JPS602403B2 - ビスコ−スレ−ヨンの製造法 - Google Patents
ビスコ−スレ−ヨンの製造法Info
- Publication number
- JPS602403B2 JPS602403B2 JP5335376A JP5335376A JPS602403B2 JP S602403 B2 JPS602403 B2 JP S602403B2 JP 5335376 A JP5335376 A JP 5335376A JP 5335376 A JP5335376 A JP 5335376A JP S602403 B2 JPS602403 B2 JP S602403B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- viscose
- rayon
- liquid paraffin
- particles
- visco
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Artificial Filaments (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、好適な光沢をもつビスコースレーョンの製
造法に関するものである。
造法に関するものである。
一般に、ビスコースレーョンは独特の強い光沢を有して
おり、その光沢が使用目的によってはかZえつて敬遠さ
れる煩向があるが、ビスコースに流動パラフィンを混合
して紡糸すると前記の欠点の解消されたソフトなかつマ
イルドな光沢をもつビスコースレーョンが得られること
も公知のことである。
おり、その光沢が使用目的によってはかZえつて敬遠さ
れる煩向があるが、ビスコースに流動パラフィンを混合
して紡糸すると前記の欠点の解消されたソフトなかつマ
イルドな光沢をもつビスコースレーョンが得られること
も公知のことである。
ところで、流動パラフィンをピスコースに混合して級糸
することは特に細い繊度例えば単糸5デニール以下の細
物の場合殆んど不可能とされていた。
することは特に細い繊度例えば単糸5デニール以下の細
物の場合殆んど不可能とされていた。
つまり、流動パラフィンをビスコースに混合して充分婿
拝した直后は流動パラフィンは微小粒子となってビスコ
ース中に均一に分散しているが、少時間后には粒子が会
合して径の大きい粒子となり、ビスコースが紙糸口金に
達する頃には吐出孔蚤りを来し、切糸が多発するからで
あった。発明者らは、上記の匁点を解消し流動パラフィ
ンを添加したビスコースを紡糸性良好の状態で抜糸する
方法について種々検討を重ねた結果この発醜に到達した
もので、HLB5〜8の界面活性剤を重量当り0.1〜
10.0%添加した流動パラフィンをビスコースに混合
して筋出することを特徴とする。以下詳細に説明する。
流動パラフィンに添加する界面活性剤のHLBは5〜8
と限定するのは、ピスコース中における流動パラフィン
を好適な大きさの粒子でかつ安定した状態にさせるため
のもので、加える界面活性剤のHL8が5以下では一旦
分散させたビスコース中の流動パラフィンが抜糸口金に
達する迄の短時間に会合した大きな粒子となって抜糸口
金の吐出孔に肇り糸切れが多発する。
拝した直后は流動パラフィンは微小粒子となってビスコ
ース中に均一に分散しているが、少時間后には粒子が会
合して径の大きい粒子となり、ビスコースが紙糸口金に
達する頃には吐出孔蚤りを来し、切糸が多発するからで
あった。発明者らは、上記の匁点を解消し流動パラフィ
ンを添加したビスコースを紡糸性良好の状態で抜糸する
方法について種々検討を重ねた結果この発醜に到達した
もので、HLB5〜8の界面活性剤を重量当り0.1〜
10.0%添加した流動パラフィンをビスコースに混合
して筋出することを特徴とする。以下詳細に説明する。
流動パラフィンに添加する界面活性剤のHLBは5〜8
と限定するのは、ピスコース中における流動パラフィン
を好適な大きさの粒子でかつ安定した状態にさせるため
のもので、加える界面活性剤のHL8が5以下では一旦
分散させたビスコース中の流動パラフィンが抜糸口金に
達する迄の短時間に会合した大きな粒子となって抜糸口
金の吐出孔に肇り糸切れが多発する。
例えば単糸5デニールの糸を得る紡糸口金の吐出孔は8
0山種度であるが、流動パラフィンの粒子は200山程
度の大きさに会合して吐出孔に菱る。また、HLBが8
以上では粒子は安定した状態ではあるが、その径が極微
粒子例えば0.5r以下のものとなり添加効果つまり好
適な光沢がみられず所期のビスコースレーョンが得られ
ない。さらに、前記の界面活性剤の流動パラフィンへの
添加量は対流動パラフィンに0.1〜10.0重量%と
するのは、添加量が0.1%禾満では、ビスコース中に
おける流動パラフィンの分数状態がわろく紡糸が不可能
であり、10.0%を越えては、粒子隆がlr以下の微
小過ぎるものとなり添加効果が認められなくなる。また
、用いるビスコースおよび紡糸格は通常のピスコースレ
ーョンの得られる組成条件のもので差支えないが、該流
動パラフィンのピスコースへの添加は、分散の点からキ
サントゲン酸ソーダをアルカリ液に溶解し相当程度の粘
度となったときが好適である。また、用いる界面活性剤
は前記HLB、添加量を守れば、如何なる種類のもので
もよく、例えばアニオン系、カチオン系、非イオン系あ
るいは両性のもの総て好適である。なお流動パラフィン
のピスコースへの添加量は10〜3の重量%(対ビスコ
−ス)が好ましい。以上詳記したこの発明は、ピスコー
スに前記のものを添加混合する以外、特殊な条件あるい
は装置を用いるものでなく極めて簡易に実施できる方法
で、特に単糸デニール5以下の紬物の紡糸が安定性をも
って行なわれ、かつ得られる製品はビスコースレーョン
特有のギラギラした光沢ではなZく、ソフトで天然繊維
木綿などに類似した外観を呈し、アウトウェア用のイミ
テーションファー、装飾品としてのバック、インテリャ
としてのテープルカバーなど数多くの用途をもつもので
ある。
0山種度であるが、流動パラフィンの粒子は200山程
度の大きさに会合して吐出孔に菱る。また、HLBが8
以上では粒子は安定した状態ではあるが、その径が極微
粒子例えば0.5r以下のものとなり添加効果つまり好
適な光沢がみられず所期のビスコースレーョンが得られ
ない。さらに、前記の界面活性剤の流動パラフィンへの
添加量は対流動パラフィンに0.1〜10.0重量%と
するのは、添加量が0.1%禾満では、ビスコース中に
おける流動パラフィンの分数状態がわろく紡糸が不可能
であり、10.0%を越えては、粒子隆がlr以下の微
小過ぎるものとなり添加効果が認められなくなる。また
、用いるビスコースおよび紡糸格は通常のピスコースレ
ーョンの得られる組成条件のもので差支えないが、該流
動パラフィンのピスコースへの添加は、分散の点からキ
サントゲン酸ソーダをアルカリ液に溶解し相当程度の粘
度となったときが好適である。また、用いる界面活性剤
は前記HLB、添加量を守れば、如何なる種類のもので
もよく、例えばアニオン系、カチオン系、非イオン系あ
るいは両性のもの総て好適である。なお流動パラフィン
のピスコースへの添加量は10〜3の重量%(対ビスコ
−ス)が好ましい。以上詳記したこの発明は、ピスコー
スに前記のものを添加混合する以外、特殊な条件あるい
は装置を用いるものでなく極めて簡易に実施できる方法
で、特に単糸デニール5以下の紬物の紡糸が安定性をも
って行なわれ、かつ得られる製品はビスコースレーョン
特有のギラギラした光沢ではなZく、ソフトで天然繊維
木綿などに類似した外観を呈し、アウトウェア用のイミ
テーションファー、装飾品としてのバック、インテリャ
としてのテープルカバーなど数多くの用途をもつもので
ある。
以下に実施例を示す。実施例中%は重量%を示・す。実
施例 ビスコース組成が重量比でセルロース85%、全アルカ
リ60%、ホツテンロート価11.8のビスコースに第
1表に示すようなHLBの値をもつ界面活性剤の各添加
翼を含む流動パラフィンを含有させて、組成が硫酸15
0夕/夕、硫酸ソーダ345タ′〆、硫酸亜鉛15タ′
夕、温度60℃の級糸浴中へ紙糸速度90m/分、浸綾
長6比ぁで紙糸し、50デニール/20フィラメントの
レーヨン糸を得た。
施例 ビスコース組成が重量比でセルロース85%、全アルカ
リ60%、ホツテンロート価11.8のビスコースに第
1表に示すようなHLBの値をもつ界面活性剤の各添加
翼を含む流動パラフィンを含有させて、組成が硫酸15
0夕/夕、硫酸ソーダ345タ′〆、硫酸亜鉛15タ′
夕、温度60℃の級糸浴中へ紙糸速度90m/分、浸綾
長6比ぁで紙糸し、50デニール/20フィラメントの
レーヨン糸を得た。
その結果、用いる界面活性剤のHLBが5〜8、その流
鰍パラフィンへの添加量が0.1〜10.0%の範囲に
あるものは所期の光沢度をもつレーヨンが得ら1n、こ
れを外れる場合はその級糸収率が劣るかあるいは所期の
光沢度をもつレーヨンが得られないことが明らかである
。第1表
鰍パラフィンへの添加量が0.1〜10.0%の範囲に
あるものは所期の光沢度をもつレーヨンが得ら1n、こ
れを外れる場合はその級糸収率が劣るかあるいは所期の
光沢度をもつレーヨンが得られないことが明らかである
。第1表
Claims (1)
- 1 ビスコースに、HLB5〜8の界面活性剤0.1〜
10.0重量%を添加した流動パラフインを混合して紡
糸することを特徴とするビスコースレーヨンの製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5335376A JPS602403B2 (ja) | 1976-05-12 | 1976-05-12 | ビスコ−スレ−ヨンの製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5335376A JPS602403B2 (ja) | 1976-05-12 | 1976-05-12 | ビスコ−スレ−ヨンの製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS52137025A JPS52137025A (en) | 1977-11-16 |
JPS602403B2 true JPS602403B2 (ja) | 1985-01-21 |
Family
ID=12940414
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5335376A Expired JPS602403B2 (ja) | 1976-05-12 | 1976-05-12 | ビスコ−スレ−ヨンの製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS602403B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0290704U (ja) * | 1988-12-28 | 1990-07-18 | ||
JPH0381007U (ja) * | 1989-12-04 | 1991-08-20 | ||
WO2019207628A1 (ja) | 2018-04-23 | 2019-10-31 | 三菱電機株式会社 | 変位計測装置 |
-
1976
- 1976-05-12 JP JP5335376A patent/JPS602403B2/ja not_active Expired
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0290704U (ja) * | 1988-12-28 | 1990-07-18 | ||
JPH0381007U (ja) * | 1989-12-04 | 1991-08-20 | ||
WO2019207628A1 (ja) | 2018-04-23 | 2019-10-31 | 三菱電機株式会社 | 変位計測装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS52137025A (en) | 1977-11-16 |
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