JPS6023782Y2 - テ−プレコ−ダにおけるキユ−信号発生装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 テープレコーダで、ティスフテンション用に、吹き込み
にあっである一区切りごとにその終りで、書き取りの際
に行や頁を改めたりするのに便利なように、キュー信号
を記録できるようにしたものがある。

従来、このようなキュー信号発生装置は、第１図や第２
図のように構成されている。

第１図のものでは、ヘッド１にキュー信号発生用の発振
器２が接続され、この発振器２に並列にすなわち発振器
２の電源ライン３と接地との間にコンデンサ４と抵抗５
の並列回路６が設けられ、この並列回路６の一端すなわ
ち発振器２の電源ライン３がキュースイッチ７を介して
電源端子８に接続され、一方発振器２の接地側に切換ス
イッチ９が設けられている。

したがって、録音時には切換スイッチ９がオンになるの
で、キュースイッチ７を瞬間的にオンにすることにより
発振器２が発振してキュー信号が記録される。

しかしながら、この第１図のものでは、コンデンサ４は
常に抵抗５を通じて放電し、その放電にはある時間がか
かる。

このため、録音状態以外の状態のときにキュースイッチ
７をオンにし、その後すぐに録音状態にすると、発振器
２が発振してキュー信号が記録されてしまう。

また、録音状態でキュースイッチ７をオンにした後すぐ
に停止状態にし、またその後すぐに録音状態にすると、
やはり発振器２が発振でキュー信号が記録されてしまう
。

第２図のものでは、キュースイッチ７と電源端子８との
間に切換スイッチ９が設けられていて、やはり録音時に
は切換スイッチ９がオンになるので、キュースイッチ７
をオンにすることにより発振器２が発振してキュー信号
が記録される。

しかしながら、この第２図のものでは、録音状態で一度
キュースイッチ７をオンにすると、録音状態以外の状態
にしても、コンデンサ４が抵抗５を通じて放電するまで
の間は発振器２が発振し続けてしまう。

この考案は、上述の不都合をなくしたものである。

第３図は、この考案のキュー信号発生装置の一例で、コ
ンデンサ４と抵抗５の並列回路６の一端すなわち発振器
２の電源ライン３が抵抗１１を介し、キュースイッチ７
を介して電源端子８に接続されるとともにスイッチング
用トランジスタ１２のエミッタ・コレクタを介して接地
され、また、電源端子８が切換スイッチ９を介し、抵抗
１３及び１４を介して接地され、抵抗１３及び１４の接
地点がトランジスタ１２のベースに接続される。

したがって、録音状態であって切換スイッチ９がオンの
ときはトランジスタ１２がオフになり、この状態でキュ
ースイッチ７をオンにすれば、並列回路の両端に電圧が
かかり、すなわち発振器２に電源電圧が供給されて発振
器２が発振し、キュー信号が記録される。

一方、録音状態以外の状態のままであって切換スイッチ
９がオフのときはトランジスタ１２がオンになり、この
状態でキュースイッチ７をオンにしても、電流は抵抗１
を通じ、トランジスタ１２を通じて接地に流れ、並列回
路６の両端に電圧がかからず、発振器２は発振しない。

また、録音状態でキュースイッチ７をオンにすれば上述
のようにコンデンサ４の両端に電圧がかかるが、この状
態から録音状態以外の状態にして切換スイッチ９がオフ
になると、トランジスタ１２がオンになってコンデンサ
４はトランジスタ１２を通じて瞬時に放電する、したが
って、第１図や第２図の従来の装置のような不都合は生
じない。

【図面の簡単な説明】

第１図及び第２図はそれぞれ従来の装置の接続図、第３
図はこの考案の装置の一例の接続図である。 ２はキュー信号発生用の発振器、７はキュースイッチ、
８は電源端子、１２はスイッチング用トランジスタ、９
は別のスイッチである。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. キュー信号発生用の発振器に並列に設けられたコンデン
   サと抵抗の並列回路に対してこの並列回路に直流電流を
   供給するためのキュースイッチとその直流電流を接地す
   るためのスイッチング素子が接続されるととに、上記ス
   イッチング素子のオン・オフを制御するための別のスイ
   ッチが設けられ、上記キュースイッチと上記別のスイッ
   チの相方が操作されたときのみ上記発振器からキュー信
   号が発生するようにされたテープレコーダにおけるキュ
   ー信号発生装置。