JPS6023307Y2 - 金属熱処理用真空炉 - Google Patents

金属熱処理用真空炉

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JPS6023307Y2
JPS6023307Y2 JP6355481U JP6355481U JPS6023307Y2 JP S6023307 Y2 JPS6023307 Y2 JP S6023307Y2 JP 6355481 U JP6355481 U JP 6355481U JP 6355481 U JP6355481 U JP 6355481U JP S6023307 Y2 JPS6023307 Y2 JP S6023307Y2
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JP
Japan
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vacuum
seal
housing
heat treatment
bearing
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JP6355481U
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JPS57176460U (ja
Inventor
敏男 角田
Original Assignee
石川島播磨重工業株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、金属熱処理用真空炉に関するもので、詳しく
は、金属製品の加熱に際して真空下で加熱腰その金属製
品の冷却に際しては冷却ガスの雰囲気中で冷却ファンを
回転させて冷却する金属熱処理用真空炉に関するもので
ある。
この種の金属熱処理用真空炉においては、金属製品を冷
却するためのガス冷却ファンは炉内にある。
このファンを駆動する従来の方法は、たとえば、第1図
に示すように、駆動電動機ごと真空容器内に入れるか、
あるいは第2図に示すように、真空シールと軸受オイル
シールを兼ねた構造をとるか、のいずれであるが、後述
するように、第1図の例では軸受グリースの蒸発があり
、第2図の例ではシールから油や空気が炉内へ洩れる欠
点があった。
すなわち、第1図において、aは冷却ファン、bはこの
ファンaを回転駆動する電動機回転子、Cは電動機固定
子、dは電動機軸受、eは電動機を覆って内部iを真空
室り内の圧力と同一に保つための容器、fは電動機を冷
却する目的の熱交換器、gは前記真空室りと容器aの内
部iおよび電動機固定子Cの内部を同圧するための通気
孔である。
このような構造であるため、炉内が真空時に、軸受dの
グリース等の潤滑剤が蒸発して、油分の変化をきたし、
潤滑性能の劣化を起し易い。
特殊な耐真空グリース等を使用すれば問題は防げるが、
価格が著しく高価なものとなる。
いずれにしても、高真空中においては、グリースは品質
による大小の差はあるが、劣化する。
この劣化したグリース条件下において、炉内に冷却ガス
が注入されてファンaが回転し、攪拌冷却を行なうとき
は、ファンaは高速で回転するため、ベアリングの限界
回転数(DN値)は高くなり、通常の軸受およびグリー
ス潤滑における許容DN値を越えて焼付などを起し、ま
た冷却用フィンチューブなどからなる熱交換器fおよび
真空容器eなどの付属物が必要不可欠であるために、価
格が嵩むこことになる。
また第2図において、jは耐真空シール、kは軸受、m
は駆動用プーリ、nは回転軸である。
このような構造であるため、構造の点では第1図の場合
よりも簡単であるが、前記シールjによって耐真空シー
ルと軸受にの潤滑剤のシールの作用を兼用させているた
めに次のような故障が起り易い。
まず、炉内真空時に前記シールjの劣化などによって大
気が炉内真空中に進入し、真空度低下を起す。
これを防ぐためには前記シールjの締付力などを強化す
る必要がある。
そして、該シールjの締付力などを強化した場合、また
は真空用シールとオイルシールとが常時働く構造の場合
、ファンaの回転時にシール部分から蒸発したり、潤滑
グリースが炉中に進入して製品に付着したりする。
本考案は、上記従来装置の欠点を解消することを目的と
するもので、冷却ファン駆動部に特殊な構造のシール装
置を設けて、炉内が冷却ファンの回転しない真空時には
真空シールし、ガス冷却ファン駆動時には真空シールを
解いて通常のシールが働くようにしたもので、その一実
施例について、第3図および第4図を参照しながら説明
する。
第3図において、1は金属熱処理用真空炉、2は真空ポ
ンプへの連結口、3は熱処理を行なう金属製品の収容部
、4は断熱室、5は加熱器、6は水冷チューブ、7は冷
却ファン、8はファン駆動プーリ、9は駆動電動機、1
0は後述するシール装置である。
なお図中矢印は、冷却時の窒素ガスなどの冷却用ガスの
流路を示したものである。
第4図は前記シール装置10の拡大断面図である。
第4図において、11は前記冷却ファン7の回転軸、1
2は真空部における該軸11の貫通部、13はこの貫通
部12のところの軸冷却用水ジャケット、14は該貫通
部12のところの真空部の外部に設けられたハウジング
、15は前記回転軸11の軸受、1・6は前記ハウジン
グ14の内部にして貫通部12の近くの回転軸11に取
付けられた固定円板16.17は該固定円板16と軸受
15の間に位置して該ハウジング14内において上下動
可能に設けられた真空シール金物、18および19は真
空シールするために前記真空シール金物17に取付けら
れたOリング、20は潤滑油のオイルシール、21は軸
受潤滑油の受は部、22は前記真シール金物17を上方
に押し上げて該固定円板16から上部に離しておくため
のスプリング、23は前記シール金物17を昇降させる
ために該ハウジング14の外部に取付けられたエアシリ
ンダである。
第4図に示すように構成されたシール装置においては、
前記真空炉1内が真空時には、外部操作[f+装置であ
るエアシリンダ23のピストンロッドを下降させてスプ
リング22の力に抗して真空シール金物17を押し下げ
て固定円板16に該シール金物17のOリング19を圧
着させる。
すると、ハウジング14内と該シール金物17の間は0
リング18で真空シールされ、固定円板16と該シール
金物17の間は01Jング19で真空シールされるので
、前記真空炉1内の真空は軸受15に作用しなくなり、
したがって、軸受潤滑油の蒸発および真空リークが防が
れる。
すなわち、前記真空炉1が真空時には冷却ファン7が回
転しないので、固定円板16と真空シール金物17の間
は静止面同志のシールとなる。
つぎに、ガス冷却時には、冷却ファン7を回転させる必
要があるので、この時は、エアシリンダ23のピストン
ロッドを上昇させると、スプリング22に復元力により
、真空シール金物17は押し上げられ、該シール金物1
7のOリング19は固定円板16から離れる。
したがって、前述の真空シールが解放され、該ファン7
の回転軸11の回転が可能となり、通常の圧力下におけ
るシールとして作動する。
このように、本考案によれば、真空中で金属製品を加熱
器さらに冷却用ガスを導入しまたは冷却ガスを保有する
室中に製品を移すなどして、冷却ガスの雰囲気中で冷却
ファンを回転させて冷却する金属熱処理用真空炉におい
て、真空部の外部に設けられて該ファンの回転軸から軸
受までの間を覆ったハウジングを備え、このハウジング
内には、前記回転軸側に設けられた固定板と該ハウジン
グ側に移動可能に設けられた真空シール金物とを備え、
金属製品の加熱時の真空時には該真空シ−ル金物を固定
板に接近させて真空シールし、金属製品の冷却時には該
シール金物を固定板から離して真空シールを解除するか
ら、真空下においては冷却ファンは回転をしないため、
シール面は静止面としてシールすることができ、このた
め、真空シールに最適のOリング構造によって高真空に
対しても充分なシールをなすことができ、したがって、
ファン軸受用潤滑剤は蒸発のおそれがなくなり、軸受の
DN値に最適の方法を選ぶことができる。
また窒素ガス等の冷媒ガスをバックフィルして冷却ファ
ンを回転させるときは、Oリングによる真空シール構造
に切換えることによって、安定したファン軸受方法を選
ぶことができる。
しかも、前述の第2図の真空シールjのように欠点が防
止され、かつ、前述の第1図のような欠点を解消され、
価格の低減をはかることができ、また駆動電動機につい
ても、汎用モータですみ、プーリサイズを適当に選定す
ることにより、50サイクル用および60サイクル用と
も、同一構造のファンですむことになるなど、本考案の
奏する効果は、きわめて大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来法の1つの例を示した断面図、第2図は従
来法のもう1つの例を示した断面図、第3図は本考案の
一実施例を示した断面図、第4図は第3図シール装置の
拡大断面図である。 1・・・・・・金属熱処理用真空炉、3・・・・・・金
属製品収容部、7・・・・・・冷却ファン、10・・・
・・・シール装置、11・・・・・・回転軸、12・・
・・・・貫通部、14・・・・・・ハウジング、15・
・・・・・軸受、16・・・・・・固定円板、17・・
・・・・真空シール金物、1B、19・・・・・・Oリ
ング、22・・・・・・スプリング、23・・・・・・
エアシリンダ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 金属製品の加熱に際しては真空下で加熱し、その金属製
    品の冷却に際しては冷却ガスの雰囲気中で冷却ファンを
    回転させて冷却する金属熱処理用真空炉において、前記
    ファンを内在せしめて該ファンの回転軸を貫通させてい
    る真空部の外部に取付けらで該回転軸の前記貫通部分か
    ら該回転軸の軸受までの間を覆ってハウジングと、この
    ハウジングの内部にして前記貫通部分の近くの該回転軸
    側に取付けられた固定円板と、この固定板と前記軸受と
    の間に位置して該ハウジング内において前記固定板に対
    して接近離隔する方向に移動可能に設けられているとと
    もに該ハウジングの内面との間および該固定板との間に
    各別のOリングを介して真空シール可能に設けられた真
    空シール金物と、この真空シール金物を外部操作によっ
    て該固定板に選択的に接近離隔させる方向に移動させて
    該真空シール金物と該固定板の間の真空シールおよびそ
    のシールの開放をさせる駆動装置とを備えていることを
    特徴とする、金属熱処理用真空炉。
JP6355481U 1981-05-02 1981-05-02 金属熱処理用真空炉 Expired JPS6023307Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP6355481U JPS6023307Y2 (ja) 1981-05-02 1981-05-02 金属熱処理用真空炉

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JP6355481U JPS6023307Y2 (ja) 1981-05-02 1981-05-02 金属熱処理用真空炉

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57176460U JPS57176460U (ja) 1982-11-08
JPS6023307Y2 true JPS6023307Y2 (ja) 1985-07-11

Family

ID=29859660

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JP6355481U Expired JPS6023307Y2 (ja) 1981-05-02 1981-05-02 金属熱処理用真空炉

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