JPS60256385A - 酵母においてヘテロローガスポリペプチドを効率よく発現するための方法、ベクターおよび形質転換体 - Google Patents

酵母においてヘテロローガスポリペプチドを効率よく発現するための方法、ベクターおよび形質転換体

Info

Publication number
JPS60256385A
JPS60256385A JP10680585A JP10680585A JPS60256385A JP S60256385 A JPS60256385 A JP S60256385A JP 10680585 A JP10680585 A JP 10680585A JP 10680585 A JP10680585 A JP 10680585A JP S60256385 A JPS60256385 A JP S60256385A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
yeast
plasmid
growth
nucleotide sequence
gene
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10680585A
Other languages
English (en)
Inventor
トーマス・ドミニツク・インゴリア
チエリル・アン・ベツケイジ・ニー・ブラツゼル
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Eli Lilly and Co
Original Assignee
Eli Lilly and Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Eli Lilly and Co filed Critical Eli Lilly and Co
Publication of JPS60256385A publication Critical patent/JPS60256385A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
  • Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の分野 本発明は、ヘテロローガスポリペプチドをコードつけて
いるヌクレオチドの高レベルの発現を誘導する方法を提
供するものである。かかる方法は、翻訳解読フレーム内
において、酵母YG100遺伝子の転写および翻訳活性
化配列および生理活性を有するポリペプチドをコードつ
けているヌクレオチド配列を含んでいるDNAで形質転
換された酵母細胞を培養することからなる。高レベルの
発現別 は、定常増殖期またはその付近でこの形質転換酵母細胞
を培養することにより達成される。あるいは、好気性培
養の後、この形質転換された酵母細胞をまず嫌慨性条件
に付し、次いで好気性条件に付してもよい。無酸素状態
から回復させ、適当な温度にて、定常増殖期またはその
付近で培養することにより、酵母YG100G100転
写活性化溝され、その結果、生成物が効率良く発現され
る。
本発明はさらに、前記方法を用いるのに必要な組換えD
NA発現ベクターおよび形質転換体を提供するものであ
る。
酵母における組換えDNA技術の開発及び利用法は、一
般にベクター類および高レベルでの遺伝子発現法が不足
していることより制約されて来た。
PGK〔ドブソンら、ヌクレイツク・アシツズ・リサー
チ(Dobsonet a++、 Nucleic A
c1ds″) R85o、619、。8゜6゜5 (1
98゜) )JE。
2〔カサダバンら、メソツズ・イン・エンザイモロジー
(Ca5adaban et al□Methods 
inEnzymology )100(Bl: 293
 (1983) )、HI S C)−ナヒューラ、ジ
ー:/ (Donahue et al、。
Gene)18:47(1982)、シルバーマンら、
モレキュラ・アンド・セリュラ・バイオロジー(Sil
verman et al、、Mol k Ce1lu
1.Bio ) 2 :1212(1982))および
ADH(ラッセルら、ジャーナル・オブ・バイオロジカ
ル中ケミスト リ − (Russel ccal 、
J 、 Biol、Chem)258:2674(19
83〕〕プロモーターシステムは公知であるが、酵母に
おいてヘテロローガスなポリペプチドを発現させるのに
利用し得るその他のDNA配列および方法はほとんどな
い。本発明は、効率よく遺伝子を発現させる方法を提供
することによりこの問題を緩和するのに貢献し、従って
、技術分野におけるめざましい進歩を意味するものであ
る。
本明細書において開示される本発明に関して、次に挙け
る語を以下の様に定義する。
組換えDNA発現ベクター:自律的複製またはゲノム組
込みが可能なあらゆる作用物質であって。
lもしくはそれ以上の転写および翻訳活性化配列カ挿入
されたDNA分子からなる。プラスミドが挙げられるが
これに限定されない。
転写活性化配列:DNAをm T(N A転写物に転写
するためのDNA配列。
翻訳活性化配列:mRNA転写物をペプチドまたはポリ
ペプチドに翻訳するためのDNA配列翻訳開始シグナル
:翻訳開始コドンをコードつけているDNA)リプレッ
ト 翻訳停止シグナル:翻訳停止コドンをコードつけている
DNAトリプレット 形質転換:受容宿主細胞にDNAを導入し、遺伝子型を
変えること。
形質転換体:形質転換を受けた受容宿主細胞。
制限フラグメント:1またはそれ以上の制限酵素の作用
により生じた線状DNA0 レプリコンまたは複製開始点二組換えDNAクローニン
グおよび発現ベクターの複製をコントロール(制御〕す
るDNA配列。
機能性ポリペプチド:回収可能な生理活性へテロローガ
スポリペプチドまたは前駆体、ヘテロローガスポリペプ
チドとホモローガスポリペプチドの一部または全体から
なる回収可能な生理活性ポリペプチド、またはへテロロ
ーガスポリペプチドと、特異的に開裂し得る生理不活性
なポリペプチドからなる回収可能な生理的に不活性な融
合ポリペプチド。
融合遺伝子産物:ホモローガスなポリペプチドの一部ま
たは全体を含んでいる回収可能なヘテロローガスポリペ
プチド。
発明の詳細 な説明は、自律的復製またはゲノム組込みが可能な、選
択可能なりNAであって、翻訳解読フレーム内に酵母Y
G100遺伝子の転写および翻訳活性化配列および機能
性へテロローガスポリペプチトヲコードしているヌクレ
オチド自己列を、含んでいるDNAで形質転換した酵母
細胞を、(11増殖および遺伝子発現に適した条件下で
、定常増殖期またはそのイ」近で培養するか、または、
該形質転換細胞を、 (2)好気性増殖に適した条件下で培養し、に (3)その好気ツタ殖させた細胞を嫌気性増殖に適した
条件下で培養し、そして (4)その嫌気的に増殖させた細胞を好気性増殖および
遺伝子発現に適した条件下で培養する(たたし、所望に
より工程+21. +31または(4)のいずれかにお
ける培養を、定常増殖期またはその付近で行なうこと、
および好気性増殖の条件に戻した時に誘導が起こるのに
十分な時間、嫌気性増殖条件に維持することを条件とす
る) 工程からなる、酵母YG100遺伝子の転写および翻訳
制御下にあるヌクレオチド配列の高レベルの発現を誘導
する方法を提供するものである。
本発明は、さらに前記方法を実施するのに用いられる組
換えDNA発現ベクターおよび形質転換体を提供するも
のである。
本発明は、プラスミドplT120の〜1.3kb、)
 Bg11]−BamHI7ラグメントをBamHI−
消化プラスミドpMc1587 に結紮することにより
酵母yciOO遺伝子の転写および翻訳活性化配列を含
んでおり、これは、ノーザン・ジージョナル・リサーチ
・ラボラトリ−(Norchern Regional
Reserch Laboratory Peorid
a、l1linois ) ニ寄託されて永久保存培養
菌株となっているE、Co11K12 JA221/p
IT120より得られる。該株は、このプラスミドの好
ましい供給源および保存株として、寄託番号NRRLB
−15603号で入手できる。このプラスミドpMc1
587出発物質は、pBR322レプリコン、アンピシ
リン耐性遺伝子、酵母2ミクロンDNAからの配列、L
EU2遺伝子、およびLacZ遺伝子の第8番目のアミ
ノ酸に関する暗号情報内にBamHIサイトを含んでい
る改良されたラックオペロンを含んでいる。
該プラスミドは、ノーザン・ジージョナル・リサー チ
ーラホラトIJ −(Northern Region
al Re5earchLaboratory、Peo
ria、 l1linois )に寄託され、永久保存
培養菌株となっているE、coli K12JA221
/PMC1587より得られる。該株は。
このプラスミドの好ましい供給源および保存株として寄
託番号NRRL B−15442号で入手できる。
プラスミ)−pIT 120 (D〜1.3 Kb B
al■−BamHIフラグメントは、前記の転写および
翻訳活性化配列およびYG 100遺伝子の暗号配列の
一部を含む。この〜1,3KbフラグメントのBamH
Iサイトでの翻訳解読フレームは、プラスミドPMC1
587における先端切断β−ガラクトシダーゼ遺伝子の
BamHI サイトにおけるものと同じである。従ッテ
、前記L7)〜1.3 Kb Egl I I −Ba
mHI7ラグメントをpMc1587のBamHIザイ
トに(適切な配向て)結紮すると、yci o o −
LacZ 融合遺伝子生成物をコードつけるプラスミド
が得られる。得られたプラスミド(本明細書中ではこの
プラスミドをplT 210 と呼ぶ〕は〜17.5k
bであって、本発明の目的のために用いられる。プラス
ミドpIT210の制限サイト地図を添付の第1図に示
す。
本発明の方法をさらに例示する他のプラスミドも組立て
ることができる。例えば、プラスミドpIT120の〜
Q、21 kb Xbal −TaqI #ヨヒ〜7k
b XbaI −B amHI 7ラグメント、プラス
ミドpNM587.4−4 のw □、25 kb l
−1ph I −B arrf(Iフラグメントおよび
以下のリンカ−配列:、・μT丁CんλCんVuTんυ
函GAGATAAACA丁rcTATfcGTGTAG
[[1’I’C’TTTTCATTAG’ITCATA
A■GTrC″TTTGT17rTTAAG丁r〔図中
、Aはデオキシアデニル、Gはデオキシグアニル、Cは
デオキシシトシル、およびTはチミジルを意味する〕 を結紮すると、中間体プラスミドpIT2210か得ら
れる。プラスミドpNM587.4−4出発物質は、ノ
ーザン・ジージョナル・リサーチ・ラボラド リ −(
Northern Regional Re5each
 Laboratory。
Peoria 、 l1linois )に寄託され、
永久保存培養菌株となっているE、coJi K12 
JA221/PNM587.4−4 より得られる。該
株は、寄託番号NRRLB−15812で、このプラス
ミドの供給源および保存株として利用可能である。プラ
スミドpIT2210の〜1.6 kb Bam HI
−Bgl II 7−yグメントは、ヒトプロインシュ
リンをコードうけているヌクレオチド配列と融合した酵
母yG100ift伝子転写および翻訳活性化配列を含
有している。
前記フラグメントをBamHI−消化プラスミドYEp
24と結紮すると、例示した二機能性プラスミドpIT
3210が得られる。プラスミドYEP24はpRB5
とも称されるが、制約なしに寄託され、アメリカン・タ
イプ・カルチャー・コレクション(、American
 Type Cu1ture Co11ection、
ROCkville。
Fmryland 20852 ) 7))ら寄託番号
ATCC37051号で誰でも入手可能である。例示プ
ラスミドplT3210は〜9.3kb であり、ヒト
プロインシュリンの暗号配列と融合した酵母YG100
 転写および翻訳活性化配列の他に、プラスミドpBR
322の複製起源およびアンピシリン耐性遺伝子、酵母
由来のURA3遺伝子、および酵母2ミクロンプラスミ
ド由来の複製配列を含んでいる。該プラスミドはヒトプ
ロインシュリンをコードづけており。
本発明をさらに例証するのに有用である。プラスミドp
lT3210の制限サイト地図を添付の第1図に示す。
例示したpIT210およびpIT3210 プラスミ
ドは1両方とも通常法の変法に従って、酵母細胞の形質
転換に用いられる。(1)まず、通常の好気性条件下で
、およそ指数増殖中期まで形質転換された酵母細胞を培
養し、(2)この好気的に増殖させた細胞を約12時間
定常増殖期またはその付近まで嫌気性培養条件に付し、
(3]この嫌気的に増殖した細胞を通常の好気性培養条
件に付すことにより、YGloo 転写および翻訳活性
化配列を最も良(誘導することができる。嫌気性状態(
無酸素状態)から回復させることにより、YGloo 
転写および翻訳活性化配列か大いに誘導され、これによ
り効率よ(遺伝子が発現する。プラスミドpIT210
およびpIT321’0の場合、かかる誘導により、各
々β−ガラクトシダーゼおよびヒトプロインシュリンが
効率よく発現する。
さらに、酵母YG100 転写活性化配列は、後期増殖
期にYG100配列含有細胞を増殖させることにより誘
導することもできる。さらに詳しくは、定常プラスミド
pIT210により形質転換された細胞を定常期で培養
すると、強く誘導されてβ−ガラクトシダーゼが効率よ
く発現する。
例えば、添付の第2図に示す如く、サツカロミセス−セ
レビシェ(Saccharomyces cerevi
siae)/PIT210細胞が、通常の最少培地(ア
ミノ酸を含まない0.67%酵母窒素ベース、2%グル
コース+栄養要求体要求!m)において、最大細胞濃度
8×107個/ mlに達すると、β−ガラクトシダー
ゼのレベルは著しく増加する。プラスミドpIT321
Oにより形質転換された酵母細胞を同様に後期増殖期で
培養した場合、ヒトプロインシュリンを効率よく発現さ
せることができる。形質転換された細胞を、前記の両方
の培養条件に付すこと。
即ち、無酸素状態から回復させ、定常増殖期またはその
付近で増殖させることにより、最も効率よく最大の誘導
が起こることは、当業者は容易に理解されるであろう。
個々の一連の誘導条件1例えば、無酸素状態からの回復
は、後期増殖期における培養によってもたらされる先の
誘導により、その効率が低下したり阻害されることはな
い。その上、高い細胞濃度で誘導された細胞も、約37
℃の培養温度でさらに刺激された場合、さらに活性を増
加させる。例えば、37℃の一定温度で約16時間、定
常増殖3VJ−Lテ増殖させたサツカロミセスセレビシ
ェ/pIT210細胞は、10.170 単位のβ−ガ
ラクトシダーゼを蓄積する。このレベルは、23℃また
は30℃で細胞により蓄積されるレベルより約3または
4倍高い。温度の増加によるYG100転写および翻訳
活性化配列の誘導の程度は、添付の第4図から明らかな
プロく、さらに著しい。例えば、23℃から37℃に温
度を変化させると、約60分後に前の発現レベルより少
なくとも20倍高いβ−ガラクトシダーゼの発現レベル
にMf る。
この誘導レベルの計算値は、対照(形質転換されていな
い)酵母細胞における可変かつ有限署の非特異的加水分
解活性を計算に入れた場合もつとも高くなり、50倍に
もなる。この様に、例えは、前記の無酸素状態からの回
復、後期増殖期における培養、および培養温度の増加等
の誘導条件を組み合わせることにより、誘導が著しく向
上し、ヘテロローガスな遺伝子が最も効率よく発現され
る。
従って、この様な組み合わせは、本発明の目的にかなっ
たものである。
本発明の方法は、決して、自律的復製ベクターの使用に
限定されるものではない。例示のプラスミドplT21
0およびpIT3210における複製憤 は自律的であ
って、酵母2ミクロンプラスミドの複製配列により制御
されているが、酵母細胞ゲノムに組込まれるベクターも
組立てることができる口かかる組込みベクターの1例と
して、例示のβ−ガラクトシダーゼ暗号化プラスミミド
IT2100が挙げられる。かかるベクターは、種々の
公知の組込みベクター(プラスミドYlpl、YIp5
、およびYIP25〜33が挙げられるが、これに限定
されるものではない〕の1つに酵fUYG100転写お
よび翻訳活性化配列をクローンすることにより組立てら
れる〔ポットスタインら、ジーン(Bocsteine
tal、、Gene)8:17(1979))。さらに
、ベクターを挿入しようとしている宿主細胞由来のゲノ
ムDNAを取り込ますことにより、殆ど全てのベクター
を組込まずことができる。従って。
酵母ゲノムDNA含有ベクターで形質転換された酵母細
胞は、ホモローガスな組換えを受け、その結果、そのゲ
ノム配列を伴なったヘテロローガスDNAが組込まれる
ことになる。従って、本発明に於いては、YGloo 
転写および翻訳活性化配列をクローンするのに、多くの
自律複製および組込みベクターを用いることができる。
例示の組み込みプラスミドplT2100の詳細な組立
て方法は後記の実施例5に示す。
本発明は、非常に広範囲に利用可能であって。
機能性ポリペプチドをコードつけている実質的にありと
あらゆるヌクレオチドを、前に例示したβ−ガラクトシ
ダーゼおよびヒトプロインシュリン暗号配列と置き換え
ることができる。かがる暗号配列には、ウシ成長ホルモ
ン(bGH)、ヒト成長ホルモン(hGH)、ヒトプレ
成長ホルモン(pre−h(J(入ブタ成長ホルモン(
pGH)、浦乳動物成長ホ出因子%。ヒトインシュリン
B鎖、ヒトプレプロインシュリン、ヒトおよびヒトJ2
を外のインターフェロン、ウロキナーゼ、組織プラスミ
ノーゲン活性化因子、インターロイキンf1インターロ
イキン■、研究または商業的価値のある全てのホルモン
、酵素および生理活性を有するポリペプチドをコードし
ている西己列が含まれるが、これらに限定されるもので
はない。
本発明の方法およびベクターは、あらゆる種類のサツ力
ロミセスレビシエ(SaccharomycesCer
evisiae ) 宿主菌に使用することができ、そ
の用途は、具体的に例示した酵11BDBY 746株
およびDBY689.[に限定されるものではない。該
株は両方ともイースト・ジェネティック・ストック−セ
ンター(Yeast Gcnetic 5tock C
enter。
Bcrkly、Cal 1folnja 94720 
) 、J:す、僅かの料金で入手し得る。さらに、酵母
DBY745株は。
アメリカン・タイプ・カルチャー・コレクション(Am
erican 1’ype Cu1ture CoHe
ction 。
RockviHe、Maryland 20852 )
からも入手し得る。これらの株のかわりに用い得る他の
酵母株としては、酵母株X4003−!5B、DBY7
47.5r−IY−1%5T−IY−2、S HY −
3、オ、J: ヒS HY −4が挙げられるが、これ
に限定されるものではない。
これらの株は公知であって、イースト・ジェネテイツク
・ストック・センター(Yeast GeneticS
tock Center )より入手し得る。本発明の
態様は全て有用であるが、数種のベクターおよび形質転
換体が特に好ましい。好ましい態様としては、プラスミ
ドplT210並びに形質転換体サツヵロミセスセレビ
シよりny689/PIT210 およびサッカ0 ミ
セスセレビシよりBY745/PIT210が誉げられ
る。
本発明の方法およびそれに関連する発現ベクターは1発
酵により、ヘテロローガスポリペプチドを生産するのに
用いられる。ヘテロローガスタンパク質生成物は、技術
上分類の一連の方法により発酵ブロスより単離され、精
製される。以下の実施例により、本発明をさらに詳しく
説明する。適当と思われる箇所に、本発明を実施し1本
発明を使用するための説明や実際の手順を記載した。
実施例1 プラスミドpIT210およびイー・コリ(E−col
i)K12 JA221/PIT210の調製A、プラ
スミドp ITl 20の単離E、 coli K12
 JA221/PIT120菌(NRRLB−1560
3)を50μg/ml の抗生物質0 アンピシリンを
含むTYブロス(1%トリプトン、0.5外 酵母エキ
ス、1%塩化ナトリウム、pH7,4)中で、通常の微
生物学的方法に従って培養する。
18時間インキュベートした後、約0.5 tylの培
養物を1.5 mlのエッペンドルフ試験管に移し、約
15秒間遠心分離する。特に記載しない限り、操作は全
て周囲温度で行なう。得られた上清をファインチップア
スピレータ−を用いて注意深く除去し、細胞ヘレットを
、2μg/mlリゾチーム、5QmMグルコース、 I
 Q mM CDTA (ジアミン四酢酸シクロ、ヘキ
サン)および25 mM トリスHC6(pH8)を含
む新たに調製したリゾチーム溶液的looμ4に懸濁さ
せる。0℃にて30分間イロンキュベートした後、約2
00μeのアルカリ゛3sDs (ドデシル硫酸ナトリ
ウム)溶液(0,2N Na014−1%5DS) を
添加する。試験管を静かに旋回させ、次いで15分間0
℃に保つ。次に、約15μeの3M酢酸ナトリウム(最
少量の水に3モルの酢酸ナトリウムをとかし、氷酢酸で
pHを4.8に調整し1体積を1aに調節して調製した
もの)を添加し、試験管の内容物を反転させることによ
り静か 、。
に混合する。
試験管を60分間θ℃に保ち、次いで5分間遠・し分離
して、殆ど透明な上if得る。約0.3 mlの上滑を
別の遠む分離用試験管に移し、これに1Mlの冷エタノ
ールを添加する。試験管を30分間−20℃に保持した
後、得られた沈殿を遠心分離により集め、上清をアスピ
レーシヨンにより除去する。得られたベレン)r、10
0μeのo、iM6酸ナトナトリウム105Mトリス−
HC1pH8)+Cとかし、次いで2容のnエタノール
を添加することにより、常法どおりに再沈殿させる。得
られた沈殿を遠・し分離により集め、所望のプラスミド
plT120DNAを得る。プラスミドplT120を
20μeのTE緩衝液(101nM)リス−HC(7,
pH8゜l mM E DTA )にとかし、後で使用
するために、0℃にて保存する。
E、coli K12 JA221/PIT120のか
わりにE、coli K12 JA221/pMc15
87(NRRLE−15442) を用いる以外は、実
質的に実施例IAに従って、所望の単離を行なう。所望
のjラスミ)−pMc1587f20tig (7,)
TE緩衝液にとかし、後で使用するために0℃にて貯蔵
する。
C,プラスミドpIT120の−1,3kb BglQ
 −−Bamlllフラグメントの組立て 約5 tt(l C5ttg)のTE緩衝液(10mM
 トリx−H(J、pH8、l mM E DTA )
中プラスミドpIT120(実施例IAで単離したもの
)、5μe DTT(100mMジチオトレイトール)
、5μ# (1000り/ゴ)BSA(牛血清アルブミ
ン〕。
25μeの水、2.5peC5単位)BglU制限酵素
、2.5μg(5単位)BamHI 制限酵素、オヨ* び5μl IOX反応ミックス を37℃にて約1時間
インキュベートする。70℃にて5分間インキュベート
することにより反応を終わらせる。次いて該混合物を氷
上で冷却し、フェノールおよびりo a ホ/L/ム/
イソアミルアルコール(24:1)で抽出し、次いでエ
タノール沈殿させる。所望の〜1.3 kb BggU
−BamHl $7限フラグメントを常法どおり分離し
、アガロースゲル電気泳動によ’1単4する〔マニアナ
イスら、モレキュラクロ−ニング(Maniatis 
et al。Mo1ecular Cloning 。
Co1d Spring Harbor Labora
tory、ColdSpring Harbor Ne
w York )(1982) g照〕。
所望の〜1,3kbフラグメントを約20μeのTE緩
衝液にとかし、0℃にて保存する。
*BgeU 制限酵素用反応ミックス(IOX)は%以
下の組成で調製する: 600 mM NNaC e100= トリx −HCI (pH7,4)100
 mM MgCez D、プラスミドpMC,1587のBarn)II消化
約5μg(5μg)のTE緩衝液中プラスミドPMC1
587(実施例IBで単離したもの)、5μ4のDTT
(100mMジチオトレイトール〕、5μe(1000
W/rttl)のBSA(牛血清アルブミン〕%25μ
eの水、5μlC5単位)のRa mHI制限酵素、* および5μeのlOX反応ミックスを37℃にて4 約
1時間インキュベートする。70℃にて5分間インキュ
ベートすることにより、反応を停止させる。冷却後、得
られた消化物をフェノールおよびクロロホルム/インア
ミルアルコール(24:1)で抽出し、次いでエタノー
ルで沈殿させる。所望の〜1.5 kb BamHI 
7ラグメントを約20μlのTE緩衝液に溶かし、0℃
にて保存する。
*BamHI制限酵素用の反応ミックス(IOX)は、
以下の組成で調製する。
500mM NaCe 100mM トリフ、 −HCl 、 pI4’7.5
100 m M M g Ce 2 約1μe(18g)のPMCI 587 Bam HI
消化物を、プラスミドPIT120の〜1,3kb B
glll−BamHI 7 ラグメ、/ト1μe(18
g)−水3711e。
ATP 511(1(l QmM)、結紮ミックス*5
μe、およびT4 DNA リガーゼ IJ’/ (〜
105NewEngland Bio Lab、Uni
ts ) ト混合する。コ17)混合物を16℃にて約
16時間インキュベートし、次いで70℃にて5分間イ
ンキュベートすることにより反応を終わらせる。氷上で
冷却した後。
と実質的に同様にして、5oμgAttlの抗生物質ア
ンピシリンを含有しているTYプレート上のE、col
i K12 JA221を形質転換するのに用いる。E
、coli K12 JA221株は、ノーザン・ジー
ジョナル・リサーチ・ラボラトリ−(Northern
 Regional Re5erch Laborat
oryPeo+iia l1liooiりに寄託され、
水入保存培養菌株となっており、寄託番号NRRL B
−15211で誰でも入手可能である。所望の形質転換
体0本明細書中では%E、coJi K12 JA22
1/pIT210と呼ぶ〕は、標準的微生物学的技術を
用いて常法に従って同定し、特性化して培養しく実施例
7 E g照)、次いで実施例IAの方法と実質的に同
様にしてプラスミドpIT210を単離するのに用いる
。プラスミドpIT210 の制限サイトおよび機能地
図を添付の@1図に示す。
*結紮ミックスは以下の組成で調製する8500mM 
l−リx−HCL pH7,82QQmM ジチオトレ
イト−ル 100mM NaCe2 実施例2 酵母細胞の所望の形質転換を、ヒンネン(Hinnen
) らの方法(プロシーディンゲス・オブ・ナショナル
アカデミ−・オブ・サイエンシズ(Proc、Natl
、Acad、Sci、)USA、75:1929(19
78))を少し変更するが実質的には同様にして、酵母
プロトプラストを用いて行なう。滅菌状態にし、培地体
積を100z?にして、サツカロミセス懐セレビシより
BY745(ATCC44773゜イースト・ジェネテ
ィック・ストック・センター(Yeast Genet
ic 5tock Center、 Barkeley
Ca1ifornia 94720)より入手可能)を
、ますY P D (1%バクト・酵母エキス、2係バ
クト・ペプトン、2%グルコース)中で、八600が約
1.0になるまで培養し、次いで15m1の1.2Mソ
ルビトールで洗浄する。新たに加えた15m1の1,2
M7 ルlニー ト−ルに懸濁させた後、約100μ4
の2.5り/ゴチモラーゼ6.O,0OO(チモラーゼ
を5mMKPi 、 (PH’ 7.6) オヨヒ1.
2M:#+zヒl−−ルに懸濁させることにより調製し
たもの〕を添加する。懸濁液を室温にてインキュベート
し、その20μ6flO% 5pS180μ6 に懸濁
させて、位相差顕微鏡で観察することにより、プロトプ
ラスト化ノ程度をモニターする。プロトプラストは、S
DS溶液中で位相差により黒く見える。
プロトプラスト化が約90%完了したら、プロトプラス
トを15m1の1.2Mソルビトールで2回洗浄し、で
きるだけ小さな重力で集め、1.2Mンルビトール、1
0mM塩化カルシウムおよびl QmMトリス−HCe
(pH7,5)f含有する600μeのYPDに静かに
再懸濁させる。
約20μlのプラスミドPIT210 DNAを、プロ
トプラスト懸濁液0.2 mlに加えることにより。
η 形質転換を行なう。得られた混合物を室温にてIO分間
インキユベートシ、次いで1mlの20%PEG335
0 (ポリエチレングリコール)、IQmM塩化カルシ
ウムおよび10 mM トリス・HCl(P)17.5
)を添加した後、再び60分間インキュベートする。種
々の拍参漬の形質転換されたプ* ロトプラストを、所望の栄養源 を含有する3%再生用
寒天培地25 ml中にプレートする。ブレーティング
する前に、寒天を45〜50℃の水浴中で保存し、固化
した後、平板を30℃にて48〜72時間インキュベー
トする。得られたコロニを常法どおりに培養して所望の
サツカロミセス・セレビシェ/PIT210形質転換体
を得る。
*再生用寒天は、以下の組成で調製する二アミノ酸を含
まない0,67%酵母窒素源(ディフコより入手) 3%寒天 1.2M ソルビトール 通常の必須栄養源(プラスミドのマーカーを除<〕;ド
ロップ・アウト・ソリッドが特に好まし・:1 い0 実施例3 セレビシェ/PIT210のインキュベーションサツカ
ロミセス・セレビシェ/pIT2i(lJ]fjlをガ
スパック100嫌気性システム(Ga5pakl Q 
OAnaerobic System ) 中でインキ
ュベートすることにより嫌気性条件に付す(BBLMi
crobiology Systems Cockey
sville、Marylandセーブおよびエバンス
、ジャーナル・オブ・クリニカルマイクロバイオロジー
(5eip and Evans。
J、CI 0M1crobioJ、 )11 : 22
6 (1980)参照)。他の嫌気性培養システムも使
用でき、酸素を注入しないで通常の大規模の酵母発酵に
より嫌気性条件を達成し得ることは、当業者には容易に
理解されるであろう。
マグネチック・スターシーおよび温度計を備えた250
肩lビーカーに入れた約20m1の指数的に増殖してい
る細胞を嫌気性チェンバーに入れる。
密封した後、チェンバーを磁気攪拌板上に置き。
激しく攪拌しながら細胞を約12時間インキュベートす
る。ガスパックシステムが正しく機能していることを、
まずチェンバーの壁面に凝縮物が見られること、および
触媒付近のふたの温度が上昇することによりモニターす
る。嫌気生活が達成されたことは、シチレンブルー指示
薬の色が消失することによりモニターする。
約12時間嫌気性培養条件に付した後、培養チェンバー
を開けて、通常の大気中の酸素レベルを回復させる。次
いで細胞を少なくともさらに30分間好気性条件下で通
常どおりに培養する。その結果、YG遺伝子の転写およ
び翻訳活性化配列が強く誘導され、その結果、高レベル
のβ−ガラクトシダーゼ活性が発現される。
実施例4 約5X10” の誘導されたサツカロミセス・セレビシ
ェ/PIT210細胞5:9,000Xgにて1分間遠
心分離することにより集める。細胞を2rnlの氷冷し
たブレーキング(breaking ) 緩衝液(10
、□mM )す7.−HCe(pH7,5)、1mMジ
チオトレイトール、および1mMフェニルメチルスルホ
ニルフルオリド〕中に懸濁させ、これに0.5gの洗浄
したガラスピーズ(450〜500μ、ガラスピーズ1
gにっき1o清tのINH(Jおよび30ylの水で洗
浄し、140’Cにて4時間焼成したもの〕を添加する
。次いで、冷却した混合物を通常のソニケーターを用い
て30秒間最晶出力で超音波処理する。得られた細胞の
残骸を1分間遠心分離することにより常法どおり除去し
、クーマシーブルー結合法を用いて蛋白質濃度を測定す
る〔ブラッドフォード、アナリティヵル・バイオケミス
トリー(Bradford 、Anal 、Bioch
em 、)72:248(1976)$照〕。ミラー(
Miller)の方法〔エクスペリメンツ・イン・モレ
キュラ・ジエネティクス(Experiments i
n Mo1ecularGenetics、 Co1d
 Spring Harbor Press、 Col
dSpring Harbor、 New York 
)参照〕に従って。
β−ガラクトシダーゼ活性を計算する。誘導されt) 
f:ij −h−y l ) ′l”−!f8@(D”
8’fJi’2* 31DiC,Hす。
実施例5 JA221/PIT2100%およびサツカロミセスT
E緩衝液中プラスミドPIT21o約5tt(lc5p
g)、DTT(IQQmM ジチオトレイトール)5A
ll、BSAC牛血清アルブミン) 5 ug (10
00mf//ll )、水25 pg%SmaI制限酵
素!Ml(5単位〕、およびIOX反応ミックス*5μ
Cを37℃にて約1時間インキユベートスる。70℃に
て5分間インキュベートすることにより反応を終わらせ
る。氷上でi却した後、5MNa(J約L5ttl!、
および5al(制限酵素2.511e(5単位〕を加え
、次いで37℃にて1時間インキュベートする。反応を
停止させ、氷上で冷却し、フェノールおよびりOo ;
f、 /L/ム/イソアミルアルコール(24: 1)
で抽出し、ついでエタノール沈殿させる。所望の〜6.
9 kb Sma I −Sal I制限フラグメント
をアガロースゲル電気泳動により通常どおり分間「・単
離する〔マニアナイスら(Maniatis et a
l )(1982)8照)。所望の〜5.9kbフラグ
メントf IJ 2 QμeのTE緩衝液にとがし、0
℃にて保存する。
*SmaI制限酵素用反応ミックス(10X)は以下の
組成で調製する: 2QQmM KCl 100mM ) リ°ス−I−1cc pHs、。
100 n’l M M g C(12B、ブラフ、 
ミ)−YIp 26 (7)Smal−8ail消化Y
IP26は、酵母URA3およびLEUならびに原核性
アンピンリン耐性遺伝子を含む酵母イー・コリニ重ベク
ターである。YIP26は、酵母における自律的複製に
必要な情報を持っていないので、ベクターが酵母染色体
DNAに組み込まれた場合にのみ安定に、酵母にロイシ
ンまたはウラシルプロトトロフィーか転移する。YIp
26はSrr+aIおよび5ael制限酵素に対する1
つの認識部位を有しているのて、PTT210からのD
NAをサブクローニングするのに都合かよい。
プラスミドPIT120のかわりにプラスミドYIP2
6(ATCC37057)を用いる以外は実施例5Aと
実質的に同様にして、所望の消化を行なう。所望の消化
物を常法により抽出し、エタノール沈殿させ、約20μ
4のTE緩衝液に溶かして、後で使用するために0℃に
て保存する。
プラスミドpIT210のかわりに実施例5Aおよび5
Bのフラグメントを用いる以外は実質的に実施例IEと
同様にして、所望の結紮および組立を行なう。所望の形
質転換体をアンピシリン耐性に関して選択し、常法によ
り同定し、特性化し、培養しく実施例7E参照)、次い
で実施例1Aの方法と実質的に同様にして、プラスミド
plT2100を単離するのに用いる。
D、サツカロミセス・セレビシェ/PIT2100の組
立て BamHI制限酵素および反応ミックスのかわり* にNcol制限酵素および反応ミックス を用いる以外
は実施例IDと実質的に同様にして、プラスミドplT
2100約lOμgを消化する。プラスミドを線状にす
ることにより、このDNAが酵母染色体に組込まれ、線
状物の両末端がこのプラスミドをホモローガスな配列に
向かわせる効率が増加する。プラスミドPIT2100
のNcoIサイトはURA3遺伝子中にあるので、該プ
ラスミドは圧倒的にura 3座で組込まれる。
サツカロミセス・セレビシよりBY745(ATCC4
4773)を、実施例2と実質的に同様にして、線状化
したプラスミドPIT2100DNAを用いて形質転換
させる。ロイシンプロトトロフ(野性体〕を選択する。
細胞を選択せずに約30世代増殖すせ、ロイシンプロト
トロフィーを保持している細胞のパーセンテージを調べ
ることにより、形質転換体をロイシンプロトトロフィー
の安定性に関して調べる。組み込まれたLEU 2遺伝
子の、) コピーは30世代に渡って90%PJ、上安
定であり。
一方、2μDNAまたは酵母ゲノム由来のAR8配列を
含んでいる自律複製プラスミドの安定性は、この条件下
では50%以下である。
*NC0I制限酵素用反応ミックス(IOX)は。
以下の組成で調製する: 1500 mM Na(J loomM 、)リス・HCJ(pH7,5)100 
rr+ M M g Cl 2実施例6 サツカロミセス・セレビシェ/plT210のかわりに
サツカロミセス・セレビシェ/PIT2100を用いる
以外は実質的に実施例3および4と同様にして、所望の
インキュベーション、誘導および測定を行なう。
実施例7 A、プラスミドplT120の〜209bp(塩基対〕
Xba I −Taq I フラグメントの単離的50
0μgのプラスミドplT120を、総容積2mlの0
.1 M )リス−HC(!(pH7,5)、5QmM
Na(J、5 mM MgC112、100fig/y
nl 牛血清アルブミン、および500単位のEcoR
IおよびXbal制限酵素中で、消化が完了するまで反
応させる。次いで、365 bp(十各鎖に5方向に4
bの延長部あり〕のXbal−EcoRI−7ラグメン
トをアクリルアミド・ゲルから単離し、標準的方法を用
いて精製する〔シュライフおよびウエンシンク、プラク
ティカル・メソツズ・イン・モレキュラ・バイオロジー
(5chleif and Wensin17゜Pra
ctical Methods in Mo1ecul
ar Biology。
Springer−Verlag、 New York
、 ) (1g B 1 )参照〕。
次いでこのフラグメント約20μgをo、oIMトリス
−HCff(pH8,4)、0.1M NaC/、0.
006MMgCg2.0.006M 2−メルカプトエ
タノール。
および100μg/ml牛血清アルブミン200μa中
、Taql 制限酵素2単位と65℃にてパラフィンオ
イルの存在下で反応させる。5時間の間、1時間ごとに
40μeずつ採取し、フェノール中でクエンチする。こ
れらをプールして標準法を用いて精製しくシュライフお
よびウエンシンク(Schleif and Wens
ink )(1981)参照)%アクリルアミド上で電
気泳動に付す。部分的TaqI消化の産物は、所望の2
09bp(+4bおよび2b5 方向に延長したもの)
のXbaI −TaqIフラグメント、167bp (
+4bおよび2b5方向に延長したもの〕のXbaI−
TaqIフラグメント、365bp(十各鎖にっき5方
向に4b延長したもの〕の完全なXba I −Eco
RI フラグメント、137 bP(+2bおよび4b
5 方向に延長したもの)のEcoRl−Ta9Iフラ
グメント、179bp(+4bおよび2b5方向に延長
したもの)のECORI −Taq I 77グメント
、および41 bP(十各鎖につき5方向に2b延長し
たもの)のTaqI −TaqIフラグメントとなるは
ずである。所望の〜209bPフラグメントを通常どお
りアクリルアミドゲルから単離し、精製する。
B.リンカー配列の組立て CGAGAAGGGATTGAGTI’GTAGT口’
CGη7rCCCAATrCTrAC11111111
1111111111111111111111111
1111111111111111111111111
1111111111111111111111111
1111111111111111111111111
1111111111111111111111111
1111111111111111111111111
CAT1’TATTGTCTA貫ATACAAGCAA
TTGGTTG’IC=AA、C〔図中、Aはデオキシ
アデニル、Gはデオキシグアニル%Cはデオキシシトシ
ル、およびTはチミジルを意味する〕 イタクラらのサイエンス( Itakura et a
l。
’ 5(ience)198:1056(1977)お
よびクレアらのプロシーデイングズ・オブ・ナショナル
・アカデミー・オブ・サイエンシズ( Crea et
 al.,Proc, Nat.Acad.Sci. 
USA)75 : 5765(1978)に記載の方法
と実質的に同様にして、完全に保護したトリデオキシヌ
クレオチド形成ブロックを用いて、修飾ホスホトリエス
テル法により通常どおり合成する。次いでこのリンカー
を50μlのTE緩衝液に溶かし、後で使用するために
O℃にて保存する。
プラスミドpNM587.4−4(NRRLB−158
12)約1 0 0 μgを37℃にて、5mMKC(
7中(7) H p h 1制限酵素100単位、lO
mMトリス−HCJ(pH7.4)、 1 0 rr+
 M M g C (1 2、lmMジチオトレイトー
ル、および200μg/tnl牛血清アルブミンを含む
総体積1 ml中で反応させる。消化が完了したら、5
 M N a C e3 Q A l )f:添加シ、
次イテBamHl制限酵素100単位を添加する。第2
次消化が完了するまで37℃にてインキュベートを続け
る。標準的方法を用いて、所望の253bp(+5万向
に4bの延長部および3万向に1bの延長部)のHph
I−EamHIフラグメントを標準的方法を用いてアク
リルアミドゲルから精製する。このフラグメントは%N
末端の6つのアミノ酸コドンを含まない{トプロインシ
ュリン遺伝子を含んでいる。
プラスミドPIT120約10μgを37℃にT、1 
5 0 mM NaCJ中各20単位(7) Xba 
I オヨiJBamHI 制限酵素,5mM トリス−
HC(7(pH7.9).6mMMgCl2, おJ:
び1 0 0 μe/rtl牛血清アルブ5ミンを含む
総体積1 0.0μn中で反応させる◎消化が完了した
ら、標準的方法でDNAをフェノールおよびクロロホル
ムを使って精製し、次いでエタノールで沈殿させる。
E1結紮および形質転換 実施例7A,BおよひCの精製したフラグメント各々約
lμg、および実施例7DのDNA約1μgを総体積3
0μ4の50mM}リスーH(J(pI4 7.8 )
 .1 0mM Hg(J2. 2 0 mMジチオト
レイトール、l mM AT P おヨヒ5 0 fi
 g/tnl牛血清アルブミンと混合する。約100単
位のT4DNA IJガーゼを添加し、次いで4℃にて
約16時間インキユベートする。この結紮混合物を使っ
てイー・コ’J K12 JA221を形質転換し、形
質転換体をアンピシリンプレート上で選択する。
所望のDNAフラグメントを含有するクローンを、プロ
ーブとして実施例7A.BおよびCで得られたニック翻
訳it製フラグメントヲ用いてコロニーハイブリット形
成させ、そして少量のDNAを単離した後構造分析する
ことにより同定する。所望の組換え体では、実施例7A
,BおよびCで得られたフラグメントがこの順序でプラ
スミドplT120のXbaIおよびBam H I 
サイトに結紮されている。得られたイー・コリK12 
JA221/PIT2210形質転換体は,好ましいプ
ラスミドplT2210源である。
実施例8 A、プラスミドPIT2210の〜1600bpフラプ
ラスミドplT2210約20μgを、37℃にて、5
 Q mM Na Cl中容々20単位のBamHIお
よびBgeU制限酵素、lQmM)リス−HC/(PH
7,5) 、 6 mM MgC112、およびI I
t g 1 ml牛血清アルブミンを含有する総体積2
00μl中で反応させる。消化が完了したら、標準的方
法を用いてDNAをフェノールおよびクロロホルムで精
ML、、エタノールで沈殿させる。所望の・〜1600
bpのフラグメントを通常どおりアクリルアミドゲルか
ら単離し、精製する。
B、プ5 スミ)−YEp 24 t7) BamHI
消化プラスミドpMc1587のかわりにプラスミドY
EP24 を用いる以外は実質的に実施例IDと同様に
して、所望の消化を行なう。得られたBamHI消化物
を常法に従って抽出し、エタノールで沈殿させ、TE緩
衝液に溶かし、それ以上の精製゛)、より。わ。。、。
実質的に実施例7Eと同様にして、各々約1μgのプラ
スミドplT2210の〜1600bpのフラグメント
とプラスミドYEP24のgamHI消化物を結紮する
。結紮したこのDNAを用い、実質的に実施例IEと同
様にして、イー・コ1JK12JA221を形質転換す
る。所望のクローンを前記の如く、コロニーハイブリッ
ド形成およびDNA 構造分析により同定する(実施例
7E)。得られたイー・フリに12 JA221/pI
T3210形質転換体は、奸才しいプラスミドpIT3
210源である。YEp24 はpBR322の複製開
始点およびアンピシリン耐性遺伝子、酵母由来のU R
A 3 遺伝子、および酵母2ミクロンプラスミド由来
の複製配列を含有しているので、プラスミドplT32
10は大腸菌および酵母中で複製し、そして選択可能で
ある。また、前記の方法により、プラスミドpIT32
10の異性体も生成する。この様な異性体が生成するの
は、pIT2210の〜1600bp Bam HI 
−Bg l [[フラグメントか、B a mHI消化
プラスミドYEp24 に、2方向のうぢのいずれの方
向でも結紮され得るためである。異性体プラスミドを常
法に従って単離し、制限酵素分析により同定する。プラ
スミドpIT3210の制限サイト地図を第1図に示す
実施例9 組立て プラスミドpIT21.0のかわりにプラスミドplT
3210を用いる以外は実質的に実施例2と同様にして
、所望の組立てを行なう。得られたコロニーを常法に従
って培養し、所望のサツカロミセス・セレビシェ/ p
IT3210 形91転m体ヲ得る。
実施例1O サツカロミセス・セレビシェ/PIT210のかわりに
サツカロミセス・セレビシェ/PIT3210を用いる
以外は実質的に実施例3と同様にしてインキュベートす
る。その結果YG100 遺伝子の転写および翻訳活性
化配列の誘導が起こり、ヒト・メチオニル・プロインシ
ュリンが効率よく発現される。所望のプロインシュリン
生成物を常法に従ってプレパラティブHPLCにより単
離し、ラジオイムノアッセイおよびその他の試験法によ
り同定する。
【図面の簡単な説明】
第1図ニブラスミドpIT210およびpIT3210
の制限サイト地図。 第2図:YG100転写および翻訳活性化配列誘導に対
する細胞濃度の影響を示すグラフ。 第4図:YG100転写および翻訳活性化配列の誘導に
対する温度の影響を示すグラフ。 特許出願人 イーライ・リリー・アンド・カンパニー 代理人 弁理士 青 山 葆(外1名)FIG、1 plT210 plT3210 FIG、2 01234567B セル#ズ/m1x10−7 FIG、3 無誠索状態η・う解放後の牲過晴間(分)FIG、4 温度変化後If)時間(分) 第1頁の続き

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 [11酵母YG100遺伝子の転写および翻訳活性化配
    列と機能性へテロローガスポリペプチドをコードしてい
    るヌクレオチド配列を翻訳解読フレーム内に含んでいる
    自律的複製またはゲノム組込みが可能な、選択可能なり
    NAで形質転換した酵母細胞を、 (al増殖および遺伝子発現に適した条件下で、定常増
    殖期またはその付近で培養するか、または該形質転換酵
    母細胞を。 (bl好気性増殖に適した条件下で培養し、(clその
    好気的に増殖させた細胞を嫌気性増殖に適した条件下で
    培養し、そして idlその嫌気的に増殖させた細胞を好気性増殖および
    遺伝子発現に適した条件下で培養する工程からなること
    を特徴とする、酵母において、酵母YG100遺伝子の
    転写および翻訳コントロール下にあるヌクレオチド配列
    の高レベルの発現を誘導する方法 (ただし、所望により工程[bl、[C1または[dl
    のいずれかにおける培養を、定常増殖期またはその付近
    で行なうこと、および、好気性増殖の条件に戻した時に
    誘導が起こるのに十分な時間、嫌気性増殖条件に維持す
    ることを条件とする)。 (2) 形質転換細胞を、工程tblにおいて指数増殖
    中期まで培養し、工程(C1において、定常増殖期また
    はその付近まで、嫌気性増殖に適した状態を約12時間
    持続させる前記第(11項の方法。 (3)形質転換細胞を、工程(blにおいて定常増殖期
    またはその付近で培養することからなる前記第il+項
    の方法。 (4)嫌気的に増殖した細胞を、工程+d+において定
    常増殖期またはその付近で培養することからなる前記第
    (1)項、第(2)項または第(3)項のいずれかに記
    載の方法。 (5)機能性ポリペプチドをコードづけているヌクレオ
    チド配列が、哺乳動物のホルモンまたは哺乳動物のプレ
    ホルモンをコードつけている前記第(1)項の方法。 (6) ヌクレオチド配列が、ヒト成長ホルモンまたは
    ヒトプレ成長ホルモンをコードつけていルffJ記第(
    5)項の方法。 (7)ヌクレオチド配列がウシ成長ホルモンまたはウシ
    プレ成長ホルモンをコードつけている前記第(3)項の
    方法。 [81ヌクレオチド配列がヒトプロインシュリンまたは
    ヒトプレプロインシュリンをコードつけている前記第(
    5)項の方法〇 [9] 機能性ポリペプチドをコードつけているヌクレ
    オチド配列が、ウロキナーゼ、組織プラスミノーゲン活
    性化因子、インターロイキン■、インターロイキン■、
    成長ホルモン放出因子、またはβ−ガラクトシダーゼを
    コードつけている前記第1)(□)項ヵ1.第(4)項
    いずれヵ10.(。loアカ法(109機能性ポリペプ
    チドをコードつけているヌクレオチド配列が、ヒトイン
    シュリンAiまたはヒトインシュリンB鎖をコードつけ
    ている前記第(11項〜第(4)項いずれか1つに記載
    の方法。 (11〕選択可能なりNAがプラスミドに含まれている
    前記第(1)項から第(工0)項いずれか1つに記載−
    の方法。 (12)選択可能なりNAがゲノム組込みが可能である
    前記第(1)項から第(119項いずれか1つに記載の
    方法口 (13〕 ブラフ、 ミ)−がPIT210またはPI
    T321゜である前記第(119項の方法。 (1滲プラスミドがPIT2100である前記第(11
    )項または第(12)項の方法、 (15)形質転換酵母細胞がサツカロミセスである前記
    第[1]項から第(14〕項いずれか1つに記載の方法
    。 (16つ形質転換酵母細胞がサツカロミセス・セレビシ
    ェである前記第(1)項の方法。 (17〕形質転換酵母細胞がサツカロミセス・セレビシ
    よりBY689/PIT21oまタハP IT3210
    である前記第(16)項の方法。 (18)好気性および嫌気性増殖のための培養温度が約
    37℃である前記第(1)項から第(17)項いずれか
    1つに記載の方法。 (19)自律M製およびゲノム組込み可能な選択可能な
    りNAで形質転換された酵母細胞であって、該DNAは
    、翻訳解読フレーム内において、[al 酵母YG l
     00遺伝子の転写および翻訳活性化配列、および、 fbl 機能fi!ヘテロローガスポリペプチドをコー
    ドつけているヌクレオチド配列 を含んでいることを特徴とする酵母細胞。 (2fJ)サツカロミセス属、好ましくはセレビシェ種
    である前記第(19〕項の酵母細胞。 (21〕 プラスミドpIT210 またはプラスミド
    pIT3210で形質転換されたサツカロミセス・セレ
    ビシよりBY 689である前記第(20)項または第
    (219項の酵母細胞。 (22)プラスミドpIT3210で形質転換されたサ
    ツカロミセス・セレビシよりBY 746である前記第
    (209項または第(21〕項の酵母細胞。 (23)酵母YG100遺伝子の転写および翻訳コン下 トロールズこあるヌクレオチド配列を酵母中で効率よく
    発現し得る、自律複製およびゲノム組込みが可能な選択
    可能なりNAであって、翻訳解読フレーム内に、 [al 酵母YG100遺伝子の転写および翻訳活性化
    配列、および (bl 機能性へテロローガスポリペプチドをコードつ
    けているヌクレオチド配列を含んでいるDNA。 (24)プラスミドpIT210.pIT2100また
    はpIT3210である前記第(23)項のDNA0
JP10680585A 1984-05-18 1985-05-17 酵母においてヘテロローガスポリペプチドを効率よく発現するための方法、ベクターおよび形質転換体 Pending JPS60256385A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US61178284A 1984-05-18 1984-05-18
US640422 1984-08-13
US611782 2003-06-30

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS60256385A true JPS60256385A (ja) 1985-12-18

Family

ID=24450398

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10680585A Pending JPS60256385A (ja) 1984-05-18 1985-05-17 酵母においてヘテロローガスポリペプチドを効率よく発現するための方法、ベクターおよび形質転換体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS60256385A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63296689A (ja) * 1987-04-15 1988-12-02 ノバルティス アクチェンゲゼルシャフト ウロキナーゼ型プラスミノーゲン活性化因子及びその製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63296689A (ja) * 1987-04-15 1988-12-02 ノバルティス アクチェンゲゼルシャフト ウロキナーゼ型プラスミノーゲン活性化因子及びその製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Preker et al. The FIP1 gene encodes a component of a yeast pre-mRNA polyadenylation factor that directly interacts with poly (A) polymerase
US4745057A (en) Method, vectors and transformants for high expression of heterologous polypeptides in yeast
Close et al. Construction and characterization of the chloramphenicol-resistance gene cartridge: a new approach to the transcriptional mapping of extrachromosomal elements
Suzuki et al. GAL11 protein, an auxiliary transcription activator for genes encoding galactose-metabolizing enzymes in Saccharomyces cerevisiae
Lee et al. Replication deficiencies in priA mutants of Escherichia coli lacking the primosomal replication n'protein.
Vapnek et al. Expression in Escherichia coli K-12 of the structural gene for catabolic dehydroquinase of Neurospora crassa
US4727028A (en) Recombinant DNA cloning vectors and the eukaryotic and prokaryotic transformants thereof
JP2552807B2 (ja) アルコールオキシダーゼをコードする遺伝子
EP0075444B1 (en) Methods and products for facile microbial expression of dna sequences
CA1190490A (en) Method for stabilizing and selecting recombinant dna containing host cells
Stearns et al. [23] Manipulating yeast genome using plasmid vectors
US4559302A (en) DNA for directing transcription and expression of structural genes
Nakao et al. Saccharomyces cerevisiae PHO5 promoter region: location and function of the upstream activation site
Bröker et al. Expression of the human blood coagulation protein factor XIIIa in Saccharomyces cerevisiae: dependence of the expression levels from host-vector systems and medium conditions
US5063158A (en) Recombinant DNA expression vector comprising both transcriptional and translational activating sequences
US5254463A (en) Method for expression of bovine growth hormone
JPS60256385A (ja) 酵母においてヘテロローガスポリペプチドを効率よく発現するための方法、ベクターおよび形質転換体
Morino et al. Construction of a runaway vector and its use for a high-level expression of a cloned human superoxide dismutase gene
JPH0576375A (ja) 改良された酵母ベクター
Ladygin Efficient transformation of mutant cells of Chlamydomonas reinhardtii by electroporation
EP0135291A1 (en) A modified antibiotic resistance gene
SK1662000A3 (en) Expression vector for improved production of polypeptides in yeast
JPH0746994A (ja) ポリペプチドの製造方法
Ohnishi et al. Cloning of a 1.1‐kb Fragment Including srnB+ Gene in the F Plasmid and Isolation of an srnB Mutant
CN112812191B (zh) 一种提高酶可溶性表达的融合标签及其应用