JPS6026880Y2 - イオン水生成装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は飲料水（水道水、井戸水等）を電気分解して
活性化のカルシウムイオン等を含む医療用水として有効
なアルカリ性水と、化粧用水として有効な酸性水とを生
皮するイオン水生成装置に関腰特に取扱い並びに生成水
の使用を容易にしかつ生成効率を高めたもので、その実
施例を以下図面に基づいて説明すると、この装置は、載
置台１の一側部にタイマー、電源スィッチその他の電気
制御回路を内蔵したボックス２を立設し、かつその上部
蓋体３を起伏自在に取付けて成る本体Ａと、前記載置台
１上に載置される上面が開口した外容器Ｂと、この外容
器Ｂに収容される上面が開口した内容器Ｃとから構成さ
れている。

前記本体Ａは載置台１とボックス２とを正面り字型を呈
するように一体に構成され、前記ボックス２の正面には
、生成処理時間を設定するためのタイマー用ツマミ４が
設けられ、またボックス２の上部に起伏自在に取付けた
蓋体３の内面には、その中心位置に１本の陽電極５ｐが
、またこの陽電極５ｐと間隔をおいて２本の陰電極５ｎ
、５ｎがそれぞれ垂設されており、この陰電極５ｎ、５
ｎはその先端部が円板状５ｎ′、５０′をなして陽電極
５ｐとの対向面積が大きく形成されている。

そして各電極はボックス２内に装備された電気制御回路
と電気的に接続され、前記蓋体３の上面には把柄６が設
けである。

外客器Ｂは例えば透明の合成樹脂から戒り、その一側面
に取手７が設けである。

また前記内容器Ｃは、外容器Ｂとの間に空間部ａを有す
るように小型に形成されており、その前後面には円形の
窓孔８，８が対称に設けられ、この窓孔８．８の位置に
押えリング９，９を介して隔膜板１０．１０がそれぞれ
交換可能に取付けられている。

この内容器Ｃの上面開口部周縁には、これらを外容器Ｂ
内に収容したとき、外容器Ｂの上面開口部を閉じる鍔部
１１が設けてあり、この鍔部１１に蓋体３を倒伏したと
き陰電極５ｎ、５ｎを容器ＢとＣとの間の空間部に臨ま
せる開孔１２，１２と、外方に突出する舌片１３，１３
とがそれぞれ設けられている。

しかして使用に際しては、外容器Ｂ及び内容器Ｃ内にそ
れぞれ処理水を注入し、かつ内容器Ｃ内に所定量の乳酸
カルシウムを投入して、外容器Ｂ内に内容器Ｃを収納す
ることにより外容器Ｂの上面開口部を鍔部１１により塞
ぎ、次いで蓋体３を倒伏して内容器Ｃの上面開口部を閉
じる。

すると陰電極５ｎ、５ｎは開孔１２，１２を介して両容
器ＢとＣとの間に空間部ａに臨み、かつ陽電極５ｐは内
容器Ｃの中央部に垂下する。

従ってこの状態でツマミ４を操作し、一定時間両電極５
ｐと５ｎとの通電すると処理水は電気分解され、陰電極
５ｎ側即ち外容器Ｂ側にはアルカリ水が、また陽電極５
ｐ側即ち内容器Ｃ側には酸性水がそれぞれ生皮される。

この場合陰電極５ｎ、５ｎの先端部は隔膜板１０．１０
と対向して円板状５ｎ′、５０′をなしているために陽
電極５ｐに対する対向面積が拡大され生成効率を高める
ことができ、また円板状５０′、５ｎ′に複数に孔５ａ
を穿設したので生成水の対流効果が良好となるものであ
る。

なお前記陽電極５ｐは棒状のものを示したが、これに限
定することなく板状のものやリング状のものであっても
よく、このリング状の陽電極を構成するときは第３図Ａ
、 Ｂに示すように導電金属線たとえはチタン白金メツ
キ線をリング状に形威し、該線材１５の基端１５ａを導
電金属たとえばステンレス棒１６の先端に埋設して固着
する。

そしてステンレス棒１６および線材１５の基端部１５を
樹脂によって被覆し、またステンレス棒１６の後端には
ねじ孔１７を穿設する。

そして樹脂１８によって被覆したステンレス棒１６を蓋
体３に設けられた孔１９内に嵌入するとともに蓋体３の
内部から電気制御回路と接続する端子２０を介してねじ
２１によって螺着固定するものである。

以上のように本願によれば本体が載置台の一側部に電気
制御回路を内蔵したボックスを立設し、このボックスの
上部に蓋体を起伏自在に取付けた構成から戒り、かつこ
の蓋体の内面に陽、陰電極を垂設したので電気制御回路
と陽、陰電極との電気的接続が容易に行うことができる
と共に陰電極の先端部は円板状をなして陽電極に対する
対向面積を大きくしたので生成効率を高めることができ
、さらに内容器を内部に収納した状態で外容器を載置台
上に載置し或いは載置台から取外し、かつその上面を蓋
体の起伏により開閉する構成であるので、取扱い並びに
生成水の取出しが極めて容易で使用に便利であり、かつ
体をコンパクトに構威し得るなどの利点を有する。

【図面の簡単な説明】

図面は本願の実施例を示すもので、第１図は分解した正
面図、第２図は蓋体を閉じた状態を示す縦断側面図、第
３図Ａはリング状陽電極の平面図、第３図Ｂは同縦断正
面図、第４図は第３図のものが蓋体に取付いた状態を示
す縦断正面図である。 図面において、Ａは本体、Ｂは外容器、Ｃは内容器、１
は載置台、２はボックス、３は蓋体、５ｐは陽電極、５
ｎは陰電極、８は窓孔、１０は隔膜板、１２は開孔、１
５はリング状の線材、１６はステンレス棒である。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 載置台の一側部に、電気制御回路を内蔵したボックスを
   立設すると共に、該ボックスの上部に、内面中心部に陽
   電極や、この陽電極と間隔をおいて先端部が拡大して円
   板状をなす陰電極がそれぞれ垂設された蓋体を起伏自在
   に設けてなる本体と、前記載置台上に載置され、かつ上
   面が開口している外容器と、該外容器内にそれとの間に
   空間部を有するように収容され、かつ上面が開口し壁面
   に隔膜板を具えると共に、前記外容器の上部縁に載置さ
   れる鍔部を設けた内容器とからなり、前記鍔部に前記陰
   電極を挿入する開孔部を設けたことを特徴とするイオン
   水生成装置。