JPS60211265A - ソ−ラ−システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、ソーラーシステム時にその防食に関するもの
である。

従来例の構成とその問題点 銅パイプを素材としだ熱交換ユニットを、ソーラーシス
テムの太陽熱集熱器と貯湯槽間に介在させる際、通常、
その機能効率を上げる為と加工コスト低減の為、銅パイ
プは裸管状態で使用される。

この種の熱交換ユニットの形状構造は、いろいろと工夫
されているが、銅パイプから熱をもらい昇温、貯湯され
た水には、使用材質の銅が溶出して、銅イオン濃度が高
くなっている。いわゆる銅パイプの表面全体に亘シ腐食
を起すのが通例である。

この銅イオン濃度は、水道水基準であるｌｐｐｍを越え
ることも多い。この銅イオンの溶出は、使用水に含まれ
る塩素イオン硫酸イオン、硝酸イオン、残留塩素などの
増加及び水素イオン濃度（ＰＨ）の低下による影警が大
きい為である。この銅イオンを含む水が貯湯槽から出、
浴槽、洗面器、タオルにくり返し接触されていると、不
溶性の青色物質が付着する場合がある。これは石けんや
汗などに含まれる脂肪酸、アンモニウムと反応して脂肪
酸銅又は、銅のアンモニウム塩が生成して青色の物質と
なるためである。一般に云われている「青い水」問題で
ある。

発明の目的 本発明は、上記の不溶性の青色物質が付着するいわゆる
「青い水」問題をなくすことを目的とする。

発明の構成 上記目的を達成するために本発明は、熱交換ユニットと
貯湯槽との間の水回路間に、例えばマグネシウム等の防
食金属粒子を封入した容器を介在させたものである。

実施例の説明 第１図に於て、ソーラーシステム全体の成りたちを説明
する。１は太陽集熱器である。２は集熱循環回路を表わ
し、通常、不凍液等の熱媒体を使用したり、フロンガス
を使用するヒートポンプ方式の例もある。３は熱媒体の
循環ポンプである。

４は銅パイプ等によって加工される熱交換用コイルであ
る。この熱交換用コイル４の熱を受ける同様の銅パイプ
製のコイル６をセットしたものが、熱交換ユニット占と
なる。７が水回路であり、貯湯槽１０の水１１をポンプ
９によってコイル６に時間中、たえず繰り返すことにな
る。１３が給水部であって、昇温した水１１を給湯口１
２から取り出すことで自動補給されるしくみである。

第２図に於て、防食ユニット８の構造を説明する。８ａ
は水の流入口であり、８ｂが流出口である。８ｃがこれ
を一体とする基板部であり、７ランヂ状に形成される。

この７ランヂ状に形成された円形部外周には、固定用の
ネヂ８Ｉが複数本固向部には円筒形の容器８／がシール
パツキン、又はｏリング８ｄを介して、ネジ８１で着脱
自在に固定される。

この円筒形の容器８（の中には、マグネシウム等の防食
金属の粒子８１が充填されている。粒子８１６下方部に
は、耐水性、耐熱性樹脂等で成坦された網状の仕切板８
ｇが、円板状に加工されて置かれ、更にその下半分に、
シラスバルーン等の浮力を有する複数個の球体８ｈが封
入されている。

仕切板８ｇの円形外周部は適切なりリヤランスを持って
円筒形の容器８ｅの内側に嵌合している。

８１は水酸化マグネシュームや、水中のゴミ溜りである
。即ち、図示矢印の如く流れる水中のゴミ、又は粒子８
１に当って反応した水による水酸化マグネシュームは仕
切板８ｇの間隙を通過し、更に球体８ｈの間を通って落
ちてくるわけである。この様子は、円筒形の容器８１の
材質が、ガラスやアクリル樹脂によって加工しであると
目視出来ることになる。

発明の効果 以上の構成により、水中の銅イオンはマグネシウム等の
防食金属の働きで吸着反応し、金属銅の形に戻って容器
内にたまり、同時に水の水質、即ちＰＨがアルカリ側に
移行するので、熱交換ユニットの銅材料からの銅イオン
溶出が避けられることになり、この結果としていわゆる
「青い水」問題は起らなくなる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例にかかるンーラシステムの回
路図、第２図は同防食ユニット部の断面図である。 １・・・・・・太陽集熱器、５・・・・・・熱交換ユニ
ット、１０・・・・・貯湯槽、８ｚ・・・・・・容器、
８ト・・・・・粒子。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名第１
図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 太陽集熱器と貯湯槽を熱交換ユニットを介して接続し、
   その熱交換ユニットと貯湯槽をつなぐ水回路内に、防食
   金属の粒子を一定量封じ込んだ容器を介在させたソーラ
   ーシステム。