JPS60239598A - 難燃紙及びその製造方法 - Google Patents
難燃紙及びその製造方法Info
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- JPS60239598A JPS60239598A JP9229984A JP9229984A JPS60239598A JP S60239598 A JPS60239598 A JP S60239598A JP 9229984 A JP9229984 A JP 9229984A JP 9229984 A JP9229984 A JP 9229984A JP S60239598 A JPS60239598 A JP S60239598A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は難燃紙及びその製造方法に関するものである。
H燃紙は壁紙(多くはビニール)壁紙の基紙に多く使わ
れており、一般には木材パルプ1を抄造して原紙を作り
、原紙に難燃剤を含浸することにより製造されている。
れており、一般には木材パルプ1を抄造して原紙を作り
、原紙に難燃剤を含浸することにより製造されている。
合成樹脂エマルジョン及び/又は合成ゴムラテックスを
難燃剤と同時に含浸することは公知技術であるが、合成
樹脂エマルジョン及び/又は合成ゴムラテックスと難燃
剤をたんに混合しただけの含浸液はエマルジョン、ラテ
フクスが凝固してしまい不安定であるので、ノニオン界
面活性剤を添加し安定な含浸液を得、紙層剥離強度の大
なる難燃紙を製造する方法が提案されている。(特公昭
49−−29125、特公昭54−13524) 一方、難燃紙は一般に木材パルプと難燃剤よりなり、難
燃剤には二酸化アンチモン、含燐窒素化合物、グアニジ
ン化合物(燐酸グアニジン、スルファミン酸グアニジン
、燐酸グアニル尿素、炭酸グアニジン等)、テトラブロ
ムビスフェノールA、ブロモフェノール誘導体、リグニ
ン誘導体、臭化アンモン、ジシアンジアミド等々がある
が、得られる難燃紙の難燃性、柔軟性、及び主用途であ
るビニール壁紙において必要な加熱処理時の白色度低下
性が優れることから、実際にはスルファミン酸グアニジ
ンが多く使われている。しかしスルファミン酸グアニジ
ンは高価であり、かつ原紙に対して20〜30重量%と
多量に使用されることから、スルファミン酸グアニジン
使用量の削減が大いにめられている。
難燃剤と同時に含浸することは公知技術であるが、合成
樹脂エマルジョン及び/又は合成ゴムラテックスと難燃
剤をたんに混合しただけの含浸液はエマルジョン、ラテ
フクスが凝固してしまい不安定であるので、ノニオン界
面活性剤を添加し安定な含浸液を得、紙層剥離強度の大
なる難燃紙を製造する方法が提案されている。(特公昭
49−−29125、特公昭54−13524) 一方、難燃紙は一般に木材パルプと難燃剤よりなり、難
燃剤には二酸化アンチモン、含燐窒素化合物、グアニジ
ン化合物(燐酸グアニジン、スルファミン酸グアニジン
、燐酸グアニル尿素、炭酸グアニジン等)、テトラブロ
ムビスフェノールA、ブロモフェノール誘導体、リグニ
ン誘導体、臭化アンモン、ジシアンジアミド等々がある
が、得られる難燃紙の難燃性、柔軟性、及び主用途であ
るビニール壁紙において必要な加熱処理時の白色度低下
性が優れることから、実際にはスルファミン酸グアニジ
ンが多く使われている。しかしスルファミン酸グアニジ
ンは高価であり、かつ原紙に対して20〜30重量%と
多量に使用されることから、スルファミン酸グアニジン
使用量の削減が大いにめられている。
また、最近壁紙においては張り換え時、基紙の紙層にお
いて容易に均一剥離した方が張り換え作業性が向」二す
ることから、基紙となる難燃紙の紙層剥離強度が低いこ
とが要望されている。
いて容易に均一剥離した方が張り換え作業性が向」二す
ることから、基紙となる難燃紙の紙層剥離強度が低いこ
とが要望されている。
本発明者らは前述のような問題を解決すべく鋭意検討し
た結果、本発明に到達した。すなわち、末完P−は繊維
物質(A)、難燃剤(B)、塩化ビニル/酢酸ビニル/
エチレン共重合体又はその変性物エマルジョン(C)よ
りなり〜かつ固型分重量比で(A): [(B)+ (
C):l−100:10〜40、(A): (C)=1
00 :’Q、5〜7、及び(C)/ (B)=1/3
〜1/40であるN燃紙、及ヒ塩化ビニル/酢酸ビニル
/エチレン共重合体又はその変性物エマルジョン(C)
と難燃剤(B)よりなり(C)/ (B)=1/3〜1
/40 (固型分重量比)を満足する混合水分散液を、
繊維物質(A)よりなる原紙に(A)に対して(B)+
(C)が固型分重量比で10〜40になるよう含浸し
、その後加熱乾燥することを特徴とする難燃紙の製造方
法である。
た結果、本発明に到達した。すなわち、末完P−は繊維
物質(A)、難燃剤(B)、塩化ビニル/酢酸ビニル/
エチレン共重合体又はその変性物エマルジョン(C)よ
りなり〜かつ固型分重量比で(A): [(B)+ (
C):l−100:10〜40、(A): (C)=1
00 :’Q、5〜7、及び(C)/ (B)=1/3
〜1/40であるN燃紙、及ヒ塩化ビニル/酢酸ビニル
/エチレン共重合体又はその変性物エマルジョン(C)
と難燃剤(B)よりなり(C)/ (B)=1/3〜1
/40 (固型分重量比)を満足する混合水分散液を、
繊維物質(A)よりなる原紙に(A)に対して(B)+
(C)が固型分重量比で10〜40になるよう含浸し
、その後加熱乾燥することを特徴とする難燃紙の製造方
法である。
本発明の(A)、(B)、(C)の特定組成の難燃紙に
あっては意外なことに、エマルジョンは難燃剤としても
有効に作用し“、使用エマルジョン表同量近くもしくは
同量の難燃剤を減らすことができ、同時にアルキルケテ
ンダイマー等の一般サイズ剤を使用しないにもかかわら
ず適度なサイズ性が得られる。付は加えるに、引張強度
、耐折性、引裂強度等の一般紙力が良好で、かつ壁紙の
張り換え時不都合となる過度の紙層剥離強度ををさない
特長を有する。
あっては意外なことに、エマルジョンは難燃剤としても
有効に作用し“、使用エマルジョン表同量近くもしくは
同量の難燃剤を減らすことができ、同時にアルキルケテ
ンダイマー等の一般サイズ剤を使用しないにもかかわら
ず適度なサイズ性が得られる。付は加えるに、引張強度
、耐折性、引裂強度等の一般紙力が良好で、かつ壁紙の
張り換え時不都合となる過度の紙層剥離強度ををさない
特長を有する。
本発明において繊維物質とは、木材パルプ、合成繊維、
ガラス繊維、靭皮繊維のいずれか、もしくはこれらの2
つ以上の混合物である。特に木材パルプ又は木材パルプ
を50重量パーセント以上含む繊維質混合物である。
ガラス繊維、靭皮繊維のいずれか、もしくはこれらの2
つ以上の混合物である。特に木材パルプ又は木材パルプ
を50重量パーセント以上含む繊維質混合物である。
更に本発明でいうN燃剤には、前述の各種難燃剤を例示
することができるが、前記の事由によりスルファミン酸
グアニジンもしくはスルファミン酸グアニジンを50重
量%以上含む難燃剤が好ましい。スルファミン酸グアニ
ジンと混合され使用される物質としてはスルファミン酸
アンモニウム、イミドジスルフォン酸ジアンモニウム、
イミドジスルフォン酸グアニジンアンモニウム、イミド
ジスルフメン酸ジグアニジン、メラミン、アンメリン等
の如く市販スルファミン酸グアニジンの不純物として含
まれる化合物、燐酸アンモニウム、ポリ燐酸グアニジン
、ポリ燐酸グアニル尿素、炭酸グアニジン、三酸化アン
チモン、五酸化7ンチモン、ジシアンジアミド、メラミ
ン付加ポリ燐酸アンモニウム、水酸化アルミニウム、グ
アニジン臭化水素酸塩、グアニル尿素臭化水素酸塩等々
が挙げられる。
することができるが、前記の事由によりスルファミン酸
グアニジンもしくはスルファミン酸グアニジンを50重
量%以上含む難燃剤が好ましい。スルファミン酸グアニ
ジンと混合され使用される物質としてはスルファミン酸
アンモニウム、イミドジスルフォン酸ジアンモニウム、
イミドジスルフォン酸グアニジンアンモニウム、イミド
ジスルフメン酸ジグアニジン、メラミン、アンメリン等
の如く市販スルファミン酸グアニジンの不純物として含
まれる化合物、燐酸アンモニウム、ポリ燐酸グアニジン
、ポリ燐酸グアニル尿素、炭酸グアニジン、三酸化アン
チモン、五酸化7ンチモン、ジシアンジアミド、メラミ
ン付加ポリ燐酸アンモニウム、水酸化アルミニウム、グ
アニジン臭化水素酸塩、グアニル尿素臭化水素酸塩等々
が挙げられる。
次に本発明でいう塩化ビニル/酢酸ビニル/エチレン共
重合体エマルジョンとしては、より具体的には組成が塩
化ビニル;20〜60重量%、酢酸ビニル;20〜70
重量%、エチレン;5〜25重量%であり、かつ該共重
合体のガラス転移点温度が一5〜35℃の範囲の共重合
体エマルジョンが例示される。塩化ビニル/酢酸ビニル
/エチレン共重合体の変性エマルジョン共重合体に対し
て10重量%以下でグリシジル基、N−メチロールW、
アルコキシメチル暴、アミド基、カルボキシル基、ヒド
ロキシル基、スルホン酸基等を有する官能性ビニルモノ
マーから選抜された官能性ビニルモノマーの1種又は2
種以上を共重合し変性されたものである。この変性は、
例えば難燃紙の湿潤時引張強度を高め、用途に応し有利
となる。
重合体エマルジョンとしては、より具体的には組成が塩
化ビニル;20〜60重量%、酢酸ビニル;20〜70
重量%、エチレン;5〜25重量%であり、かつ該共重
合体のガラス転移点温度が一5〜35℃の範囲の共重合
体エマルジョンが例示される。塩化ビニル/酢酸ビニル
/エチレン共重合体の変性エマルジョン共重合体に対し
て10重量%以下でグリシジル基、N−メチロールW、
アルコキシメチル暴、アミド基、カルボキシル基、ヒド
ロキシル基、スルホン酸基等を有する官能性ビニルモノ
マーから選抜された官能性ビニルモノマーの1種又は2
種以上を共重合し変性されたものである。この変性は、
例えば難燃紙の湿潤時引張強度を高め、用途に応し有利
となる。
官能基を含有するビニルモノマーとしては、(メタ)ア
クリル酸グリシジル、N−メチロール(メタ)アクリル
アミド、N−メトキシメチル(メタ)アクリルアミド、
N−エトキシメチル(メタ)アクリルアミド、N−ブト
キシメチル(メタ)アクリルアミド、アクリル酸、イク
コン酸、マレイン酸、(メタ)アクリルアミド〜 2−
ヒトコキノエチル(メタ)アクリルアミド、ビニルスル
ホン#(又はその塩)等が例示される。 さらに本発明
に用いる共重合体は、ジー又はトリーアリル基を有する
多重合性モノマーを共重合し、共重合体の一部を網目状
化した共重合体であっても良い。多重合体モノマーは通
常共重合体に対して2重量%以下の使用量で存利に使用
される。ジー又はトリーアリル基を有する多重合性モノ
マーとしては、例えばマレイン酸、アジピン酸、フタル
酸等の2塩基酸のジアリルエステル、ヘンゼントリカル
ボン酸のトリアリルエステル等がある。
クリル酸グリシジル、N−メチロール(メタ)アクリル
アミド、N−メトキシメチル(メタ)アクリルアミド、
N−エトキシメチル(メタ)アクリルアミド、N−ブト
キシメチル(メタ)アクリルアミド、アクリル酸、イク
コン酸、マレイン酸、(メタ)アクリルアミド〜 2−
ヒトコキノエチル(メタ)アクリルアミド、ビニルスル
ホン#(又はその塩)等が例示される。 さらに本発明
に用いる共重合体は、ジー又はトリーアリル基を有する
多重合性モノマーを共重合し、共重合体の一部を網目状
化した共重合体であっても良い。多重合体モノマーは通
常共重合体に対して2重量%以下の使用量で存利に使用
される。ジー又はトリーアリル基を有する多重合性モノ
マーとしては、例えばマレイン酸、アジピン酸、フタル
酸等の2塩基酸のジアリルエステル、ヘンゼントリカル
ボン酸のトリアリルエステル等がある。
本発明に用いられる塩化ビニル/酢酸ビニル/エチレン
共重合体及びその変性共重合体エマルジョンは乳化重合
法で製造される。乳化重合に使用する乳化剤としては特
に制限はないが、アニオン界面活性剤の場合には難燃剤
との混合において、エマルジョンの分散が破壊され、エ
マルジョンが凝固してしまう傾向があるため、完全もし
くは部分ケン化ポリビニルアルコール、メチルセルロー
ス、ヒトし1キシエチルセルロース、α−オレフィン−
無水マレイン酸共重合水溶性高分子等の保護コロイド、
そしてポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、
ポリオキソエチレンポリオキシプロピレンブロノクコポ
リマー、ポリオキシエチレンソルビクン脂肪酸エステル
等のノニオン界面活性剤が推奨され これ等は単独もし
くは混合物として用いられる。また、PH調整剤、電解
質、ラジカル重合開始剤等も公知の乳化重合の技術によ
り用いられる。重合温度、重合圧力は特に制限はないが
、本発明の共重合体エマルジョンは、通常重合温度30
〜80℃、重合圧力5〜100kg/ Caが用いられ
る。乳化重合技術において、モノマーの供給法として特
に制限はないが、好ましくは共重合に供する塩化ビニル
、酢酸ビニルは重合に供する全体量の少なくとも60重
足置以上はエチレンの加圧下、重合中に均一に添加する
と均一な組成の共重合体が得られる。また、変性に用い
る官能性ビニルモノマー、多重合性モノマーは全量を重
合中に均一に添加する方法が好ましい。さらに、またこ
れ等多重合する千ツマ−を重合中に連続的に添加する連
続重合方式も好ましい重合技術である。共重合体エマル
ジョンは固型分濃度が40〜60重景%の装置が好適に
使用される。
共重合体及びその変性共重合体エマルジョンは乳化重合
法で製造される。乳化重合に使用する乳化剤としては特
に制限はないが、アニオン界面活性剤の場合には難燃剤
との混合において、エマルジョンの分散が破壊され、エ
マルジョンが凝固してしまう傾向があるため、完全もし
くは部分ケン化ポリビニルアルコール、メチルセルロー
ス、ヒトし1キシエチルセルロース、α−オレフィン−
無水マレイン酸共重合水溶性高分子等の保護コロイド、
そしてポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、
ポリオキソエチレンポリオキシプロピレンブロノクコポ
リマー、ポリオキシエチレンソルビクン脂肪酸エステル
等のノニオン界面活性剤が推奨され これ等は単独もし
くは混合物として用いられる。また、PH調整剤、電解
質、ラジカル重合開始剤等も公知の乳化重合の技術によ
り用いられる。重合温度、重合圧力は特に制限はないが
、本発明の共重合体エマルジョンは、通常重合温度30
〜80℃、重合圧力5〜100kg/ Caが用いられ
る。乳化重合技術において、モノマーの供給法として特
に制限はないが、好ましくは共重合に供する塩化ビニル
、酢酸ビニルは重合に供する全体量の少なくとも60重
足置以上はエチレンの加圧下、重合中に均一に添加する
と均一な組成の共重合体が得られる。また、変性に用い
る官能性ビニルモノマー、多重合性モノマーは全量を重
合中に均一に添加する方法が好ましい。さらに、またこ
れ等多重合する千ツマ−を重合中に連続的に添加する連
続重合方式も好ましい重合技術である。共重合体エマル
ジョンは固型分濃度が40〜60重景%の装置が好適に
使用される。
本発明において塩化ビニル/酢酸ビニル/エチレン共重
合体又はその変性物エマルジョンは難燃剤との併用にお
いて難燃性付与を発現し、@燃剤使用量を減らすことが
できる。また他の塩素元素を含有するエマルジョン、例
えば塩化ビニル/エチレン共重合体又はその変性物エマ
ルジョンを用いた場合では、サイズ性及び引張強度、耐
折性、引裂強度等の一般紙力が、難燃性と同時に充分得
られないが、本発明において使用するエマルジョンにお
いては、難燃剤の使用量の削減と同時に、サイズ性、−
C紙力の向上を図ることができる。
合体又はその変性物エマルジョンは難燃剤との併用にお
いて難燃性付与を発現し、@燃剤使用量を減らすことが
できる。また他の塩素元素を含有するエマルジョン、例
えば塩化ビニル/エチレン共重合体又はその変性物エマ
ルジョンを用いた場合では、サイズ性及び引張強度、耐
折性、引裂強度等の一般紙力が、難燃性と同時に充分得
られないが、本発明において使用するエマルジョンにお
いては、難燃剤の使用量の削減と同時に、サイズ性、−
C紙力の向上を図ることができる。
難燃紙中の鋪燃剤(以下CB)と呼称)、塩化ビニル/
酢酸ビニル/エチレン共重合体又はその変性物エマルジ
ョン(以下(C)と呼称)の付着固型分重量比は(C)
/ (B)は1/3〜1/40である必要がある。1/
3より (C)の比が多い場合、例えば(C)/ (B
)が1/2の場合、所定の難燃性レヘル(JIS A
1322 防炎2級(炭化長 IQcm以下)〕を達成
するためには、(C)+ (B)の合計付着量は(C)
を併用しない(B)単独の場合より結果的にはかなり多
くする必要があり、(C)の姉燃剤としての働きが少な
い。これはまた経済面での不利をもたらす。(C)/
(B)比が1/40よりさらに少ない場合には、(C)
を併用した効果〔(B)使用量の削減、サイズ性の付与
、−C紙力の向上〕がほとんど得られず、(C)の併用
が無意味となる。
酢酸ビニル/エチレン共重合体又はその変性物エマルジ
ョン(以下(C)と呼称)の付着固型分重量比は(C)
/ (B)は1/3〜1/40である必要がある。1/
3より (C)の比が多い場合、例えば(C)/ (B
)が1/2の場合、所定の難燃性レヘル(JIS A
1322 防炎2級(炭化長 IQcm以下)〕を達成
するためには、(C)+ (B)の合計付着量は(C)
を併用しない(B)単独の場合より結果的にはかなり多
くする必要があり、(C)の姉燃剤としての働きが少な
い。これはまた経済面での不利をもたらす。(C)/
(B)比が1/40よりさらに少ない場合には、(C)
を併用した効果〔(B)使用量の削減、サイズ性の付与
、−C紙力の向上〕がほとんど得られず、(C)の併用
が無意味となる。
難燃紙中の繊維物質(以下(A>と呼称)と(B)+
(C)固型分合計量の比は(A)重量に対しくB)+
(c)合計固型分重量で10〜40重量%である必要が
ある。(B)+ (C)の(A)に対する必要重量%は
、(A) (原紙)の坪量、組成、地合等により増減す
るが、10重装置未満では充分な難燃性(例えば前述の
所定の難燃性レヘル)が得られず、40重量%を超える
量は難燃性をほとんど向上することはなく、いたずらに
難燃剤使用量を増やし経済面での不利を招くだけである
。
(C)固型分合計量の比は(A)重量に対しくB)+
(c)合計固型分重量で10〜40重量%である必要が
ある。(B)+ (C)の(A)に対する必要重量%は
、(A) (原紙)の坪量、組成、地合等により増減す
るが、10重装置未満では充分な難燃性(例えば前述の
所定の難燃性レヘル)が得られず、40重量%を超える
量は難燃性をほとんど向上することはなく、いたずらに
難燃剤使用量を増やし経済面での不利を招くだけである
。
更に(A)に対する(C)の付着固型分重量は、(A)
に対して(C)が0.5〜7重量%である必要がある。
に対して(C)が0.5〜7重量%である必要がある。
7重量%を超える場合は、乾時及び湿潤時の引張強度、
耐折性、引裂強度等の一般紙力、サイズ性は良いが、紙
層剥離強度が強くなりすぎ、紙層剥離強度が低い方が良
いとする前述の近時要望に合致しなくなる。また0、5
重量%未満である場合には、(C)の使用量が少なすぎ
紙層剥離強度が低いものの一般紙力、サイズ性の向−ト
が見られず、(C)を併用することによる重要なメリッ
トの多くが見出せなくなる。
耐折性、引裂強度等の一般紙力、サイズ性は良いが、紙
層剥離強度が強くなりすぎ、紙層剥離強度が低い方が良
いとする前述の近時要望に合致しなくなる。また0、5
重量%未満である場合には、(C)の使用量が少なすぎ
紙層剥離強度が低いものの一般紙力、サイズ性の向−ト
が見られず、(C)を併用することによる重要なメリッ
トの多くが見出せなくなる。
繊維物質(A)、難燃剤(B)、エマルジョン(C)に
より充分な基本性能の難燃紙が得られるが、必要により
、クレー、炭酸カルシウム、酸化チタン、水酸化アルミ
ニウム等のフィラー(顔料)、ロジン、ワックス、アル
キルケテンダイマー等のサイズ剤、ポリアクリルアミド
、デンプン、ポリビニルアルコール、メラミンホルムア
ルデヒド樹脂、尿素ホルムアルデヒド樹脂、ポリアミド
エポキシ樹脂等の紙力増強剤等々の公知の従来薬剤を併
用することができる。
より充分な基本性能の難燃紙が得られるが、必要により
、クレー、炭酸カルシウム、酸化チタン、水酸化アルミ
ニウム等のフィラー(顔料)、ロジン、ワックス、アル
キルケテンダイマー等のサイズ剤、ポリアクリルアミド
、デンプン、ポリビニルアルコール、メラミンホルムア
ルデヒド樹脂、尿素ホルムアルデヒド樹脂、ポリアミド
エポキシ樹脂等の紙力増強剤等々の公知の従来薬剤を併
用することができる。
次に実施例により本発明を説明する。
実施例及び参考例
スルファミン酸グアニジン、各種エマルジョン、水を混
合することにより、各種エマルジョン/スルファミン酸
グアニジンの固型分1ヒが各々、1/2.1/3.11
5.1/10.0/1となる含浸液を作成した。なお含
浸乾燥後の固型分付着重量比(対原紙)を制御するため
、含浸液濃度は水で希釈することにより適当に調整した
。
合することにより、各種エマルジョン/スルファミン酸
グアニジンの固型分1ヒが各々、1/2.1/3.11
5.1/10.0/1となる含浸液を作成した。なお含
浸乾燥後の固型分付着重量比(対原紙)を制御するため
、含浸液濃度は水で希釈することにより適当に調整した
。
作成した含浸液を厚手の原紙(東洋濾紙社品定性濾紙
No、2、坪! 120g/m)及び薄手の原紙(坪量
55g/m)に含浸し、ロールで余分の含浸液を絞り除
いた後、風乾し130℃の熱風乾燥機で5分間乾燥した
。
No、2、坪! 120g/m)及び薄手の原紙(坪量
55g/m)に含浸し、ロールで余分の含浸液を絞り除
いた後、風乾し130℃の熱風乾燥機で5分間乾燥した
。
厚手の原紙の場合の測定結果を表1に、薄手の原紙の場
合の測定結果を表2に示す。
合の測定結果を表2に示す。
各測定項目の測定方法は次のとおりである。
■各種エマルジョンとスルファミン酸グアニジンの固型
分付着量は、含浸乾燥後の単位面積当りの重量増加量に
より算出した。各種エマルジョンとスルフアミノ酸グア
ニジンの付着量比は、含浸液における比と同一である。
分付着量は、含浸乾燥後の単位面積当りの重量増加量に
より算出した。各種エマルジョンとスルフアミノ酸グア
ニジンの付着量比は、含浸液における比と同一である。
■燃焼試験;JIS A−1322
■引張強度、JIS P−8113なお湿潤時引張強度
とは、水に1時間浸漬後の引張強度である。
とは、水に1時間浸漬後の引張強度である。
■引裂強度、JIS P−8116
■耐折性、JTS P−8115荷重1 kg■サイズ
度、JIS P−8122 ■紙層剥離強度;熊谷理機工業社製インターナルボンド
テスターによる。
度、JIS P−8122 ■紙層剥離強度;熊谷理機工業社製インターナルボンド
テスターによる。
使用エマルジョンはいずれも住友化学工業社品で各々の
組成は次のとおりである。
組成は次のとおりである。
スミカフレックス820 (S−820);塩化ビニル
/酢酸ビニル/エチレンa性共M合体。
/酢酸ビニル/エチレンa性共M合体。
スミエリート1010 (SE−1010);塩化ビニ
ル/エチレン変性共重合体。
ル/エチレン変性共重合体。
スミカフレックス753 (S−753);酢酸ビニル
/エチレン変性共重合体。
/エチレン変性共重合体。
表1及び表2のNo、の列で○印をイ」りた行が本発明
の実施例であり、その他の行は参考例である。
の実施例であり、その他の行は参考例である。
Claims (2)
- (1)繊維物質(A)、難燃剤(B)、塩化ビニル/酢
酸ビニル/エチレン共重合体又はその変性物エマルジョ
ン(C)よりなり、かつ固型分重量比で(A): [(
B)+ (C))=ioo:i。 〜40、(A) : (C) =10070.5〜7及
び(C)/ (B)= 1/3〜I/40である難燃紙
。 - (2)塩化ビニル/酢酸ビニル/エチレン共重合体又は
その変性物エマルジョン(C)と難燃剤(B)よりなり
(C): (B)=173〜40(固型分重量比)を
満足する混合水分散液を、繊維物質(A)よりなる原紙
に(A)に対して(B)+(C)が固型分重量比で10
〜40になるよう含浸し、その後加熱乾燥することを特
徴とする難燃紙の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9229984A JPS60239598A (ja) | 1984-05-08 | 1984-05-08 | 難燃紙及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9229984A JPS60239598A (ja) | 1984-05-08 | 1984-05-08 | 難燃紙及びその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60239598A true JPS60239598A (ja) | 1985-11-28 |
JPH0450438B2 JPH0450438B2 (ja) | 1992-08-14 |
Family
ID=14050527
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9229984A Granted JPS60239598A (ja) | 1984-05-08 | 1984-05-08 | 難燃紙及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60239598A (ja) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5053428A (ja) * | 1973-09-13 | 1975-05-12 | ||
JPS5229852A (en) * | 1975-09-02 | 1977-03-07 | Denki Kagaku Kogyo Kk | Preparation of inorganic fiber laminate |
JPS58208497A (ja) * | 1982-05-27 | 1983-12-05 | 株式会社 興人 | 樹脂加工基材用難燃含浸紙 |
JPS5953797A (ja) * | 1982-09-20 | 1984-03-28 | 株式会社 興人 | 難燃含浸紙 |
-
1984
- 1984-05-08 JP JP9229984A patent/JPS60239598A/ja active Granted
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5053428A (ja) * | 1973-09-13 | 1975-05-12 | ||
JPS5229852A (en) * | 1975-09-02 | 1977-03-07 | Denki Kagaku Kogyo Kk | Preparation of inorganic fiber laminate |
JPS58208497A (ja) * | 1982-05-27 | 1983-12-05 | 株式会社 興人 | 樹脂加工基材用難燃含浸紙 |
JPS5953797A (ja) * | 1982-09-20 | 1984-03-28 | 株式会社 興人 | 難燃含浸紙 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0450438B2 (ja) | 1992-08-14 |
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