JPS60196187A - 牛のｒｓウイルス弱毒株 - Google Patents
牛のｒｓウイルス弱毒株Info
- Publication number
- JPS60196187A JPS60196187A JP5139384A JP5139384A JPS60196187A JP S60196187 A JPS60196187 A JP S60196187A JP 5139384 A JP5139384 A JP 5139384A JP 5139384 A JP5139384 A JP 5139384A JP S60196187 A JPS60196187 A JP S60196187A
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- JP
- Japan
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- virus
- viruses
- bovine
- strain
- attenuated strain
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- Granted
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、牛のＲＳウィルス惑感染起因する牛の呼吸器
病を予防するための牛のＲＳウィルスに関するもので、
牛に接種した場合に起病性がなく安全であり、かつ野外
で本病の感染を防御する免疫原性を有する弱毒株をうる
ことを目的とする。
病を予防するための牛のＲＳウィルスに関するもので、
牛に接種した場合に起病性がなく安全であり、かつ野外
で本病の感染を防御する免疫原性を有する弱毒株をうる
ことを目的とする。
牛がＲＳウィルスに感染すると、牛は発熱、食欲の減退
または廃絶や元気消失、せき、呼吸速迫、喘鳴、鼻汁の
流出、流涙及び流部など、重篤な呼吸器症状を発現する
ことが知られている。我が国では、昭和４３年から４４
年にかけて全国的に大流行がみられ、以来常在化して例
年各地で発生し、畜産経営に大きな損失を与えているの
が現状である。すなわち、本ウィルスに感染すると、肺
気腫をお越こし、細菌の二次感染によって症状が悪化し
て予後不良の牛も生じている。
または廃絶や元気消失、せき、呼吸速迫、喘鳴、鼻汁の
流出、流涙及び流部など、重篤な呼吸器症状を発現する
ことが知られている。我が国では、昭和４３年から４４
年にかけて全国的に大流行がみられ、以来常在化して例
年各地で発生し、畜産経営に大きな損失を与えているの
が現状である。すなわち、本ウィルスに感染すると、肺
気腫をお越こし、細菌の二次感染によって症状が悪化し
て予後不良の牛も生じている。
したがって、ＲＳウィルスの感染による損害をなくする
ために、ワクチンによる予防法の確立が望まれいるが、
現在に至るまで有効なワクチンは開発されていないのが
現状である。
ために、ワクチンによる予防法の確立が望まれいるが、
現在に至るまで有効なワクチンは開発されていないのが
現状である。
本発明は野外における牛ＲＳウィルス自然惑染牛から分
離した牛ＲＳウィルスを培養細胞で低温で継代を行い、
ウィルスを弱毒化したもので、これを接種することによ
り、牛に免疫を付与することで、ＲＳウィルスの感染を
予防し、発熱その他の呼吸器症状の発現を防くことを特
徴とする。
離した牛ＲＳウィルスを培養細胞で低温で継代を行い、
ウィルスを弱毒化したもので、これを接種することによ
り、牛に免疫を付与することで、ＲＳウィルスの感染を
予防し、発熱その他の呼吸器症状の発現を防くことを特
徴とする。
この弱毒株を実施例について説明するき、野外で呼吸器
症状を呈した牛の鼻粘液から牛腎培養細胞に分離して得
た牛ＲＳウィルスを、ハムスター肺培養細胞に接種して
３０’Ｃで培養し、かつ同細胞でウィルスの継代を行い
ウィルスを増殖させる。
症状を呈した牛の鼻粘液から牛腎培養細胞に分離して得
た牛ＲＳウィルスを、ハムスター肺培養細胞に接種して
３０’Ｃで培養し、かつ同細胞でウィルスの継代を行い
ウィルスを増殖させる。
増殖させたウィルスを累代継代し、３回クローニングし
て牛ＲＳウィルス弱毒株を得たものである。
て牛ＲＳウィルス弱毒株を得たものである。
この弱毒株の安全性を調べるために、これを、（八）４
週齢マウスの腹腔、皮下、筋肉または、鼻腔内に接種し
、観察した結果、すべての試験マウスについて異常は認
められなかった。
週齢マウスの腹腔、皮下、筋肉または、鼻腔内に接種し
、観察した結果、すべての試験マウスについて異常は認
められなかった。
（Ｂ）体重約３００ｇのモルモットの腹腔、皮下、筋肉
または鼻腔内に接種し、観察した結果、すべての試験モ
ルモットにおいて異常は認められなかった。
または鼻腔内に接種し、観察した結果、すべての試験モ
ルモットにおいて異常は認められなかった。
（Ｃ）体重約５０ｇのハムスターの腹腔、皮下、筋肉ま
たは鼻腔内に接種し、観察した結果、すべての試験ハム
スターに異常は認められなかった。
たは鼻腔内に接種し、観察した結果、すべての試験ハム
スターに異常は認められなかった。
以上の試験結果は次表のとおりであった。
更に、前記弱毒株を体重１００−１５０ｋｇの子牛の鼻
腔内、筋肉内または皮下に接種し、観察した結果、すべ
ての試験中について異常を認めなかった。
腔内、筋肉内または皮下に接種し、観察した結果、すべ
ての試験中について異常を認めなかった。
これらの試験結果から、このウィルスは動物に接種して
も安全であって、ウィルスか弱毒化されていることを確
認した。
も安全であって、ウィルスか弱毒化されていることを確
認した。
この弱毒株の有効性を確認するため、ウィルスを接種し
たマウス、モルモット及びハムスターについて、７日間
隔で採血し、血液中の本ウィルスに対する抵抗性物質で
ある中和抗体の産生状況を調べた。その結果、接種経路
によって差異は認められたが、すべての試験動物につい
て接種抗体が産生されていることを確認した。
たマウス、モルモット及びハムスターについて、７日間
隔で採血し、血液中の本ウィルスに対する抵抗性物質で
ある中和抗体の産生状況を調べた。その結果、接種経路
によって差異は認められたが、すべての試験動物につい
て接種抗体が産生されていることを確認した。
このウィルスを接種した牛についても中和抗体の産生状
況を調べた結果、中和抗体を確認した。
況を調べた結果、中和抗体を確認した。
そして、牛に弱毒株を接種後、４週目に強毒ウィルスで
攻撃した結果は、第１−３図のとおりであった。なお、
各図の（Ａ）は弱毒株を接種したのちの１４日間分と、
４週目に強毒ウィルスで攻撃のち０１４日間分の結果の
みを示し、他は省略したものであり、（Ｂ）は中和抗体
価を週を単位として全試験間にわたって示している。こ
れらの図から明らかなように、あらかじめ弱毒株を接種
した３頭の牛は、いずれも強毒株の接種に抵抗して異常
は認められなかった。第４図は第１図と第２図に示した
牛と同居した牛の試験結果で、この牛も についｌ異常はなく、感染は認めら・れなかった。
攻撃した結果は、第１−３図のとおりであった。なお、
各図の（Ａ）は弱毒株を接種したのちの１４日間分と、
４週目に強毒ウィルスで攻撃のち０１４日間分の結果の
みを示し、他は省略したものであり、（Ｂ）は中和抗体
価を週を単位として全試験間にわたって示している。こ
れらの図から明らかなように、あらかじめ弱毒株を接種
した３頭の牛は、いずれも強毒株の接種に抵抗して異常
は認められなかった。第４図は第１図と第２図に示した
牛と同居した牛の試験結果で、この牛も についｌ異常はなく、感染は認めら・れなかった。
第５図は弱毒株を接種することなく強毒株を鼻腔内に接
種した牛の観察結果で、体温の上昇と鼻粘液の増量が認
められた。
種した牛の観察結果で、体温の上昇と鼻粘液の増量が認
められた。
第４図と第５図の（Ａ）、（Ｂ）も第１−３図の（Ａ）
、（Ｂ）と同じである。
、（Ｂ）と同じである。
これらの結果から、本発明のウィルスは弱毒株としての
性質を有しており、牛ＲＳウィルスの感染を予防するた
めの弱毒生ワクチンとして用いることが可能であること
を確認した。したがって、この弱毒株を牛にあらかじめ
接種しておくことで、牛ＲＳウィルスに起因する呼吸器
病の発病を予防することが可能で、畜産経営に対する損
失を未然に防止できる。
性質を有しており、牛ＲＳウィルスの感染を予防するた
めの弱毒生ワクチンとして用いることが可能であること
を確認した。したがって、この弱毒株を牛にあらかじめ
接種しておくことで、牛ＲＳウィルスに起因する呼吸器
病の発病を予防することが可能で、畜産経営に対する損
失を未然に防止できる。
以上は、ハムスター肺培養細胞及びハムスター肺由来細
胞株を用いて得たウィルス弱毒株について示したが、培
養細胞としては、ハムスター腎培養細胞、モルモット腎
培養細胞、豚腎培養細胞８ｍＬｕ−１細胞、Ｖｅｒｏ細
胞に牛Ｒ８うイルスを接種し、各培養細胞でウィルスの
継代を行った結果、いずれの細胞においてもウィルスの
増殖が認められた。すなわち、培養細胞としては任意の
細胞が使用できる。
胞株を用いて得たウィルス弱毒株について示したが、培
養細胞としては、ハムスター腎培養細胞、モルモット腎
培養細胞、豚腎培養細胞８ｍＬｕ−１細胞、Ｖｅｒｏ細
胞に牛Ｒ８うイルスを接種し、各培養細胞でウィルスの
継代を行った結果、いずれの細胞においてもウィルスの
増殖が認められた。すなわち、培養細胞としては任意の
細胞が使用できる。
第１図と第２図、第３図及び第４図はこの弱毒株を接種
した異なった牛の観察結果を表わす図、第５図は弱毒株
を接種することなく、強毒株を接種した牛の観察結果を
示す図である。 第１図 牛ｊ６９６ ６ １２０ Ｋｇ 罷両頁０ １ ｚ ６ Φ ※ 弱毒株接種４Ｉ迦後 １ ２ ３ ４＋ ５ ６ ７ ８ ９ １０１１１２
１３１４゜牛ＲＳウィル掩毒株 １０頓Ｔ ＣＩ Ｄ、鼻腔的接種 Ｌｌ １２ ３ ４５ 第２図 ’ｌ−Ａ ９４ ♀ １４ｊ）Ｋｇζ Ｘ 弱ｆｆ１株↑神１見４・個後 ０１２３４＋５６７８９１０１１１２１３１４↓牛ＲＳ
ウイノ以強毒株 １０牛”Ｉ’ＣＩＪ）父鼻腔内接種 ｍ−・、７４−一一一一へ一〜−−−〜−−−−−Ｑ１
２３４、 ５ 第３図 牛ｊ＝ １０１ ｉ １２０Ｋｇ 肝過Ｑυ ０ １ ２ ８ Φ ※弱街株接種４過後 −／−
した異なった牛の観察結果を表わす図、第５図は弱毒株
を接種することなく、強毒株を接種した牛の観察結果を
示す図である。 第１図 牛ｊ６９６ ６ １２０ Ｋｇ 罷両頁０ １ ｚ ６ Φ ※ 弱毒株接種４Ｉ迦後 １ ２ ３ ４＋ ５ ６ ７ ８ ９ １０１１１２
１３１４゜牛ＲＳウィル掩毒株 １０頓Ｔ ＣＩ Ｄ、鼻腔的接種 Ｌｌ １２ ３ ４５ 第２図 ’ｌ−Ａ ９４ ♀ １４ｊ）Ｋｇζ Ｘ 弱ｆｆ１株↑神１見４・個後 ０１２３４＋５６７８９１０１１１２１３１４↓牛ＲＳ
ウイノ以強毒株 １０牛”Ｉ’ＣＩＪ）父鼻腔内接種 ｍ−・、７４−一一一一へ一〜−−−〜−−−−−Ｑ１
２３４、 ５ 第３図 牛ｊ＝ １０１ ｉ １２０Ｋｇ 肝過Ｑυ ０ １ ２ ８ Φ ※弱街株接種４過後 −／−
Claims (1)
- 牛ＲＳウィルス自然感染牛から分離した牛ＲＳウィルス
を培養細胞を用いて低温で継代を行い弱毒化した牛ＲＳ
ウィルス弱毒株。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5139384A JPS60196187A (ja) | 1984-03-16 | 1984-03-16 | 牛のｒｓウイルス弱毒株 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5139384A JPS60196187A (ja) | 1984-03-16 | 1984-03-16 | 牛のｒｓウイルス弱毒株 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60196187A true JPS60196187A (ja) | 1985-10-04 |
| JPH0333314B2 JPH0333314B2 (ja) | 1991-05-16 |
Family
ID=12885691
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5139384A Granted JPS60196187A (ja) | 1984-03-16 | 1984-03-16 | 牛のｒｓウイルス弱毒株 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60196187A (ja) |
Citations (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4911829A (ja) * | 1972-05-12 | 1974-02-01 | ||
| JPS4940925A (ja) * | 1972-08-26 | 1974-04-17 | ||
| JPS50154415A (ja) * | 1974-03-25 | 1975-12-12 | ||
| JPS5381617A (en) * | 1976-12-24 | 1978-07-19 | Kitasato Inst | Virus vaccine for infectious spleen breakdown of trout |
| JPS53121924A (en) * | 1977-02-09 | 1978-10-24 | Merck & Co Inc | Respiratory syncytial vaccine |
-
1984
- 1984-03-16 JP JP5139384A patent/JPS60196187A/ja active Granted
Patent Citations (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4911829A (ja) * | 1972-05-12 | 1974-02-01 | ||
| JPS4940925A (ja) * | 1972-08-26 | 1974-04-17 | ||
| JPS50154415A (ja) * | 1974-03-25 | 1975-12-12 | ||
| JPS5381617A (en) * | 1976-12-24 | 1978-07-19 | Kitasato Inst | Virus vaccine for infectious spleen breakdown of trout |
| JPS53121924A (en) * | 1977-02-09 | 1978-10-24 | Merck & Co Inc | Respiratory syncytial vaccine |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0333314B2 (ja) | 1991-05-16 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |