JPS6026695A - 油井管継ぎ手 - Google Patents
油井管継ぎ手Info
- Publication number
- JPS6026695A JPS6026695A JP13512183A JP13512183A JPS6026695A JP S6026695 A JPS6026695 A JP S6026695A JP 13512183 A JP13512183 A JP 13512183A JP 13512183 A JP13512183 A JP 13512183A JP S6026695 A JPS6026695 A JP S6026695A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- layer
- plating
- thickness
- metal
- soft
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Earth Drilling (AREA)
- Electroplating Methods And Accessories (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は、油井管をネジ部とメタルシール部で互に接続
する場合に、その継ぎ手部分に耐焼付性に優れた多、層
メッキを施した油井管継ぎ手に関する。
する場合に、その継ぎ手部分に耐焼付性に優れた多、層
メッキを施した油井管継ぎ手に関する。
従来技術
゛油井管の接続は、容管に設けたネジ部とメタルシール
部を、潤滑剤を介して締め付は密着することによって行
われる。
部を、潤滑剤を介して締め付は密着することによって行
われる。
この際、油井管の接続は特に高気密が要求されるので、
強くネジ締めが行われ、そのため、金属同志の摩擦、発
熱により継ぎ手部分に焼付が発生する。
強くネジ締めが行われ、そのため、金属同志の摩擦、発
熱により継ぎ手部分に焼付が発生する。
この焼付を防止tするために、ネジ部、シール部に、(
1)潤滑剤の保持性を高めるために、化成処理(リン酸
塩、シュウ酸塩処理)や、ショツトブラスト処理を施す
方法。(2)焼付防止用メッキを施す方法が行われてい
る。
1)潤滑剤の保持性を高めるために、化成処理(リン酸
塩、シュウ酸塩処理)や、ショツトブラスト処理を施す
方法。(2)焼付防止用メッキを施す方法が行われてい
る。
(2)の焼付防止用メッキとしては、Cr、Cu、Zn
等が用いられている。特にCrは高融点金属であり、摩
耗係数も低く、焼付が起こらない利点を有する。しかし
、Crを直接メッキすると母材との密着性が悪いので、
Crメッキを行う前に、Cr、Ni、Cu等で1〜2#
L程度の薄いストライクメッキを施して2重メッキにす
る必要がある。この場合密着性がよい為、剥離は大幅に
減少し、対焼付性は向上する。しかし、(1)、(2)
のような焼付防止法も未だ充分と言えないのが現状であ
り、より完全な方法が要望されていた。木発明者らは、
」二記従来技術について研究した結果、Crは塑性変形
能が小さい為、破断した場合高硬度の小さなCr破片が
母材にくい込み、これが焼付の原因になることを知見し
た。
等が用いられている。特にCrは高融点金属であり、摩
耗係数も低く、焼付が起こらない利点を有する。しかし
、Crを直接メッキすると母材との密着性が悪いので、
Crメッキを行う前に、Cr、Ni、Cu等で1〜2#
L程度の薄いストライクメッキを施して2重メッキにす
る必要がある。この場合密着性がよい為、剥離は大幅に
減少し、対焼付性は向上する。しかし、(1)、(2)
のような焼付防止法も未だ充分と言えないのが現状であ
り、より完全な方法が要望されていた。木発明者らは、
」二記従来技術について研究した結果、Crは塑性変形
能が小さい為、破断した場合高硬度の小さなCr破片が
母材にくい込み、これが焼付の原因になることを知見し
た。
発明の目的
本発明は上記知見に基づくもので、従来法に比して、更
に優れた耐焼付性を具備した油井管継ぎ手を提供するも
のである。
に優れた耐焼付性を具備した油井管継ぎ手を提供するも
のである。
発明の構成
キ
本発明は、油井管のX9部、及びシール部に、2弘以上
の軟質金属を下層にメッキし、最上層には全メッキ厚の
繕以下の厚さで、Cr、Mo、W合金のうちの1種をメ
2キし、全メッキ厚が3〜50ルである多層メッキを施
したものである。低硬度で塑性、変形し易い軟質金属と
しては、Cu、Zn、Sn、Pb等が適している。本発
明の多層メッキにおいて、各メッキ層の厚さを規定した
のは、全メッキ厚が3p以下ではメッキ効果が無いから
で、50舊を越えるとネジ部やシール部の干渉が増し締
め付は時に剥離を起すためで、特に良好な範囲は15〜
40pLである。また、硬質層が全メッキの坏以上とな
ると塑性変形吸収i昏<なり、効果が低下する。軟質層
の厚さが2ル以下では、ストライクメッキ層の役しかし
なくなって、塑性変形吸収及び硬質破片埋込み効果が充
分得られない。
の軟質金属を下層にメッキし、最上層には全メッキ厚の
繕以下の厚さで、Cr、Mo、W合金のうちの1種をメ
2キし、全メッキ厚が3〜50ルである多層メッキを施
したものである。低硬度で塑性、変形し易い軟質金属と
しては、Cu、Zn、Sn、Pb等が適している。本発
明の多層メッキにおいて、各メッキ層の厚さを規定した
のは、全メッキ厚が3p以下ではメッキ効果が無いから
で、50舊を越えるとネジ部やシール部の干渉が増し締
め付は時に剥離を起すためで、特に良好な範囲は15〜
40pLである。また、硬質層が全メッキの坏以上とな
ると塑性変形吸収i昏<なり、効果が低下する。軟質層
の厚さが2ル以下では、ストライクメッキ層の役しかし
なくなって、塑性変形吸収及び硬質破片埋込み効果が充
分得られない。
図面によって、本発明を更に説明すれば、本発明におい
て、下層2の軟質金属は、一般に母材金属4との密着性
もよく、基本的には最上層lの硬質メッキ層との2層メ
ッキで充分であるが、母材材質が含Ni鉄合金系であっ
たり、特に厚いメッキ層を必要とする場合には、Ni等
のストライクメンキ層3の上に本発明の多層メッキを行
ったり、「軟質層と硬質層の間に他の金属でメッキを行
ったり、」軟質金属で2層以上のメッキをすることもあ
る。このような場合も、本発明の実施に含まれることは
勿論である。
て、下層2の軟質金属は、一般に母材金属4との密着性
もよく、基本的には最上層lの硬質メッキ層との2層メ
ッキで充分であるが、母材材質が含Ni鉄合金系であっ
たり、特に厚いメッキ層を必要とする場合には、Ni等
のストライクメンキ層3の上に本発明の多層メッキを行
ったり、「軟質層と硬質層の間に他の金属でメッキを行
ったり、」軟質金属で2層以上のメッキをすることもあ
る。このような場合も、本発明の実施に含まれることは
勿論である。
本発明においては、多層メッキを施すことにより、(1
)最上層lにかかる塑性変形を、下層2の軟質金属が吸
収し、硬質金属メッキ層の破断が比較的大きくなる為、
剥離することが小い。
)最上層lにかかる塑性変形を、下層2の軟質金属が吸
収し、硬質金属メッキ層の破断が比較的大きくなる為、
剥離することが小い。
(2)締め付は時に大きな圧縮応力を受けて硬質金属メ
ッキ層が破断しても、破片が下層の軟質金属層2に埋ま
るような形になり、剥離せずに接続部分の大部分を硬質
メッキ層が覆っていることになり、耐焼付性が向上する
。
ッキ層が破断しても、破片が下層の軟質金属層2に埋ま
るような形になり、剥離せずに接続部分の大部分を硬質
メッキ層が覆っていることになり、耐焼付性が向上する
。
(3)締め付は時に使用する油性の潤滑剤(コンパウン
ド)が硬質メッキ層に発生した割れ目5を埋め、一種の
オイルレス軸受のような作用をして、焼付防止効果が得
られる。
ド)が硬質メッキ層に発生した割れ目5を埋め、一種の
オイルレス軸受のような作用をして、焼付防止効果が得
られる。
以上の(1)〜(3)の総合効果のより、本発明の多層
メッキでは、従来の1層メッキ、あるいは薄いストライ
クメッキ層を有する2層メッキより、更に優れた耐焼付
性を有するものである。
メッキでは、従来の1層メッキ、あるいは薄いストライ
クメッキ層を有する2層メッキより、更に優れた耐焼付
性を有するものである。
次に、本発明の実施例を示す。
実施例
外! 139.? 、肉厚7.72 の油性管の継ぎ手
部に、Nol〜Nol0の多層メッキを施した。Mai
lは比較例である。各実施例のパワータイト試験、ゴー
リング発生トルク等の性能を表に一括して示す。
部に、Nol〜Nol0の多層メッキを施した。Mai
lは比較例である。各実施例のパワータイト試験、ゴー
リング発生トルク等の性能を表に一括して示す。
比較例
第3図は、比較材として、それぞれ、化成被膜(リン酸
Zn) 、 Znメッキ(10g) 、Cuメンキ(1
0JL)を施した3つの継ぎ手を、実施例として、下C
v/ 層に10gのCuメッキ層、上層に5牌の刺メッキ層を
施した継ぎ手をえらび、摩擦係数変化試験機で測定した
結果をグラフに示したものである62層メッキの実施例
は、比較材の2〜5倍の耐焼付性能を有することが分か
る。
Zn) 、 Znメッキ(10g) 、Cuメンキ(1
0JL)を施した3つの継ぎ手を、実施例として、下C
v/ 層に10gのCuメッキ層、上層に5牌の刺メッキ層を
施した継ぎ手をえらび、摩擦係数変化試験機で測定した
結果をグラフに示したものである62層メッキの実施例
は、比較材の2〜5倍の耐焼付性能を有することが分か
る。
発明の効果
本発明によれば、メッキ層を多層化することにより、単
層には見られない物性が出て、硬い高融点の表面と軟質
で塑性変形能を有する下層からなるメッキ層により、潤
滑油保持性と摩擦係数の低い性質が得られ耐焼付性が従
来品に比較して大「IJに向上する。さらに、本発明の
継ぎ手部は石油井戸の悪環境(H2S等)で使用しても
、」二層にCr、 No、 W合金等のメッキ層を有し
ているため、これが下層のCu、Zu、Pb、Sn等の
腐食を防ぎ従来品に比しはるかに優れた対食性を有する
。
層には見られない物性が出て、硬い高融点の表面と軟質
で塑性変形能を有する下層からなるメッキ層により、潤
滑油保持性と摩擦係数の低い性質が得られ耐焼付性が従
来品に比較して大「IJに向上する。さらに、本発明の
継ぎ手部は石油井戸の悪環境(H2S等)で使用しても
、」二層にCr、 No、 W合金等のメッキ層を有し
ているため、これが下層のCu、Zu、Pb、Sn等の
腐食を防ぎ従来品に比しはるかに優れた対食性を有する
。
第1図は、最下層にストライクメッキ層を設けた本発明
の一実施例を示す説明図。第2図は、強い締め付は力に
よって最上層が破断した状態を示す説明図。第3図は、
本発明の実施例と従来法によるものとの摩擦係数の試験
結果を示す図。 1 最上層 4 母材 2 下層 5 潤滑剤溜り 3 ストライクメッキ層 代理人 弁理士 佐々木俊哲 第1因 第2図
の一実施例を示す説明図。第2図は、強い締め付は力に
よって最上層が破断した状態を示す説明図。第3図は、
本発明の実施例と従来法によるものとの摩擦係数の試験
結果を示す図。 1 最上層 4 母材 2 下層 5 潤滑剤溜り 3 ストライクメッキ層 代理人 弁理士 佐々木俊哲 第1因 第2図
Claims (1)
- ネジ部又は、及びメタルシール部に、最上層はCr、M
o、W合金のうちの1種を、下層は低硬度で塑性変形し
易い軟質金属で、全厚さ3〜50に、最上層の厚さは全
メッキ厚 さの局以下、軟質金属部の厚さ2ル以上とす
る、少くとも2層以上の多層メッキを施したことを特徴
とする油井管継ぎ手。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13512183A JPS6026695A (ja) | 1983-07-26 | 1983-07-26 | 油井管継ぎ手 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13512183A JPS6026695A (ja) | 1983-07-26 | 1983-07-26 | 油井管継ぎ手 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6026695A true JPS6026695A (ja) | 1985-02-09 |
Family
ID=15144309
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13512183A Pending JPS6026695A (ja) | 1983-07-26 | 1983-07-26 | 油井管継ぎ手 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6026695A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6027145A (en) * | 1994-10-04 | 2000-02-22 | Nippon Steel Corporation | Joint for steel pipe having high galling resistance and surface treatment method thereof |
US8857857B2 (en) | 2006-09-14 | 2014-10-14 | Nippon Steel & Sumitomo Metal Corporation | Threaded joint for steel pipes |
US9470044B1 (en) | 2015-07-06 | 2016-10-18 | Pegasis S.r.l. | Threaded connection having high galling resistance and method of making same |
WO2020021691A1 (ja) * | 2018-07-27 | 2020-01-30 | 日本製鉄株式会社 | 管用ねじ継手及び管用ねじ継手の製造方法 |
-
1983
- 1983-07-26 JP JP13512183A patent/JPS6026695A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6027145A (en) * | 1994-10-04 | 2000-02-22 | Nippon Steel Corporation | Joint for steel pipe having high galling resistance and surface treatment method thereof |
US8857857B2 (en) | 2006-09-14 | 2014-10-14 | Nippon Steel & Sumitomo Metal Corporation | Threaded joint for steel pipes |
US9470044B1 (en) | 2015-07-06 | 2016-10-18 | Pegasis S.r.l. | Threaded connection having high galling resistance and method of making same |
US10246948B2 (en) | 2015-07-06 | 2019-04-02 | Pegasus S.R.L. | Threaded connection having high galling resistance and method of making same |
WO2020021691A1 (ja) * | 2018-07-27 | 2020-01-30 | 日本製鉄株式会社 | 管用ねじ継手及び管用ねじ継手の製造方法 |
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