JPS60220104A - 蒸留プラントの自動運転開始方法 - Google Patents
蒸留プラントの自動運転開始方法Info
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- JPS60220104A JPS60220104A JP7826284A JP7826284A JPS60220104A JP S60220104 A JPS60220104 A JP S60220104A JP 7826284 A JP7826284 A JP 7826284A JP 7826284 A JP7826284 A JP 7826284A JP S60220104 A JPS60220104 A JP S60220104A
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- JP
- Japan
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- pump
- temperature
- distillation column
- liquid
- heating furnace
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- Control Of Non-Positive-Displacement Pumps (AREA)
- Vaporization, Distillation, Condensation, Sublimation, And Cold Traps (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[発明の目的1
産叉↓史利別分街
本発明は石油精製、石油化学、化学工業、海水淡水化等
における蒸留プラントの運転開始方法に関し、更に詳し
くは、蒸留プラントを多くの人手を要することなく、フ
ンビューターのシーケンスコントロールにより、自動的
に運転開始する方法に関する。
における蒸留プラントの運転開始方法に関し、更に詳し
くは、蒸留プラントを多くの人手を要することなく、フ
ンビューターのシーケンスコントロールにより、自動的
に運転開始する方法に関する。
従来の技術
従来これ等の蒸留プラントにおいては、反応プロセス等
の数種プラントの場合と同様に、繰作単位毎に集合計器
室からの指示に基づいて、現場作業具が運転開始ないし
運転停止を行なう機器類に(−j属するバルブ、コック
類及び/又は起動、停止スイッチ類を操作している。し
かし、近年のようなプラント規模の大型化に伴なって、
かかる現場作業は困難の度を増してきている。
の数種プラントの場合と同様に、繰作単位毎に集合計器
室からの指示に基づいて、現場作業具が運転開始ないし
運転停止を行なう機器類に(−j属するバルブ、コック
類及び/又は起動、停止スイッチ類を操作している。し
かし、近年のようなプラント規模の大型化に伴なって、
かかる現場作業は困難の度を増してきている。
一方、最近では大量生産型素材産業の不振からプラント
操業に対するコストダウン要請が特に大きくなっており
、最小の費用と極めて限られた人員によってプラントの
操業を行わなければならなくなっている。
操業に対するコストダウン要請が特に大きくなっており
、最小の費用と極めて限られた人員によってプラントの
操業を行わなければならなくなっている。
更に、石油、天然〃ス等の原料、エネルギー資源の保有
国や、開発途上国においては、原油、天然ガス等の未加
工のエネルギー資源の輸出か呟製品輸出及び自国内需要
の充足を目的とした石油精製、天然ガス、石油化学等の
プラント建設及び操業開始が盛んになってきている。こ
れらエネルギー資源保有国や開発途上国においては、急
激な工業化政策のために、装置産業の運転技術者養成が
需要に追い付かない面があり、技術教育が普及、充実し
ている先進工業諸国に比べ、プラントa業、特に運転開
始時の要員確保が非常に困難になっており、先進諸国か
らの技術者の応援を仰いでいるのが現状である。
国や、開発途上国においては、原油、天然ガス等の未加
工のエネルギー資源の輸出か呟製品輸出及び自国内需要
の充足を目的とした石油精製、天然ガス、石油化学等の
プラント建設及び操業開始が盛んになってきている。こ
れらエネルギー資源保有国や開発途上国においては、急
激な工業化政策のために、装置産業の運転技術者養成が
需要に追い付かない面があり、技術教育が普及、充実し
ている先進工業諸国に比べ、プラントa業、特に運転開
始時の要員確保が非常に困難になっており、先進諸国か
らの技術者の応援を仰いでいるのが現状である。
明が しようとする σ
本発明は上記状況に鑑みでなされたもので、蒸留工程を
包含する各種プラントの運転開始方法を改善し、多くの
人手を要することなく、自動的に運転を開始する方法を
提供することを目的としている。
包含する各種プラントの運転開始方法を改善し、多くの
人手を要することなく、自動的に運転を開始する方法を
提供することを目的としている。
]発明の構成1
照点な するための
すなわち以下に述べる本発明の方法によって上記目的を
達成することが出来る。
達成することが出来る。
本発明の自動運転開始方法は、下記の(a)〜(e)の
工程よりなることを特徴とする。
工程よりなることを特徴とする。
(、)蒸留プラントに付属するポンプの吐出流量調節弁
を閉止状態にしてポンプを起動し、ポンプ吐出圧力上昇
後に調筋弁を流量最小となるように調節し、所定時間経
過後調節弁開度を増して吐出流量の自動調節を行う工程
、 (b)前記ポンプにより蒸留塔に送液される蒸留塔塔底
液を塔内圧力又は液頭圧によって少なくとも塔底液ポン
プ吐出配管の流量調節弁まで充填し、これを搭底部液面
計によって検知したのち、塔底液ポンプを自動的に起動
する工程、 (c)蒸留塔の原料液供給系統及び塔底液抜出し系統の
液置換及び/又はプラント内流体循環を達成した後、蒸
留塔加熱炉の点火昇温を自動的に開始する工程、 (d)前記蒸留塔加熱炉出口流体又は蒸留塔棚段温度の
測定値を予め定めた時闇毎に目標温度と比較して両者の
温度差を算出し、該温度差に対応して予め設定した値に
基づいて加熱炉供給燃料の流量を増減し、この操作を繰
り返すことによって蒸留塔加熱炉を所定の温度に昇温す
る工程、(e)前記蒸留塔加熱炉の昇温により留出する
塔頂液、側流留出液、側線還流液又は塔底液の当該液面
又は温度を検出し、当該液面又は温度が予め設定した液
面高又は上限温度に達したとき、各抜出しポンプを自動
的に起動させ、定常運転に移行させる工程。
を閉止状態にしてポンプを起動し、ポンプ吐出圧力上昇
後に調筋弁を流量最小となるように調節し、所定時間経
過後調節弁開度を増して吐出流量の自動調節を行う工程
、 (b)前記ポンプにより蒸留塔に送液される蒸留塔塔底
液を塔内圧力又は液頭圧によって少なくとも塔底液ポン
プ吐出配管の流量調節弁まで充填し、これを搭底部液面
計によって検知したのち、塔底液ポンプを自動的に起動
する工程、 (c)蒸留塔の原料液供給系統及び塔底液抜出し系統の
液置換及び/又はプラント内流体循環を達成した後、蒸
留塔加熱炉の点火昇温を自動的に開始する工程、 (d)前記蒸留塔加熱炉出口流体又は蒸留塔棚段温度の
測定値を予め定めた時闇毎に目標温度と比較して両者の
温度差を算出し、該温度差に対応して予め設定した値に
基づいて加熱炉供給燃料の流量を増減し、この操作を繰
り返すことによって蒸留塔加熱炉を所定の温度に昇温す
る工程、(e)前記蒸留塔加熱炉の昇温により留出する
塔頂液、側流留出液、側線還流液又は塔底液の当該液面
又は温度を検出し、当該液面又は温度が予め設定した液
面高又は上限温度に達したとき、各抜出しポンプを自動
的に起動させ、定常運転に移行させる工程。
上記(、)〜(e)工程を順次経ることによりプランF
の自動運転開始をスムーズに行うことができる。
の自動運転開始をスムーズに行うことができる。
また、(、)〜(e)工程に続いて、次の(f)及び(
g)工程、即ち (f)前記定常運転移行後において、蒸留塔の側流留出
液又は蒸留塔棚段の温度に予め上限値を設定し、この上
限値に達したとき、側流留出液の抜出し量を減少させる
工程、 (g)前記側流留出液の抜出し量を′減少した後、蒸留
塔供給原料液、蒸留塔から抜出される各留分、塔頂還流
又は側線還流の流量を予め設定した値又は増減速度に基
いて自動的に調節する工程、に従って操作することによ
り、自動的に定常運転を続けることができる。
g)工程、即ち (f)前記定常運転移行後において、蒸留塔の側流留出
液又は蒸留塔棚段の温度に予め上限値を設定し、この上
限値に達したとき、側流留出液の抜出し量を減少させる
工程、 (g)前記側流留出液の抜出し量を′減少した後、蒸留
塔供給原料液、蒸留塔から抜出される各留分、塔頂還流
又は側線還流の流量を予め設定した値又は増減速度に基
いて自動的に調節する工程、に従って操作することによ
り、自動的に定常運転を続けることができる。
更に、前記(、)工程の蒸留塔に付属するポンプの起動
に際しては、 (11)該ポンプの空引きをポンプ駆動モータの電流値
より感知し、該ポンプの吐出流量調筋弁を一定時園絞り
又は閉止することにより空引きを回避するか、或は、 (i)該ポンプの吸入側塔槽類の液面と照合して停止さ
せるか又は予備ポンプに自動切換えを行うことにより蒸
留塔に付属するポンプの稼動を迅速且安全に定常状態に
移行させることができる。
に際しては、 (11)該ポンプの空引きをポンプ駆動モータの電流値
より感知し、該ポンプの吐出流量調筋弁を一定時園絞り
又は閉止することにより空引きを回避するか、或は、 (i)該ポンプの吸入側塔槽類の液面と照合して停止さ
せるか又は予備ポンプに自動切換えを行うことにより蒸
留塔に付属するポンプの稼動を迅速且安全に定常状態に
移行させることができる。
また、前記工程(e)において液面計を持たない部分の
液面検出に際しては、 (j)蒸留塔の塔頂液、側流留出液又は側線還流液の液
面高を、各抜出しポンプの吸入側圧力によって検出する ようにするのが、簡単でしかも確実である。
液面検出に際しては、 (j)蒸留塔の塔頂液、側流留出液又は側線還流液の液
面高を、各抜出しポンプの吸入側圧力によって検出する ようにするのが、簡単でしかも確実である。
x1例
次に、本発明を図面と共に具体的に説明する。
第1図に示す処理能力50,000 B/Dの原油常圧
蒸留装置において、シーケンスコントロール機能を有す
る分散型制御システムを使用して、自動運転開始を行な
う場合の一実施例について説明する。
蒸留装置において、シーケンスコントロール機能を有す
る分散型制御システムを使用して、自動運転開始を行な
う場合の一実施例について説明する。
本発明において、自動運転開始とは、連続運転に入る前
の所定の準備作業、すなわち装置内の酸素駆逐、水切り
、ポンプ及び回転機の潤滑油給油、全配管・機器類の弁
開閉確認、全計器類の作動体制の確認、原料・製品タン
クの供給及び受け入れ体制の整備、電力、スチーム、用
水、空気等の供給体制の整備、排煙、排水、オフガス処
理設備の受け入れ体制整備等の所謂運転開始準備作業を
完了し、その後、シーケンスコントロールのプログラム
に従って蒸留装置の運転開始工程を自動的に進捗させ、
何等運転貝の操作を必要とすることなく、正常運転に移
行せしめることを指している。
の所定の準備作業、すなわち装置内の酸素駆逐、水切り
、ポンプ及び回転機の潤滑油給油、全配管・機器類の弁
開閉確認、全計器類の作動体制の確認、原料・製品タン
クの供給及び受け入れ体制の整備、電力、スチーム、用
水、空気等の供給体制の整備、排煙、排水、オフガス処
理設備の受け入れ体制整備等の所謂運転開始準備作業を
完了し、その後、シーケンスコントロールのプログラム
に従って蒸留装置の運転開始工程を自動的に進捗させ、
何等運転貝の操作を必要とすることなく、正常運転に移
行せしめることを指している。
尚、シーケンスコントロールのプログラムの作り方によ
っては自動運転開始の途上において、任意の段階でプロ
グラムを一時停止させたり、運転を停止して任意の段階
まで作業工程を戻すことも勿論可能である。
っては自動運転開始の途上において、任意の段階でプロ
グラムを一時停止させたり、運転を停止して任意の段階
まで作業工程を戻すことも勿論可能である。
本実施例では、装置内の酸素駆逐と原料導入の所から説
明するが、蒸留装置ないし蒸留装置を含むプラントにお
いて連続運転を装置の故障修理又は生産計画上の理由に
よって一時的に停止した後の運転開始の場合にも本発明
を好適に適用することが出来る。
明するが、蒸留装置ないし蒸留装置を含むプラントにお
いて連続運転を装置の故障修理又は生産計画上の理由に
よって一時的に停止した後の運転開始の場合にも本発明
を好適に適用することが出来る。
更に、本発明に示す各方法を用いて蒸留装置ないし蒸留
装置を含むプラントの自動運転停止、原料種類の自動切
替、原料処理量の変更等を行うことも可能である。
装置を含むプラントの自動運転停止、原料種類の自動切
替、原料処理量の変更等を行うことも可能である。
先ず、原油常圧蒸留装置の装置組立又は開放点検、修繕
、掃除の完了後、プラントの運転開始に先立ち、水蒸気
、窒素等の不活性ガスで装置内の酸素を駆逐し、窒素等
の不活性ガスを封入する。
、掃除の完了後、プラントの運転開始に先立ち、水蒸気
、窒素等の不活性ガスで装置内の酸素を駆逐し、窒素等
の不活性ガスを封入する。
本実施例における不活性ガスの封入圧力は前留塔塔底油
ポンプ22の吐出側流量調節弁25を境界にして、前留
塔系統を約2 、5 Kg/cm2Gに、また主蒸留塔
5系統を0.2〜0 、3 Kg/c論2Gに保持する
。
ポンプ22の吐出側流量調節弁25を境界にして、前留
塔系統を約2 、5 Kg/cm2Gに、また主蒸留塔
5系統を0.2〜0 、3 Kg/c論2Gに保持する
。
次に原油タンク1から原油ポンプ13に至る配管の弁1
1及び原油ポンプ13の吸入弁12並びに吐出弁14を
開放し、原油の液頭圧を利用して原油ポンプ13のガス
抜きを行い、原油ポンプ13の起動準備をする。また、
運転中に作動させる調節弁及び遠隔操作弁等の仕切弁は
全て開放する。
1及び原油ポンプ13の吸入弁12並びに吐出弁14を
開放し、原油の液頭圧を利用して原油ポンプ13のガス
抜きを行い、原油ポンプ13の起動準備をする。また、
運転中に作動させる調節弁及び遠隔操作弁等の仕切弁は
全て開放する。
以上の運転準備作業は手作業で実施するが、遠隔自動繰
作によって実施することも可能である。
作によって実施することも可能である。
以下、予め命令コード方式(コマンド方式)によって作
成したシーケンスコントロールのプログラムを始動させ
て自動運転開始の連続工程に入る。
成したシーケンスコントロールのプログラムを始動させ
て自動運転開始の連続工程に入る。
(原油ポンプの起動)
最初に原油ポンプ13を工程(、)の方法、すなわちポ
ンプの吐出弁14が開放、吐出側流量調節弁16が閉止
の状態で起動し、ポンプ吐出側圧力が充分上昇する迄の
約10秒問は流量調節弁16を閉止しておぎ、その後通
常運転時における最大流量330 Kl/hrの15%
程度(約50 Kl/br)となる様に予め設定した弁
開度まで開放し、15秒間係持する。15秒の闇流量計
15の指示値を照合し、流量力咄でいないか又は原油ポ
ンプ13の駆動モータの電流値がポンプ空引外運転相当
の値である場合には、工程(h)の方法によって流量調
節弁16を閉止してポンプを停止させシーケンスコント
ロールのプログラムを最初から実行17直す。
ンプの吐出弁14が開放、吐出側流量調節弁16が閉止
の状態で起動し、ポンプ吐出側圧力が充分上昇する迄の
約10秒問は流量調節弁16を閉止しておぎ、その後通
常運転時における最大流量330 Kl/hrの15%
程度(約50 Kl/br)となる様に予め設定した弁
開度まで開放し、15秒間係持する。15秒の闇流量計
15の指示値を照合し、流量力咄でいないか又は原油ポ
ンプ13の駆動モータの電流値がポンプ空引外運転相当
の値である場合には、工程(h)の方法によって流量調
節弁16を閉止してポンプを停止させシーケンスコント
ロールのプログラムを最初から実行17直す。
流量計15を照合して所定の流量力咄でいる場合には、
流量調節弁16の開度な予め定めた流量増減速度に基づ
いて増加させ約200 Kl/hrに設定し、順次装置
内の配管17、熱交換器1≦;、19脱塩槽(図示せず
)、前留塔2に原油を導入し、前留塔塔底の液面計27
に液面を出す。
流量調節弁16の開度な予め定めた流量増減速度に基づ
いて増加させ約200 Kl/hrに設定し、順次装置
内の配管17、熱交換器1≦;、19脱塩槽(図示せず
)、前留塔2に原油を導入し、前留塔塔底の液面計27
に液面を出す。
同時に主蒸留塔5にも原油ポンプ吐出配管17からの枝
管(図示せず)を経由して原油を導入し、搭底部液面計
54に液面を出す、主蒸留塔塔底部に貯めた原油は液頭
圧を利用して塔底油ポンプ51、熱交換器52.53等
の塔底油系統に送られ、先願(特願昭58−14358
4)の方法によって系内ガスとの置換、自動ガス抜きを
行なう。
管(図示せず)を経由して原油を導入し、搭底部液面計
54に液面を出す、主蒸留塔塔底部に貯めた原油は液頭
圧を利用して塔底油ポンプ51、熱交換器52.53等
の塔底油系統に送られ、先願(特願昭58−14358
4)の方法によって系内ガスとの置換、自動ガス抜きを
行なう。
(塔底油ポンプの起動)
次に、前留塔塔底液面計27の指示が90%に達したら
原油ポンプ13を停止し、工程(b)の方法によって前
留塔2の塔底油ポンプ22の吐出側流量調節弁25を開
放し、前留塔内の窒素ガス圧力と液頭圧を利用して前留
塔塔底部に貯った原油を塔底油ポンプ22、配管24、
加熱炉3へ移送する。
原油ポンプ13を停止し、工程(b)の方法によって前
留塔2の塔底油ポンプ22の吐出側流量調節弁25を開
放し、前留塔内の窒素ガス圧力と液頭圧を利用して前留
塔塔底部に貯った原油を塔底油ポンプ22、配管24、
加熱炉3へ移送する。
原油の導入前にこれ等機器配管内に存在していた窒素ガ
スは原油と置換され、主蒸留塔5内へ押し出され、原油
ポンプ13から加熱炉3の入口立ち上がり加熱管31ま
での原油置換、ガス抜トが行なわれる。
スは原油と置換され、主蒸留塔5内へ押し出され、原油
ポンプ13から加熱炉3の入口立ち上がり加熱管31ま
での原油置換、ガス抜トが行なわれる。
前留塔2の塔底油ポンプ22の吐出側流量調節弁25ま
で原油が充填されたかどうかの判定は、前留塔塔底液面
計27の液面降下速度と、吐出側流量調節弁25までの
系統内容積を照合して行う。
で原油が充填されたかどうかの判定は、前留塔塔底液面
計27の液面降下速度と、吐出側流量調節弁25までの
系統内容積を照合して行う。
本実施例においては、前留塔塔底液面計27の指示が9
0%から50%に低下する迄の時間を計測し、該計測時
間の5倍の時間経過を以て、又は、吐出側流量調節弁2
5を開放する以前の調節弁液漏れを考慮し、吐出側流量
調節弁25の開放後420秒間の経過を以て該流量調節
弁25まで原油が充填されたものと判定し、次のシーケ
ンスプログラムに移行している。
0%から50%に低下する迄の時間を計測し、該計測時
間の5倍の時間経過を以て、又は、吐出側流量調節弁2
5を開放する以前の調節弁液漏れを考慮し、吐出側流量
調節弁25の開放後420秒間の経過を以て該流量調節
弁25まで原油が充填されたものと判定し、次のシーケ
ンスプログラムに移行している。
尚、加熱炉加熱管は最上部の地上高が高い為、前留塔内
の窒素ガス圧力を増大させれば加熱炉管内を完全に原油
置換することも可能であるが、後述の方法に従って前留
塔塔底油ポンプ22を起動し、加熱炉加熱管内のガスを
原油で置換し、主蒸留塔5に原油を送り込むのが良い。
の窒素ガス圧力を増大させれば加熱炉管内を完全に原油
置換することも可能であるが、後述の方法に従って前留
塔塔底油ポンプ22を起動し、加熱炉加熱管内のガスを
原油で置換し、主蒸留塔5に原油を送り込むのが良い。
すなわち、原油ポンプ13を再起動して前留塔塔底液面
計27の指示が50%に達したなら工程(b)の方法に
よって前留塔塔底油ポンプ22を起動する。
計27の指示が50%に達したなら工程(b)の方法に
よって前留塔塔底油ポンプ22を起動する。
その手順は原油ポンプ13の起動とほぼ同様で、工程(
、)の方法によって前留塔塔底油ポンプ22の吐出仕切
弁23番開放し、吐出側流量調節弁25を閉止し、塔底
油ポンプ22を自動的に起動させる9゜吐出側圧力カ吐
昇する約10秒間は流量調節弁25を閉止しておき、そ
の後通常運転時における最大流量の15%程度となる様
に予め設定した弁開度迄開放し、15秒間保持する。
、)の方法によって前留塔塔底油ポンプ22の吐出仕切
弁23番開放し、吐出側流量調節弁25を閉止し、塔底
油ポンプ22を自動的に起動させる9゜吐出側圧力カ吐
昇する約10秒間は流量調節弁25を閉止しておき、そ
の後通常運転時における最大流量の15%程度となる様
に予め設定した弁開度迄開放し、15秒間保持する。
15秒の闇流量計26の指示を照合し、流量が出ていな
いか又は塔底油ポンプ22の駆動モータの電流計指示値
が予め設定したポンプ空引ト運転相当の値である場合に
は、塔底油ポンプ22を停止すると共に、原油ポンプ1
3を停止して運転開始のシーケンスプログラムを最初か
ら実行し直す。
いか又は塔底油ポンプ22の駆動モータの電流計指示値
が予め設定したポンプ空引ト運転相当の値である場合に
は、塔底油ポンプ22を停止すると共に、原油ポンプ1
3を停止して運転開始のシーケンスプログラムを最初か
ら実行し直す。
上記15秒問以内に塔底油ポンプ22の流量が出ている
ことが計測されたなら、加熱炉各パスにおける自動流量
調節弁25を作動させて加熱炉経由主蒸留塔張込の原油
流量を各パス50 Kl/hrに設定する。
ことが計測されたなら、加熱炉各パスにおける自動流量
調節弁25を作動させて加熱炉経由主蒸留塔張込の原油
流量を各パス50 Kl/hrに設定する。
次いで、主蒸留塔塔底液面計54の指示が50%に達し
たなら、主蒸留塔塔底油ポンプ5′、を先願(特願昭5
8−143584)の方法によって起動し、前留塔2及
び主蒸留塔5系内の原料油による置換及び原油タンク1
から原油常圧蒸留装置を経由する原油タンク8又はスロ
ップ油タンク8′への原油の循環流を確立する。
たなら、主蒸留塔塔底油ポンプ5′、を先願(特願昭5
8−143584)の方法によって起動し、前留塔2及
び主蒸留塔5系内の原料油による置換及び原油タンク1
から原油常圧蒸留装置を経由する原油タンク8又はスロ
ップ油タンク8′への原油の循環流を確立する。
主蒸留塔塔底油ポンプ51が起動不能の場合は、前留塔
塔底油ポンプ22の場合と同様に運転開始のシーケンス
プログラムを最初から実行し直す。
塔底油ポンプ22の場合と同様に運転開始のシーケンス
プログラムを最初から実行し直す。
(加熱炉の点火)
前記工程(c)に基づいてポンプの稼動状況及び上記原
油循環系統内における流量並びに配管系の弁の開閉状況
、各系統内圧力等の計測及び論理照合を行なった後、主
蒸留塔加熱炉3の〃スバーナ32のうち2本のバーナ元
弁33を遠隔繰作により自動的に開放し、予め点火して
あったパイロットバーナ(図示せず)の火種により点火
して加熱炉3の昇温を開始する。
油循環系統内における流量並びに配管系の弁の開閉状況
、各系統内圧力等の計測及び論理照合を行なった後、主
蒸留塔加熱炉3の〃スバーナ32のうち2本のバーナ元
弁33を遠隔繰作により自動的に開放し、予め点火して
あったパイロットバーナ(図示せず)の火種により点火
して加熱炉3の昇温を開始する。
この時、燃料ガス流量調節弁34の開度は燃料ガスの最
小流量値、すなわち総発熱量8,000Kcal/N+
+’の燃料ガスに対して約600Niz’/hrとなる
様に予め設定しておく。2本のガスバーナに点火後供給
燃料ガス量を自動流量制御(F I−C)に切り替える
。
小流量値、すなわち総発熱量8,000Kcal/N+
+’の燃料ガスに対して約600Niz’/hrとなる
様に予め設定しておく。2本のガスバーナに点火後供給
燃料ガス量を自動流量制御(F I−C)に切り替える
。
次に、昇温の基点温度を測定してシーケンスコントロー
ラーのプログラムに取り込み、4分間後の目標温度を算
出し記憶させる。
ラーのプログラムに取り込み、4分間後の目標温度を算
出し記憶させる。
4分間経過後、加熱炉出口流体温度を検出し、目標温度
と比較して両者の差を算出し、測定温度と目標温度の差
に対応して予め設定した値に基づいて加熱炉供給燃料ガ
ス流量を増減する。例えば、計画昇温速度を1時間当た
り80℃に設定し、次の区分に従って燃料ガス流量の増
減を行なう。
と比較して両者の差を算出し、測定温度と目標温度の差
に対応して予め設定した値に基づいて加熱炉供給燃料ガ
ス流量を増減する。例えば、計画昇温速度を1時間当た
り80℃に設定し、次の区分に従って燃料ガス流量の増
減を行なう。
(1)加熱炉出口流体の今回測定温度が目標温度より6
℃以上高いとき ・・・・・・燃料ガス流量を5 ONm3/hr減らす
。
℃以上高いとき ・・・・・・燃料ガス流量を5 ONm3/hr減らす
。
(2)同上測定温度が目標温度より3℃以上6℃未満高
く、且前回測定温度より高いとき・・・・・・同上流量
を3 ONm’/hr増す。
く、且前回測定温度より高いとき・・・・・・同上流量
を3 ONm’/hr増す。
(3)同上測定温度が目標温度より3℃以上6℃未満高
く、且前回測定温度より低いとき・・・・・・同上流量
を5 ONm3/hr増す。
く、且前回測定温度より低いとき・・・・・・同上流量
を5 ONm3/hr増す。
(4) 同上測定温度が目標温度よl)0℃以上3℃未
満高く、且前回測定温度との昇温勾配(以下単に昇温勾
配と略記する)が計画昇温勾配より大きいとき ・・・・・・同上流量を708m3/hr増す。
満高く、且前回測定温度との昇温勾配(以下単に昇温勾
配と略記する)が計画昇温勾配より大きいとき ・・・・・・同上流量を708m3/hr増す。
(5)同上測定温度が目標温度より0℃以上3℃未満高
く、且昇温勾配が計画昇温勾配以下で、前回測定温度よ
りも高いとき ・・・・・・同上流量を1008m’/I+r増す。
く、且昇温勾配が計画昇温勾配以下で、前回測定温度よ
りも高いとき ・・・・・・同上流量を1008m’/I+r増す。
(6)同上測定温度が目標温度よりO℃以」−3℃未満
高く、且前回測定温度より低いとき・・・・・・同上流
量を1308m3/hr増す。
高く、且前回測定温度より低いとき・・・・・・同上流
量を1308m3/hr増す。
(7)同上測定温度が目標温度より3℃以上低く、且昇
温勾配が計画昇温勾配の2倍以上のとき・・・・・・同
上流量を1008m3/hr増す。
温勾配が計画昇温勾配の2倍以上のとき・・・・・・同
上流量を1008m3/hr増す。
(8)同上測定温度が目標温度より3℃以上低く、且昇
温勾配が計画昇温勾配の2倍以下のとき・・・・・・同
上流量を15 ONm3/hr増す。
温勾配が計画昇温勾配の2倍以下のとき・・・・・・同
上流量を15 ONm3/hr増す。
(9)同上測定温度が目標温度より0℃以上3℃未満低
く、且昇温勾配が計画昇温勾配の2倍以上のとき ・・・・・・同上流量を708m3/hr増す。
く、且昇温勾配が計画昇温勾配の2倍以上のとき ・・・・・・同上流量を708m3/hr増す。
(10)同上測定温度が目標温度より0℃以上3℃未満
低く、且昇温勾配が計画昇温勾配の1倍以上2倍未満の
とき ・・・・・・同上流量を10 ON+e3/l+r増す
。
低く、且昇温勾配が計画昇温勾配の1倍以上2倍未満の
とき ・・・・・・同上流量を10 ON+e3/l+r増す
。
以上の加熱炉出口流体温度を検出し、目標温度と比較し
て両者の差を算出し、測定温度と目標温度の差に対応し
て予め設定した値に基づいて加熱炉供給燃料の流量を増
減する操作はシーケンスコントローラーのプログラムに
よって4分間毎に繰り返して行う。
て両者の差を算出し、測定温度と目標温度の差に対応し
て予め設定した値に基づいて加熱炉供給燃料の流量を増
減する操作はシーケンスコントローラーのプログラムに
よって4分間毎に繰り返して行う。
なお、加熱炉3の昇温に際しては、昇温速度、加熱炉流
体出口温度の測定開隔、温度差に対応する供給燃料ガス
量の増減サイクル等は、蒸留プラントの種類、規模によ
り自由に設定することができる。
体出口温度の測定開隔、温度差に対応する供給燃料ガス
量の増減サイクル等は、蒸留プラントの種類、規模によ
り自由に設定することができる。
燃料ガス流量の増減を行ってから4分間経過後に、燃料
ガス流量を計測し、1 、2008m3/hr以上1
、800 Nm’/hr未満である時は更にガスバーナ
32の2本の元弁33を開放してバーナを4本に増加さ
せ、1 、80 ONmコ/hr以上である時は更にガ
スバーナ2本の元弁を開放してバーナを6本に増加させ
る。
ガス流量を計測し、1 、2008m3/hr以上1
、800 Nm’/hr未満である時は更にガスバーナ
32の2本の元弁33を開放してバーナを4本に増加さ
せ、1 、80 ONmコ/hr以上である時は更にガ
スバーナ2本の元弁を開放してバーナを6本に増加させ
る。
本方法によって加熱炉出口流体温度の昇温を行ない、予
め設定した温度、例えば330°Cに達したならば、加
熱炉出口流体温度自動調節計(TRC)と燃料ガス自動
流量調節計(F I C)とをカスケード制御に切り替
え、通常運転の制御方法に移行させる。第2図は本発明
によって加熱炉出口流体を昇温させた場合の昇温曲線の
一例であり、点線は目標温度勾配、実線は昇温結果を表
わす。
め設定した温度、例えば330°Cに達したならば、加
熱炉出口流体温度自動調節計(TRC)と燃料ガス自動
流量調節計(F I C)とをカスケード制御に切り替
え、通常運転の制御方法に移行させる。第2図は本発明
によって加熱炉出口流体を昇温させた場合の昇温曲線の
一例であり、点線は目標温度勾配、実線は昇温結果を表
わす。
以上は、本発明の工程(d)の方法によって加熱炉出口
流体温度を上昇させた場合であるが、従来技術の方法に
よって燃料ガスの供給流量を手動で調節したり、温度調
節計の設定値を手動修正する場合には、第3図の実線に
示すように、迅速且正確な昇温を行うこと力咄来ない為
に昇温工程に余分の時間を要していた。
流体温度を上昇させた場合であるが、従来技術の方法に
よって燃料ガスの供給流量を手動で調節したり、温度調
節計の設定値を手動修正する場合には、第3図の実線に
示すように、迅速且正確な昇温を行うこと力咄来ない為
に昇温工程に余分の時間を要していた。
(留出油の抜出し)
一方、加熱炉出口流体の温度上昇に伴なって主蒸留塔の
温度も上昇し、原油タンクからの原油も主蒸留塔塔底油
熱交換器等によって昇温されて前留塔に送入される結果
、前留塔の温度も上昇する。
温度も上昇し、原油タンクからの原油も主蒸留塔塔底油
熱交換器等によって昇温されて前留塔に送入される結果
、前留塔の温度も上昇する。
前留塔及び主蒸留塔は、塔内温度の上昇と共に塔頂留出
油が留出し、主蒸留塔は側流留出油の留出が始まる。
油が留出し、主蒸留塔は側流留出油の留出が始まる。
塔頂留出油は塔頂油凝縮器45.75で凝縮し、塔頂油
受槽4.7に蓄積する。主蒸留塔塔頂油ポンプ71およ
び前留塔塔頂油ポンプ41を起動して塔頂り7ラツクス
を開始し、塔頂油を製品として抜き出す方法は前記工程
(e)、(g)に従う。
受槽4.7に蓄積する。主蒸留塔塔頂油ポンプ71およ
び前留塔塔頂油ポンプ41を起動して塔頂り7ラツクス
を開始し、塔頂油を製品として抜き出す方法は前記工程
(e)、(g)に従う。
すなわち、塔頂温度が基準温度に達するが、塔頂油受槽
4.7の液面が50%以上となった時、塔頂油ポンプ4
1.71の吐出側流量調節弁42゜72を閉止してポン
プを自動起動し、10秒問経過後、調節弁開度を最小流
量値になる様な開度に15秒問保持し、流量力咄る場合
は塔頂温度を1基準温度−10℃Jで塔頂温度調節計(
TRC)28.56と塔頂油り7ラツクス流量調節計(
FRC)42.72をカスケード制御に移行させる。基
準温度は原油の性状や運転開始工程によって任意に選択
が可能であるが、−例として前留塔塔頂の場合100〜
110℃、主蒸留塔塔頂で80〜90 ’Cである。
4.7の液面が50%以上となった時、塔頂油ポンプ4
1.71の吐出側流量調節弁42゜72を閉止してポン
プを自動起動し、10秒問経過後、調節弁開度を最小流
量値になる様な開度に15秒問保持し、流量力咄る場合
は塔頂温度を1基準温度−10℃Jで塔頂温度調節計(
TRC)28.56と塔頂油り7ラツクス流量調節計(
FRC)42.72をカスケード制御に移行させる。基
準温度は原油の性状や運転開始工程によって任意に選択
が可能であるが、−例として前留塔塔頂の場合100〜
110℃、主蒸留塔塔頂で80〜90 ’Cである。
ポンプを起動しても流量力咄ない場合には前記工程(1
1)、(i)の方法によってポンプの空引きを回避する
か、自動的に予備ポンプに切り替えるが又は自動停止し
て待機状態に戻してこれを繰11返す。
1)、(i)の方法によってポンプの空引きを回避する
か、自動的に予備ポンプに切り替えるが又は自動停止し
て待機状態に戻してこれを繰11返す。
塔頂油す7ラツクスを上述の方法で開始した後、塔頂油
受槽4.7の液面計44.74指示が50%を越える場
合には自動液面調節計43.73を作動させて、製品塔
頂油の抜き出しを開始する。
受槽4.7の液面計44.74指示が50%を越える場
合には自動液面調節計43.73を作動させて、製品塔
頂油の抜き出しを開始する。
主蒸留塔5の昇温と共に主蒸留塔側流留出油は側流留出
油ストリッパ6に入り、ストリッパ塔底液面が上昇し、
塔底液面計指示64.64’ 、64″等が設定値に達
した後、側流留出油ポンプ61.61’、61”等を起
動し、製品油として抜き出しを開始し、熱交換器62,
62’・・・、63.63′・・・を経て取出す。
油ストリッパ6に入り、ストリッパ塔底液面が上昇し、
塔底液面計指示64.64’ 、64″等が設定値に達
した後、側流留出油ポンプ61.61’、61”等を起
動し、製品油として抜き出しを開始し、熱交換器62,
62’・・・、63.63′・・・を経て取出す。
側流留出油ポンプ61等の起動、停止の方法は、前述の
塔底油ポンプ、塔頂油り7ラツクスないし塔頂油抜き出
しポンプの場合と同様に行なう。
塔底油ポンプ、塔頂油り7ラツクスないし塔頂油抜き出
しポンプの場合と同様に行なう。
主蒸留塔の側線還流油ポンプ57は主蒸留塔側線還流油
トレイの液面計指示(図示せず)に対応して自動起動、
自動停止しても良いが、前記工程(j)に基づき、ポン
プ57の吸入側圧力計指示58と主蒸留塔の塔内圧力5
5を対照させて算出した吸入側液頭圧から吸入側配管液
面高ないし主蒸留塔の側線還流油トレイ液面高を検知す
ることによって、ポンプを自動起動、自動停止させる方
法が既存設備に大きな改造を必要としない点から有利で
ある。
トレイの液面計指示(図示せず)に対応して自動起動、
自動停止しても良いが、前記工程(j)に基づき、ポン
プ57の吸入側圧力計指示58と主蒸留塔の塔内圧力5
5を対照させて算出した吸入側液頭圧から吸入側配管液
面高ないし主蒸留塔の側線還流油トレイ液面高を検知す
ることによって、ポンプを自動起動、自動停止させる方
法が既存設備に大きな改造を必要としない点から有利で
ある。
なお、本実施例で使用される高温流体ポンプの運転を切
換える場合には、先願(特願昭58−143583)に
よる方法が適当である。
換える場合には、先願(特願昭58−143583)に
よる方法が適当である。
以上により原油常圧蒸留装置の装置内への原油送入から
加熱炉の昇温、塔頂油及び側流留出油の抜き出し、側線
還流油の循環までの工程が終了し、正常運転に移行させ
る。
加熱炉の昇温、塔頂油及び側流留出油の抜き出し、側線
還流油の循環までの工程が終了し、正常運転に移行させ
る。
(正常運転)
正常運転への移行にあたり、主蒸留塔における側流留出
油抜き出しトレイの温度等は品質制御の必要から前記工
程(f)の方法によって予め上限値を設定し、上限値に
達した場合に側流留出油の抜き出し量をシーケンスプロ
グラムによって自動的に減少させ、上限値と該トレイ温
度に余裕がある場合には前記工程(g)によって予め定
めた計画得率に基づく側流留出油の抜き出しを行なう。
油抜き出しトレイの温度等は品質制御の必要から前記工
程(f)の方法によって予め上限値を設定し、上限値に
達した場合に側流留出油の抜き出し量をシーケンスプロ
グラムによって自動的に減少させ、上限値と該トレイ温
度に余裕がある場合には前記工程(g)によって予め定
めた計画得率に基づく側流留出油の抜き出しを行なう。
例えば、軽油留分の抜軽出しトレイの上限温度は、主蒸
留塔塔頂圧力0.4−0.7Kg/cm2c:において
、262℃に設定し、JIS K2254燃料油蒸留試
験方法によるJISI号灯油の95%留出温度270°
C以下の規格を満足する様にするが、運転開始及び正常
運転への移行中に、軽油留分の抜き出しトレイ温度が2
62℃を越えた場合には、同工程(g)により予め定め
た抜出量変化速度、すなわち、30秒間に0,2〜0.
3 Kl/hrの割合で灯油留分の抜き出しを自動的に
減少させることによって得率の変更を行う。
留塔塔頂圧力0.4−0.7Kg/cm2c:において
、262℃に設定し、JIS K2254燃料油蒸留試
験方法によるJISI号灯油の95%留出温度270°
C以下の規格を満足する様にするが、運転開始及び正常
運転への移行中に、軽油留分の抜き出しトレイ温度が2
62℃を越えた場合には、同工程(g)により予め定め
た抜出量変化速度、すなわち、30秒間に0,2〜0.
3 Kl/hrの割合で灯油留分の抜き出しを自動的に
減少させることによって得率の変更を行う。
抜出量を増加させる場合の変化速度もこれと同様である
。また、側流留出油ないし側線還流油のストリッパ塔底
液面ないし、主蒸留塔塔頂部しトレイ液面計の指示又は
抜ぎ出しポンプ吸入側液頭圧に下限値を設定し、下限値
に達した時各抜出量ないし循環量を例えば従前の流量の
90%に自動的に低下させることによって運転の継続が
行なわれる。
。また、側流留出油ないし側線還流油のストリッパ塔底
液面ないし、主蒸留塔塔頂部しトレイ液面計の指示又は
抜ぎ出しポンプ吸入側液頭圧に下限値を設定し、下限値
に達した時各抜出量ないし循環量を例えば従前の流量の
90%に自動的に低下させることによって運転の継続が
行なわれる。
その他、正常運転への移行にあたり、各製品の蒸留性状
を改善し、蒸留の効率を向上させるために主蒸留塔塔底
及びストリッパ塔底にスチームを吹き込むことが行われ
るが、本作業もシーケンスコントロールプログラムに上
信で自動化させたり、必要なメツセージを発生させたり
することが可能である。すなわち、塔底吹込用スチーム
源の1゜3〜1.4 Kg/ca+2Gの飽和低圧蒸気
を予め加熱炉対流部加熱管(図示せず)に通しておき、
加熱炉出口原油温度が280°Cに達したとと、主蒸留
塔塔底及び各ストリッパ塔底に通ずるスチーム配管(図
示せず)の凝縮水を自動的に排除した後、所要量の過熱
スチーム吹き込みを自動的に開始することができる。
を改善し、蒸留の効率を向上させるために主蒸留塔塔底
及びストリッパ塔底にスチームを吹き込むことが行われ
るが、本作業もシーケンスコントロールプログラムに上
信で自動化させたり、必要なメツセージを発生させたり
することが可能である。すなわち、塔底吹込用スチーム
源の1゜3〜1.4 Kg/ca+2Gの飽和低圧蒸気
を予め加熱炉対流部加熱管(図示せず)に通しておき、
加熱炉出口原油温度が280°Cに達したとと、主蒸留
塔塔底及び各ストリッパ塔底に通ずるスチーム配管(図
示せず)の凝縮水を自動的に排除した後、所要量の過熱
スチーム吹き込みを自動的に開始することができる。
原油の常圧蒸留装置の操業にあたり、製品油の品質保持
と高負荷価値製品の得率向上並びに省エネルギー、省ロ
ス、設備の保全等を目的として各種のオンラインプロセ
スアナライザーやオフラインの分析装置及びオーバー7
ラツシユモニターでプロセスを制御すること、主蒸留塔
塔頂部の露点を一定時間毎に計算して塔頂温度、圧力、
ストリッピングスチームの吹込量を変更して露点領域外
に制御すること、更に軽油留分の色相を連続且つ迅速に
看視、検知して軽油留分の抜き出し量等の制御をするた
めに特開昭58−179342によるカラーモニターを
用いることなどが行われており、これらの技術は本発明
の実施にあたって好適に応用することがで外る。
と高負荷価値製品の得率向上並びに省エネルギー、省ロ
ス、設備の保全等を目的として各種のオンラインプロセ
スアナライザーやオフラインの分析装置及びオーバー7
ラツシユモニターでプロセスを制御すること、主蒸留塔
塔頂部の露点を一定時間毎に計算して塔頂温度、圧力、
ストリッピングスチームの吹込量を変更して露点領域外
に制御すること、更に軽油留分の色相を連続且つ迅速に
看視、検知して軽油留分の抜き出し量等の制御をするた
めに特開昭58−179342によるカラーモニターを
用いることなどが行われており、これらの技術は本発明
の実施にあたって好適に応用することがで外る。
本発明の実施例を従来技術と比較すると、次の通り運転
開始時間力状中に短縮され、同時に運転開始工程期間中
の原料油使用量が減少し、再精製が必要となる所謂スロ
ップ油の発生が少なくなるのは勿論、この間に消費され
る燃料等の用役所要量の節約となった。
開始時間力状中に短縮され、同時に運転開始工程期間中
の原料油使用量が減少し、再精製が必要となる所謂スロ
ップ油の発生が少なくなるのは勿論、この間に消費され
る燃料等の用役所要量の節約となった。
表1
50000B/D原油常圧蒸留装置における運転開始比
較(加熱炉昇温開始以降) 加熱炉昇温開始 〜昇温終了迄の 6,0brs 3.8brs 2.2
hrs所要時間(30〜330℃) 昇温速度 50℃ハ1r80℃ハ+r 30℃/hr昇
温完了から 製品合格まで 2.01+rs 1.Ohr 1.Oh
rスロップ油発生 また、運転開始工程中において、シーケンスコントロー
ルのプログラムを起動した後は、極めて少数の運転員に
よって操業可能であり、各種プラントを少人数で集中制
御しようとする場合にも非常に有効な方法ということが
できる。
較(加熱炉昇温開始以降) 加熱炉昇温開始 〜昇温終了迄の 6,0brs 3.8brs 2.2
hrs所要時間(30〜330℃) 昇温速度 50℃ハ1r80℃ハ+r 30℃/hr昇
温完了から 製品合格まで 2.01+rs 1.Ohr 1.Oh
rスロップ油発生 また、運転開始工程中において、シーケンスコントロー
ルのプログラムを起動した後は、極めて少数の運転員に
よって操業可能であり、各種プラントを少人数で集中制
御しようとする場合にも非常に有効な方法ということが
できる。
以上、本発明に属する工程(、)〜(j)について各工
程毎に具体的な実施例を説明した。
程毎に具体的な実施例を説明した。
[発明の効果1
以上の説明によって、シーケンスコントロール計装によ
る原油の常圧蒸留装置を自動的に運転開始することが可
能であることが容易に理解されるであろう。
る原油の常圧蒸留装置を自動的に運転開始することが可
能であることが容易に理解されるであろう。
本発明の方法を適用することができるシーケンスコント
ロール方式には、リレーシーケンス方式、集中制御型コ
ンピュータシステムによる方式、シーケンスコントロー
ル機能を有する分散型制御システムによる方式等があり
、任意の方式を適用できるが、シーケンスコン)ロール
機能を有する分散型制御システムによるものが好適に使
用できる。
ロール方式には、リレーシーケンス方式、集中制御型コ
ンピュータシステムによる方式、シーケンスコントロー
ル機能を有する分散型制御システムによる方式等があり
、任意の方式を適用できるが、シーケンスコン)ロール
機能を有する分散型制御システムによるものが好適に使
用できる。
また、シーケンスの記述方式には、リレー・シンボル方
式、理論シンボル方式、フローチャート方式、命令コー
ド方式(コマンド方式)、タイム・チャート方式、ディ
シジヨン・テーブル方式等があり、いずれの方式も使用
可能である。
式、理論シンボル方式、フローチャート方式、命令コー
ド方式(コマンド方式)、タイム・チャート方式、ディ
シジヨン・テーブル方式等があり、いずれの方式も使用
可能である。
第1図は本発明の説明に供する常圧蒸留装置の70−シ
ート、第2図は本発明による加熱炉出口流体温度の昇温
過程を示すグラフ、第3図は従来方法による加熱炉出口
流体温度の昇温過程を示すグラフである。 1.8・・・原油タンク、2・・・前留塔、3・・・加
熱炉、4.7・・・塔頂油受槽、5・・・主蒸留塔、6
・・・ストリッパ、8′・・・スロップタンク。 第1頁の続き 0発 明 者 池 1) 彰 [相]発明者 小壜 英一部 @発明者鈴木 拓雄 O発明者 三ヶ1)康造 川崎市川崎区日進町2播地18号 横須賀市森崎4丁目1番2号 北本市下石戸下2191地 横須賀市岩戸2丁目6番6号
ート、第2図は本発明による加熱炉出口流体温度の昇温
過程を示すグラフ、第3図は従来方法による加熱炉出口
流体温度の昇温過程を示すグラフである。 1.8・・・原油タンク、2・・・前留塔、3・・・加
熱炉、4.7・・・塔頂油受槽、5・・・主蒸留塔、6
・・・ストリッパ、8′・・・スロップタンク。 第1頁の続き 0発 明 者 池 1) 彰 [相]発明者 小壜 英一部 @発明者鈴木 拓雄 O発明者 三ヶ1)康造 川崎市川崎区日進町2播地18号 横須賀市森崎4丁目1番2号 北本市下石戸下2191地 横須賀市岩戸2丁目6番6号
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 シーケンスコントロールによる蒸留プラントの自動
運転開始において、下記の(a)〜(e)の工程よりな
ることを特徴とする自動運転開始方法。 (、)蒸留プラントに付属するポンプの吐出流量調節弁
を閉止状態にしてポンプを起動し、ポンプ吐出圧力上昇
後に調節弁を流量最小となるように調節し、所定時間経
過後調節弁開度を増して吐出流量の自動調節を行う工程
、 (b)前記ポンプにより蒸留塔に送液される蒸留塔塔底
液を塔内圧力又は液頭圧によって少なくとも塔底液ポン
プ吐出配管の流量調節弁まで充填し、これを基底部液面
計によって検知したのち、塔底液ポンプを自動的に起動
する工程、(c)蒸留塔の原料液供給系統及び塔底液抜
出し系統の液置換及び/又はプラント内流体循環を達成
した後、蒸留塔加熱炉の点火昇温を自動的に開始する工
程、 (d)前記蒸留塔加熱炉出口流体又は蒸留塔棚段温度の
測定値を予め定めた時闇毎に目標温度と比較して両者の
温度差を算出し、該温度差に対応して予め設定した値に
基づいて加熱炉供給燃料の流量を増減し、この繰作を繰
り返すことによって蒸留塔加熱炉を所定の温度に昇温す
る工程、 (e)前記蒸留塔加熱炉の昇温により留出する塔頂液、
側流留出液、側線還流液又は塔底液の当該液面又は温度
を検出し、当該液面又は温度が予め設定した液面高又は
上限温度に達したとき、各抜出しポンプを自動的に起動
させ、定常運転に移行させる工程。 2 前記蒸留プラントに付属するポンプの起動に際し、
該ポンプの空引きをポンプ駆動モータの電流値より感知
し、該ポンプの吐出流量調節弁を一定時間絞り又は閉止
することにより空引きを回避する特許請求の範囲第1項
記載の自動運転開始方3 前記ポンプの起動に際し、該
ポンプの吸入側塔槽類の液面と照合して停止させるが又
は予備ポンプに自動切換えを行う特許請求の範囲第2項
記載の自動運転開始方法。 4 前記蒸留塔の塔頂液、側流留出液又は側線還流液の
液面高を、各抜出しポンプの吸入側圧力によって検出す
る特許請求の範囲第1項記載の自動運転開始方法。 5 シーケンスコントロールによる蒸留プラントの自動
運転開始において、下記の(a)〜(8)の工程よりな
ることを特徴とする自動運転開始方法。 (IL)蒸留プラントに付属するポンプの吐出流量調節
弁を閉止状態にしてポンプを起動し、ポンプ吐出圧力上
昇後に調節弁を流量最小となるように調節し、所定時間
経過後調節弁開度を増して吐出流量の自動調節を行う工
程、 (b)前記ポンプにより蒸留塔に送液される蒸留塔塔底
液を塔内圧力又は液頭圧によって少なくとも塔底液ポン
プ吐出配管の流量調節弁まで充填し、これを基底部液面
計によって検知したのち、塔底液ポンプを自動的に起動
する工程、(c)蒸留塔の原料液供給系統及び塔底液抜
出し系統の液置換及び/又はプラント内流体循環を達成
した後、蒸留塔加熱炉の点火昇温を自動的に開始する工
程、 (d)前記蒸留塔加熱炉出口流体又は蒸留塔WIg′i
温度の測定値を予め定めた時間待に目標温度と比較して
両者の温度差を算出し、該温度差に対応して予め設定し
た値に基づいて加熱炉供給燃料の流量を増減し、この繰
作を繰り返すことによって蒸留塔加熱炉を所定の温度に
昇温する二に程、 (e)前記蒸留塔加熱炉の昇温により留出する塔頂液、
側流留出液、側線還流液又は塔底液の当該液面又は温度
を検出上当該液面又は温度が予め設定した液面高又は上
限温度に達したとき、各抜出しポンプを自動的に起動さ
せ、定常運転に移行させる工程。 (f)前記定常運転移行後において、蒸留塔の側流留出
液又は蒸留塔棚段の温度に予め上限値を設定し、この上
限値に達したとぎ、側流留出液の抜出し量を減少させる
工程、 (8)前記側流留出液の抜出し量を減少した後、蒸留塔
供給原料液、蒸留塔から抜出される各留分、塔頂還流又
は側線還流の流量を予め設定した値又は増減速度に基い
て自動的に調節する工程。 6 前記蒸留プラントに付属するポンプの起動に際し、
該ポンプの空引きをポンプ駆動モータの電流値より感知
し、該ポンプの吐出流量調節弁を一定時間絞り又は閉止
することにより空引きを回避する特許請求の範囲第5項
記載の自動運転開始方法。 7 前記ポンプの起動に際し、該ポンプの吸入側塔槽類
の液面と照合して停止させるか又は予備ポンプに自動切
換えを行う特許請求の範囲第6項記載の自動運転開始方
法。 8 前記蒸留塔の塔頂液、側流留出液又は側線還流液の
液面高を、各抜出しポンプの吸入側圧力によって検出す
る特許請求の範囲$5項記載の自動運転開始方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7826284A JPS60220104A (ja) | 1984-04-18 | 1984-04-18 | 蒸留プラントの自動運転開始方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7826284A JPS60220104A (ja) | 1984-04-18 | 1984-04-18 | 蒸留プラントの自動運転開始方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60220104A true JPS60220104A (ja) | 1985-11-02 |
JPH0221282B2 JPH0221282B2 (ja) | 1990-05-14 |
Family
ID=13657065
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7826284A Granted JPS60220104A (ja) | 1984-04-18 | 1984-04-18 | 蒸留プラントの自動運転開始方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60220104A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002066204A (ja) * | 2000-08-31 | 2002-03-05 | Sumitomo Heavy Ind Ltd | 蒸留装置 |
JP2002085902A (ja) * | 2000-09-12 | 2002-03-26 | Sumitomo Heavy Ind Ltd | 蒸留装置及び蒸留方法 |
EP2551330A1 (en) * | 2010-03-25 | 2013-01-30 | Japan Oil, Gas and Metals National Corporation | Rectifying column start-up method |
-
1984
- 1984-04-18 JP JP7826284A patent/JPS60220104A/ja active Granted
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002066204A (ja) * | 2000-08-31 | 2002-03-05 | Sumitomo Heavy Ind Ltd | 蒸留装置 |
JP2002085902A (ja) * | 2000-09-12 | 2002-03-26 | Sumitomo Heavy Ind Ltd | 蒸留装置及び蒸留方法 |
EP2551330A1 (en) * | 2010-03-25 | 2013-01-30 | Japan Oil, Gas and Metals National Corporation | Rectifying column start-up method |
EP2551330A4 (en) * | 2010-03-25 | 2014-03-05 | Japan Oil Gas & Metals Jogmec | METHOD FOR STARTING A DISTILLATION COLUMN |
US9404050B2 (en) | 2010-03-25 | 2016-08-02 | Japan Oil, Gas And Metals National Corporation | Startup method for fractionator |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0221282B2 (ja) | 1990-05-14 |
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