JPS602023A - 保安装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、サージ電流が生じた際にこのサージ電流か
ら電機機器を防護するだめの保安器に関する。

従来の保安器において、第１及び第２の電極は金属性の
本体に設けられている。この本体は電気及び熱を逃がす
ようにアースされ、第１及び第２の電極はこの本体に導
電及び熱伝導可能に夫々側々に接続されている。弾性を
有する接触部材の一端部は、ここから熱を受けることが
可能に本体に固定されている。感熱性且つ熱によって溶
融可能な部材が、本体と接触部材との間に配設され、接
触部材の他端は第２の電極と所定間隔を空けて保持され
ている。例えば第２の電極に連続的な電圧が存在するた
めに、２つの電極の間の空隙に電気的なアークが生じる
と、保安器の本体は所定温度以上に加熱される。そして
前述した溶融可能な部材はこの熱によって溶ける。結果
的に弾性を有し、アースされた接触部材は第２の電極に
接触される。それゆえ、第２の電極はアースされ、電流
は前述した電極間の空隙を介して流れ、電流が断たれる
。従って保安器本体はもはや加熱されることがなく、そ
のため火災の危険も除かれる。

更に、他の保安器として部材自身の鳴する弾性による接
触によるものでなく、更にばねを配役し、このばねの付
勢力によって接触する種類のものが知られている。いず
れの種類の保安器においても、従来の保安器には熱によ
って溶融する部材が用いられている。

との発明の目的は、熱によって溶融する部材を用いるこ
となく、サージ電流から電気機器を防護するだめの保安
器を提供することである。

との発明の目的は保安器の感熱部材が温度に応じて変形
する材料を用いることによって達成される。

このような材料は、例えば自動調温装置に用いられる金
属（サーモスタティク金属）を備えている。この材料は
加熱されると加熱温度に応じて非作動位置から作動位置
へ所定距離をゆり〈シと動き、この材料が前述した所定
の温度に到達すると、第２の電極に接触する。しかし、
このような自動調温用の材料は、所定距離をこえて拗ぐ
ためＫは比較的大きな温度変化が要求される。

この発明の他の目的は、自動調温用の材料を用いること
によって達成されるよシもよシ正確に温度を感知し、こ
の温度に基づいて、電極間の接続を達成することである
。

この目的は前述した材料に形状記憶金属を用いることに
よって達成される。

それゆえ、正確な操作のために形状記憶金属を用いた理
由は、形状記憶金属が、所定の温度で金属の形状が比較
的瞬時に変化するという特徴を持っているからである。

この発明による保安器には、形状が再生可能あるいは再
生不可能な金属のうちどちらか一方の金属が用いられる
。再生可能な金属とは自動的にその始動位置に戻る金属
でラシ、再生不可能な金属とはその始動位置に自動的に
戻らない金属である。前者の場合保安器の作動後手動に
よる操作は要求されず、一方後者の場合保安器が作動し
たことを容易に確認することができる。

この発明のもう１つの目的は、簡易な構造の保安器を提
供することである。この目的は接触部材と共同して熱感
知部材を用いることによって達成される。即ちこの発明
によれば熱感知手段もまだ接触部材と一体的に形成され
ているためにこの目的が達成される。それゆえ、熱感知
手段は第２の電極から第１の電極へ直接電流を導くのに
用いられる。

以下に添付図面の第１図乃至第３図を参照してこの発明
の一実施例を詳細に説明する。

図示されている保安器アッセンブリは、四角形形状の引
き出し状に形成されたプラスチックからなるプラグｌを
備えている。このプラグ１は直立する２つの側壁２及び
３．２つの直立する端壁、蓋６、そして底板７を備えて
いる。しかし、添付図面には直立する端壁のうち取手５
を一体的に備える端壁４のみが図示されている。

また、第１図において蓋６は省略されている。

プラグｌの一部分は５つの保安器を収納可能であシ、長
手方向に延出する４つの中間壁９によって５つの隣接す
る区画が分割されている。

中間壁９は側壁２及び３と平行に延出され且つ符号１０
によって示されるように溝が形成されている。５つの区
画は仕切シ壁８によって規定され、この仕切シ壁８は端
壁４と平行に延出されている。図には１つの仕切シ壁が
詳細に示されている。仕切シ壁８は電気的に接触する支
持板１１を一体的に備え、端壁４は同様に電気的に接触
する支持板１２と一体的に形成されている。

支持板１２と同一平面に位置する支持板１１は、略Ｕ字
型形状に形成され、電気的な接触をするだめの５つの接
触部材の下方部を支持する。

５つの区画の夫々は、例えば接触部材１３を備えている
。これらの５つの接触部材は、通常り字型形状の金属性
のストリッ７’１４に固定されている。ストリップ１４
の一部は仕切シ壁８の頂上に設けられ、ストリップ１４
の他部は側壁２に沿って延出し、図中その・左手側（図
示せず）で第１図に示されるようにアースに接続されて
いる。支持板１２は略Ｕ字型形状に形成された５つの接
触部材の下方部を支持する。５つの区画は各々接触部材
１５を備えている。各接触部拐１５は長手方向に延出す
る金属製のストリップ１６に固定されている。このス）
　ＩＪツブ１６は中間壁９の下方部分に清って設けられ
、図中その左手側端部（図示せず）で電話器用の導線の
１つに接続されている。ストリッｆ１４の頂上縁は中間
壁９０頂上級と同じ水平面に位置されている。これらの
頂上縁は蓋６を支持している。同様にストリップ１６の
底縁は仕切シ壁８の底縁と同じ水平面に位置されている
。これらの底縁は底板７を支持するように形成されてい
る。５つの区画の各々には保安器１７が設けられている
。この保安器１７は熱伝導性及び導電性の本体ノ８を備
えている。この本体ノ８は、その端部に電極１９及び２
０を同軸的に備え、２つの電極は内方のアーク間隙（図
示せず）によって分離されている。電極１９は電気及び
熱を伝導可能に本体１８に接続され、一方電極２０は本
体ノ８から絶縁されている。接触部材２ノは一端が本体
１８に固定された片持ちレバーに設けられ、且つ本体１
８と所定間隔を空けて本体の長手軸に略平行に延出され
ている。図においてこの接触部材２１の左手側端部は本
体１８の左手上方の部分に導電的且熱伝導的に接触され
ている。接触部材２１゛の右手側部分は電極２０（第２
図参照）から所定の間隔を空けて配設されている。

引き出し形状のプラグ１に保安器１７をηｙシ付けるた
めに、電極１９及び２０を夫々電極１３及びノ５に対応
して充分に留めることができる。それゆえ、これらの電
極は前述した電話用の導線及び地面（アース）に夫々電
気的に接続されている。また本体１８はそれゆえアース
されている。

各保安器に各々の接触部材を設けるかわシに、第１図及
び第３図に示すようにこの実施例では櫛状に形成された
接触板２３が用いられている。

この接触板２３は５つの接触部材２ノと、スポット溶接
部分とを備えている。スポット溶接部分は中央の本体１
８の周囲に留めることによってクリップ２２を介して５
つの接触部材を保持している。各保安器１７の本体Ｊ８
は各々アースされているから接触板２３もまたアースさ
れている。第２図に示すように、接触板２３の左側端は
中間壁９の溝ｌＯに当接している。

本体１８及び電極１９．２０は市販されている従来の保
安器に用いられている電極と同様の電極が用いられてい
る。接触部材２１を有する接触板２３は形状記憶金属か
ら作られている。

乙の形状記憶金属は所定の温度以上に加熱されると形状
が変化する。

電極２０に接続された導線に連続的に印加されている電
圧障害、例えば漏電が生じ、保安器１７の電極２０及び
１９間に連続的なアークが生じると、保安器Ｊ７の本体
Ｊ８は加熱され、この熱を接触部材２ノに伝達する。接
触部材２ノが伝達された熱によって所定の温度に達する
と、接触部材２ノは急速に形を変え、前述した接触部材
１５に近接して位置されている接触部材２１の一端部は
作動位置に位置され、接触部材２１と他の接触部材１５
とが互いに接触する。この作動位置は第２図に破断線に
よって概略的に示されている。接触部材２１は、その作
動位置において、その正確な操作に影響を及ぼすことな
く、他方の接触部材１５に隣接する接触部材２１の端部
付近の本体１８に当接しても良い。接触部材２１の操作
位置において電極２０はアースされ、この電極を介して
流れる電流は次に直接的にアースに流れる。即ちアーク
による本体の加熱が中断されるので本体が冷却される。

接触部材２１は所定温度以上に加熱される限りその作動
位置に保たれるが、冷却された後には自動的に始動位置
に戻される。

変形可能である。

【図面の簡単な説明】

第１図は、この発明の一実施例による複数の保安器を有
するアッセンブリの一部を示した平面図、第２図は第１
図に示すアッセンブリを■−■線に清って切断した断面
図、そして第３図は第１図に示される接触板２３の側面
図である。 １７・・・保安器、１９・・・電極（第１の電極）、２
０・・・電極（第２の電極）、２ノ・・・接触部材。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）第１の電極と、第２の電極と、感熱手段と、接触部
   材とを備える保安器であって、前記接触部材は前記第１
   の電極に電気的に接続され、且つ前記感熱手段が前記保
   安器から熱を受けることによって前記感熱手段の温度が
   所定の温度に達した際に、前記接触部材は前記第２の電
   極に接触するように装着され、前記感熱手段は温度によ
   って形状が変化する材料を備えることを特徴とする保安
   器。 ２）前記感熱手段に備えられる前記材料は形状記憶金属
   を備えることを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の
   保安器。 ３）前記接触部材は前記感熱手段を一体的に備えること
   を特徴とする特許請求の範囲第１項記載の保安器。 ４）前記第１及び第２の電極は導電性且つ熱伝導性の本
   体に設けられ、前記第１及び第２の電極の間に電流が流
   れた際に熱が発生し、前記接触部材は前記本体に継がシ
   熱を伝導することを特徴とする特許請求の範囲第３項記
   載の保安器。 ５）前記第１の電極と前記接触部材とは前記本体に電気
   的に接続されていることを特徴とする特許請求の範囲第
   ４項記載の保安器。 ６）前記接触部材は、その一端は自由端であシ、その他
   端は前記本体に固定されていることを特徴とする特許請
   求の範囲第４項記載の保安器。 ７）前記接触部材は前記本体の長手軸線に対して略平行
   に且つ前記本体と間隔を空けて延出され、前記自由端は
   たわみ可能に形成されていることを特徴とする特許請求
   め範囲第６項記載の保安器。 ８）前記接触部材は前記本体に留められていることを特
   徴とする特許請求の範囲第４項記載の保安器。 ９）前記保安器は、複数の保安器を有する組部の一部分
   を形成し、各保安器の各第１の電極は互いに電気的に接
   続されていることを特徴とする特許請求の範囲第１項記
   載の保安器。 １０）前記各第１の電極は、共通の接触板を形成し、こ
   の共通の接触板は各保安器の各本体に、導電且つ熱伝導
   的に接続されていることを特徴とする特許請求の範囲第
   ９項記載の保安器。 １１）前記接触板は前記複数の本体のうちの１つに留め
   られていることを特徴とする特許請求の範囲第１０項記
   載の保安器。 １２）前記接触板は櫛形状に形成されていることを特徴
   とする特許請求の範囲第１０項記載の保安器。