JPS60237972A

JPS60237972A - 無端簀式海苔製造機の海苔乾燥装置

Info

Publication number: JPS60237972A
Application number: JP59095223A
Authority: JP
Inventors: Shigeo Nishimura; 西村　繁男
Original assignee: OOTSUBO TEKKOSHO KK
Current assignee: OOTSUBO TEKKOSHO KK
Priority date: 1984-05-11
Filing date: 1984-05-11
Publication date: 1985-11-26
Also published as: JPS62665B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】本発明は無端簀式海苔製造機の海苔乾燥装置に係り、海
苔の乾燥収縮に対応するために、乾燥室の後部に無端簀
の長さ調整用遊び部を設けるようにしたものである。

海苔が展着する無端簀を乾燥室内を走行させなから上記
海苔の乾燥を行うと、該海苔は乾燥収縮を生じるが、そ
の際海苔が展着する無端簀が海苔と一緒に収縮しないと
海苔はボロボロに破れてしまう。そこで本発明は海苔の
乾燥収縮に対応しうる海苔乾燥装置を提供することを目
的としてなされたものであって、無端簀を乾燥室内を波
形走行させながら、該無端簀に展着する海苔の乾燥を行
うようにした海苔乾燥装置において、上記乾燥室の後部
に上記無端簀の長さ調整用遊び部を設けるようにしたも
のであり、かくすることにより無端簀に展着する海苔が
乾燥収縮を生じ、これとともに無端簀がその長さ方向に
収縮するときは、上記遊び部によりこれを吸収し、以っ
て海苔の乾燥収縮を許容して海苔が乾燥収縮を生じても
破れることがないようにしたものである。以下、図面を
参照しながら本発明の詳細な説明を行う。

第１図は本発明に係る無端簀式海苔製造機を示すもので
あって、１は無端簀２を係着して該無端簀２を搬送する
無端チェノであり、該無端チェノ１は抄部３、吸水ロー
ラから成る脱水部４を通過した後、乾燥室５に入り、該
乾燥室５内の前部をスプロケット８１〜Ｓ３に沿って波
形走行した後、乾燥室５の下部に配設されたスプロケラ
トＳ４を周回して乾燥室５の底部に沿って走行し、さら
に乾燥室５の後方下部に配設されたスプロケットＳｓを
周回し、再び上記抄部３へ戻る。

７１〜７５は乾燥室５内上部に乾燥室５の後部へ向かっ
て多数並設された円筒状の駆動用ローラ、８１〜８５は
該駆動用ローラ７１〜７“５に対応して乾燥室５内下部
に後述する昇降手段により昇降自在に多数並設された案
内用ローラであり、上記無端前２は、最前部に配設され
た案内用ローラ８１に沿って周回しながら無端チェノ１
から離脱し、さらに各ローラ７１〜７５．８２〜８５に
沿って周回しながら、乾燥室５内を波形走行する。すな
わち各駆動用ローラ７１〜７５は、無端チェノ９や上記
各ローラ７１〜７５の回転軸２２の両端に取り付けられ
たスプロケットＳ等を介してモータＭにより駆動されて
回転するが（第２図〜第４図も併せて参照）、無端前２
の裏面が当接する駆動用ローラ７１〜７５の両測部周面
にはその円周方向に沿って針状突起１０が複数突設され
ており、無端前２が各ローラ７１〜７５を周回する際に
突起１０は無端前２の海苔１１が展着していない両側部
につきささって係着し、ローラ７１〜７５の回転により
無端前２を搬送する。このようにして無端前２を駆動用
ローラ７１〜７５により搬送するようにすると、無端前
２は確実にかつ定速的に搬送され、無端前２の両側部に
速度差が生じて無端前２が第２図鎖線にて示すようによ
じれてしまい、該無端前２に展着する海苔１１が破れた
り縮んだりすることはない。７６．８６は、上記各ロー
ラ７５．８５の後方に配設されたローラである。

案内用ローラ８１〜８５は無端前２の下方屈曲部上に載
置されて該無端前２の回動を案内する。各案内用ローラ
８１〜８５の各回転軸１２の両端部はリング状軸受け１
３．１３に回転自在に遊支されるとともに、上下方向案
内部材２０の垂直案内溝２１に昇降自在に遊嵌されてい
る（第５図も併せて参照）。１４．１４は各ローラ８の
上方に配設されたスプロケットから成る滑車であり、両
滑車１４．１４は回転軸１７の両側に増り付けられてい
る。両滑車１４．１４には帯状帯としてのチェノ１５．
１５が調帯されており、該チェノ１５．１５の一端は上
記リング１３．１３に取着され、また他端には重錘１６
．１６が取着されている。すなわち各ローラ８１〜８５
はその両側部をリング１３．１３を介して滑車１４．１
４に昇降自在に懸吊されているが、二個の重錘１６．１
６の重量はローラ８１〜８５の重量よりもやや軽く、し
たがって各ローラ８１〜８５は無端前２の下方屈曲部上
に昇降自在に軽く載置されている。

また重錘１６．１６は無端前２の張度を調節して、無端
前２の張度を程よい大きさに保持させる機能も有する。

すなわち重錘１６．１６の重量を軽くすれば、案内用ロ
ーラ８１〜８５の荷重により無端前２は強く緊張され、
これと反対に重錘１６．１６を重くすれば、無端前２に
かかる各案内用ローラ８１〜８５の荷重は小さくなって
無端前２は緩む。したがって重錘１６．１６の重さを変
更自在にして海苔質や乾燥条件等に応じて重錘１６．１
６の重さを変えることにより無端前２の張度を調節する
ようにずれば、海苔１１の破れや縮みをより効果的に防
止して仕上がりのよい乾燥を行うことができる。１８は
乾燥室５の後部に配設された剥離ローラ、１９は乾燥が
終了した海苔を巻き取るための巻き取りローラ、２３は
送り用ローラ、２５は乾燥室５後部の搬出口である。２
ａは乾燥室５後部の上記剥離ローラ１８と送り用ローラ
２３の間に確保された無端前２の長さ調整用遊び部であ
る。該遊び部２ａは、乾燥室５内において無端前２に展
着する海苔１１が乾燥収縮を生じた際に、これにともな
って無端前２が自由に収縮できるようにするために確保
されたものである。

本装置は上記のような構成より成り、抄部３において無
端前２上に抄き上げられた海苔１１は脱水部４において
脱水され、乾燥室５に入る。

無端前２はローラＳ３を周回した後、無端チェン１から
離れ、以後上下ローラ７１〜７６．８１〜８６に沿って
波形走行するが、乾燥が進んで海苔１１の含水率が低下
すると、海苔１１は乾燥収縮を生じる。海苔１１が収縮
する゛と、海苔１１が展着する無端簀２も収縮し、その
収縮力により無端簀２の下方屈曲部上に載置された案内
用ローラ８１〜８５は上昇する（第２図および第３図鎖
線参照）。その際、上記のようにローラ８１〜８５は重
錘１６．１６により懸吊されているので、ローラ８１〜
８５は無端簀２の屈曲部に軽く載っているだけであり、
したがって無端簀２がわずかに収縮しても、ローラ８１
〜８５はこれに即応して敏感に上昇する。また上記のよ
うに滑車１４．１４を同一回転軸１７に取付けておけば
、両滑車１４．１４は常に同一回転するから、ローラ８
１〜８５の両側部のｙ降量は等しく、したがってローラ
８１〜８５は水平状態を保持したまま真っ直ぐに昇降す
る。すなわち、第２図において例えば海苔１１の収縮が
左側よりも右側が激しいと、ローラ８２は点線にて示す
ように傾いてしまい、無端簀２はよじれて無端簀２の走
行に支障をきたし、また無端簀２に展着する海苔１１が
破れたり縮んだりするが、本装置は上記のように構成さ
れているのでローラ８１〜８５が傾くようなことはなく
、したがって上記トラブルを生じるようなことはない。

また無端簀２には上述のように遊び部２ａが確保されて
いるので、海苔１１が乾燥収縮を生じると、無端簀２は
これにともなって自由に収縮し、その長さは、長さ調整
用の遊び部２ａにおいて調整される（第１図鎖線参照）
。

無端簀２は各ローラ７１〜７６．８１〜８６に沿って波
形走行した後、乾燥室５の搬出口２５から搬出され、剥
離用ローラ１８に沿って走行し、その際乾燥が終了した
海苔１１は無端簀２から剥離し、巻き取り用ローラ１９
に巻き取られる。海苔１１が剥ぎ取られた無端簀２は、
送り用ローラ２３を周回した後、上記スプロケットＳｓ
を周回する際に再び無端チェノ１に係着され、抄部３へ
送られる。このように本装置によれば、海苔１１の乾燥
収縮により無端簀２が収縮するときは、その長さは、遊
び部２ａにおいて調整されるから、海苔１１が乾燥収縮
により破れることはない。

なお第２図〜第５図は、ローラ７２．８２付近を例にと
って図示しているが、他のローラ７■、７３〜７５．８
１．８３〜８５付近もローラ７２．８２付近と同様に構
成されている。

第６図は本発明の他の実施例を示すものであって、２ａ
は遊び部であり、上部ローラ３１〜３３と下部４１〜４
４に沿って走行する。上部０−ラ３１〜３３は固設され
ているが、下部ローラ４１〜４４は昇降自在に配設され
ている（鎖線参照）。７７〜７９は案内用ローラである
。

かかる構成において、海苔１１が乾燥収縮すると、これ
に応じて無端簀２も収縮するが、その長さは遊び部２ａ
において各ローラ４１〜４４　−が上昇することにより
調整される。

第７図は本発明の更に他の実施例を示すものであって、
遊び部２ａは水槽５ｏ内に積層状態で確保されている。

すなわちこの種蕪端簀２は、一般に合成樹脂製細杆を編
み合わせて形成されており、その比重は小さいため水中
において浮いた状態となる。したがってこのように水中
に積層しておけば、無端簀２はより円滑にスプロケット
Ｓ５へ向かって搬送される。勿論、海苔１１の乾燥収縮
にともなって無端簀２が収縮するときは、その長さは遊
び部２ａにおいて調整される。なお無端簀２はスプロケ
ットｓｓを周回した後、乾燥室５内の下部を走行するよ
うになっており、無端簀２に付着する水は乾燥室５内に
おいて暖められて水蒸気ａとなって上昇する。したがっ
て乾燥室５内の湿度はこの水蒸気ａにより確保され、乾
燥過剰による海苔１１のワレを防止できる利点がある。

本発明は上記実施例以外にも種々の設計変更が可能であ
って、要は乾燥室の後部に海苔の乾燥収縮にともなう無
端簀の収縮を許容してその長さの調整を行う遊び部を設
ければよい。

０以上説明したように本発明は、無端管２を乾燥室５内を
走行させながら、該無端管２に展着する海苔１１の乾燥
を行うようにした海苔乾燥装置において、上記乾燥室５
の後部に上記無端管２の長さ調整用遊び部２ａを設けて
いるので、海苔１１の乾燥収縮に応じて無端管２の収縮
を許容し、その長さを調整することができる。

【図面の簡単な説明】

図は本発明の実施例を示すものであって、第１図は無端
管式海苔製造機の側面図、第２図は部分正面図、第３図
は部分側面図、第４図は部分平面図、第５図は部分斜視
図、第６図および第７図は本発明の他の実施例の部分側
面図である。２・・・無端管　２ａ・・・遊び部５・・・乾燥室　１１・・・海苔出願人　合名会社　大坪鉄工所代理人　弁理士　高　松　利　行１

Claims

【特許請求の範囲】

無端簀を乾燥室内を波形走行させながら、該無端簀に展
着する海苔の乾燥を行うようにした海苔乾燥装置におい
て、上記乾燥室の後部に上記無端簀の長さ調整用遊び部
を設けるようにした無端簀式海苔製造機の海苔乾燥装置
。