JPS6021095Y2 - 麻酔器 - Google Patents
麻酔器Info
- Publication number
- JPS6021095Y2 JPS6021095Y2 JP14308779U JP14308779U JPS6021095Y2 JP S6021095 Y2 JPS6021095 Y2 JP S6021095Y2 JP 14308779 U JP14308779 U JP 14308779U JP 14308779 U JP14308779 U JP 14308779U JP S6021095 Y2 JPS6021095 Y2 JP S6021095Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- anesthetic gas
- tube
- bag
- outer tube
- patient
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は麻酔ガスを患者に吸入させて全身麻酔を行な
うための麻酔器に関する。
うための麻酔器に関する。
この種の麻酔器としては例えば第1図に示すように構成
されたものが知られている。
されたものが知られている。
すなわち、麻酔ガス供給部から供給される麻酔ガスを、
ガス流通回路1の麻酔ガス人口2より麻酔ガス吸入口3
を介して患者4に吸入させ、この患者4の呼気流出口5
.蛇管6及びこの蛇管6に接続された狭搾及び膨張可能
なバッグ7を介してこのバッグ7の大気開放口8より吸
引装置により吸引して排出させるようになっている。
ガス流通回路1の麻酔ガス人口2より麻酔ガス吸入口3
を介して患者4に吸入させ、この患者4の呼気流出口5
.蛇管6及びこの蛇管6に接続された狭搾及び膨張可能
なバッグ7を介してこのバッグ7の大気開放口8より吸
引装置により吸引して排出させるようになっている。
しかしながら、従来のこのような麻酔器にあっては、患
者が吸いきれない余剰麻酔ガスが呼気とともに外部に廃
棄されてしまい不経済であった。
者が吸いきれない余剰麻酔ガスが呼気とともに外部に廃
棄されてしまい不経済であった。
特に、例えば小児あるいは病弱の人におもΣては麻酔ガ
ス消費量が少なく、余剰麻酔ガスの廃棄量はかなり増大
している。
ス消費量が少なく、余剰麻酔ガスの廃棄量はかなり増大
している。
この考案は上記事情に鑑みてなされたもので、麻酔ガス
流通回路の呼気流出口とバッグとの間に、管壁に大気開
放口が設けられた外管とこの外管に回動可能にかつシー
ルされて嵌合されさらにこの嵌合部にスリットが設けら
れた内管とを介装することにより、麻酔ガスの排出量を
容易に調節することができ、かつ経済的な麻酔器を提供
することを目的とする。
流通回路の呼気流出口とバッグとの間に、管壁に大気開
放口が設けられた外管とこの外管に回動可能にかつシー
ルされて嵌合されさらにこの嵌合部にスリットが設けら
れた内管とを介装することにより、麻酔ガスの排出量を
容易に調節することができ、かつ経済的な麻酔器を提供
することを目的とする。
以下、こ、の考案の一実施例を第2図及び第3図に基づ
いて説明する。
いて説明する。
なお、この実施例において従来例と同一部分には同一符
号を付してその説明を省略する。
号を付してその説明を省略する。
この実施例においては、バッグ7の大気開放口8を栓9
により閉塞し、かつ蛇管6とバッグ7との間に余剰麻酔
ガス排出機構10を設けたものである。
により閉塞し、かつ蛇管6とバッグ7との間に余剰麻酔
ガス排出機構10を設けたものである。
この余剰麻酔ガス排出機構10は第3図に示すように構
成されている。
成されている。
すなわち、上記蛇管6に接続されている外管11の管壁
の一側に大気開放口12が設けられ、この部分に略り字
形の管13が設けられている。
の一側に大気開放口12が設けられ、この部分に略り字
形の管13が設けられている。
この管13の端部には鍔14を有するノズル15が取り
付けられている。
付けられている。
このノズル15の中心部には流通孔16が形成され、さ
らに鍔14には数個の貫通孔17が形成されている。
らに鍔14には数個の貫通孔17が形成されている。
ノズル15にはホース18が取り付けられ、管13には
蛇管19が取り付けられてこの蛇管19とホース18と
は二重管構造となっている。
蛇管19が取り付けられてこの蛇管19とホース18と
は二重管構造となっている。
また、外管11には内管20が回転可能に嵌入され、さ
らにシール部材21によって外管11と内管20との間
がシールされている。
らにシール部材21によって外管11と内管20との間
がシールされている。
また、内管20の上記大気開放口12に対応する部分に
は所定長さのスリット22が円周方向に形成されている
。
は所定長さのスリット22が円周方向に形成されている
。
また内管20の管壁の所定位置には円周方向に長溝23
が設けられ、また外管11の長溝23に対応する所定個
所にはねじ24がねじ込まれて長溝23に嵌入されてい
る。
が設けられ、また外管11の長溝23に対応する所定個
所にはねじ24がねじ込まれて長溝23に嵌入されてい
る。
これにより外管11に対する内管20の長さ方向の位置
が決められ、かつ外管11と内管20とが所定回転角度
相対回転し得るようになっており、この相対回転を行な
わせることにより外管11の管壁によりスリット22が
塞がれてその開口面積が調節されるようになっている。
が決められ、かつ外管11と内管20とが所定回転角度
相対回転し得るようになっており、この相対回転を行な
わせることにより外管11の管壁によりスリット22が
塞がれてその開口面積が調節されるようになっている。
また、外管11の一端部には蛇管6が接続され、内管2
0の一端部にはバッグ7が取り付けられている。
0の一端部にはバッグ7が取り付けられている。
しかして、患者を麻酔させる場合には、予め内管20の
スリット22の開口度合を外管11と内管20とを相対
回転させて患者の体調に合せて調節しておく。
スリット22の開口度合を外管11と内管20とを相対
回転させて患者の体調に合せて調節しておく。
そして、麻酔ガスを麻酔ガ又供給部(図示せず)から麻
酔ガス人口2、麻酔ガス吸入口3を介して患者に供給す
ると患者はこの麻酔ガスを吸入して麻酔させられる。
酔ガス人口2、麻酔ガス吸入口3を介して患者に供給す
ると患者はこの麻酔ガスを吸入して麻酔させられる。
また、患者の呼気及び患者が吸いきれなかった余剰麻酔
ガスは麻酔ガス吸入口3、呼気流出口5、蛇管6を介し
て外管11の一端部から内管20内に流入する。
ガスは麻酔ガス吸入口3、呼気流出口5、蛇管6を介し
て外管11の一端部から内管20内に流入する。
この内管20内に流入した呼気及び余剰麻酔ガスの一部
はスリット22、大気開放口12を通って管13内に流
入する。
はスリット22、大気開放口12を通って管13内に流
入する。
この管13内に流入した呼気及び余剰麻酔ガスはその一
部がノズル15の流通口16及びホース18内を通って
外部に排出され、またその他の一部は貫通孔17を通り
蛇管19とホース18との間に流入する。
部がノズル15の流通口16及びホース18内を通って
外部に排出され、またその他の一部は貫通孔17を通り
蛇管19とホース18との間に流入する。
この蛇管19とホース18との間に流入した呼気及び余
剰麻酔ガスは、蛇管19が適度の長さを有すること及び
その外端部が開口されていることにより大気圧に押され
て蛇管19内におおむね停滞する。
剰麻酔ガスは、蛇管19が適度の長さを有すること及び
その外端部が開口されていることにより大気圧に押され
て蛇管19内におおむね停滞する。
また上記内管20内に流入した呼気及び余剰麻酔ガスの
残りはバッグ7内に流入してバッグ7を膨らませて貯留
する。
残りはバッグ7内に流入してバッグ7を膨らませて貯留
する。
したがって、スリット22の開口度合をバッグ7の膨ら
み状態をみて適度に調節することにより余剰麻酔ガスの
排出量を適度にかつ容易に調節することができる。
み状態をみて適度に調節することにより余剰麻酔ガスの
排出量を適度にかつ容易に調節することができる。
また、バッグ7の膨らみ状態をみて麻酔ガスの供給量を
適宜調節すると、患者の麻酔ガス吸引時に、上記バッグ
7内に貯留された呼気及び余剰麻酔ガスと、蛇管19内
、管13内、ホース18内の呼気及び余剰麻酔ガスと、
さらに麻酔ガス供給量が少ない場合には外気とが内管2
0、蛇管6、呼気流出口5、麻酔ガス吸入口3等を介し
て患者に再吸入される。
適宜調節すると、患者の麻酔ガス吸引時に、上記バッグ
7内に貯留された呼気及び余剰麻酔ガスと、蛇管19内
、管13内、ホース18内の呼気及び余剰麻酔ガスと、
さらに麻酔ガス供給量が少ない場合には外気とが内管2
0、蛇管6、呼気流出口5、麻酔ガス吸入口3等を介し
て患者に再吸入される。
なお、上記実施例においては、外管11の一端部に蛇管
6を、内管20の一端部にバッグ7をそれぞれ接続した
が、これに限られることなく、内管20の一端部に蛇管
6を、外管11の一端部にバッグ7を接続してもよい。
6を、内管20の一端部にバッグ7をそれぞれ接続した
が、これに限られることなく、内管20の一端部に蛇管
6を、外管11の一端部にバッグ7を接続してもよい。
以上説明したようにこの考案によれば、麻酔ガス流通回
路の呼気流出口とバッグとの間に、管壁に大気開放口が
設けられた外管とこの外管に回動可能にかつシールされ
て嵌合されさらにこの嵌合部にスリットが設けられた内
管とを介装した構成であるから、スリットの開口度合を
調節することにより麻酔ガスの排出量を適度にかつ容易
に調節することができ、また、バッグの膨らみ状態をみ
てスリットの開口度合に適度に調節することにより麻酔
ガスの供給量を調節して患者の呼気及び患者の吸いきれ
なかった余剰麻酔ガスを患者に再吸入させることができ
、経済的である等の効果を有する。
路の呼気流出口とバッグとの間に、管壁に大気開放口が
設けられた外管とこの外管に回動可能にかつシールされ
て嵌合されさらにこの嵌合部にスリットが設けられた内
管とを介装した構成であるから、スリットの開口度合を
調節することにより麻酔ガスの排出量を適度にかつ容易
に調節することができ、また、バッグの膨らみ状態をみ
てスリットの開口度合に適度に調節することにより麻酔
ガスの供給量を調節して患者の呼気及び患者の吸いきれ
なかった余剰麻酔ガスを患者に再吸入させることができ
、経済的である等の効果を有する。
第1図は従来の麻酔器の一実施例を示す縦断面図、第2
図はこの考案の一実施例を示す一部縦断面図、第3図は
その要部の縦断面図である。 1・・・・・・ガス流通回路、2・・・・・・麻酔ガス
入口、3・・・・・・麻酔ガス吸入口、5・・・・・・
呼気流出口、7・・・・・・バッグ、8・・・・・・大
気開放口、10・・・・・・余剰麻酔ガス排出機構、1
1・・・・・・外管、20・・・・・・内管、22・・
・・・・スリット。
図はこの考案の一実施例を示す一部縦断面図、第3図は
その要部の縦断面図である。 1・・・・・・ガス流通回路、2・・・・・・麻酔ガス
入口、3・・・・・・麻酔ガス吸入口、5・・・・・・
呼気流出口、7・・・・・・バッグ、8・・・・・・大
気開放口、10・・・・・・余剰麻酔ガス排出機構、1
1・・・・・・外管、20・・・・・・内管、22・・
・・・・スリット。
Claims (1)
- 麻酔ガス供給部に接続される麻酔ガス入口及び麻酔ガス
を患者に吸入させる麻酔ガス吸入口並びに患者の呼気を
外界に排出させる呼気流出口を有するガス流通回路の上
記呼気流出口に狭搾及び膨張可能なバッグを接続した麻
酔器において、周壁に大気開放口が設けられた外管と、
この外管に回動可能かつ気密的に嵌合され、この外管の
前記大気開放口に対応する管壁にスリットが形成された
内管とを有してなる余剰麻酔ガス排出機構がその外管ま
たは内管を前記呼気流出口に連結されるとともに、その
内管または外管を前記バッグに連結されることにより前
記呼気流出口と前記バッグとの間に介装されていること
を特徴とする麻酔器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14308779U JPS6021095Y2 (ja) | 1979-10-16 | 1979-10-16 | 麻酔器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14308779U JPS6021095Y2 (ja) | 1979-10-16 | 1979-10-16 | 麻酔器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5661236U JPS5661236U (ja) | 1981-05-25 |
JPS6021095Y2 true JPS6021095Y2 (ja) | 1985-06-24 |
Family
ID=29374338
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14308779U Expired JPS6021095Y2 (ja) | 1979-10-16 | 1979-10-16 | 麻酔器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6021095Y2 (ja) |
-
1979
- 1979-10-16 JP JP14308779U patent/JPS6021095Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5661236U (ja) | 1981-05-25 |
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