段圧復水器を提供することを日的とする。
次に上記目的を達成するための本発明の構成並びに動作
を図示の実施例に基づいて詳細に説明する。第4図にお
いて、本発明による多段圧復水器は上位配置のスプレー
形LP復水器2と下位配置の散水トイレ形HP復水器3
とを上下に積み重ねて組合せ、各段の復水器2,3の蒸
気入口4,6をそれぞれ個別に蒸気タービン1の排気側
に蓮通接続するとともに、冷却水の水源より供給する冷
却水をLP復水器2,HP復水器3の順で直列的に通流
させるようにして構成される。
即ち、図示のごとく上位に配置されたLP復水器2は第
2図に示したスプレー形LP復水器2とほぼ同機造のも
のが採用され、該LP復水器2の下方に並べて積重ね配
遣されたHP復水器3は第1図に示した散水トレイ形の
HP復水器3と同構造のものが採用されて両者が組合さ
れる。なお、LP復水器2とHP復水器3との境には第
1図における仕切板兼散水トレイ16がそのまま設置さ
れている。また第4図における符号日,はスプレー形L
P復水器2の高さ寸法、日2は散水トレイ形HP復水器
3の高さ寸法、日は多段圧復水器全体の総高さを示す。
次に上記構成による多段圧復水器の動作について述べる
。冷却水源20よりポンプ21を介して導かれた冷却水
はLP復水器2の冷却水導入管6から器内へ導入され、
冷却水頃霧ノズル14より器内へ頃霧されてLP復水器
内に矢印Cのごとく冷却水水滴を形成する。この場合に
冷却水の器内飛距離の増加を図るために墳霧ノズル14
は横向きないし斜め上向きに定めるのが良い。さて贋霧
ノズル14より頃霧された冷却水水滴は胴内を緩やかに
下降し、やがてLP復水器2の底部に備えた仕切板兼散
水トレイ16の上に貯水される。ここで複流タービン1
の片一方から排出された蒸気はLP復水器の蒸気入口4
へ導かれ、矢印Cの冷却水水滴と直接接触して凝縮され
る。残った不凝縮性ガスとガスの随伴蒸気はLM復水器
の胴内に区画したガス冷却部囲い内に閉口したLP復水
器のガス出口10よりガス抽出装遭(図示せず)へ導か
れる。一方、仕切板兼散水トレイ16上に溜った冷却水
は仕切板兼散水トレイ16に穿設された穴またはスリッ
トを通じてHP復水器3内へ水滴となって自由落下する
。この際にHP復水器3内の圧力はLP復水器2内の圧
力より僅かに高いため、LP復水器の冷却水レベルh,
はこの両復水器の差圧水頭および貯水冷却水がHP復水
器3へ向けて仕切板兼散水トレイ16に穿設された穴ま
たはスリットを通るに要する所要水頭を合計したものと
なる。すなわち、LP復水器2とHP復水器3との間の
差圧分は仕切板兼散水トレイ16上に冷却水レベルh,
まで溜った冷却水により隔絶される。HP復水器3内へ
落下した冷却水はHP復水器の散水トレイ13を通して
水滴となって自然流下式に落下し、HP復水器の冷却水
レベルh2を形成した後にHP復水器の冷却水出口9よ
りバロメトリツクパィプ(図示せず)または復水ポンプ
(図示せず)へ導かれて排出される。この過程で複流タ
ービン1の残り一方から排出された蒸気はHP復水器の
蒸気入口5へ導かれ、矢印Bの冷却水水滴と直接接触し
て凝縮される。残った不凝縮性ガスとガスの随伴蒸気は
HP復水器のガス出口1 1よりガス抽出装置(図示せ
ず)へ導かれる。上記のようにLP復水器2をスプレー
形として上段に設置し、HP復水器3を散水トレイ形と
して下段に設置して多段圧復水器を構成することにより
、多段圧復水器の総高さ寸法日を総じて低い高さに抑え
ることができる。即ち、上段のスプレー形LP復水器2
は曙霧ノズル14を通して冷却水を自由な方向に頃霧さ
せることができるので冷却水水滴の器内滞空時間または
飛距離を大きく選ぶことができ、従って高さ寸法日,の
低いLP復水器を構成できる。この結果、下段の散水ト
レイ形HP復水器3と縄合せても総高さ寸法が十分に低
い多段圧復水器を構成することができる。しかも散水ト
レイ形HP復水器3を下位に配置することにより、第2
図の多段圧復水器に装備されている冷却水導管22,中
間昇圧ポンプ23などが不要となり、構造が簡単でかつ
設備費,動力費も節減できる。なお、第4図の実施例で
LP復水器2の底部に溜った冷却水と復水との混合水の
一部または全部を一旦器外へ取出し、LP復水器の貯水
レベルh,を調節しながらHP復水器3へ導入すること
ももちろん可能である。
また、単流のタービンが複数基、あるいは後流のタービ
ンが複数基からなる夕ービンプラントに対しても同様な
多段圧復水器を構成することができることは明らかであ
る。また第4図に示した多段圧復水器を#蛙熱タービン
プラントで多く採用されている冷却塔と絹合せて使用す
る場合には、更に好都合な結果が得られる。このこ.と
を第5図の実施例について説明する。第5図において、
多段圧復水器の冷却水出口9と導入管6との間には外部
の冷却水循環配管24を介して復水ポンプ25とともに
冷却塔26が介在設置されている。該冷却塔26は周知
のごとく塔内底部に集水溜27、塔内上部に散水へツダ
28を備えて構成されている。なお図中の符号牝3は冷
却塔26内の袋水レベル、〜は築水溜27の集水レベル
とLP復水器2における冷却水導入管6との間のレベル
差、h5はLP復水器2の器内圧と大気圧との圧力差を
示す。上記の構成において、冷却塔集水溜27に溜った
桑水レベル〜とLP復水器の冷却水導入管6とのレベル
差山は蒸気原動所の立地条件によって異なるが、このレ
ベル差Lの値を約4机以下、もしくは負(冷却塔の集水
溜レベルがLP復水器の冷却水導入督しベルより高位と
なるように冷却塔26を裾付ける)とすることは一般に
容易である。一方、LP復水器2内圧と大気圧との圧力
差止は水柱換算で一般的に8m程度になる。従って冷却
塔26からLP復水器2の冷却水導入管6までの冷却水
循環配管24における管内の圧力損失をFとし、Fを1
の水柱程度になるよう配管24を計画すれば、曙霧ノズ
ル14を通じてLP復水器2の器内へ冷却水を噂霧する
ために働く有効な差圧△Pは、△P=ムーL−F で表わされる。
従ってこの式に前記数値を代入すれば△PZ3となり、
この結果第4図に示した給水ポンプ21を使用すること
なく、冷却塔集水溜27に貯留している冷却水を差圧△
P=3の水柱程度として曙菱ノズル14よりLP復水器
2の器内へ向けて良好に噴射させることができる。以上
述べたように本発明によれば、第1図に示した散水トレ
イ形多段圧復水器に較べて総局さ寸法が低く構成でき、
かつ第2図に示したスプレー形多段圧復水器と較べても
中間昇庄ポンプおよび中間給水管路などが省略された直
接接触式多段圧復水器を得ることができる。従って本発
明による多段圧復水器を採用することによって、蒸気原
動所において蒸気タービンの真下に多段圧復水器と据付
設贋することが容易に可能となり、原動所の建屋の大き
さ、各機器間を相間接続する各種配管などの設備費、お
よび復水器の運転動力費などを節減できる。加えて冷却
※と額合せて使用する場合には、その立地条件によって
は冷却水を加圧して贋菱ノズルへ供9溝する給水ポンプ
の省略も可能になるなど、種々の実益を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は散水トイレ形復水器同志を組合わせてなる直接
接触式多段圧復水器の構成配置図、第2図はスプレー形
復水器同志を組合わせてなる多段圧復水器の構成配置図
、第3図は復水器の特性線図、第4図は本発明実施例の
構成図、第5図は第4図の多段圧復水器を冷却塔と組合
せた実施例の構成配置図である。 1・・・…複流タービン、2・・・・・・低圧段復水器
、3・・・・・・高圧段復水器、4.5・・・・・・蒸
気入口、6・・・・・・冷却水導入管、9・・・・・・
冷却水出口、13…・・・冷却水散水トレイ、14・・
・・・・冷却水噂霧ノズル、16・・・・・・低圧段と
高圧段との境の仕切板兼散水トレイ、20・・・・・・
冷却水水源、21・・・・・・給水ポンプ、25・・・
・・・復水ポンプ、26・・・・・・冷却塔、27・・
・・・・冷却水水源となる冷却塔の集水溜、A・・・・
・・排気蒸気流、B・・・・・・散水トレイから散布さ
れる自然流下式の散水水滴流、C・・・・・・噴霧ノズ
ルから噴霧される水滴流。 才1図 オ2図 才3図 オム図 方5図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 器内の上部に冷却水噴霧ノズルを設置し、該噴霧ノ
    ズルへ器内圧力よりも高い圧力の冷却水を冷却水源より
    供給して器内へ噴霧させる上位配置の低圧段復水器と、
    該低圧段復水器の下方に並べて配置され、かつ前記低圧
    段復水器の底部に貯留する復水と冷却水との混合水を冷
    却水として器内へ上方より自然流下式に散布させる下位
    配置の高圧段復水器との組合せよりなり、各段復水器の
    蒸気入口を個別に蒸気タービンの排気側に連通接続して
    排気蒸気を凝縮し、復水させるようにしたことを特徴と
    する直接接触式多段圧復水器。
JP5953279A 1979-05-15 1979-05-15 直接接触式多段圧復水器 Expired JPS6026956B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5953279A JPS6026956B2 (ja) 1979-05-15 1979-05-15 直接接触式多段圧復水器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5953279A JPS6026956B2 (ja) 1979-05-15 1979-05-15 直接接触式多段圧復水器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS55152384A JPS55152384A (en) 1980-11-27
JPS6026956B2 true JPS6026956B2 (ja) 1985-06-26

Family

ID=13115964

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5953279A Expired JPS6026956B2 (ja) 1979-05-15 1979-05-15 直接接触式多段圧復水器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6026956B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60148872U (ja) * 1984-03-07 1985-10-03 富士電機株式会社 直接接触式多段圧復水器
DE102012220199A1 (de) * 2012-11-06 2014-05-08 Efficient Energy Gmbh Verflüssiger, Verfahren zum Verflüssigen und Wärmepumpe
CN105674761B (zh) * 2016-04-13 2018-07-03 成都信息工程大学 混合冷凝器

Also Published As

Publication number Publication date
JPS55152384A (en) 1980-11-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8567768B2 (en) Direct-contact steam condenser
US20020195729A1 (en) Evaporative cooler
US4353217A (en) Direct contact type multi-stage steam condenser system
US6233941B1 (en) Condensation system
CN112960715A (zh) 一种高温污水自脱盐多效蒸馏设备
US2848197A (en) Condenser
JPS6026956B2 (ja) 直接接触式多段圧復水器
CN205461092U (zh) 精馏系统
US4145245A (en) Double-effect evaporator
JPH04254188A (ja) ジェットコンデンサー
CN114857948A (zh) 无冷却白汽的低压废蒸汽处理系统及其控制方法
US6619042B2 (en) Deaeration of makeup water in a steam surface condenser
US3391911A (en) Mixing condensers
US5766320A (en) Integral deaerator for a heat pipe steam condenser
US3619378A (en) Multistage vertical flash distillation apparatus having low heat consumption
EP2875302B1 (en) Hybrid condenser
US2916260A (en) Condenser deaerator
CN104930871A (zh) 一种蒸发式冷凝器
US3134644A (en) Production of super phosphoric acid
CN2833480Y (zh) 汽水分离型双曲逆流自然通风湿式节水冷水塔
JPS6096889A (ja) 蒸気および冷却水直接々触復水器
WO2011004205A1 (en) Mixing condenser
RU2204099C2 (ru) Градирня
SU802189A1 (ru) Вакуумна деаэрационна установка
JPS5974491A (ja) 直接接触式復水器