JPS6021184B2 - 難燃性ポリエステル組成物 - Google Patents

難燃性ポリエステル組成物

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JPS6021184B2
JPS6021184B2 JP9742176A JP9742176A JPS6021184B2 JP S6021184 B2 JPS6021184 B2 JP S6021184B2 JP 9742176 A JP9742176 A JP 9742176A JP 9742176 A JP9742176 A JP 9742176A JP S6021184 B2 JPS6021184 B2 JP S6021184B2
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博志 仲松
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は難燃性のポリエステル組成物に関する。
更に詳しくは、特定の臭素含有化合物を共重合した共重
合ポリエステルに特定のリン化合物を配合したところの
加工性及び耐光性に優れた難燃性のポリエステル組成物
に関する。ポリエステル、特にポリエチレンテレフタレ
−トは穣れた機械的性質を有するために繊維又はフィル
ム等に広く用いられている。
しかしながら該ポリエステルは本質的には可燃性である
という欠点を有している。ポリエステルを難燃性にする
ための一つの方法として、臭素含有化合物をポリエステ
ルに共重合せしめる方法が知られている。
例えば特関昭49−54494(米国特許3,794,
617)においては、臭素含有ジヒドロキシ化合物をジ
オール成分の一部として使用し、難燃性の共重合ポリエ
ステルを製造している。該方法によって製造された共重
合ポリエステルは、難燃化成分として、臭素しか含んで
おらず、該共重合ポリエステルから得られる繊維を難燃
化が要求される分野に使用する場合、極めて多量の臭素
含有ジヒドロキシ化合物を共重合せねばならない。そし
て多量の臭素を含有する共重合ポリエステルにあっては
、ポリエステルホモポリマーに比べ、着色がおこり種々
の物性が低下し、しかもハロゲン含有ポリエステルに特
有の耐光性の劣化が著しくなるといった如き欠点が存在
する。上記の如き欠点を除くため、臭素含有化合物の共
重合割合をを減少させ、難燃性の不足をリン化合物の併
用によって補なうという方法が提案されている(例えば
特開昭50一82160,特開昭50−91651)。
特関昭50一82160及び持関昭50一91651に
は、共重合ポリエステル中の臭素含有量が2〜15重量
%となるように臭素含有化合物を共重合させ、これにリ
ンとして0.05〜1.の重量%に相当する量のリン化
合物を添加配合する方法が開示されている。そして上記
出願明細書中には、臭素含有量が2重量%以下の共重合
ポリエステルの場合にはリン化合物を併用しても十分な
難燃性を示すポリエステルが得られないと記載されてい
る。しかしながら、難燃性ポリエステルの加工性,着色
.耐光性を実用上完全に満足なものとするためには、難
燃性ポリエステル中の臭素含有量は2重量%未満である
ことが望ましい。そこで本発明者らは、臭素含有量が2
重量%未満であっても、薯しい相乗効果によってポリエ
ステルに難燃性を付与しうるようなリン化合物を探索し
たところ、ビスフェノールーS構造を有するリン化合物
がかかる目的に最適であり、かかるリン化合物を特定割
合配合すればすぐれた難燃性ポリエステル組成物が得ら
れることを知見し本発明に到達した。
即ち、本発明は、主鎖中に (式中×は、一S02−又は炭素数1〜6のァルキリラ
ン基を表わす)単位を臭素含有量として0.5重量%以
上2.0重量%未満含む共重合ポリエステルに、下記一
般式で示される反復構造単位を有するIJン化合物を、
得られる組成物中のリン重量として0.1〜1.5重量
%となり、かつリン原子数と臭素原子数の比が0.17
〜4.7となるように配合してなる難燃性ポリエステル
組成物である。
〔式中、Rは炭素数1〜3のアルキル基又は炭素数6〜
8のアリール基。
nは0又は1。mは3〜100の数で数平均重合度を表
わす。〕本発明の難燃性ポリエステル組成物は、臭素含
有量が2重量%以上である前記公知文献に記載された難
燃性ポリエステルと、同程度の難燃性を示し、しかも加
工性,着色の程度,耐光性等は格段にすぐれたものであ
る。
本発明におけるポリエステルを製造するのに用いられる
ジカルボン酸成分としては、テレフタル酸が最適である
が、テレフタル酸に少量のィソフタル酸、1,4一ナフ
タレンジカルボン酸等の芳香族ジカルボン酸又はアジピ
ン酸等の脂肪族ジカルポン酸を併用してもよい。
グリコール成分としては、エチレングリコール、プロピ
レングリコール、ブタンジオール、1,4−シクロヘキ
サンジメタノールなどのアルキレングリコールが例示さ
れるが、さらに少量のジエチレングリコールやポリエチ
レングリコール等を使用しても良い。
本発明における共重合ポリエステルを製造する際に、ポ
リエステルの主鏡中に(式中Xは、一S02−又は炭素
数1〜6のアルキリデン基を表わす)なる単位を導入す
るために用いられる化合物としては以下の化合物が例示
される。
ビス〔4一(2−ヒドロキシエトキシ)−3,5−ジブ
ロモフエニル〕スルホン、ビス〔4一(3−ヒドロキシ
プロポキシ)一3,5ージブロモフエニル〕スルホン、
ビス〔4一(2一ヒドロキシプロポキシ)−3,5−ジ
ブロモフエニル〕スルホン、ビス〔4一(4−ヒドロキ
シエトキシ)−3,5−ジブロモフエニル)スルホン、
ビス〔4−(ジエチレングリコキシ)−3,5ージフロ
モフエニル〕スルホン、ビス〔4一(2−力ルボメトキ
シヱトキシ)−3,5−ジブロモフエニル〕スルホン、
ビス(3.5−ジブロモー4ーヒドロキシフエニル)ス
ルホン、ビス(4ーアセトキシ−3,5ージブロモフエ
ニル)スルホン、ビ、ス〔4−(2−ヒドロキシエトキ
シ)−3,5ージブロモフエニル〕メタン、2.2−ビ
ス〔4−(2ーヒドロキシエトキシ)一3,5ージブロ
モフヱニル〕プロパン、2,2−ビス〔4−(3一ヒド
ロキシプロポキシ)一3,5−ジブロモフエニル〕プロ
パン、2,2ーピス〔4一(2一ヒドロキシプロポキシ
)一3,5ージブロモフエニル〕プロパン、2,2ービ
ス〔4一(4ーヒドロキシブトキシ)一3,5ージブロ
モフエニル〕プロパン、2,2−ビス〔4一(ジエテレ
ングリコキシ)一3,5ージブロモフエニル〕プロパン
、2,2−ビス〔4一(2−力ルボメトキシエトキシ)
一3,5ージブロモフエニル〕プロパン、2,2−ビス
(3,5−ジプロモー4ーヒドロキシフエニル)プロパ
ン、2,2−ピス(4−アセトキシ−3,5−ジプロモ
フヱニル)プロパン、1,1ービス〔4−ヒドロキシエ
トキシ)一3,5−ジプロモフェニル〕シクロヘキサン
特に好ましい化合物は、ビス〔4一(2−ヒドロキシェ
トキシ)一3,5ージブロモフエニル〕スルホン、ビス
(3,5ージブロモ−4ーヒドロキシフエニル)スルホ
ン、2,2−ビス〔4一(2ーヒドロキシエトキシ)一
3,5ージブロモフエニル)プロパン及び2,2−ビス
(3,5ージブロモー4ーヒドロキシフエニル)プロパ
ンである。前述の如き臭素含有化合物をポリエステル主
鎖中に導入する方法は任意の方法を使用し得るが、通常
のェステル交換反応の開始時から、重縮合反応の初期に
至る任意の段階で加えて共重合するのが好ましい。該共
重合反応を行うに際して使用される触媒は、ェステル交
換反応,重合反応共に、一般に公知の如何なるものも使
用され得るが、例えばチタン系の触媒を用いれば共重合
物の色調は極めてよく、更に該組成物からの成形の際に
、、フィルターへの残留物が極めて少く、級糸等の場合
には、パックの寿命が極めて長くなる。臭素含有化合物
は、共重合ポリエステル中の臭素含有率が0.5重量%
以上2・0重量%未満、好ましくは0.55〜1.9重
量%、更に好ましくは0.6〜1.$重量%となる量で
使用される。
0.5重量%未満では、後述のリン化合物を併用しても
繁撚効果が十分でなく、2.の重量%以上では、前述の
如く得られるポリエステル組成物の耐光性が低下し、加
工性,着色の程度も悪化する。
本発明においては、臭素含有率が本発明の範囲以上の高
含有率の共重合ポリエステルと、臭素を含まないポリエ
ステルをブレンドシプレンド物の臭素含有率を本発明の
範囲に収めるような方法で製造されるポリエステルブレ
ンド物も使用することができる。
かくして製造された臭素含有共重合ポリエステルに下記
のリン化合物を配合することによって難燃性ポリエステ
ル組成物が得られる。
〔式中、Rは炭素数1〜3のアルキル基又は炭素数6〜
8のアリ−ル基。
nは0又は1。mは3〜100の数で数平均重合度を表
わす。〕Rとしてはメチル,エチル,プロピル,フエニ
ル及びトリル基が好ましい。
mは3〜10い好ましくは5〜80の数である。mが3
未満ではリン化合物自体の熱安定性が十分でなく、10
0を越えるとリン化合物の合成が困難であり、得られる
ポリエステル組成物の成形も困難となるので好ましくな
い。リン化合物の未端基はその合成法により変化するが
、どのような基であっても本発明の目的を達成するため
の障害とはならない。これらのリン化合物は、モノ置換
リン酸又はホスホン酸およびこれらのェステル形成性誘
導体とビス(4ーヒドロキシフエニル)スルホンおよび
このエステル形成性誘導体とを公知の方法で重縮合する
ことによって得られる。リン化合物の共重合ポリエステ
ルへの配合は如何なる方法によってもよい。例えば、該
ポリエステルの重縮合が終了した溶融状態の共重合ポリ
エステル中へ添加混合する方法、成形直前の乾燥した共
重合ポリエステルとリン化合物をブレンドする方法等を
あげることが出釆る。上述のリン化合物の配合量は共重
合ポリエステル中の臭素含有量によって異なるが、得ら
れるポリエステル組成物中のリン含有量として0.1〜
1.5重量%、好ましくは0.15〜1.3重量%、更
に好ましくは0.2〜1.2重量%に相当する量が用い
られる。0.1重量%未満ではリン化合物を配合した効
果が認められず、1.5重量%を越えると、縛られるポ
リエステル組成物を成形して得られる製品の機械的性質
が低下するので好ましくない。
更に本発明においては、ポリエステル組成物中のリン原
子数と臭素原子数の比は0.17〜4.7、好ましくは
0.30〜4.5の範囲になければならない。
上記範囲外では、リンと臭素の難燃性に対する相乗効果
が顕著ではなく、本発明の目的には適さない。本発明に
おいては、本発明の難燃性ポリェステル組成物を製造す
る任意の段階で、顔料、安定剤、帯電防止剤、可塑剤な
どの各種の改質剤を添加することができ、また更に難燃
性を増加させるためアンチモン化合物、棚素化合物、亜
鉛化合物等の無機鍵燃助剤を加えてもよい。
本発明の難燃性ポリエステル組成物は、優れた難燃性を
有する上に、難燃成分を含まないポリエステルホモポリ
マーと同程度の健れた加工性、耐光性、機械的性質を有
し、しかも着色もないので、繊維、フィルム等の各種の
成形品に利用できる。
以下実施例により本発明を詳述する。
なお実施例中の部及び%はすべて重量基準である。また
実施例中の各種のデータは以下の方法により測定された
ものである。‘11 極限粘度 オルソクロロフェノールを溶媒として35℃で測定した
{21 難燃性 難燃性ポリエステル組成物を常法により紡糸延伸して得
た糸を〆リャス編とし、JISLIO910法に記載さ
れているコイル法で試験した。
5個の試料についての点火回数の平均値で表わしたもの
である。数値が大きい程難燃性が高いことを示している
。【31織糸時の断糸回数 巻取ローラーに巻付きが発生した回数を、未延伸糸1び
のあたりに対して表わした値である。
数値が4・さし、程、級糸特性が良好なことを示す。■
延伸時の断糸回数 単糸切により第2段延伸ローラー上に巻付きが発生した
回数を延伸糸1びのあたりに対して表わした値である。
数値が小さい程、延伸特性が良好なことを示す。【51
耐光性 〆リャス編の布をレゾリンフルーFBL(分散染料,バ
イエル社製)で対繊維濃度0.1重量%で染色した染色
布を、JISL−0842に従いフェードメーターで2
0,40,8凪時間照射し、対照ブルースケールの褐色
度と比較して耐光性を判定した。
数字が大きい程、耐光性が良好なことを示す。‘6’色
調 ハンター型色差計で測定したL値とb値で示した。
L値は大きい程明度が大であり、L=100は白色をL
=0は黒色を示す。b値は十側に大きい程黄色味が強く
、一側に大きい程青色味が強いことを示す。実施例 1
〜10,比較例 1〜3 97部のジメチルテレフタレート、62部のエチレング
リコール、酢酸マンガン4水塩0.03森部、三酸化ア
ンチモン0.039部及び所定量の臭素化合物を加え常
圧下に14500から230℃まで加熱してェステル交
換反応をおこなわせ生成するメタノーを蟹去した。
その後トリメチルホスフェート0.019部を加え28
0ooまで昇温しながら徐々に庄を減じ最終的に0.3
肋Hgの減圧とし150分反応をおこなった。反応系を
窒素ガスで常圧にもどした後、所定量のリン化合物を加
えIQ分間混合しポリエステル組成物を得た。
このポリエステル組成物を11ぷ0,1側Hg以下で1
曲時間乾燥したのち、ェクストルーダー型紡糸機を用い
ポリマー温度280℃で溶融紡糸し7800で3.針部
こ延伸して、7紅e24フィラメントの繊維とした。得
られた繊維を3本引き揃えて目付18雌ノあのメリヤス
線を作成した。臭素化合物の種類と量及びリン化合物の
種類と量を種々変更して行なった実験の結果を第1表に
まとめて示した。本発明の範囲内にある実施例1〜10
はすべて、ポリエステル組成物の色調が優れており、繊
維への加工性も優れていることがわかる。また得られた
繊維の耐光性も良好で、かつ難燃性は臭素を6重量%含
むもの(比較例1)と同程度の優れた難燃性を有してい
ることがわかる。比較例1は臭素含有量が本発明の範囲
よりも多く、P/Br(原子比)が本発明の範囲よりも
小さい例である。得られたポリエステル組成物は黄色味
が強く、繊維への加工性も非常に悪いことがわかる。耐
光性も患いことがわかる。比較例2は臭素含有量が本発
明の範囲よりも少ない例であるが、難燃性が不十分であ
ることがわかる。
比較例3は、リン含有量が本発明の範囲よりも多い例で
あるが、得られるポリエステル組成物の極限粘度が小さ
く繊維化が非常に困難であった。
船機 実施例 11〜19比較例 4〜12 97部のジメチルテレフタレートおよび62部のエチレ
ングリコールに酢酸カルシウム1水塩0.061部を加
え、常圧下に145℃から23030まで加速してェス
テル交換反応をおこなわせ、生成するメタノールを蟹去
した。
その後0.048部のトリメチルホスフェート、0.0
3$都の三酸化アンチモン及び所定量の臭素化合物を加
え、280qoまで昇温しながら徐々に圧を減じ、最終
的に0.3肋Hgの減圧とし150分間反応を行なった
。反応系を窒素ガスで常圧にもどし、所定量のリン化合
物を加え10分間混合しポリエステル組成物を得た。こ
のポリエステル組成物を前記実施例の場合と同様にして
繊維化及び編成を行なった。臭素化合物の種類と量及び
リン化合物の種類と量を種々変更して行なった実験の結
果を第2表にまとめて示した。
本発明の範囲内にある実施例11〜19はすべて、ポリ
エステル組成物の色調が優れており、繊維への加工性も
優れていることがわかる。また得られた繊維の難燃性及
び耐光性ともに非常に優れている。比較例4は臭素含有
量が本発明の範囲よりも多い例である。
得られたポリエステル組成物の黄色味が強く、繊維への
加工性も悪いことがわかる。耐光性も十分満足すべきも
のではない。比較例5はリン含有量が本発明の範囲より
も少ない例である。
十分な難燃性が付与されないことがわかる。比較例6は
本発明において用いられる特定のリン化合物以外のリン
化合物を使用した例である。
臭素含有量,リン含有量及びP/Br(原子比)はすべ
て本発明の範囲内にあるにもかかわらず、比較例6のリ
ン化合物では臭素化合物との十分な相乗効果が得られず
、従ってポリエステルへ十分な難燃性を付与することが
できないことがわかる。第2表 第 2 表く続き) 実施例 20 97部のジメチルテレフタレートおよび6群部のエチレ
ングリコールに酢酸マンガン4水塩0.033部、2,
2ーピス〔4一(2ーヒドロキシェトキシ)一3,5ー
ジブロモフエニル〕プロパン2.92部を加え、常圧下
に145℃から230q0まで加熱してェステル交換反
応をおこなわせ生成するメタノールを蟹去した。
その後トIJメチルホスフェート0.01野部、チタン
テトラブトキシド0.0085部を加え、280ooま
で昇糧しながら徐々に圧を減じ最終的に0.4肋Hgの
減圧とし160分反応をおこなった。得られた共重合ポ
リエステルの臭素含有量はi.5%、極限粘度は0.6
2であった。この共重合ポリエステルを粉砕し115o
C,1肋Hg以下で1筋時間乾燥したのち、分子量13
000のポリ(フエニルー4,4′ースルホンビスフエ
ニルホスホネート)(数平均重合度34.9)を前記共
重合ポリエステル10戊部‘こ対し12.13部混合し
、ェクストルーダ−型紡糸を用いてポリマー温度280
こ○で溶融紡糸し、78ooで3.針鞠こ延伸して7母
e24フィラメントの繊維とした。
紙糸時及び延伸時の断糸回数は共に0回であり、製糸調
子は極めて良好であった。繊維中の臭素含有量は1.3
4%、隣含有量は0.90%であった(P/Br原子比
1.73)。得られた繊維を2本、レーヨン糸を1本合
計3本を引き揃えて目付180夕/あのメリヤス編に編
みたてた。これをテトラキスヒドロキシメチルアンモニ
ウムヒドロキシド水乳化液に浸澄,乾燥,アンモニアキ
ュアーして布に対して上記化合物を固形分で10%付着
させた。米国子供暖衣現制でのDOCFF 3−71に
よって試験した。炭化長2.0肌以下、残炎なしで合格
した。耐光性は4.5級であった。比較例 13 本比較例はP/Br(原子比)が本発明の範囲よりも大
きい例である。
実施例20において2,2−ビス〔4−(2ーヒドロキ
シエトキシ)一3,5ージブロモフェニル〕プロパンの
量を0.96部とした以外は実施例20と同様にして製
造した共重合ポリエステル(臭素含有量0.50%、極
限粘度0.63)10礎部‘こ対しポリ(フェニル−4
,4′ースルホンビスフェニルホスホネート)(分子量
13000)を用い実施例20と同様にして繊維化をお
こなった。紡糸時の断糸回数は3回、延伸時の断糸回数
は28回で製糸調子は悪かった。繊維中の臭素含有量は
0.42重量%、燐含有量は1.3重量%であった。(
P/Br(原子比7.99)実施例20と同様にレーヨ
ン鷹の〆リャス編を編み立てテトラキスヒドロキシメチ
ルアンモニウムヒドロキシド処理を行なった。
DOCFF 3一71により試験した結果は全焼し不合
格であった。耐光性は4.脇露であった。すなわち、臭
素含有量、機含有量が本発明の範囲内にあっても、P/
Br(原子比)が本発明の範囲より大きい場合は製糸調
子が悪く難燃性も不充分である。
実施例 21 97部のジメチルテレフタレートおよび67.5部の1
.4−テトラメチレングリコールにチタンテトラブート
キシド0.0乳部、ビス〔4−(2ーヒドロキシエトキ
シ)−3.5ージブロモフエニル〕スルホン4.41部
を加え、220qoまで加熱してェステル交換反応をお
こなわせ生成するメタノールを留去した。
その後ィルガノツクス1076(ヒンダードフェノール
系酸化防止剤、チバガィギー社製品)0.011部を加
え、250つ0まで昇塩しなから徐々に圧を減じ最終的
に0.3側Hgの減圧とし90分反応をおこなった。反
応糸を窒素ガスで常圧に戻し、分子量13,000のポ
リ(フエニルー4,4′ースルホンビスフェニルホスホ
ネート)(数平均重合度34.9)19.0部を加え1
0分間混合した。
得られたポリエステル組成物の極限粘度は1.03臭素
含有量1.63重量%、燐含有量1.1$重量%(P/
Br(原子比1.88)L値80.3 b値4.7であ
った。繊維長2〜3肌のガラス繊維を全体の30%にな
る様に混合して、厚さ1.6肋、幅12.7側、長さ1
27肌の試験片に成型し、アンダーライダーラボラトリ
ーズサブジェクト94試験をおこなった。
94V−0にランクされ磯れた難燃性を示した。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 主鎖中に ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中Xは、−SO_2−又は炭素数1〜6のアルキリ
    デン基を表わす)単位を臭素含有量として0.5重量%
    以上2.0重量%未満含む共重合ポリエステルに、下記
    一般式で示される反復構造単位を有するリン化合物を、
    得られる組成物中のリン含有量として0.1〜1.5重
    量%となり、かつ組成物中のリン原子数と臭素原子数の
    比が0.17〜4.7となるように配合してなる難燃性
    ポリエステル組成物。 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、Rは炭素
    数1〜3のアルキル基又は炭素数6〜8のアリール基。 nは0又は1。mは3〜100の数で数平均重合度を表
    わす。〕2 ポリエステルの主鎖中に ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中Xは、−SO_2−又は炭素数1〜6のアルキリ
    デン基を表わす)なる単位を導入するために用いられる
    化合物が、ビス〔4−(2−ヒドロキシエトキシ)−3
    .5−ジブロモフエニル〕スルホン、ビス(3.5−ジ
    ブロモ−4−ヒドロキシフエニル)スルホン、2.2−
    ビス〔4−(2−ヒドロキシエトキシ)−3.5−ジブ
    ロモフエニル〕プロパン及び2.2−ビス(3.5−ジ
    ブロモ−4−ヒドロキシフエニル)プロパンなる群から
    選ばれることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の
    難燃性ポリエステル組成物。 3 ジカルボン酸成分がテレフタル酸、グリコー成分が
    エチレングリコールであることを特徴とする特許請求の
    範囲第1項記載の難燃性ポリエステル組成物。
JP9742176A 1976-08-17 1976-08-17 難燃性ポリエステル組成物 Expired JPS6021184B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11268693B2 (en) 2018-02-06 2022-03-08 Illinois Tool Works Inc. Nozzle assemblies having multiple attachment methods

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