JPS60229439A

JPS60229439A - 交さ偏波干渉補償装置

Info

Publication number: JPS60229439A
Application number: JP59083887A
Authority: JP
Inventors: Hideaki Matsue; 英明松江; Takehiro Murase; 村瀬　武弘; Masaharu Araki; 荒木　正治
Original assignee: Nippon Telegraph and Telephone Corp
Current assignee: Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date: 1984-04-27
Filing date: 1984-04-27
Publication date: 1985-11-14

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（技術分野）本発明は交さ偏波干渉補償装置に関するものである。

（背景技術）従来、交さ偏波干渉補償装置は周波数特性を有する干渉
成分を除去する場合、第１図に示すような構成法が主流
であった。すなわち、主偏波信号にもれ込んだ交さ偏波
信号成分と同一の周波数特性を得るため、第１図に示す
トランスパーサルフィルタを用いていた。この構成はタ
ップ数が複数必要で、回路規模が大きく、シかも制御回
路も複雑になるという問題点を有していた。

（発明の課題）本発明は以上の欠点を改善することを目的とし、その特
徴は交さ偏波信号を入力とする調節可能な周波数特性を
有する周波数特性発生回路と、その出力の振幅及び位相
を調節する振幅位相調節回路と、その出力と主偏波信号
とを合成する合成回路と、主偏波信号にもれ込んだ交さ
偏波信号による干渉成分を合成回路の出力で検出する制
御回路とを有し、該制御回路によシ干渉成分が最小とな
るごとく前記周波数特性発生回路及び振幅位相調節回路
を摂動によシ調節する交さ偏波干渉補償装置にある。周
波数特性発生回路には可変共振回路及び２波干渉回路を
用いる。

（発明の構成および作用）本発明の一実施例を第２図に示す。第２図について、交
さ偏波信号１６を分岐回路１７によシ２分岐し、その一
方を上に凸の周波数特性を発生する回路１８および下に
凸の周波数特性を発生する回路１９を通った後、信号レ
ベルを調整する可変減衰器２０および信号位相を調整す
る可変移相器２１を通すことＫよシ主偏波信号１５にも
れ込んだ交さ偏波信号と同一周波数特性を有し、同一レ
ベル、逆位相の信号が得られ、この信号と主偏波信号に
もれ込んだ交さ偏波信号を加える回路２２を通すことに
よシ、もれ込んだ干渉成分は消去され、所望信号だけを
得ることができる。

上に凸の周波数特性発生回路１８の一実施例を第３図に
示す。第３図において、入力端子２６から入った信号が
低出力インピーダンスのバッファ回路２７を通った後コ
イル２９と可変コンデンサ３０によシ並列共振回路を形
成し、その回路と直列に可変抵抗２８を接続し、高入力
インピーダンスのバッファ回路３１を通シ出力端子３２
に出ている。ここで可変抵抗２８の値を変えることによ
り共振回路の尖鋭度が可変でき、可変コンデンサ３０の
容量を変えることにより共振周波数が可変できる。第４
図に尖鋭度の可変特性を示す。

次に、下に凸の周波数特性発生回路１９の一実施例を第
５図に示す。第５図において、入力端子３３から入力さ
れた信号は２分岐回路３４を通り、一方は直接合成回路
３８に入力され残りの一方は、可変減衰器３５、可変移
相器３６および固定遅延線３７を通り合成回路３８に入
力される。その合成信号が出力端３９に出る。

ここで可変減衰器の値を変えることにより落ち込み量が
可変でき、可変移相器３６の位相を変えることにより落
ち込み位置を可変できる。第６図に可変減衰器３５の値
を変えた場合の可変特性を示す。

以上述べた、上に凸の周波数特性発生回路の制御・ぞラ
メータはＲとＣの２つである。また、下に凸の周波数特
性発生回路の制御・セラメータはρとψの２つである。

しかし、両回路は同時に使用する必要はなく、どちらか
一方のみでよい。従って上に凸か下に凸かの判断が終了
した後は制御パラメータは２つである。また、両回路を
通った信号に対し、主偏波信号にもれ込んだ交さ偏波信
号と同一レベルで逆位相となるよう可変減衰器２０の減
衰量γと可変移相器２１の位相量θの２つの制御・セラ
メータを制御することにより干渉成分は除去できる。従
って、４個の・ぐラメータを制御することにより干渉補
償は実現できる。この・セラメータを制御する制御回路
２３の一実施例を以下に説明する。入力端子１５から主
偏波信号を受信し、復調および識別をおこなう。例えば
受信信号が１６ＱＡＭ　（１６値直交振幅変調）信号の
場合、復調信号は４値信号となる。それを識別すると第
７図のような結果が得られる。すなわち、４値信号の中
心を識別レベルとした結果（ｐａｔｈ　１）および信号
レベル範囲を４等分する値を識別レベルとした結果（ｐ
ａｔｈ　２　）は、４値の識別結果を表わしている。

さらに信号レベル範囲を８等分する値を識別レベルとす
る識別結果（ｐａｔｈ　３　）は符号量干渉の方向を表
わしている。また上位４ビツト目以降は、符号量干渉量
を示している。従って、この符号量干渉量を小さくする
ように最初、６個の制御パラメータ（２８，３０，３５
，３６，２０，２１）を摂動により制御する。そして、
干渉成分の周波数特性が上に凸か、下に凸かの判断をお
こない、例えば下に凸だと判断できれば上に凸の回路の
周波数特性は固定し、下に凸の回路の２つの制御・やラ
メータおよび可変減衰器２０および可変移相器２１の合
計４つの制御パラメータを摂動によシ順次制御すること
によシ干渉成分を除去できる。この摂動制御は、例えば
マイクロコンぎユータを用いて容易に実現できる。

（発明の効果）以上説明したように、本発明による交さ偏波干渉補償装
置は簡易な回路構成でしかも制御方法は識別結果をモニ
タし、符号量干渉量が小さくなるように各制御ノ９ラメ
ータを摂動によシ制御する。

かつ通信中に通信路の状態に応じた適応制御が可能であ
る。従って、制御アルゴリズムも簡易であシ、実現性に
富んだ構成法である。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の交さ偏波干渉補償装置、第２図は本発明
による交さ偏波干渉補償装置、第３図は第１の周波数特
性発生回路、第４図はその特性例を示す図、第５図は第
２の周波数特性発生回路、第６図はその特性例を示す図
、第７図は受信復調信号の識別結果を示す図である。１・・・主偏波信号入力端子、２・・・交さ偏波信号入
力端子、３，４，５．６・・・クロック周期の遅延回路
、７．８，９，１０．１１・・・可変重み付は回路、１
２・・・加算回路、１３・・・識別器、１４・・・主偏
波信号出力端子、１５・・・主偏波信号入力端子、１６
・・・交さ偏波信号入力端子、１７・・・分岐回路、１
８・・・上に凸の周波数特性発生回路、１９・・・下に
凸の周波数特性発生回路、２０・・・可変減衰器、２１
・・・可変移相器、２２・・・加算回路、２３・・・制
御回路、２４・・・主偏波信号出力端子、４２５・・・
交さ偏波信号出力端子、２６・・・入力端子、２７・・
低出力インピーダンス回路、２８・・・可変抵抗、２９
・・・インダクタ、３０・・・可変コンデンサ、３１・
・・高入力インビーダンス回路、３２・・・出力端子、
３３・・・入力端子、３４・・・分岐回路、３５・・・
可変減衰器、３６・・・可変移相器、３７・・・固定遅
延線、３８・・・合成回路、３９・・・出力端子。特許出願人日本電信電話公社特許出願代理人弁理士　山　本　恵　− 黍１図本２図３幕３　図本４図策５凹厚７６図Ｆｒｅ６ｕａｈｙ　（ＭＨｚ　）草２７図４゛■１ａちνべ〃

Claims

【特許請求の範囲】

交さ偏波信号を入力とする調節可能な周波数特性を有す
る周波数特性発生回路と、その出力の振幅及び位相を調
節する振幅位相調節回路と、その出力と主偏波信号とを
合成する合成回路と、主偏波信号にもれ込んだ交さ偏波
信号による干渉成分を合成回路の出力で検出する制御回
路とを有し、該制御回路によシ干渉成分が最小となるご
とく前記周波数特性発生回路及び振幅位相調節回路を摂
動によシ調節することを特徴とする交さ偏波干渉補償装
置。