JPS60226594A - 燃料油の改質方法および装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 マ この発明は、燃料油に酸素含有ガスを混入し油に酸素台
をガスを分散微粒化させるとともに、燃料油を分解ある
いは励起状にする燃料油の改質方法および装置に関する
。

従来より、燃料油の改質方法としては次に列記するもの
があり、それぞれ欠点を有した。

ｌ：磁界中において燃料油を高速回転させ、油を励起状
にする方法。−軽質油においては燃焼性の良い油に改質
することができるが、Ｂ重油やＣ重油の重質油において
は、含有するスラッジ等のｎ燃物質を完全に燃焼するこ
とがむずかしく、特に、これにより改質処理した油をボ
イラーや炉に使用した場合、バーナー付近に発生し易い
コークスをなくすことができず、これによって炎の形状
が悪化して燃焼の不安定をまねいた。

、２：超音波、硬質線駄突起物付回転子の高速回転、粗
駄面を有する回転子の高速回転等によりキャビテーショ
ンを発生させて改質する方法。−重質油においても難燃
物質が分散微粒化されるが、燃焼用過剰空気を減した場
合、ばいじんが発生し易く、バーナー付近に発生するコ
ークスをなくすＣとができない。

３：磁界中において粗駄面を有する回転子を高速回転さ
せるＣとにより、キャビテーションと誘導起電力を発生
させて油中の難燃物質を分散微粒化し、励起駄にする方
法。−前２項の問題点にほば迂い結果が生じる。

ｔ：磁界中において、油中に水を混入し、硬質線駄突起
物付回転子あるいは粗駄面を形成する回転子の高速回転
により、上記二者を分散微粒化および励起駄にする方法
。−油中に水を一定の割合で混入する必要があり、装置
が複雑高価で運転技術を要し、混合後に油の粘度が増し
、送油配管中において高温負圧部が存在すれば水が蒸発
して運転上に支障をきたす、水混入によって燃焼時蒸発
による熱損出が生じる。

Ｓ：磁界と電界を加える方法。−誘電体である油に磁界
と電界を同時に大量に加える装置化がむずかしく、処理
が不完全である。

この発明は、上記の問題点を解決することを目的とする
方法および装置を提供するにある。

この発明を以下図面に示す実施例において説明する。

まず、第１図、第２図はこの発明のｄｉ　／／実施例で
あり、燃′Ｂ油改質装置１のを底円筒状のケーシング２
は基台和に水平に固定されており、ケーシング２の外周
部には樹脂被服の銅線１４が多数回巻かれて、その両端
は図示しない直流電源に接続されており、内部にはドー
ナツ形をなした多孔状回転板５がケーシング２内面と２
〜ｓ前のすき間をおいて一定の間隔に配置されて１０枚
回転軸４に固定されており、この多孔状回転板５を有す
る回転子３はケーシング２の同心上長さ方向に設けられ
、一端がケーシング２外のモーター１３に連結されると
ともに、このモーター１３も基台１２に固定されている
。また、各多孔状回転板５の間には、７〜５間の間げき
をおいてケーシング２の内面に固定された多孔状固定板
６が設けられ、この多孔状固定板もドーナツ状をなして
おり、回転軸４とは３〜１０ｒｎｍのすき間がある。さ
らに、ケーシング２の一端側には燃料油導入管８と酸素
含有ガス導入管９、同他端部には改質燃料油排出管１０
がそれぞれこれにおいぞζ−燃燃油油導入管８り燃＠油
として例えばＣ重油が、酸素含有ガス導入管９より空気
がそのままの駄−７または窒素が吸着等の処理をなされ
て酸素濃度の高められた状態で、Ｃ重油の７〜５％（容
積比）す導入される。この両者の導入は図示しないポン
プ等でなされる。ケーシング２内に導入されたＣＭ油と
突気は毎分／３００〜３乙Ｏｏ回転する回転子３により
、高速回転させられるとともに、多孔状固定板９によっ
て回転が妨げられた駅前になる。この状態において導入
されたＣ重油と空気は各多孔板８．９の孔部あるいは多
孔板８．９間とケーシング２と多孔駄回転板８、回転軸
４と多孔状固定板９のすき間を通過して排出側に移動さ
れつつ、各多孔板８．９の孔により高速切断面が大量に
生じ、多孔により粗駄面を形成し近設した多孔板８．９
の間に大量のキャビテーションが発生する。これによっ
て空気が油中に００５〜７０ミクロンの微粒子に分散さ
れる。また、キャビテーションにより発生する数百気圧
〜壬数数百気圧あるいは数百℃の高エネルギーと磁界中
に近設された多孔板８．９により数倍枦磨ｌに強められ
た磁力の中で回転子３が高速に回転するため誘導起電力
とうす電流による熱が生じ、これらのエネルギーによっ
て油の組成物質の組成が分散微粒化され、分子結合の炭
素−炭素、炭素−水素が切断され、あるいは解離し易Ｖ
）した熱は大半が回転子３に存在し、これが多孔駅回転
板８を通じて改質処理中の重油に伝達され、重油の粘度
を低下させる。これらにより改質処理されたＣ重油は改
質燃料油排出管１０よりケーシング２外に排出されボイ
ラー、炉等に供給される。

この方法および装置により改質されれば次の効果がある
。

／：油中に微小粒空気が大量に存在するためＢ−ナーノ
ズルから分離状態が良く、燃焼用過２二重油の組成物質
の結合が切断され、あるいは解離し易い励起駄になって
おり、低過剰空気による燃焼がおこなえて、その分の排
気ガスに゛よる熱損出が減って、油の使用量が中小ボイ
ラーにおいては２〜乙％減少する。

３：低過剰空気における燃焼でも完全燃焼するため、排
気ガス中のばいじんを２分の７〜４分の／に減少でき、
空気の減少程度によって窒素酸化物や硫黄酸化物の発生
を押えることができる。

グ：キャビテーションおよびうず電流により、油温を高
めるとともに粘度を低下し、特に重質油においては配管
上の加熱が減少でき、その分の費用で本装置の運転がま
かなえる。

Ｓ：空気混入においては、水混入のごとく、配管上また
は運転上の支障が発生しない。

乙：分散微粒化、高エネルギーの発生が小型で簡単な装
置によりおこなえるため、製作費や運転費用がわずかで
すむ。

７：この装置においては硬質線状突起物のごとく破損や
摩耗が生じる部分がなく、装置を長期間使用することが
できる。

また、上記実施例以外にもキャビテーションと誘導起電
力さらにうず電流を発生せしめることができるので列記
する。

／：回転軸４に固定された回転板とケーシング２に固定
された固定板が多孔状をなさず、表面がｒｕ：Ｊｂｘ、
突起状あるいはくばみ跋等であり、特殊な例として、円
盤駄をなした回転板の外周部が羽根板状になされたもの
もあり、固定板としても平板あるいは／〜数信の大きな
穴が明けられたもの。

、！二回転子３力（回転板でなく、表面が長さ方向山形
、凹凸駄、突起状あるいはくぼみ駅の円柱や円筒形をな
したもので、これと近設する面がケーシング２内面であ
り、これが固定子１５の役目を果す例で、また、このケ
ーシング２の内面が回転子３のごとくの形状をなしたも
の、あるいは、処理効果がいくらか低下するが平滑状を
なしたもの。

３：円筒状の回転子において、一端を開放形にし、ケー
シング２側壁に固定した内筒を円筒内に近設して処理面
積を増大したもの。

【図面の簡単な説明】

図面はこの発明の実施例を示すもので、第１図は拡大縦
断面図、第２図は第１図におけるＡ−Ａ線にそった拡大
断面図である。 １：燃料油の改質袋Ｎ　２：ケーシング３−回転子　４
：回転軸　５：多孔駄回転板　６：多孔駄固定板　７：
ベアリング８：燃料油導入管　９：酸素含有ガス導入管
１０；改質燃料油排出管　Ｕ：バルブ　ν基台　１３：
モーター（回転駆動手段）１４：銅線　１５：固定子　
以　上 第１図 ７．２ 第２図

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）　１ｍ界を生ぜしめたケーシング内に燃料油と空
   気等の酸素含有ガスを導入し、内蔵せられた表面粗状の
   回転子を高速回転させることにより、ケーシング内にキ
   ャビテーションと誘導起電力を発生させて、上記燃料油
   と酸素含有ガスを分散微粒化せしめ、燃料油を分解ある
   いは励起状にする燃料油の改質方法。
2. （２）燃料油改質装置１の有底円筒形密閉状ケーシング
   ２の外周部には銅線が巻回され、内部には固定子１５と
   近接面を形成し表面粗状の回転子３がケーシング２の長
   さ方向に配置され、ケーシング２の一端側には燃料油導
   入管８と酸素含有ガス導入管９が接続され、同他端部に
   改質燃料油排出管１０が接続され、ケーシング２外の一
   端に上記回転子３を高速回転せしめる回転駆動手段１３
   が配置されている燃料油の改質装置。