JPS6024155Y2 - いかの切目形成機 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はいかの切目形成機に関するものである。

中華料理や日本料理等に用いる短冊形のいかは体裁を整
え、かつ「た七」が内部に浸透するように交差した切目
が施されている。

従来、この切目は専門の職人が包丁を用いたて手で切断
したものである。

ゆえに手数と熟練を要し、切目つきのいかを料理店に販
売する結果、高価となる。

本考案の目的は非常に簡単かつ迅速にいかの切目を形成
して安価に提供できる機械を得ることにある。

しかして本考案は機体１に水平に架設したベルトコンベ
ア２の前端を展開したいかａの供給部３に連絡させ、後
端は送出部３′に連通し、かつベルトコンベア２の中間
部位に、数枚の転回刃を軸に取付けて成る転回刃群、数
群を互いに各群の転回刃４が相互にすらされた状態で一
定量隔置に縦設し、各転回刃４の軸５をモータ６に連け
いし、ベルトコンベア２上にいかの送り出し間隙Ｋを存
して送りベルト７を配装したことを特徴とするいかの切
目形成機である。

尚図示の実施例においては、軸５を軸承筒８に挿通して
一列の回転刃４群をＡ乃至Ｅの５群互いに各列の回転刃
４をすらせた状態で配装し、Ａ群で切目を施した中間を
次々と他のＢ、Ｃ，Ｄ、Ｅ群の回転刃により切目すを形
成するもので、各回転刃の軸５は紐ベルト９のプーリ１
０を数個取付け、その中間の軸５ａを特に長くして２個
の■プーリ１１を別に設け、これにかけた■ベルト１２
を各列のＶプーリ１０に順次連結させ、軸５ａに設けた
プーリ１３をモータ１６のプーリ１５にベルト１４で連
結させ各回転刃を囲わすようにしたものである。

又ベルトコンベア２上に設けた送りベルト７は多数のプ
ーリ１８を上下対向して設け４個のプーリ１７に一本の
送りベルト７をかけ、そのうち２個のプーリ１７を共通
にして他の２個のプーリにベルト７をかけることを順次
行ない、１個のプーリ１７ａにベルト伝動機構１８，１
９を伝けいしこれをモータ６に通じモータ６の駆動に伴
いベルトコンベアと共にいかを送り回転刃が一方向に高
速回転していかの肉の表面に切目を交差状に切設するよ
うにしたものである。

２０．２１はベルトコンベア２のプーリでその一方２１
の軸にベルト伝動機構２２を設け、前記ベルト伝動機構
１８．１９間の中間軸２３に固定した歯車２４と噛み合
う歯車２５を伝動機構２２の軸２６に固着し、伝動機構
１９を介してモータ６に接続し、ベルトコンベア２を動
かすようにしである。

尚ブーＩＪ２０，２１は第３図に示すように中間位置に
Ｖ溝２７を設け、■ベルト２８をベルトコンベア２の内
側にかけである。

２９はベルトコンベア２のたるみを防ぐ中間プーリ、３
０は回転刃群のカバー ３１は軸受筒８内の軸受を示す
。

本考案によれは、いかの切目形成は、ベルトコンベアに
一回通すだけで第４図イ９ロ、八に示すような順序で切
り、次に二、ホ、への順序で所定の切目を施すので、迅
速簡単に完成し、しかも熟練を要せず、特に切目の深さ
も一定で誤って切断するおそれもなく綺麗に切目を施す
ことができる効果がある。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案に係るいかの切目形成機の一実施例を示し
たもので、第１図は側面図、第２図は平面図、第３図は
要部の正面図、第４図は切り開いたいかに切目を施す順
序を示す平面図、第５図は本案の切目形成機により切目
を施したいかの断面図である。 １・・・・・・機体、２・・・・・・ベルトコンベア、
３・・・・・・供給部、３′・・・・・・送出部、４・
・・・・・回転刃、５・・・・・・軸、６・・・モータ
、７・・・・・・送りベルト、Ｋ・・・・・・間隙。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 機体１に水平に架設したベルトコンベア２の前端を展開
   したいかａの供給部３に連絡させ、後端は送出部３′に
   連通し、かつベルトコンベア２の中間部位に、数枚の回
   転刃を軸に取付けて成る回転刃群数群を互いに各群の回
   転刃４が相互にずらされた状態で一定量隔置に縦設し、
   各転回刃４の軸５をモータ６に連けい腰ベルトコンベア
   ２上にいかの送り出し間隙Ｋを存して送りベルト７を配
   装したことを特徴とするいかの切目形成機。