JPS6019887B2 - マニキュア用水性エナメル - Google Patents

マニキュア用水性エナメル

Info

Publication number
JPS6019887B2
JPS6019887B2 JP7371079A JP7371079A JPS6019887B2 JP S6019887 B2 JPS6019887 B2 JP S6019887B2 JP 7371079 A JP7371079 A JP 7371079A JP 7371079 A JP7371079 A JP 7371079A JP S6019887 B2 JPS6019887 B2 JP S6019887B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
enamel
water
dye
nail
transfer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP7371079A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5570209A (en
Inventor
光生 北畠
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP7371079A priority Critical patent/JPS6019887B2/ja
Publication of JPS5570209A publication Critical patent/JPS5570209A/ja
Publication of JPS6019887B2 publication Critical patent/JPS6019887B2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cosmetics (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、マニキュア用水性エナメルに関する。
人間の手足の爪を飾る方法として、従釆、カラーエナメ
ル、オパールエナメル等がありマニキュアと称していた
が、更に単調な色一色だけの表現だけでなく、モダンな
模様を書に表現すれば更に個性的となり、楽しむことが
できるものである。
本発明者はこの模様をいちいち手で描いて表現するので
はなく、写し絵の如く簡単に爪表面に適当な模様を写し
取ることのできる絵付け転写シートを既に開発し、提案
した(実公昭54一32567号公報)。この転写シー
トは支持体の表面に、エチルアルコールに可溶でかつ非
水溶性の染料を含むインキによる模様層を有し、無害溶
剤であるエチルアルコールで転写インキ中の染料のみを
熔出転移させて転写絵付けするものである。しかし、こ
の染料インキも肌の害性が無く、且つ、手足は水につけ
たり汗をかく等の条件があるため、転写後水に溶けたり
、汗、海水等に溶けないことが前提条件となり、且つ、
足、手の爪に於いては女性の場合、マニキュアをつける
ため、マニキュア自体に転写染料(模様)が溶け出さな
いこと、且つ無害性であることも最大の条件となる。本
発明者は、上記の諸条件を満たすべく研究した結果、上
記転写シートを用いて容易に数秒の短時間内に、且つカ
ラフルな模様を爪を痛めることなく爪に転写再現させた
上に光沢を与えるための水性エナメルを考案したもので
ある。すなわち、本発明はアクリル酸−酢酸ビニル共重
合体、エチルアルコールもしくはインプロピルアルコー
ル、アンモニアおよび水からなるマニキュア用水性エナ
メルを要旨とする。
以下、本発明について詳細に説明する。
本発明の水性エナメルは、前記転写シートを用いて転写
した模様層中の染料を溶け出すことなく、水性にして、
乾燥が早く、且つ、下の転写染料を用済み後同時に拭き
去ることができるものであることが必要とされ、このた
めアクリル酸−酢酸ビニル共重合体をエナメル成分とし
、少量のエチルアルコールあるいはイソプロピルアルコ
ール、およびアンモニアを含有する水を溶剤とするもの
である。
この場合、乾燥性についてはエチルアルコールの含有量
により、遅延、促進ができ、一方エチルアルコールの含
有量が100%でないため、染料を溶かし出すことなく
、極めて好都合である。又、どの成分も有慨性がない等
で一応上記諸制限を総て満たしている。実験的には市販
のエナメルより乾燥時間が40%程度遅いが、実用上差
しつかえない程度である。
又ヘアドライヤー等の使用によっては乾燥時間が市販エ
ナメル程度に早くなり、乾燥につい■とは懸念する程の
ことはない。上記水性エナメルを用いるに当たり、爪に
絵付けするための転写シートとしては支持体の表面にキ
チルアルコールに可溶性の染料を含むインキによる模様
層を有するものが用いられる。ここで支持体としてはパ
ーチメント紙を含む紙類が好ましく用いられ、中でも吸
取紙が特に好ましい。模様層は、上記性質を有する染料
を、好ましくはバインダー、可塑剤、溶剤、その他必要
に応じて他の添加剤、を加えてインキ化し、シルクスク
リーン印刷法、グラビア印刷法などの印刷法あるいは手
描き法などにより支持体上に描き、溶剤を蒸発して形成
する。模様層が10仏以上であれば繰り返し転写が可能
である。染料としてはエチルアルコール可溶性であれば
よいが、好ましくは更に非水溶性であり、人体への適用
も考慮して無害なものが用いられる。
特に実公昭54−32567号公報記載のものと同様に
厚生省令第3び号‘こ掲載される医薬品、化粧品用のオ
イル染料が好ましく、たとえば赤色としてローダミンB
ステアレート、黄色としてフローレッセン・青色として
スーダンブルーB、その他が用いられる。またバインダ
ーとしてエチルセルロースなど、可塑剤としてクエン酸
ェステルなどの好ましくは人体に無害な添加剤が用いら
れる。
また溶剤としてはトルオールなどの芳香族炭化水素が用
いられる。これらはいずれも実公昭54−32567号
公報に言己教のものと同様のものである。次に、上記の
転写シートを使用して爪に絵付けを行なう方法について
述べる。
まず爪に消毒剤であるエチルアルコールを綿に充分含ま
せ爪の部分にアルコールを塗り乾かない内に上記転写シ
ートを爪に貼りつけ、軽く押さえつけ、ある程度アルコ
ールが半乾きになったところで紙を爪より剥離する。こ
れによりインキは爪にくっきりと転写される。勿論、転
写されたインキは水、海水には不溶’性のため爪を水、
海水につけても落ちたりすることはない。又勿論のこと
、手でこすってもとれることはない。次に、上記のよう
に転写した模様層上に本発明の水性エナメルを塗布乾燥
して光沢を与える。
又充分楽しんだあと、このマニキュアと、転写模様を除
去するのは、転写時に使用したエチルァルコ−ルで簡単
に両方共とれ、極めて都合がよい。又水性エナメルと云
えども水、海水にそれほど簡単には溶け出さないため、
マニキュアのまま海水浴場、プール等である程度楽しむ
こともできる。
さらに、上記水性エナメルの層を設けた上に油性エナメ
ルを塗布すれば耐水性を増大さすことができる。
この際油性エナメルは転写模様に直接触れることがない
ので転写模様には何ら影響を与えない。本発明のマニキ
ュア用水性エナメルを上記転写シートと共に使用すれば
女性の個性的表現、日常生活を楽しむことができる。
また、本発明の水性エナメルは単独で爪に塗布し、乾燥
させることにより、従来の油性エナメルと同様に用いる
ことも可能であり、この場合、油性エナメルに比べて除
去が容易であるという利点を有する。上記本発明の水性
エナメルの実施例を挙げると、下記の組成である。
1)エナメル成分 アクリル酸−酢酸ビニル共重合体 3の重量%2)溶剤
成分エチルアルコール、 35重量%ア
ンモニア 0.5重量%水
34.5重量%次に上
記水性エナメルの使用例を挙げる。
使用例 1 パーチメント紙(日本パーチメントベーバ一社製、四六
/45kg)の表面に、染料として、赤;ローダミンB
ステアレート、黄;キノリンェローSS、青;スーダン
ブルーBを含む三色のインキを使用して、シルクスクリ
ーン印刷法により厚さ10〜50ム程度の模様層を設け
た後、乾燥して絵付け用転写シートを作成した。
上記インキ中、赤色染料は12%、青色および黄色染料
は18%含有させ、染料以外の成分を100とした場合
、エチルセルロース21%、クエン酸ェステル9%、溶
剤(キシレンの他にソルベントNo.100を含む)7
0%の割合で用いた。
このようにして作成した転写シートを用いて次のように
転写した。
まずエチルアルコールを綿に含ませたもので爪にエチル
アルコールを塗り、次いでこの部分に上言己転写シート
の模様層の面を重ねるよう貼りつけ、軽く押さえつけ、
ある程度アルコールが半乾きになった処で紙を爪より剥
離した。このように転写したところ、染料のみが爪に移
り、爪に転写模様を得た。さらに、この転写模様層の上
に上記実施例に係る水性エナメルを塗布、乾燥したとこ
ろ、極めて光沢性のある転写模様が得られた。この部分
を上記エチルアルコールを含ませた線で拭いたところ容
易に転写模様およびエナメルを取り除くことができた。
使用例 2 吸取紙(井上紙業社製、菊判73k9)を用いて使用例
1と同様にして転写シートを作成し、これを用いて爪に
転写し、さらに上記実施例に係る水性エナメルを塗布、
乾燥したところ、使用例1と同様の結果が得られた。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 アクリル酸−酢酸ビニル共重合体をエナメル成分と
    し、エチルアルコールもしくはイソプロピルアルコール
    、およびアンモニアを含有する水を溶剤とするマニキユ
    ア用水性エナメル。
JP7371079A 1979-06-12 1979-06-12 マニキュア用水性エナメル Expired JPS6019887B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7371079A JPS6019887B2 (ja) 1979-06-12 1979-06-12 マニキュア用水性エナメル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7371079A JPS6019887B2 (ja) 1979-06-12 1979-06-12 マニキュア用水性エナメル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5570209A JPS5570209A (en) 1980-05-27
JPS6019887B2 true JPS6019887B2 (ja) 1985-05-18

Family

ID=13526036

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7371079A Expired JPS6019887B2 (ja) 1979-06-12 1979-06-12 マニキュア用水性エナメル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6019887B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61145188U (ja) * 1985-02-28 1986-09-08

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61145188U (ja) * 1985-02-28 1986-09-08

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5570209A (en) 1980-05-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4930179A (en) Decorating tool
BR9608979A (pt) Cósmetico,composicões para remover cosmético e para aplicar cor ao redor dos olhos,kit para melhorar a aparencia dos lábios e processos para melhorar a aparencia de uma área do corpo e dos olhos e para remover um cosmético.
JP2003082397A (ja) 紙石鹸
US3093462A (en) Process of decorating a painting
US20030049577A1 (en) Decorative candles and method of making them
JPS6019887B2 (ja) マニキュア用水性エナメル
CN108116146A (zh) 一种皮毛绘画的生产制作方法
Blüher et al. Aqueous conservation treatment of 20th century papers containing water-sensitive inks and dyes
GB840399A (en) Shampoo leaves
JP3029429U (ja) 調光機能を有する爪部転写シート
CN106726694A (zh) 一种温变指甲贴膜及其制备方法
Biggs Nail Art Projects: Eye-catching and stylish designs by salon professionals
JPS645834B2 (ja)
US10920081B2 (en) Leuco dye pastel coloring kit
JP3021166U (ja) 抗菌性印刷物
RU2215762C2 (ru) Акварельная краска и способ выполнения живописных работ
KR200291227Y1 (ko) 칼라(color) 가죽편
Young Henna in Islamic society: a study in Lamu
Turner Printmaking with Plywood: A Simple and Inexpensive Method
Stratis A technical investigation of Odilon Redon's pastels and noirs
Blake Acrylic painting: A complete guide
DE550489C (de) Pergamentlampenschirm mit einem UEberzug von Celluloidlack
JPS59130391A (ja) 反物変り染法
JPH05158410A (ja) 水溶性インキを使用した隠し印刷物
CN106580733A (zh) 一种指甲贴膜涂层的制作工艺