JPS60217836A

JPS60217836A - 蜂用巣筒

Info

Publication number: JPS60217836A
Application number: JP7463484A
Authority: JP
Inventors: 英司高橋
Original assignee: ASUKU KOGYO KK
Current assignee: ASUKU KOGYO KK
Priority date: 1984-04-12
Filing date: 1984-04-12
Publication date: 1985-10-31

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】本発明は蜂用の東部に関し、特に果樹類の花粉媒介に通
ずるツッハナバチ属（ｏｓ＋ｗｉａ−ｓｐｐ　）等の単
独性行動の蜂を限られたスペースで有効に増殖するため
の蜂用の巣筒に関する。

近年における農薬の使用量増加は、農業や果樹栽培に不
可欠である花粉媒介昆虫等の益虫の激減をもたらし、果
樹類の受粉は人工受粉に頼らざるをえない状態となって
いる。ところが、果樹類の開花期は一時期に集中するた
め、人工受粉作業を行うには多数の人手を必要とし、こ
の作業の人手不足が果樹栽培における大きな問題点とな
っている。そこで、花粉媒介昆虫を人為的に増殖するこ
とが考えられ、すでに実用化されている。この花粉媒介
昆虫として、各種の昆虫、特に蜂類が採用され研究され
てきたが、現在では単独性行動の蜂類、特にハキリバチ
科のツッハナバチ属（ｏｓｍｉａ−５９９）が最適であ
ると考えられている。しかし、このツツハナバチ属等の
単独性行動の蜂は造巣能力がないため、人為的にこれら
の蜂類の繁殖に適した巣を作らねばならないものである
。また、蜂は自由に出入り出来る太さで外部の光があま
り透過しない細大の筒の中に入り産卵する習性がありこ
の習性を応用して、従来がら自然素材として葦が知られ
ているが、これを大量に入手するのは現在は困難なため
、これにかわる人工巣の素材に関する研究が重ねられて
通気性材が通ずることが発見され、これを利用した種々
のものが開発され、実用化されている。例えば、人工巣
を構成する東部の一端を閉塞したものとして実公昭４８
−２１３４９号、特願昭５３−８０２０２号等がある。

しがしながら、これらはいずれも各東部を集束した際、
巣筒の開口面が全部同一方向に揃えて配設され、逆の面
が無駄となっている。また、上記のように果樹類の開花
期が一時期に集中するため、極めて多数の蜂を必要とし
、これに併せて多くの人工巣を用意しなければならず費
用が嵩むのは避けられないものである。

本発明は上記事情に鑑みてなされ、より少ない人工巣で
有効に増殖することができるとともに、コストを低摩に
することができる蜂用の東部を提供することを目的とし
、その特徴は、通気性物質によって形成された管体の中
途部分を閉塞したところにある。

以下本発明の好適な実施例を添付図面に基づいて詳細に
説明する。

第１図および第２図は蜂の巣の単体たる東部１０を示し
、これは紙、竹２合成樹脂気泡体等の通気性物質で形成
された円筒状である。この東部ｌＯの中途部は閉塞され
、両端面は開口され入口１０ａが形成されている。なお
、東部１０の閉塞は、例えば第１図に示すように、蜂の
東部として必要な長さく約１５ｃｍ）の２倍の長さに形
成された管体１２に、閉塞部材１４をほぼ中央位置まで
嵌入するか、また第２図に示すように、所定長さの管体
１２のほぼ中央部を圧潰すればよい。

第３図は、前記東部ｌＯを複数個収納する六角筒１６で
あり、この六角筒１６に東部ｌＯを収納し巣１８を形成
する。

第４図は、前記六角筒１６に東部１０を収納した状態を
示す説明図である。六角筒１６の開口面２０．２０に位
置する各東部１０の入口１０ａは不統一に配設位置され
、開口面２０を凹凸状に形成している。

このようにして構成した東部１０を六角筒１６などに収
納して巣１８を形成し果樹園内の適所に設置すれば、単
独性行動の蜂が、この巣３の各東部ｌＯに産卵し、これ
が卿化することによって花粉媒介虫として利用しうるの
である。そして、上記の如く、各東部１０が通気性に富
み死亡率が低く、また各東部１０の両端を使用すること
ができ巣１８の数が少なくてよい。さらに、巣１８の一
方の開口面２０に各東部１０の入口１０ａ位置を不統一
に配設することにより、それに倣って逆の開口面２０に
各東部１０の入口ｔＯａ位置を不統一にすることができ
、巣１８の組立てが容易である。また、巣１８の開口面
２０．２０を凹凸状に形成することにより蜂にとまりや
すさをもたらすとともに、各東部ｌＯに変化をもたせ東
部の認識を容易にすることもできる。

なお、各東部１０の肉厚は、天敵たるモノドントメルス
・オスミアエ・カミジョー（Ｍｏｎｏｄｏｎｔｍｅｒｕ
ｓ・Ｏｓ＋ｍｉａｅ−Ｋａｍｉｊｏ　）等の東部１０内
への産卵、あるいは東部ｌＯの壁面に穴をあけて侵入を
防ぐために、少なくとも天敵の産卵管の長さく約０．３
Ｍ）より肉厚の０．３Ｉ以上に設定するのがよい。また
、各東部１０の内径はツツハナバチ属等の単独性行動の
蜂の大きさに合わせて、５ｍ■から８１ｍ程度に設定す
るのがよい。上記各東部１０の肉厚および内径をそれぞ
れ変化させて各東部１０に変化をもたせ東部の識別を一
層容易にすることもできる。

さらに、各東部１０の入口１０ａを着色し変化させたり
、入口１０ａの開口角度を適宜な角度をもたせて開口し
たり、また入口１０ａに切り欠きゃ凹凸を設けることに
より、巣における各東部１０の識別をさらに一層容易に
することもできる。

このようにして本発明によれば、入手し、やすい素材を
使った東部であるため大量にしかも安価に製造すること
ができ、巣への組立ても容易であるうえ、東部の両端を
使用することができ、少ない人工巣で効率よく蜂を生育
することができる。さらには加工費が安くコストを低摩
にすることができる等の著効を奏する。

以上本発明の好適な実施例を挙ｚノ゛て種々説明したが
、本発明が上述した実施例に限定されることなく、例え
ば後端部を閉塞した２本の東部のそれぞれの後端部を固
着し両端に開口する東部を形成するなど、発明の精神を
逸脱しない範囲内で多くの改変を施し得るのはもちろん
のことである。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の好適な実施例を示し、第１図は東部の一
実施例を示す縦断面図、第２図は東部の他の実施例を示
す縦断面図、第３図は東部を収納する六角筒の斜視図、
第４図は六角筒に東部を収納した状態を示す断面説明図
である。ｌＯ・・・東部、１０ａ・・・入口、１２・・・管体、
１４・・・閉塞部材、　１６・・・六角筒、１８・・・
巣、２０・・・開口面。特許出願人アスク工業株式会社代表者高橋軍治第１図第４図

Claims

【特許請求の範囲】

１、通気性物質によって形成された管体の中途部分を閉
塞したことを特徴とする蜂用東部。