JPS602389Y2 - 浮沈式ホ−ス - Google Patents

浮沈式ホ−ス

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JPS602389Y2
JPS602389Y2 JP2903380U JP2903380U JPS602389Y2 JP S602389 Y2 JPS602389 Y2 JP S602389Y2 JP 2903380 U JP2903380 U JP 2903380U JP 2903380 U JP2903380 U JP 2903380U JP S602389 Y2 JPS602389 Y2 JP S602389Y2
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hose
float
foam layer
layer
foam
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JP2903380U
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JPS56131086U (ja
Inventor
勝義 隅谷
Original Assignee
住友ゴム工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔利用分野〕 本考案は、オイルタンカーと陸上貯油施設との間に常設
される油送用パイプラインや、浚渫作業現場と浚渫泥土
荷卸施設との間に敷設される浚渫泥土搬送用パイプライ
ン等に組込まれて使用される浮沈式ホースに関する。
〔従来技術〕
従来よく知られているように、上記海洋作業用パイプラ
イン中に組込まれて使用されるゴム製ホースには、ゴム
製内筒体の外周上に発泡体層を形成するか、またはゴム
製ホースの外周上に発泡体よりなる環状フロートを嵌装
することにより、該ホースが常時海面に浮揚しているよ
うに構成した常時浮揚型式のものと、前記環状フロート
を装着した主ホースに別の細径ホースを併設し、稼働時
、前記併設ホースに空気を送り込むことにより海面へ浮
上させ、また作業休止時には、前記併設ホースに注水し
て内部の空気を排除することにより前記主ホースを海底
へ沈下させるようにするか(ホース併設式)、又はゴム
製内筒体の外周に接して空気室を形威し、該空気室へ給
排気することにより海面又は海底へ浮上又は沈下させる
ようにした(給排気室併設式)浮沈型式のものとがある
〔解決すべき課題〕 上記浮沈形式のものの内、給排気室併設式ホースの場合
、給排気室から排気すれば、該ホースはその自重(凡そ
1〜4ton)により急速に海底へ沈下するか、逆に海
面へ浮上する場合には、該ホースを海面まで浮上させる
に充分な量の空気を前記給排気室へ充填するのに相当長
時間を要するため、該ホースの浮上動作は比較的緩慢と
なる。
一方、ホース併設型式の浮沈式の場合、海面浮上に必要
な浮力を付与するため多数の環状スロートが該ホースの
外周に嵌装されるので、該ホースの撓曲性が著しく阻害
される。
以上に加えて、発泡体層を内筒体の外周に設けた浮沈式
ホースの場合、該ホースが海底へ沈下したとき、該ホー
スに加えられる水圧は当然に増大するため、前記発泡体
層が圧縮変形し、またこの変形はホースの海底沈下の都
度繰り返し起こるため、該発泡体の各気泡室は漸次に圧
潰破壊され、延いては浮力の減少を齋す。
これまでに、上記気泡室の圧潰破壊による浮力の減退と
云う不都合な事態に対応する手段として、ゴム製内筒体
の外周に発泡体を積層する際、前記内筒体の外周に、ホ
ース長手方向へ間隔をおいて細幅のゴム引き帯布片を順
次巻き付けて環状補強体を形成し、それら環状補強体の
間に発泡体層を形成する技術が提案されている。
(特公昭42−1586咥) しかし、この先行技術において、環状補強体の間隔が余
り広すぎると、発泡体層の圧潰を適切に防止できず、ま
た、前記間隔が狭すぎると、ゴム製内筒体の撓曲性を阻
害することになるほか、多数の該補強体の形成に際して
、各種強体毎にゴム引き帯布片を幾層にも巻き付けると
云う極めて手間のかかる作業を必要とする。
〔考案の目的〕
本考案は、従来の浮沈式ホースにおける上記課題に解決
を与え、海面への浮上動作と海底への沈下動作とを共に
迅速に行うことができ、かつ浮沈動作の繰り返しに伴う
発泡体の気泡室の圧潰、延いては発泡体の浮力の減退を
ホースの撓曲性能を阻害することなしに適切に防止しう
る浮沈式ホースを提供することを目的とする。
〔具体的構成〕
本考案に係る浮沈式ホースは、内筒体と、前記内筒体を
囲繞する発泡体層と、前記発泡体層に埋め込まれ外周を
不透過層に接し、内筒体の長手方向に所定の間隔で設け
られた補強リングと、前記内筒体、発泡体層、不透過層
及び補強リングに補強的浮力を付与するために設けられ
た給排装置と連結する浮子とから成ることを特徴とする
本案ホースにおいて内筒体は、通常、大口径ゴム製ホー
スに適用されるごとく綿布又はポリエステル、ポリアミ
ドのような合成繊維の織布もしくはコード、又はスチー
ルコード等により補強され。
た構造を採る。
なお、前記内筒体の両端部に連結金具が加硫接着により
結合されてもよい。
本考案によれば、発泡体層は、本案ホースを海面もしく
は水面まで浮上させるには充分でないが、前記浮子によ
り僅かな浮力を補充されると直;ちに該ホースを海面も
しくは水面まで浮上せしめ、また前記浮子の浮力を減じ
られると直ちに該ホースを海底もしくは水底まで沈下せ
しめ得るごとく本案ホース全体の見掛は比重を調整する
機能を有している。
つまり、本案ホースの見掛は比重くか海水もしくは水よ
りも僅かに大きいか、もしくは小さくなるように、該発
泡体層は、ホースの容積、重さに応じてその容積、発泡
倍率を設定される。
そのため、前記発泡体層は前記浮力を具備するに適当す
る発泡倍率及び厚みを有するネオプレンのような合皮ゴ
ム、天然ゴム、又はポリエチレン、ポリウレタン又はポ
リ塩化ビニルのような合成樹脂などにより構成される。
なお、該発泡体は独立気泡性のものが好ましい。
上記発泡体層は、その外周を補強布材料を埋め込むか、
又は埋め込まれないネオプレンのような合皮ゴム又はポ
リウレタンのような合成樹脂からなる不透過層により被
覆される。
この不透過層は、発泡体層内部に海水もしくは水が侵入
するのを防止し、発泡体層の安定した浮力を維持する。
本案ホースは、内筒体の外周に発泡体層と並列して浮子
を備える。
この浮子は、例えば金属材料、繊維補強プラスチック材
料(FRP)、硬質ゴム等の適当な不撓性で不透過性の
板状体からなる左右一対の円形区画壁と、それら区画壁
の円周面間に亘り補強布材で補強されたゴム状弾性体で
気密的に被覆して形成され、また該浮子はホース端側の
区画壁に設けられた給排口に連結される細径ホースを介
して外部空気供給源はたは給水源に接続される。
なお、前記浮子は図示例のごとく発泡体層と一体的に形
成される他、前記発泡体層と分離して形成された上、内
筒体の外周に嵌装されてもよく、また図示例のごとくホ
ース端部に形成される他、該ホースの中間部に形成され
てもよい。
斯くして稼働時、該浮子内に僅かな量の空気を供給する
と、該浮子の容積が増大し、その増大した容積分の浮力
が本案ホースに作用することとなり、その結果、本案ホ
ースは直ちに海面もしくは水面へ浮上を開始する。
逆に作業休止時には、前記浮子から抜気すれば、該浮子
の容積は減少し、減少した容積分の浮力が減少する結果
、本案ホースは迅速に海底もしくは水底への沈下を開始
する。
なお給水装置を用いる場合、本案ホースは給水時に沈下
し、排水時に浮上することになる。
またこの場合に、浮子は必ずしも先述のごとく容積が変
化するものであることを要しない。
次に本案ホースでは、補強リングが、上記発泡体層に埋
め込まれ外周を不透過層に接し、内筒体の長手方向へ圧
力に応じて所定の間隔で配設される。
この補強リングは、鉄その他の金属材料、又はFRPな
との硬質材料で構成される。
また、この補強リングの埋設間隔は、該リング自体の幅
、ホースの有効長又は発泡層の厚みなどを考慮して、ホ
ースの撓曲性を阻害しないよう、また増大する水圧によ
る発泡体層の圧縮変形を阻止しうるように適切に選択さ
れる。
一般に、この種海洋作業用ホースは凡そ9〜12mの長
さと、凡そ10〜500の内径を有するものが使用され
るが、実験によれば、前記補強リングは略1rrL以内
の間隔で埋め込まれるべきであり、好ましくは5層前後
の間隔で埋め込まれる。
また、前記補強リングの幅は凡そ5crn前後を好適と
するが、勿論理む込み間隔などとの関連において前記数
値に限定されるものではない。
本案ホースはこのように、発泡体層内に一定間隔で埋め
込まれた補強リングを備えているから、該ホースが海底
へ沈下されたとき、発泡体層が増大する水圧により圧縮
変形するのを阻止すると共に、内筒体の海底側にある発
泡体層がホース自重又は海底の凹凸地形により局部的に
受ける圧縮荷重を軽減し、しかも前記補強リングは、従
来ホースの場合と異なり、その外周を不透過層に接し内
筒体の外周からは離間しているので、稼働中ホースの撓
曲性を阻害することもない。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面について説明する。
第1図は、本考案の一実施例による浮沈式ホースの半部
のみを示す部分断面図である。
本例ホース2は、ゴム内層11上に複数のゴム引き補強
布層12を捲回し、該補強布層12上をワイヤー13で
巻き締め、さらに該ワイヤー13上にゴム外層14を形
成してなるゴム製内筒体1と、前記内筒体1の外周上に
厚さ250mmに形成された天然ゴムより戒る独立気泡
の発泡体層3と、前記発泡体層3と並んで前記内筒体1
上に設けられた浮子6とを含む。
なお内筒体1のその端部に連結金具15を備える。
発泡体層3は、その外周をウレタンゴムよりなる不透過
層4により被覆され、また該発泡体層3内には鉄製補強
リング5が外周を前記不透過層4に接し、ホースの長手
方向へ60間隔で埋め込まれている。
なお、前記補強リング5は凡と5cmの幅及び厚さを有
している。
浮子6は、高硬度のゴムで作られた区画壁7゜7と、両
区画壁7,7の外周を覆う綿布9で補強されたウレタン
ゴムよりなる不透過性の外被層8とにより構成され、ま
たホース端側の区画壁7に給排口10を備える。
なお、本例ホース2は全長10m、、内径凡そ60cm
に構成されている。
また使用に際しては、所要本数の本例ホース2が連結さ
れて、例えば油送用パイプライン中の浮揚ライン部を構
成し、最端部に位置するホースの浮子6は給排気ホース
16により給排気装置(図示省略)へ接続される。
なお図示されていないが、隣り合うホースの浮子6同士
は別の細径ホースで連結される。
以上構成の本例ホース2は、先述した通り浮子6に空気
を充填すると、該浮子6の浮力と発泡体層3の浮力とに
より迅速に海面まで浮上し、また前記浮子6から抜気す
ると、迅速に海底まで沈下する。
さらに本例ホース2では、補強リング5が、外周を不透
過層4に接し、かつ適切な間隔で発泡体層3内に埋め込
まれているので、海底沈下時、該補強リング5は前記発
泡体層3を増大する水圧による圧縮破壊から保護すると
共に、本例ホース2の撓曲性を阻害することもない。
第2図は本考案の別な実施例による浮沈式ホースの第1
図と同様な部分断面図である。
本例ホース2は内筒体1にもう1層のワイヤー13が付
加される点、不透過層4が綿布で補強されたネオプレン
ゴムで構成される点、及び補強リング5がFRPを用い
て幅5cm、厚み15cmに形成される点で前例のもの
と相違する。
ただし、本例ホース2が、浮子6に僅かな量の空気を供
給または排気することにより、発泡層3の主浮力と協働
して迅速な浮上または沈下動作をなす点及び補強リング
5が、ホースの撓曲性を阻害しないで発泡体層3の圧縮
破壊を有効に防止できる点では前例のものと同様である
〔考案の効果〕
本考案は、以上説明した通り、浮沈式ホースを、内筒体
と、前記内筒体を囲繞する発泡体層と前記発泡体層に埋
め込まれ外周を不透過層に接腰内筒体の長手方向に所定
の間隔で設けられた補強リングと、前記内筒体、発泡体
層、不透過層及び補強リングに補助的浮力を付与するた
めに設けられた給排装置と連結する浮子とから成るごと
く構成腰前記浮子による僅かな浮力調整で、ホースの海
面への浮上動作と海底への沈下動作とを共に迅速に行う
ことができ、しかも、前記補強リングの設置により、浮
沈動作の繰り返しに伴う発泡体の気泡室の圧潰、延いて
は発泡体の浮力の減退をホースの撓曲性能を阻害するこ
となしに適切に防止しうる浮沈式ホースを提供する。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は、夫々本考案の実施例による浮沈式
ホースの半部のみを示す部分断面図である。 各図中、符号は下記の意味を有する。1:内筒体、2:
ホース全体、3:発泡体層、4:不透過層、5:補強リ
ング、6:浮子、7:区画壁、8:外被層、9:綿布補
強層、10:給排口、11:ゴム内層、12:補強布層
、13:ワイヤー、14:ゴム外層、15:連結金具、
16:給排気ホース。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 内筒体と、前記内筒体を囲繞する発泡体層と、前記発泡
    体層に埋め込まれ外周を不透過層に接し、内筒体の長手
    方向に所定の間隔で設けられた補強リングと、前記内筒
    体、発泡体層、不透過層及び補強リングに補助的浮力を
    付与するために設けられた給排装置と連結する浮子とか
    ら成ることを特徴とする浮沈式ホース。
JP2903380U 1980-03-05 1980-03-05 浮沈式ホ−ス Expired JPS602389Y2 (ja)

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JPS56131086U JPS56131086U (ja) 1981-10-05
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JP2023066117A (ja) * 2021-10-28 2023-05-15 横浜ゴム株式会社 マリンホースおよびその製造方法

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