JPS6020883Y2 - スライド形可変抵抗器 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はスライド形可変抵抗器に係り、特にその構造が
簡単で部品点数が極度に少く、従って製造コストの安価
なスライド形可変抵抗器を構成することを目的とする。

以下、本考案を図面によって詳細に説明する。

第１図は本考案による一実施例の斜視図で、第２図は摺
動体１の断面図、第３図は絶縁基板３の平面図であり、
第２図に示すように、絶縁モールド製の摺動体１は、レ
バー１ａ、上面板１ｂ１１対の側壁１ｃ、ｌｃおよび１
対の底面突条１ｅ、１ｅを一体に形成し、更に側壁１ｃ
、ｌｃには夫々突条部１ｄ、ｌｄを形成することによっ
て１対の凹条溝Ｉｆ、Ｉｆを形成させたもので、２は上
面板１ｂの内面に固着され複数個の接触片２ａ・・・を
有する摺動子である。

絶縁基板３は第３図に示すように、その表面に印刷等の
方法で両端部に銀電極４ｂを形成した抵抗体４、および
導電体５が形成されている。

次に本考案のスライド形可変抵抗器の組立てについて説
明すると、絶縁基板３を摺動体１の凹条溝ｉｆ、ｉｆに
挿入すると摺動子２の接触片２ａは上方に押圧され、基
板３上の抵抗体４と導電体５に弾接される。

次に、端子６は第５図に示すようにはと目６ａ１平板部
６ｃ、外部接続端６ｄおよび起立片６ｂより戒り、前記
はと目６ａを抵抗体４、導電体５の両端に穿設した端子
取付孔４ａ、５ａに絞めて固定する。

この際起立片６ｂは摺動体１の端面１ｇに当接させて、
摺動体１の移動範囲を規制するためのものである。

かくして組立てが完了したものは第１図に示すとおりで
あり、同図のＡ−Ａ断面は第４図の如くになる。

叙上の如く、本考案は、摺動体１の側壁１ｃの内面に１
対の凹条溝１ｆ、Ｉｆを互に対向して形成させ、該凹条
溝１ｆ、ｉｆに絶縁基板３を嵌挿させて成る簡単な構造
で、組立ても容易であり、部品点数も極めて少く、製造
コストも低減されるために、簡易形の可変抵抗器として
好適な製品を提供し得る等の効果を有るものである。

【図面の簡単な説明】

図面は何れも本考案に係り、第１図はその斜視図、第２
図は摺動体１の断面図、第３図は絶縁基板の平面図、第
４図は第１図Ａ−Ａによる断面図、第５図は端子取付は
部の断面図である。 １・・・・・・摺動体、１ａ・・・・・・レバー １ｂ
・・・・・・上面板、ｌｃ、ｌｃ・・・・・・側壁、ｌ
ｄ、ｌｄ・・・・・・突条部、ｌｅ、ｌｅ・・・・・・
底面突条、Ｉｆ、Ｉｆ・・・・・・凹条溝、２・・・・
・・摺動子、２ａ・・・・・・接触片、縁糸板、４・・
・・・・抵抗体、５・・・・・・絶縁体。 ３・・・・・・絶

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 絶縁材料より戊る摺動体は、レバーを突設した上面板と
   １対の側壁と該側壁内部に設けた１対の凹条溝とから威
   り、該凹条溝に絶縁基板を摺動自在嵌挿させると共に、
   前記上面板の内面に固着した摺動子の接触片を前記絶縁
   基板上に形成した抵抗体および導電体に摺接させ、前記
   絶縁基板の端部に端子を固定し、該端子と前記摺動体と
   を当接させて前記摺動体の移動規制としたことを特徴と
   するスライド形可変抵抗器。