JPS6026347Y2 - 太陽熱の追尾集光集熱を行う放物面鏡体支持骨格 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、太陽熱の追尾集光集熱を行う放物面鏡体支持
骨格に関し、更に詳しくは、大型放物面反射集鏡の骨組
構造において、放物面鏡体を支持する支持梁を成形加工
すると共に、奇数に分割して組付け、更にこの支持梁と
縦通し材を井桁で組合せて構成する支持骨格に関するも
のである。

太陽熱の集光集熱を行う放物面鏡体は、集熱量の増大及
び投資償却の効率化から大型化することが得策であるこ
とは述べるまでもないことであるが、この鏡面体を大型
化するには莫大な重量となり、組立も困難で精度的にも
問題が出易い。

即ち、通常の集熱器の放物線曲面は、高精度が要求され
るため、薄金属板製鏡体を支持する支持骨格の鏡体支持
面は金属製、アングル材で造ったトランス組立締結構造
式は金属板の溶接による組立構造の上、更に鏡面体を支
える基準面は機械加工等によらねばならない。

従って上述のように大型化となることにより莫大な重量
更には高額なものとなる。

そこで、本発明は、斯様な欠点に鑑み対処せんとするも
ので、鏡面体を支える支持梁を成形加工による成形品を
使用した鏡体支持骨格により、鏡体支持面を構築し、軽
量化となし、更にまた鏡面体が大型化すれば、成形部品
も大型化させなければならないが、支持梁を奇数に分割
した分割構成としてこれを接合せ構造として高精度の性
能を得るようにしたものである。

即ち、支持骨格を高精度化し、かつ大量生産化すると共
に軽量化、更に組立ての安易化を図ることを目的とした
ものである。

以下本考案に係る放物面鏡体支持骨格の実施例を添付図
面に基いて具体的に説明する。

１は、縦梁２と横梁３で枠組された基本骨格で、縦梁２
と横梁３の継手部にはブラケット４を備え、基本骨格１
に成形加工品からなる支持梁５を取付ける。

支持梁５は、薄鋼板を用い、プレス加工で放物曲面ａの
バット形断面構造に成形し、しかもこれを奇数の単位体
５１〜５５に分割し、その内の１ケの単位体５１を谷底
中心部において左右にまたがせるように単位体５□〜５
５を継手部材６により接続して設けである。

また支持梁５のフランジ５ａは、同じバット形断面構造
の縦通し材７のフランジ７ａ上に重ねて連結する。

縦通し材７は支持梁５に間隔をおいて直角に配して各フ
ランジ部をボルト等の固定具８で固定しである。

支持梁５の放物曲面ａ上には複数の放物鏡面体９に配し
て支持している。

また第６図は、支持梁５の別の実施例で、フランジ５ａ
を基準面・とじた支持梁５を間隔をおいて配し、更に支
持梁５には間隔をおいて孔１１を穿って溝内と支持梁間
に管１０を介在してこの孔１１及び管１０１こ軸１２を
挿通して支持梁５を井桁に組合せである。

更は第８図は支持梁の他め実施例で、支持梁５は中心を
境にして左右両端に従うて縦幅を小さくじたもので、端
末の軽量化により全体の重量が端部側で軽くなり精度が
向上でき、風圧による影響も少なくなる。

また端部の剛性が、下・部と同一である場合ねじれ、た
わみ等による形状変化の打消しが下部に集中する可能性
があるが、全体剛性の釣合がとれるようにする。

本考案は、前記のように、支持梁５を成形加工によりバ
ット形断面構造にし、縦通し材と井桁に組合わせ剛性を
得るようにした支持骨格であって、集光集熱する放物線
曲面は、反射特性のよい可撓追従性のある薄金属板を使
用するため機械加工を施すことなく高精度が得られ、し
かもバット形断面に成形されているためバット底部を放
物線曲面とすれば精度が出易い。

またフランジを用いることによって組合せが容易となる
。

更に成形加工による支持梁とすることにより、軽量構造
となり、更に大量生産性、均−性等の効果がある。

更に支持梁５を奇数の単位体に分割し、この単位体を１
ケを谷底中心部を境にして左右に継手部材を用いて単位
体を接合せて構成することによって、谷底中心部の剛性
が向上し、端部の精度が出易くまた端部のみの修正矯正
し易い。

更に成形加工作業も分割することによって容易であり、
組立作業が狭い場所や運搬に便利である等の特徴がある
。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案に□係る太陽熱の追尾集光集熱を行う放物
面鏡体支持管路の実施例を示したもので、第１図は正面
図、：第２図は上面図、第３図は奇数に分割した支持梁
め拡大正面図、第４図は支持梁と縦通し材組付は構造の
一部の斜視図、第５図は第４図の一部拡大側面図、第６
図は支持梁の他の実施例を示した一部斜視図、第７図は
、継牟部材を用いて単位体を接続した支持梁の他の実施
例の正面図、第８図は第７図の一部拡大斜視図である。 １・・・・・・基本骨格、２・・・・・・縦梁、３・・
・・・・横梁、４・・・・・・ブラケット、５・晶・支
持梁、５１〜５．′・・・・・・単位体、５ａ・・・・
・・フランジ、６・・・・・・継手部材、７・・・・・
・縦通し材、７ａ・・・・・・フランジ、８・・・・・
・固定具、９・・・・・・放物鏡面体、１０・・・・・
・管、１１・・・・・・孔、１２・・・・・・軸、ａ・
・・・・・放物曲面。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 １ 太陽熱の集光集熱を行うための面沿表面積１３ｄ以
   上の樋型放物面鏡における鏡体を支持する支持梁におい
   て、この支持梁を、薄金属板により放物曲面を有するハ
   ツト形断面構造に成形加工して、この支持梁を間隔をお
   いて配し、支持梁と縦通し材で井桁上に組合せて支持骨
   格として、前記放物曲面上に放物面鏡体を取付けた太陽
   熱の追尾集光集熱を行う放物面鏡体支持骨格。 ２ 支持梁と縦通し材をハツト形断面構造に成形し、支
   持梁のフランジと縦通し打倒のフランジを直角方向に重
   ねて固定具で固定し、支持梁の放物曲面上に鏡体を取付
   けた実用新案登録請求の範囲第１項記載の太陽熱の追尾
   集光集熱を行う放物面鏡体支持骨格。 ３ 支持梁を奇数個に分割成形し、その単位体の１ケを
   谷底中央部にして、左右に継手部材で接続した実用新案
   登録請求の範囲第１項記載の太陽熱の追尾集光集熱を行
   う放物面鏡体支持骨格。 ４ 支持梁は端部の縦幅を小さくした実用新案登録請求
   の範囲第１項記載の太陽熱の追尾集光集熱を行う放物面
   鏡体支持骨格。