JPS60222105A - 罐出液含有固形物の分離器を備えた蒸溜装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 蒸溜塔罐出液中の固形物を除去する分離器を備えた蒸溜
装置に関する。

混合物の分離方法の１つとして、沸点の差を利用した蒸
溜は、石油工業を初め、化学工業等広く工業で利用され
ている。

このような蒸溜において、１つの問題は、蒸留物によっ
ては長時間連続して運転していると、塔内に固形物を生
成し罐出液に混入してくることである。

このような罐出液中の固形物は、これを取除かなければ
、製品品質への影響も起りかねない。

通常、これらの固形物は、罐出液流出ラインのいずれか
に設置されたストレーナによって堆除かれることがある
が、この場合、固形物がストレーナ部分のみならず、送
液ポンプや、再沸器底部にまでも詰まることがあった。

蒸溜装置の運転中のこのような事故は極めて危険なこと
である。その上、従来のストレーナによる分離する方法
では、運転を止めてひんばんに固形物の詰りを取除かね
ばならない。

本発明者らは、このような状況を考慮して、罐出液の固
形物を効果的に取除くことを種々検討して、本発明に至
った。

すなわち、本発明は蒸溜塔に付属する再沸器に連結させ
て罐出液含有固形物の分離器を備えた蒸溜装置であって
、この分離器が筒状容器の中間域に罐出液流入口を、上
面に罐出液流出口を、下部に固形物取出口を設けてなる
罐出液中の固形物を分離できるものである。

本発明の蒸溜装置によれば、蒸留塔で析出する固形物は
、罐出液と共に分離器に流入すると、固形物が効果的に
分離器の底部に沈積し、罐出液は上部流出口から流出し
、固形物を含１ない罐出液が得られる。

また、固形物は、運転停止時に取出口より容易に取り出
すことができ、その取出しの頻度は大巾に低減される。

本発明を更に図面によシ説明する。

第１図は本発明の蒸溜装置の系統図を示すものである。

即ち、本発明の蒸溜装置は、一般的な蒸留塔８と再沸器
９と、この再沸器９の下方に連結する固形物分離器１０
を含んでなるものである。

この蒸溜装置において、罐出液は再沸器９から分離器１
０に送られ、この分離器で罐出液中の固形物が分離除去
されて、ポンプ１１を経てライ／１６に流れる。罐出液
固形物分離器１０は、第２図および第６図に示されるよ
うなものである。分離器本体６は筒状であシ、とくに限
定されないが通常円筒状が好ましい。この本体にはその
中間域、好ましくは多少中間よりやや上部に罐出流人口
１を設は再沸器９と連結する。

この液流入口１は第２図で示すように、流入液が筒内を
接線方向に流れるように取付けることが重要である。し
たがって、第２図に示すように、流入口の開口部が接線
方向となるように取付けたシ、１だ筒の任意の方向から
パイプを筒内に挿入し、パイプを流入液が接線をかくよ
うに設ける。

一方、本体の上部、好ましくは上面に罐出液の流出口２
を設け、ポンプ１１に連結するものである。

１だ、本体はジャケット５や水蒸気配管により、分離器
中の液を高温に保温できるようにする。

さらに、本体の下部に固形物の取出口、ずなゎちハンド
ホール４を設ける。

このような分離器において、蒸留塔罐出液は、液流入口
１より分離器にその接線方向にゆるやかな流速で流入す
ると、液は分離器内で旋回し、固形物がその底部に沈積
する。

罐出液、固形物に応じ分離器への罐出液の流入速度をか
える事によシ、沈積効果の最も良好な状態を実現するこ
とができる。

液は流出口２から溢出し、罐出液として取シ出される。

沈積した固形物は運転を停止時に、ハンドホール４から
取シ出す。

【図面の簡単な説明】

第１図は、分離器設置の系統図である。 第２図は、分離器の正面断面図である。 第３図は、分離器の平面図である。 第１図より第６図に於て、各符号はそれぞれつぎを示す
。 １は液流入口 ２〃液流出口 ６〃分離器本体 ４〃ハンドホール ５〃ジヤケツト ６〃分離器支柱 ７〃均圧口 ８は蒸留塔 ９〃再沸器 １０〃分離器 １１／／送液ポ／プ １２〃分縮器 １３〃受　器 １４〃真空発生装置 １５〃蒸溜塔入口液 １６〃罐出液 特許出願人 三井東圧化学株式会社 第　１　図 第　２　図 第　６　図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 旬　蒸溜塔に付属する再沸器と連結させて、筒状容器の
   中間域に罐出液流入口を、上面に罐出液流出口を、下部
   に固形物取出口を設けてなる罐出液含有固形物の分離器
   を備えた蒸溜装置