JPS6021433Y2 - 繊維又は繊維製品の連続物の連続熱処理装置 - Google Patents

繊維又は繊維製品の連続物の連続熱処理装置

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Publication number
JPS6021433Y2
JPS6021433Y2 JP6657177U JP6657177U JPS6021433Y2 JP S6021433 Y2 JPS6021433 Y2 JP S6021433Y2 JP 6657177 U JP6657177 U JP 6657177U JP 6657177 U JP6657177 U JP 6657177U JP S6021433 Y2 JPS6021433 Y2 JP S6021433Y2
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JP
Japan
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continuous
labyrinth
heat treatment
textile products
fibers
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Expired
Application number
JP6657177U
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JPS53162814U (ja
Inventor
恭平 伊藤
Original Assignee
川崎重工業株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は合成繊維又はその製品等の連続物の製造工程に
おいて延伸、収縮、染色等の熱処理を行うため、ラビリ
ンスシールを備えた連続熱処理装置のラビリンスシール
部における熱歪を防止するための改良に関するものであ
る。
従来一般にラビリンスシールを備えた連続熱処理装置の
ラビリンスシール部は漏洩量を小さく押えるために歯と
歯との間隙をできるだけ小さく保つ必要がある。
ところがこの装置に熱が加わると必然的に各部に温度差
が生じ、その結果熱歪が惹起される。
そのためラビリンスの歯と歯との間隙は一定とならず、
中央部に比して両端部の間隙が大きくなる。
又一方処理物を円滑に通過させるためには最小限必要な
間隙を確保する必要がある。
そのためラビリンスの歯と歯との間隙はラビリンス全幅
を考えた場合、平均的に増大することになり、漏洩量が
増大する。
更にこの熱歪の程度は処理温度が高くなるほど、又装置
が大型になるほど大きくなり、逐には単にラビリンスの
歯と歯との間隙が不均一になるだけに留らず、処理物の
円滑な通過が妨げられ、ラビリンスの歯と処理物との間
に好ましくない摩擦が生じ、処理物を損傷せしめること
にな、又上下ラビリンスプレートの側面の合せ目のシー
ル部から熱媒が漏洩する欠点がある。
従来のラビリンスシールを持った連続熱処理装置はラビ
リンスシールの幅が高々5〇−程度であり、熱媒も蒸気
で温度130℃、圧力3ky/aftG程度のものであ
った。
この程度の使用条件においては設計的には熱歪に関して
ごく通常の考慮を払うだけで充分である、例えば熱膨張
による寸法変化のみを考慮してその逃げの空間を確保し
ておく程度で実用上差支えなかった。
ところが温度が150℃、圧カフに9/cJG程度にな
り、シール幅が1rrL程度にもなると上記の欠点が生
ずるようになる。
本発明は上記従来の欠点を除去し、高温及び大型におけ
るラビリンスシールを持った連続熱処理装置のラビリン
スシール部の熱歪を最小にし、高温及び/又は大型な装
置においても円滑−な運転を可能にし、且つ熱媒の漏洩
量をラビリンスシールとして理想的な最小値とすること
を目的とするものである。
次に本考案を図面によって詳細説明する。
第1図は本考案の一実施例の概略側断面図で処理筒1の
両端にラビリンスシール部2,2′を設け、処理筒1の
中に高温高圧の熱媒を導入し、そこで繊維又は繊維製品
等の連続物を熱処理するのであるがラビリンスシール部
2,2′のラビリンスの歯と歯との間隙3は処理物の厚
みにもよるが繊維や布状の処理物においては処理物の厚
みが1悶以下の場合が多いから、l〜5TII!IL程
度、通常は2〜3rIr!nに設定する場合が多い。
この間隙はそのラビリンスシール部の全幅に互って常に
均一に保つことが処理物の円滑な運転上必要である。
この間隙を均一に保つためには各部材の各部の温度が均
一になることを必要とするが、現実には高温の熱媒がラ
ビリンスシール部の内部を通り、外気温との間に大きな
温度差があれば各部材の内外の温度差が生じ、そのため
に熱歪が生じるのが一般通常の現象である、 本考案はこの熱歪を防止するためにハウジング4.4′
とラビリンスシール部2.2’のプレートの間を断熱し
、ラビリンスプレートの厚みを充分薄くして剛性を減ら
し、一方ハウジング4,4′は充分厚くして剛性を大き
くする。
かくすればハウジング4,4′の内外の温度差は極く小
さくなる。
従って温度差による歪は殆んど生じない。
一方ラビリンスシール部のプレート2,2′は内外に温
度差を生ずるため熱歪が生じるがその剛性は歪を生じな
いハウジングの剛性に比較して極めて小さくすることに
よりハウジング4,4′にボルト8又はハメアイ方式9
等で合せ面を密着させ、直線性を維持させることができ
る。
この場合ハウジング4,4′とラビリンスシール部のプ
レート2,2′とは温度が異なるため両者の間に熱膨張
の差による長さの差が生じるから、前記のようにボルト
又はハメアイ方式によって両者の合せ面は密着させるが
第1図矢印で示した繊維又は繊維製品の流れの方向およ
びその平面の直線を維持する必要がある。
第2図は本考案の一実施例のラビリンスシール部の一部
省略された側断面図で、剛性の大きいハウジング4に、
剛性の小さいラビリンスシール部2をボルト8で固定す
る。
ハウジング4とラビリンスプレートとの接平面10は各
平面とも同一平面とする。
ハウジング4とラビリンスプレートとの接合は上記接平
面10の部分のとし、その他の部分は空気層5とし、外
気と通ずるようにする。
又ハウジング4とラビリンスプレートとの接合面の間に
は板状の断熱材6、例えば無機物をベースとした耐熱性
の良好な合成樹脂を挿入してもよい。
更に空気層5に空気11を流通するようにしてもよい。
空気層5,5′の幅は連続熱処理装置の型によって多少
異るが5TIrb 第3図は本考案の他の一実施例のラビリンスシール部の
一部省略された側断面図を示すもので、剛性の小さいラ
ビリンスシール部2をハウジング4に固定するために第
2図に示すボルト8の代りにハメアイ方式9にしたもの
である。
ハウジング4はその外面が室内大気に接し、その内面が
室内大気に通じでおり、対流が起らないような距離とし
、更に通気することによってラビリンスプレートとの間
で断熱され、真直な平面を保つ。
ラビリンスシール部2は熱媒から授受した熱によって熱
膨張し、且つ内外面の温度差によって熱歪が惹起される
熱膨張はこれを強制的に押えることは得策でないからハ
ウジング部4とラビリンスシール部2とはボルト8又は
ハメアイ方式9のみによって保持され、第1図矢印で示
したように繊維又は繊維品流れの方向に熱膨張させる。
さらに温度差によって惹起される熱歪はボルト8又はハ
メアイ方式9によって矯正されるため、これらの作用に
よってラビリンスの歯7とこれに対向して配置されたラ
ビリンスの歯7′との間隙が一定に保たれるのである。
本考案はハウジング4とラビリンスプレート2との間を
空気層で断熱することにより、更に該空気層にラビリン
スシール部に密着した断熱材層を設け、空気層に外気を
流通せしめることによって、ラビリンスの歯7とれに対
向して配置されたラビリンスの歯(7)′との間隙を一
定に保つが故にラビリンスシールとして理想的な最小の
漏洩量に保ち、且つ繊維又は繊維製品の連続物の損傷を
皆無にすることを可能ならしめ、またハウジングの熱歪
を最小に押えられるのでラビリンスシール側面からの洩
れが防止でき、円滑な運転が可能になる利点がある。
特に高温で且つ広幅の連続熱処理装置において効果が大
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の概略側断面図、矢印は本考
案の連続熱処理装置の繊維又は繊維製品の流れの方向を
示す。 第2図は本考案の一実施例のラビリンスシール部一部省
略された第1図イーイの側断面図、第3図は本考案の他
の一実施例のラビリンスシール部の一部省略された第1
図イーイの側断面図を示す。 1・・・・・・’A理m、2,2’・・・・・・ラビリ
ンスシール部、3・・・・・・ラビリンスシール部の歯
と歯との間隙、4,4’・・・・・・ハウジング部、5
,5′・・・・・・空気層、6・・・・・・断熱材、7
,7′・・・・・・ラビリンスの上下の歯、8・・・・
・・ボルト、9・・・・・・ハメアイ部、1゜・・・・
・・ハウジングとラビリンスプレートとの接平面、F・
・・・・・繊維又は繊維製品の流れの方向。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 出入口にラビリンスシール機構を持った繊維又は繊
    維製品等の連続物の連続熱処理装置において、ラビリン
    スプレートとラビリンスプレートをボルト又はハメアイ
    方式によって保持するハウジングとの間に断熱部を設け
    、かつハウジングの剛性をラビリンスプレートの剛性に
    比較して大きくしたことを特徴とする繊維又は繊維製品
    の連続物の連続熱処理装置。 2 断熱部が空気層か、又は空気層とラビリンスプレー
    トに密着せしめた断熱材層とよりなり、ハウジングとラ
    ビリンスプレートとの合せ面のみボルト又はハメアイ方
    式で密着させた実用新案登録請求の範囲第1項記載の繊
    維又は繊維製品の連続物の連続熱処理装置。 3 断熱部の空気層に空気が流通する流通孔を設けた実
    用新案登録請求の範囲第1項又は第2項記載の繊維又は
    繊維製品の連続熱処理装置。
JP6657177U 1977-05-23 1977-05-23 繊維又は繊維製品の連続物の連続熱処理装置 Expired JPS6021433Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP6657177U JPS6021433Y2 (ja) 1977-05-23 1977-05-23 繊維又は繊維製品の連続物の連続熱処理装置

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JP6657177U JPS6021433Y2 (ja) 1977-05-23 1977-05-23 繊維又は繊維製品の連続物の連続熱処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS53162814U JPS53162814U (ja) 1978-12-20
JPS6021433Y2 true JPS6021433Y2 (ja) 1985-06-26

Family

ID=28972703

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JP6657177U Expired JPS6021433Y2 (ja) 1977-05-23 1977-05-23 繊維又は繊維製品の連続物の連続熱処理装置

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Families Citing this family (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58208421A (ja) * 1982-05-26 1983-12-05 Toray Ind Inc 竪形加熱炉

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JPS53162814U (ja) 1978-12-20

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