JPS60238132A - 動力回収装置 - Google Patents

動力回収装置

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JPS60238132A
JPS60238132A JP9518384A JP9518384A JPS60238132A JP S60238132 A JPS60238132 A JP S60238132A JP 9518384 A JP9518384 A JP 9518384A JP 9518384 A JP9518384 A JP 9518384A JP S60238132 A JPS60238132 A JP S60238132A
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pressure
gas
valve
pressure liquid
liquid
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JP9518384A
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English (en)
Inventor
Koichi Beppu
別府 紘一
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Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
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Publication date
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C10PETROLEUM, GAS OR COKE INDUSTRIES; TECHNICAL GASES CONTAINING CARBON MONOXIDE; FUELS; LUBRICANTS; PEAT
    • C10GCRACKING HYDROCARBON OILS; PRODUCTION OF LIQUID HYDROCARBON MIXTURES, e.g. BY DESTRUCTIVE HYDROGENATION, OLIGOMERISATION, POLYMERISATION; RECOVERY OF HYDROCARBON OILS FROM OIL-SHALE, OIL-SAND, OR GASES; REFINING MIXTURES MAINLY CONSISTING OF HYDROCARBONS; REFORMING OF NAPHTHA; MINERAL WAXES
    • C10G1/00Production of liquid hydrocarbon mixtures from oil-shale, oil-sand, or non-melting solid carbonaceous or similar materials, e.g. wood, coal

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Hydraulic Motors (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は動力回収装置、特に、化学プラント、例えば、
石炭液化プラントにおける石炭液化生成物溶液のように
、固形物粒子および溶解ガスを含有する高圧液の持つ圧
力エネルギを動力として回収する装置に関する。
固形物粒子を含む高圧液を扱う化学プラントとしては、
従来より種種のものがあるが、本明細書では、近年石油
事情の悪化に伴ない再認識されてきた石炭液化プラント
を例とし、弁その他液に接する部品にとって過酷な条件
となる灰分その池の鉱物質など固形物粒子を含む高温高
圧の石炭液化生成物溶液から動力回収する場合について
説明する。この石炭液化プラントにおいては、石炭を粉
砕し、脱水した後、溶剤を加えてスラリー化し、これを
昇圧、予熱した後、触媒および水素添加作用により液化
反応させ、得られた高温高圧の石炭液化生成物溶液を気
液分離し、次いでその石炭液化生成物溶液を減圧した後
、直接もしくは更に気液分離して生成物たる各種重軽質
油に分別蒸留する操作か行なわれる。従って、石炭液化
プラントにおいては、石炭スラリを系内の圧力に応して
昇圧供給することと、石炭液化生成物溶液を減圧するこ
とが不可欠である。
従来、前記石炭液化生成物溶液を減圧する手段としては
、流量調節弁の絞り効果が利用されてぃたか、液中に触
媒や多種の酸化物もしくは炭酸塩、例エバ、5in7、
MgCO3、CaCO3、Fe2O3などの灰分が固形
物粒子として含有されているため、弁が著しく摩耗し易
いという問題があり、しかも圧力エネルギが熱として放
散されるため、多大のエネルギの損失を招くという欠点
があった。
この流量調節弁の摩耗を防止することを目的として、直
接石炭液化生成物溶液の流量を流量調節弁で制御する代
わりに、この種の化学プラントでは多量のガスが発生す
ることに着目し、特願昭57−86315号明細書にて
、下端側に高圧液供給弁と減圧液排出弁を、上端側に高
圧ガス給徘弁と低圧〃ス給排弁をそれぞれ備えた減圧塔
を用い、減圧塔内部で気液2相を対向させ、高圧ガス供
給系から高圧ガスを減圧塔に供給して減圧塔内部の圧力
を所定圧力まで昇圧させた後、高圧液供給系から減圧塔
内に高圧液を供給上次いで減圧塔から高圧ガスを低圧ガ
ス給排系へ排出して減圧塔内部の圧力を所定圧力まで減
圧した後、減圧塔内の減圧液を減圧液排出弁へ移送する
ようにした高圧液の減圧装置を提案した。この減圧装置
は高圧液供給ライン及び減圧液排出ラインに配した高圧
液供給弁及び減圧液排出弁がその前後で圧力差のない状
態で開閉されるため、弁の摩耗は著しく低減されるが、
圧力エネルギを回収できないという問題があった。この
ため、特願昭57−129164号明細書にて、この減
圧装置の〃ス流路中に膨張機を設置し圧力エネルギを機
械エネルギに変換して回収する動力回収装置を提案した
。この動力回収装置は、耐久性に優れ、保守も容易で、
大容量化も容易であるか、動力帰還方法を考慮した回収
が必要であり、また回収した動力でゼネレータを駆動し
、その電力を石炭スラリ昇圧ポンプの動力に適用すれば
、プロセス全体としてのエネルギ収支はつくか、イニシ
ャルコストが増大するという問題かあった。
本発明は、石炭液化プラントなどの高圧液を減圧する工
程を含む化学プラントに於ける高圧液の持つ圧力エネル
ギを動力として効率良く回収する装置を得ることを目的
とする。
すなわち、本発明は、高圧液供給弁と減圧液排出弁とを
それぞれ介して底部を高圧液供給ラインおよび減圧液排
出ラインに接続されると共に、相互に並列接続された高
圧ガス給徘弁及び第1ガス流量調節弁を介して高圧ガス
給排ラインに、かつ相互に並列接続された低圧ガス給排
弁及び第2ガス流量調節弁を介して低圧ガス給徘ライン
にそれぞれ頂部を接続され、内部で気液2相を対向させ
る減圧塔と、該減圧塔の頂部に頂部を接続され、底部を
低圧液供給弁と高圧液排出弁を介してそれぞれ低圧液供
給ライン及び高圧液排出ラインに接続され、内部で気液
1相を対向させる増圧塔からなり、前記高圧液供給弁お
よび減圧液排出弁に連動してそれぞれ前記高圧液排出弁
および低圧液供給弁を開閉するようにしてなる動力回収
装置をその要旨とするものである。
以下、本発明の動力回収装置を石炭液化プラントに適用
した実施例を示す添付の図面を参照して具体的に説明す
る。
本発明の動力回収装置は、基本的には、減圧装置部■と
増圧装置部IIとから構成される装置部Iで高圧液を減
圧する一方、増圧装置部でエネルギの回収を行なうよう
にしたものである。減圧装置部■は減圧基1からなり、
その頂部を相互に並列に接続された高圧ガス給排弁2及
び第1ガス流量調節弁2aを介して高圧ガス供給ライン
6に接続される一方、減圧塔頂部に相互に並列に接続さ
れた低圧ガス給徘弁3及び第2ガス流量調節弁3aを介
して低圧ガス排出ライン8に接続され、減圧基1の底部
に接続された高圧液供給弁4及び減圧液排出弁5とを介
して底部をそれぞれ高圧液供給ライン10及び減圧液排
出ライン11に接続されている。減圧基1は、小径の塔
でその頂部が高圧側気液分離塔14内の液面−L限より
も高く、またその底部が低圧側気液分離塔15内の液面
下限よりも低くなるように設計されている。また、増圧
装置部IIは内容積が減圧基1とほぼ同一の増圧基17
と、その底部に接続された低圧液供給弁18及び高圧液
排出弁19とで構成され、増圧基17の頂部は前記減圧
基1の頂部にライン20により接続され、その底部は低
圧液供給弁18を介して低圧液供給ライン25に、高圧
液排出弁19を介して高圧液排出ライン(石炭液化プラ
ントにとっては原料供給ライン)26にそれぞれ接続さ
れている。また、増圧基17の頂部と減圧基1の頂部を
接続するライン20にはガス流動器21とそれをバイパ
スするライン切替弁22が配設されている。なお、EM
,PMはモータである。
石炭液化プラントは、石炭スラリを収容するタンク24
と、高圧液排出ライン26を介して供給される石炭スラ
リを予熱する予熱器27と、予熱された石炭スラリを触
媒及び水素添加作用により液化する反応塔28と、生成
した石炭液化生成物溶液を気液分離する一高圧側気液分
離塔14と、動力回収装置の減圧装置部Iにより減圧さ
れた減圧液を気液分離する低圧側気液分離塔15とから
な1}、タンク24から動力回収装置の増圧装置部I1
に石炭スラリを供給する低圧液供給ライン25には低圧
の可変吐出ポンプ29が配設され、その吐出側と高圧液
排出ライン26との間にはライン切替弁30が配設され
ている。高圧側気液分離塔l4の頂部はライン7により
圧力制御弁等の圧力制御装置に接続され、その気相中の
圧力(PH)を一定に、例えば、2 5 0 Kg/c
m2に維持される。また、低圧側気液分離塔15の頂部
はライン9を介して圧力制御弁等の圧力制御装置に接続
され、該装置により一定圧力(PL) 、例えば、1 
0 0 Kg/cm2に維持される。
前記構成の動力回収装置は、弁2、2a、3、3a1 
4、5、18、19、22を第2図のタイムチャートに
従って開閉することにより、減圧装置部Iでは、減圧塔
内圧力の昇圧、減圧基への給液、減圧塔内圧力の減圧お
よび減圧基がらの排液の4工程をーサイクルとして、ま
た増圧装置部IIでは減圧基の動作サイクルと同期して
昇圧、排液、減圧、給液の4工程をーサイクルとして作
動するが、減圧装置部Iの動作サイクルを基準として動
力回収装置の動作を説明する。いま減圧基の排液工程が
終わった状態にあるものとすると、減圧基1内の液面レ
ベルLR(第2図参照)はレベルL1に、増圧基17内
の液面LCはレベルL 、 lにあり、弁は総て閉状態
にある。この状態でライン切替弁22が開放されると同
時に、第1ガス流量調節弁2aが徐々に開放され昇圧工
程に入ると、高圧側気液分離塔14から高圧ガス供給ラ
イン6及び第1ガス流量調節弁2aを介して高圧ガスが
減圧基1内に供給され、減圧基1の内部圧力Pが上昇し
、第1ガス流量調節弁2aが全開すると、高圧ガス給徘
弁2が開放される。減圧基1内部の圧力Pが高圧ガス供
給系としての高圧側気液分離塔14の内部圧力PI{に
達すると、減圧塔内部の液面LRはレベルL2まで降下
し、増圧塔内部の液面はレベルL 21に降下する。次
に、高圧ガス給徘弁2、第1ガス流量調節弁2a及びラ
イン切替弁22が全閉され、それと同時に高圧液供給弁
4及び高圧液排出弁19が全開されて給液工程に入る。
この給液工程では、減圧基1内のガスがライン20に配
設された〃ス流動器21により配管系の固定損に見合う
分だけ昇圧されライン20を介して増圧基17に供給さ
れるため、高圧側気液分離塔14から高圧(例えば、2
50 kg/ am”)の石炭液化生成物溶液がライン
10を介して、減圧路1へ供給されると共に、増圧塔1
7内部の昇圧された石炭スラリか高圧液排出弁19及び
高圧液排出ライン26を経て予熱器27に供給される。
従って、石炭液化生成物溶液の持つ圧力エネルギは石炭
スラリーを昇圧移送するエネルギとして回収されること
になる。減圧路1に所定量の高温高圧の石炭液化生成物
溶液が供給されると、減圧路1内の液面レベルLRがレ
ベルL31こ上昇し、増IH塔17内の液面レベルはL
 31に降下する。次に、高圧液供給弁4及び高圧液排
出弁19が閉じられ、それと同時にライン切り替弁22
が解放され、第2ガス流量調節弁3aが徐々に開放され
始め、次の減圧路1の減圧工程に入る。この減圧路1で
の減圧工程では、石炭液化生成物から発生する多量のガ
スが減圧路1内のガスと共に第2流量調筋弁3aを介し
て排出され、増圧塔17内部のガスもライン20を経て
排出され、第2ガス流量調節弁3aの全開と同時に低圧
ガス給排弁3が解放される。
その結果、減圧路1及び増圧塔17の内部圧力は所定圧
力(例えば、100 kg/cm”)まで減圧され、減
圧路1の液面はレベルL3がらL4へ上昇し増圧塔]7
の液面はL 、 Iに上昇する。次ぎに、ライン切替弁
22、第2ガス流量調節弁3a及び低圧ガス給徘弁3か
全閉され減圧工程が終わると同時に、減圧液排出弁5及
び低圧液供給弁18が解放され排液工程に入る。この排
液工程では、ガス流動器21の作用によりガスが配管系
の固定損に見合う分だけ昇圧され減圧路1へ低圧側気液
分離塔15へ供給され、減圧液が減圧路1から低圧側気
液分離塔15に移送される。能力、増圧塔17へは石炭
スラリ昇圧ポンプ29により昇圧された石炭スラリがタ
ンク24から低圧液供給弁18を介して供給される。所
定時間経過後、減圧路1内の減圧液が所定量排出される
と、低圧液排出弁5および低圧液供給弁18が全閉され
て排液工程が終わると同時に、ライン切替弁22が開放
され第2ガス流量調節弁2aが徐々に全開状態に向がっ
て開放され始め、次のサイクルの昇圧工程に移るという
動作を繰り返す。
従って、本発明の動力回収装置を石炭液化プラントに適
用すれば、石炭液化生成物溶液の減圧装置として、まt
こ、そのエネルギを回収して石炭スラリーを外圧移送す
るポンプとして利用することかで外、石炭液化プランY
のイニシャルコストおよびランニングコストを大幅に低
減で終る。すなわち、従来、前記石炭スラリを昇圧する
手段としては、往復動式昇圧ポンプが使用されているが
、石炭スラリは前記のように固形物粒子を含有している
ほか、その溶媒として石炭液化プロセス系内で石炭液化
生成物溶液から分別蒸留した再生溶媒が使用される関係
で、温度も150〜200°Cの高温となるため、この
ような過酷な条件下で250〜300kg/cm2の高
温まで昇圧し、連続操業を行なうことは極めて困難であ
った。また、ポンプの構造上、プランジャ一部及びパツ
キン部などへの固形物粒子の侵入による摩耗並びに熱劣
化、弁体及び弁座の摩耗、プランジャ一部とクランクや
コンロッドとの連結部における熱歪、スラリー流路内の
固形物粒子の沈降などりC゛避けられないという問題が
あった。これらの問題を解決するため、種種の提案が行
なわれてはいるが、その防止対策を施したポンプでも稼
動初期での繁雑な調整と稼動後の部品点検及び交換など
頻繁な補修が要求される。しかも、往復動式ポンプの機
構上、脈動が避けられず、5連の多連ポンプとしても約
15%の脈動は避けられず、プロセス系内において予熱
器による加温時のコーキング発生の一因となっている。
さらに、往復動式昇圧ポンプでは、大容量化に対し製作
上サイズに限界(一般的にプランジャー径が200〜2
50■まで)があ1)、複数台使用しなければならず、
力伝達系の機構上から重量が増大し、イニシャルコスト
が高く、設置スペースの拡大、ランニングコストも高い
など多くの問題がある。
これに対し、本発明の動力回収装置では、減圧路の給排
時、その塔内のガスを増圧塔との間で流動させることに
より、増圧塔でその反対、の給徘を行なわせて動力回収
を行なうのでガス流動器では管路内の流動抵抗分を付加
するだけの動力損で低圧の石炭スラリーを高圧のプロセ
ス内に供給することか出来る。
また、液の移動を高圧側気液分離塔でみる時、増圧基へ
排出した分がプロセス内に供給され、反応塔から高圧側
気液分離塔に供給されることになり、脈動がなくなる。
実際には温度および圧力状態で液密度か異なるため同量
とはならず、石炭スラリーの押込量は、高温高圧の石炭
液化生成物溶液になった場合、約5〜10%程度の膨張
量となるため、その分増圧塔サイズは小さくしても良く
、また、数サイクル毎にあるいは高圧側気液分離塔の液
面レベル上昇度合を検出して、ガス流動器21を動作さ
せず、まtこ、ライン切替弁22も閉としておき、減圧
装置部のみを動作させても良い。
したがって、図中の石炭スラリー昇圧ポンプは低圧で可
となるため遠心式ポンプを採用でき、イニシャルコスト
の低減になる。なぜなら、プロセスのスタート初期が構
成機器へ溶媒を充填することから始まり徐々に昇温し、
ガスを添加することでライン圧力を高めて行くことにな
る。ライン内の上昇につれ、本発明の動力回収装置を動
作させることにより、プロセス内へ液を供給することが
できる。この時、ライン切替バルブ30は「閉」となり
、石炭スラリー昇圧ポンプ29は増圧基へ低圧の石炭ス
ラリーを供給する低圧ポンプとしての働きをする。
第3図は、本発明に係る動力回収装置の他の実施例を示
し、ライン20にガス流動器21を配設する代わりに、
増圧基17からの高圧液排出ライン26に補圧ポンプ3
1を配設し、配管系の流動抵抗分を昇圧させるようにし
たものである。なお、第1図における部材に対応する部
材には同番号を付しである。この場合も弁2.2a、3
.3a、4.5.18.19を第2図に示すタイムチャ
ートに従って開閉することにより第1図の装置と同じよ
うに作動させることができるが、ここでは第・を図に示
すタイムチャートに従って制御する場合について説明す
る。この装置においても減圧装置部■では減圧塔内圧力
の昇圧、減圧路1への給液、減圧路1内の圧力の減圧お
よび減圧路1からの排液の4工程を−サイクルとして作
動し、増圧装置部IIでは減圧路1の動作サイクルと同
期して増圧基17内部圧力の昇圧、高圧液の排出、増圧
塔内部属力の減圧及び低圧液の給液の4工程を1動作サ
イクルとして作動する。即ち、いま減圧路1の排液工程
が終わった状態にあるものとすると、第1ガス流量調節
弁2aが微少開放状態に、他の弁は総て閉状態にある。
この状態で第1ガス流量調節弁2aが徐々に全開状態に
向かって開放され昇圧工程に入ると、高圧側気液分離塔
14から第1ガス流量調節弁2aを介して高圧ガスが減
圧路1および増圧基17内に供給され、減圧路1および
増圧基17の内部圧力が上昇し、第1ガス流量調節弁2
aが全開すると同時に高圧ガス給排弁2が全開され、減
圧路1内部の液面はレベルL、からレベルL3まで降下
する。他方、増圧基17内部の液面レベルはl、、lか
らL2゛に降下する。減圧路1の内部圧力が高圧〃ス供
給系としての高圧側気液分離塔14の内部圧力PHと等
しくなる。次ぎに、第1ガス流量調節弁2aおよび高圧
ガス給徘弁2が全閉されると同時に、高圧液供給弁4お
よび高圧液排出弁19が全開され、かつ第2ガス流量調
節弁3aが微少開放されて給液工程に入る。
この給液工程では、第2ガス流量調節弁3aが微少開放
状態にあるため、減圧路1内のガスが一部低圧側気液分
離塔15へ排出され、減圧路1内の圧力が高圧側気液分
離塔14内の圧力PHよりも若干低くなり、その圧力差
により高圧側気液分離塔14から高圧(例えば、250
 kB/ cm2)の石炭液化生成物溶液がライン10
を介して、減圧路1へ供給される。一方、増圧基17内
の石炭スラリーはライン20を介して流入する高圧ガス
の作用により高圧液排出弁19を介して高圧液排出ライ
ン26に移送され、補圧ポンプ31によ1)所定圧力P
Hまで若干昇圧され予熱器27へ送られる。
この時の第2ガス流量調節弁3aの微少開放時の開度は
、通常、減圧路1の内部圧力が高圧側気液分離塔14の
内部圧力より配管等による固定損失に対応する分だけ低
くなるように設定されるが、開度を任意に設定し任意の
圧力差を得るようにしてもよい。この給液工程により減
圧路1に所定量の高温高圧の石炭液化生成物溶液か供給
され、減圧路1内の液面がレベルL、に上昇し、また増
圧用17内の液面はレベルI−3゛に低下する。高圧液
供給弁4および高圧液排出弁19が閉じられ、それと同
時に微少開放状態にあった第2ガス流量調節弁3aが徐
々に全開され始め、減圧路での次の減圧工程(もしくは
膨張工程)に入る。この減圧工程では、石炭液化生成物
のように発泡性の高い液体の場合、多量のガスが発生す
るかこのガスは減圧路1内のガスとともに第2流量調節
弁3aを介して排出され、減圧路1および増圧用17内
の内部圧力は所定圧力(例えば、100 kg/ cm
’ )まで減圧される。第2ガス流量調節弁3aの全開
と同時に、低圧ガス給徘弁3が開放され、次いで、第2
ガス流量調節弁3aおよび低圧ガス給徘弁3が閉じられ
て減圧工程が終わり、減圧路1の液面はレベルL、へ」
1昇し、増圧用17の液面はL 、1にL昇する。減圧
工程が終わると、低圧液排出弁5および低圧液供給弁1
8が全開されると共に、第1ガス流量調節弁2aが微少
開放され、減圧路1の排液工程に入る。この排液工程で
は、第1ガス流量調筋弁2aが微少開放状態にあるため
、低圧側気液分離塔15内の圧力PLより若干圧力の高
いガスが減圧路1へ供給され、その圧力差により減圧液
が減圧路1がら低圧側気液分離塔15に移送される。他
方、増圧用17には、石炭スラリー用タンク24から可
変吐出ポンプ29により所定圧力PLより若干高い圧力
で石炭スラリーが供給される。この時の第2ガス流量調
節弁2aの微少開放時の開度は、通常、減圧路1の内部
圧力が高圧側気液分離塔14の内部圧力より配管等によ
る固定損失に対応する分だけ低くなるように設定される
が、開度を任意に設定して、任意の圧力差を発生させる
ようにしてもよい。減圧路1内の減圧液が所定量排出さ
れると、その液面はL4がらLlに降下し、増圧用17
内の液面はL 、 Iまで上昇する。次ぎに、低圧液排
出弁5および低圧液供給弁18が全閉されて排液工程が
終わると同時に、第2ガス流量調筋弁2aが徐々に全開
状態に向かって開放され始め、次のサイクルの昇圧工程
に移るという動作を繰り返す。
第4図に示すタイムチャートによる動力回収装置の動作
は、減圧路1の給液工程時に第2ガス流量調節弁3aが
微少開放されていることと、減圧路1の排液工程時に第
1ガス流量調節弁2aが微少開放されていることが異な
るのみで、基本的動作は第2図の場合と同じである。こ
れは給液工程時、減圧路1内部と高圧側気液分離塔14
内部の液レベルの差、即ち、ヘッド差により石炭液化生
成物溶液を移送する代わりに、第2〃ス流量調節弁3a
を微少開放しておくことで、減圧路1の内部圧力を高圧
側気液分離塔14の内部圧力よりも低くし、その圧力差
により高圧側気液分離塔14から減圧路1への石炭液化
生成物溶液の流動を促進するようにする一方、排液工程
時、減圧路1内部と低圧側気液分離塔15内部の液レベ
ルの差、即ち、ヘッド差により石炭液化生成物溶液を移
送する代わりに、第1ガス流量調節弁2aを微少開放し
ておくことで、減圧路1の内部圧力を低圧側気液分離塔
15の内部圧力よりも高くし、その圧力差により減圧路
1から低圧側気液分離塔15への石炭液化生成物溶液の
流動を促進するようにしたものである。
このようにすると、高圧側気液分離塔14と減圧路1と
の間のヘッド差、及び減圧路1と低圧側気液分離塔15
との間のヘッド差に比ベライン10.11の固定損失が
コーキングおよび沈降物の付着などで増大した場合でも
塔間に生じる圧力差で流速を増大させ給液または排液行
程時間を延長させるようなことがなく、制御が極めて容
易になる利点かある。
前記実施例では、いずれも減圧路と増圧用を一対設置し
た場合について説明したが、高圧側気液分離塔からの給
液及び低圧側気液分離塔への移送が間欠的になり、固気
液分離塔内部での液面変動が大きいので、これを防止す
る為、減圧路と増圧用を複数対並列接続し、それらの動
作サイクルの位相をずらして動作させ、高圧側気液分離
塔がら順次各減圧塔へ連続的に高圧液を供給すると共に
、低圧側気液分離塔へ連続的に減圧液な供給させるよう
にし、高圧側気液分離塔から低圧側気液分離塔へ流動す
る石炭液化生成物溶液の流動を一定とすることがで外る
第5図は本発明の池の実施例を示し、補圧ポンプを高圧
液排出ライン26に設ける代わりに高圧液供給ライン1
0に設け、減圧基1への高圧液供給時、配管系の流動抵
抗による圧力損失を補うようにしたもので、第2図に示
すタイムチャートに従って作動される。
以上の説明から明らかなように、本発明は内部で気液2
相を対向させる減圧基と増圧基を一対にして高圧液の持
つ圧力エネルギーを低圧液を昇圧する動力として回収し
、減圧装置部■での減圧作用および増圧装置部での昇圧
作用、並びに液体の供給ともガス側機器で行なわせ、ま
た過酷な液中で動作するバルブ類も、邦画後に差圧のな
い状態としてから開閉するため摩耗を著しく軽減出来る
など、従来の装置に比べ、耐久性を著しく向−ヒさせ、
保守を容易にするばかりでなく、構造の簡素化による効
果として重量の軽減、設置スペースの縮小などでイニシ
ャルコスト、ランニングコストを低減できるなど優れた
効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の動力回収装置を適用した石炭液化プラ
ントの系統図、第2図はその弁の開閉、ポンプの作動並
びに減圧基および増圧基での圧力および液面レベルの変
化を示すタイムチャート、第3図は本発明の池の実施例
を示す石炭液化プラントの系統図、第4図はその弁の開
閉を示すタイムチャート、第5図は本発明の他の実施例
を示す石炭液化プラントの系統図である。 1〜減圧塔、2〜高圧ガス給排弁、2a〜ミル第1ガス
流量弁、3〜低圧ガス給排弁、3a〜ミル第2ガス流量
弁、・1〜高圧液供給弁、5〜減圧液排出弁、6〜高圧
ガス給徘ライン、8〜低圧ガス給排ライン、10〜高圧
液供給ライン、11〜減圧液排出ライン、14〜高圧側
気液分離塔、15〜・低圧側気液分離塔、17〜増圧塔
、18・〜低圧液供給弁、19〜高圧液排出弁、21〜
ガス流動器、22〜ライン切替弁、25−・低圧液供給
ライン、26〜高圧液排出ライン、31〜補圧モータ。 特許出願人 株式会社 神戸製鋼所 式 理 人 弁理士 青 山 葆 ばか2名第1@

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)高圧液供給弁と減圧液排出弁とをそれぞれ介して
    底部を高圧液供給ラインおよび減圧液排出ラインに接続
    されると共に、相互に並列接続された高圧ガス給排弁及
    び第1ガス流量調節弁を介して高圧ガス給排ラインに、
    かつ相互に並列接続された低圧ガス給徘弁及び第2ガス
    流量調節弁を介して低圧ガス給徘ラインにそれぞれ頂部
    を接続され、内部で気液2相を対向させる減圧塔と、該
    減圧塔の頂部に頂部を接続され、底部を低圧液供給弁と
    高圧液排出弁を介してそれぞれ低圧液供給ライン及び高
    圧液排出ラインに接続され、内部で気液2相を対向させ
    る増圧塔からなり、前記高圧液供給弁および減圧液排出
    弁に連動してそれぞれ前記高圧液排出弁および低圧液供
    給弁を開閉するようにしてなる動力回収装置。
  2. (2)蒲卯耕圧惧の頂部と地圧塔の頂部りを培鯵するラ
    インにガス流動器を接続すると共に、該ガス流動器に並
    列にストップバルブを接続し前記第1ガス流量調節弁及
    び第2ガス流量調節弁の開閉に同期して前記ストップバ
    ルブを開閉するようにしてなる特許請求の範囲第1項記
    載の動力回収装置。
  3. (3)前記減圧塔への高圧液供給時、第2ガス流量調節
    弁を微少開放する一方、減圧塔からの減圧液排出時、第
    1ガス流量調節弁を特徴とする特許請求の範囲第1項又
    は第2項記載の動力回収装置。
  4. (4)前記高圧液供給ラインに補圧ポンプを接続してな
    る特許請求の範囲第1項記載の動力回収装置。
JP9518384A 1984-05-12 1984-05-12 動力回収装置 Pending JPS60238132A (ja)

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