JPS6019007B2 - 運動伝達装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 〔本発明の背景〕 本発明は一般的には機械的運動を遠隔制御ステーション
と被制御ステーションの間で伝達するために使用される
プッシュプルケーブル組立体に関する。

更に詳細に説明すると、本発明はプッシュプル制御ケー
ブル組立体の心線が制御ステーションと被制御ステーシ
ョンにある新規な力変換ユニットと相互作用するという
改良された概念に関し、それらの間の機械的運動の伝達
に改良された概念を含むものである。詳細に述べると、
本発明は往復運動が回転運動に再変換される１つまたは
それ以上の遠隔地に機械的運動を伝達するため選択的回
転運動をプッシュプル制御ケーブル組立体内の心線の直
線的な往復運動に変換するための改良された概念に関す
る。互いに遠い場所の間の運動伝達の最も基本的な形態
は長年の間通常ロープ（またはケーブル）と滑車、ある
いは他のつりあい遠隔制御装置を使用して来た。

つりあい遠隔制御装置にはほとんど有史以来の古さがあ
り、それは昔の帆船にみられるようにかじ取機構と共に
使用されるときには伝統的にかじ取車、かじ取軸、それ
にロープ巻胴を有していてかじまたは他の制御可能に駆
動される部品を作動するのに必要なロープの運動を生じ
ていた。つりあい装置は船舶のかじ取装置とは全く異な
った多くの環境においてもなお広く使用されている。

しかしながら、つりあい装置は非常にかさばり、扱いに
くい。更に、案内車、ロープ巻胴または他のいずれの部
品の間のミスアラィンメントでも過度の固着を引起し、
装置を摩耗することがある。プッシュプル制御ケーブル
組立体の出現は、引張力または圧縮力のいずれかを加え
ることによって一本のケーブルで遠隔制御を行なうのに
必要な構造を提供した。

従ってブッシュプル制御ケーブル組立体は、つりあい装
置に起りやすい困難を克服すると共に専門的な工学的技
能または機械的技能を必要とすることなく取り付けが特
に容易な伝達装置である。プッシュプル制御ケーブル組
立体は一般に、少なくともケーブルケーシングの両端が
所定の位置で十分に続付けられているときいずれの方向
にも機械的運動を伝達することのできる装置として当該
技術分野において周知である。

従来技術においてはプッシュプル制御ケーブル組立体用
の構造が多数知られていたが、典型的な構造のものは可
塑性のたわみ管の外周のまわりに複数のワイヤが長くピ
ッチのらせんとして巻かれている構造のケーシングを使
用する。ケーシングのらせん状に巻かれたワイヤは、大
ケーブル内のプラスチックカバーと共に小ケーブル内の
プラスチックカバーと補強用の伸びたらせんのワイヤあ
るいは平らな金属製リボンによってのみその適当な位置
に維持される。このような構造によってケ−シングには
必要なたわみ性が生じ、しかもそのケーシング内部でケ
ーブル心線が最も効率的に往復運動することが可能とな
る。ケーブルケーシングの最も内側の部材であるプラス
チックチューブは、ケーシング内部で摺動可能なケーブ
ルも組立体の心線を支持する働きをするだでけでなく、
ケーブルケーシングの内部を通る通路に近づこうとする
通常の部材のすべてからケーシングワィャを保護する働
きをする。

ケーブルケーシングの最も外側の部材であるプラスチッ
クカバーは、ケーシングワイヤのらせんを維持する構造
部材として働くだけでなく、ケーシングの外側に逃げよ
うとする通常の部材からワイヤを保護する保護部材とし
ても働く。

しかしながらプッシュプル制御ケーブル組立体内の心部
材の作動には従釆のつりあい装置のロープ巻月同だけで
は足りず〜回転運動をブッシュプル制御ケーブルの心部
材の直線的運動に変換するために複数な作動ヘッドが開
発されて来た。

制御ケーブルを作動位置に固定し、ワイヤの端をできる
だけ諸部材から密閉するため、ケーブルケーシソグの各
端には固定臭が設けられている。

直線運動を回転運動に、あるいはその逆に変換する制御
機構とプッシュプル制御ケーブル組立体の間を機械的に
連結するために少なくとも２種類の主要な方法が使用さ
れて来た。１つのやり方はプッシュプル制御ケーブル組
立体のケーシングに連結されているス１／ｌーブの内部
で入り子式に摺敷可能な押し棒に心部材を連結すること
であった。

この構造においてはスリーブがケーシングを越えてのび
ているためスリーブは心部材を幾分か支持し、押し陣は
引張荷重と圧縮荷重の両方をケーブルケーシングと終端
スリーブの両方の外側に伝達するのに必要な柱状の堅さ
を有する。このような装置はわずか２つの欠点しか持っ
ていないため広く用いられており、しかも非常に良く働
き、大いに認められている。その２つの主要な欠点の１
つは押し棒とスリーブを作動的に取付けるのに必要なス
ペースである印押し榛がスリーブの外側に最大限のばさ
れたときでさえ押し棒がスリーブによって方向が支持さ
れ続けられるように、押し棒に必要な行程より押し棒と
スリーブのいずれもが長くなければならない。もう１つ
の欠点はスリーブが心部村に、「くねり．を生じさせな
いように心部材を完全に支持できないことである。この
後者の点に関し、心部材を押し棒にしっかりと固定する
ために、スリーブ内部に摺動可能に収容されている押し
棒の少なくとも一部分の直径は通常心部材の直径より大
きい。従って心部材はスリーブ内部で十分に支持されず
、心部材は圧縮荷重のもとではくねってしまう。このく
ねりは制御機構の触感上の感度を減少させ、しかもバッ
クラッシュを誘発する。２つ目の方法は心部材を更に十
分に内部で支持しようとする制御機構を提供することで
あった。

この機構の典型的な構造においては、心部材がドラムの
ような内側に歯の設けられたギアブレートの外側周辺に
取付けられる。この構造の欠点は心部材に圧縮応力を加
えるためにギアプレートが回転すると、心部材がギァプ
レートから半径方向外側に向って逃げようとする傾向が
あるという事実にある。心部材のこの半径方向外側の運
動を抑えようと様々な支持が試みられた。しかしその全
部が大きな荷重と最大の回転の場合に不満足な結果をも
たらす幾つかの欠陥を持っている。１つの支持手段は心
部材が半径方向外側に移動しないように心部材を固定す
るギアプレートの周辺を取囲む固定プラスチックリング
である。

しかしこれは圧縮力の付与によって心部材の運動に対し
て過度の大慶擬力を生じることが判明している。ギァプ
レート型の回転作動装置によって圧縮力が加えられると
きに伴なう困難を除去しようとして工夫された他の支持
手段は、ギアプレートの周囲に離間して回転可能に取付
けられ、ギアブレートの回転によって生ずる圧縮力の付
与のもとで半径方向に移動するとき心部材と係合する複
数のｏーラを利用する。

この種の作動装置においては、心部材がローラとの接触
点の間でひどく曲がってバックラッシュを起こしやすく
、これはローラのスピンドルの取付けに伴なう摩擦と共
にそのような構造から所望の効率を奪い取ってしまう。
〔本発明の概要〕本発明の主要な目的は、プッシュブル
制御ケーブル組立体の端に従来の押し綾とスリ−ブ機構
を使用せず、それに故極度にコンパクトな運動伝達装置
を提供することである。

本発明の他の目的は、ドラム状の部材の周囲にプッシュ
プル制御ケーブル組立体の心部材を巻かず、それ故心部
材が支持部材に抗して半径方向外側に広がろうとするよ
うな作動条件のもとで心部材の運動に抗して生ずる摩擦
抵抗をかなり除去する前述の運動伝達装置を提供するこ
とである。

本発明の更に他の目的は、新規な運動変換ユニットが制
御装置と被制御ステーションの両方またはいずれか一方
に配置され、前記ユニットがプッシュプル制御ケーブル
組立体内の心部材の両端のいずれかに、または前記心部
材の両端の中間の選択された場所に接続するのに適する
前述の運動伝達装置を提供することである。本発明の更
に他の目的は、たわむ心部材がその長さ全体にわたって
支持され、従ってバックラッシュ（またはうねり）を除
去すると共に制御ステーションで操作員に可能な限り最
大の触感感度を与える前述の運動伝達装置を提供するこ
とである。本発明の更に他の目的は、各制御装置と被制
御ステーションにある力変換ユニット内部でのびている
心部材の部分がそれに柱状の強度を与える新規な構造を
有する前述の運動伝達装置を提供することである。

本発明の更に他の目的は、心部村と運動変換ユニットの
間で新規な連結が行われ、それによって回転運動が直線
状の運動に、またはその逆に変換される前述の運動伝達
装置を提供することである。

本発明の更に他の目的は、ケーブルの所望の方向を含む
種々の周囲の条件を考慮して運動変換ユニットを複数の
排列となるよう容易に取付けるための手段を有する前述
の運動変換装置を提供することである。

本発明の更に他の目的は、運動変換ユニットを作動的に
後続されるプッシュブル制御ケーブルのケーシングに完
全に封着することができ、しかも前述の目的が満足され
ながら比較的簡単な構造でかつ経済的に製造保守される
前述の運動伝達装置を提供することである。

前述の目的及び以下の説明から明らかとなるその他の目
的はこれ以降述べる手段によって達成されるものである
。

一般的に本発明の忠ｖ想を含む運動伝達装置は多数の制
御装置及び（または）被制御ステーションの各々で運動
変換ユニットを使用する。

プッシュプル制御ケーブル組立体は制御装置と被制御ス
テーションを直列につなぐ。

即ち、プッシュプル制御ケーブル組立体の心部村は運動
伝達装置内の全ステーションの間を連続的にのびており
、心部材は間にのびているプッシュプルケーブルのある
長さのケーシングの内部で摺動可能に収容され、かつ順
次に配置された制御ユニットに連結される。各運動変換
ユニットはハウジングを有し、その内部には力を伝達す
るシャフトが回転可能に取付けられている。

制御ステーションではシャフトがレバーのような制御手
段に固定され、被制御ステーションでは遠隔制御される
装置に作動的に接続される。心部材の前述の部分を強化
しそれに実質的に柱のような強度を与えるため各変換ユ
ニットの内部にまで、または内部を通してのびている心
部村の前述の部分の周囲に金属製のスリーブが固定され
ている。

そのように固定されていると、心部材の強化かされた部
分がケ−ブルのケーシングへ、またはケーシングから容
易に摺動することが可能なように、スリーブの外径はほ
ぼ心部材の外径と同一であるべきである。この寸法上の
関係はスリーブをＤ部材上に回転すえ込みすることによ
って得られる。クロスヘッドは心部材の強化された部分
に沿った選択された場所に固定され、しかも変換ユニッ
トの内部にまで、または内部を通してのびている強化さ
れた心部材の直線路に平行な第１の案内路内部に摺動的
に収容される。作動アームが伝達シャフトに固定されて
第２の案内路となる。

この第２の案内路にはやはりクロスヘッドが沼動的に収
容される。これら２つの案内路に沿ってクロスヘッドが
同時に移動することによって伝達シャフトの回転運動と
心部材の直線運動の間の変換が行われる。作動アームが
あらかじめ定められた位置までの、またはあらかじめ定
められた位置を通る回転によって切替え手段を作動のた
め変換ユニット内部に選択的に配置させることができる
。

非常に多様な取付けのための方向の条件を満たすための
運動変換ユニットの取付けを可能とするため万能取付け
板も設けられる。

〔好適な実施例の説明〕

本発明の概念を具備する連動伝達装置は第１図において
全体を参照数字１０で指示されているプッシュプル制御
ケーブル組立体を使用する。

この組立体は制御ステーシ９ソと被制御ステーションの
間にのびている。複数の制御ステーションも存在するか
もしれないが、図示の実施例・ひまプッシュプル制御ケ
ーブル組立体１０は１つの制御ステーション１１と、こ
の制御ステーション１１から離間した１つまたはそれ以
上の被制御ステーション１２及び１２Ａの間にのびてい
る。回転運動と直線運動の間の変換のため本発明によっ
て提供される新規な運動変換ユニット１５は以下の説明
から直ちに明らかとなるように、前述の被制御ステーシ
ョンのような制御装置に容易に適用可能である。

第２図に最良に示されているように，、プッシュプル制
御ケーブル組立体１０は心部材１６とケーシング１８を
有し、心部材１６はこのケーシング１８の内部で往復摺
動可能である。

従来技術においては多数のケーシング構造があり、その
典型的なものをここに描いている。従ってケーシング１
８はその全長にわたってのびている内側のたわみ管２０
の半径方向外側表面の周りに比較的長いピッチで巻かれ
たらせんコイルの形で接触するようによられた複数のワ
イヤ１９より成る。外側のたわみカバー２１はワイヤ１
９の論を収容し、ワイヤ１９の両端から少なくともわず
かの距離内側までケーシング１８全体に沿ってのびてい
る。固定臭２２がケーシング１８の端の上に取付けられ
、例えばすえ込みによってそこにしっかりと固定される
。固定臭２２は運動変換ユニット１５のハウジング２３
に固定される。第２及び３図に最良に示されているよう
に、スケット２４はハウジング２３から外側にのびてい
る円柱状の引留スタブ２５の内部に設けられている。

固定具２２上の案内延長部２６はソケット２４内部に取
りはずし可能に固定され、縦付け手段によってその内部
に選択的に保持されている。この締付け手段は固定臭２
２の周辺フランジ２９に係合し、引留スタブ２５の外側
に螺着されているユニオンナット２８の形を取る。ケｎ
シング１８内部で往復情動可能な心部材１６はハウジン
グ２３の周辺の壁３２に設けられた関口３１を通りその
内側の空所３３を横切って固定臭２２の軸方向外側にの
びている。終端の制御ステーション１１または１２Ａの
ために心部材１６は空所３３（第９図に最も明瞭に示さ
れている）内部にその末端が配檀されている。

しかし１２に例示され第３図に詳細に示されているよう
な中間ステーションのために心部材１６は空所３３を横
切ってのび、周壁３２内の反対側の閉口３１Ａを通り、
ケーブルケーシング１８Ａの第２の部分にまでのびてい
る。その固定臭２２Ａはユニオンナット２８Ａによって
対応する引留スタブ２５Ａに固定されている。第１図に
示されているようステーション１１及び１２における運
動変換ユニット１５の各々には対向する引留スタブ２５
及び２５Ａが設けられている。もし必要な引蟹スタブが
１個のみであるならば２７に示されているように未使用
のスタブをつけることができる。しかしながら運動変換
ユニットにはステーション１２Ａに運動変換ユニット１
５′によって表示されているように１個だけの引留スタ
プを設けることもできる。いずれにしてもハウジングの
空所３３にまで達している、または空所３３を貫通する
心部材１６のその部分は押し棒を使用する必要がなく、
それによってこの明細書にすでに述べた欠点を除去する
ように特別に作製されている。

詳細に説明すると、空所３３にはいるケーブルの部分の
上にスリーブを固定し、それを心部材１６の上に回転す
え込みすることによって通常柔かな心部材がかなりがん
丈にされる。所望の結果を得るために心部材、スリーブ
及びケーブルケーシングの相対的大きさのバランスを精
密にとらなければならない。その所望の結果とはスリー
ブが心部材にすえ込みされるとき、それらの組合せの柱
としての強度が横方向の支持なしに圧縮荷重を受けてそ
れを伝達できるのに十分であり、しかも運動変換ユニッ
ト１５のすぐ近くのケーシングの部分の内部で心部村の
補強された部分が摺動自在に往復運動することを可能と
するため心部材とスリーブを組合せたものの外径と心部
材自体の外径に大きな差があってはならない。１例とし
て０．１４２インチ（３．６１肌）の相当径を有すると
称されている典型的な心部材１６を考えてみよう。

この心部材は０．１０９インチ（２．７７柳）の外径を
有するｌｘｌ９のベースワイヤロープ３４（第４図）よ
り成る。０．０９０インチ（２．３肋）の幅と０．０２
０インチ（５．１肋）の厚さを有する平らなワイヤスト
ランド材料３５がワイヤロープ３４の外側周囲の周りに
螺旋状に巻かれ、合成相当径は０．１４９インチ（３．
７８脇）とされる。

この組立体はすえ込みによって０．１４１インチ（３．
斑肋）の外径にされ、ステーション１１，１２及び１２
Ａの間を連絡する心部材１６の形をなす。この心部村１
６はケーシング１８内部に摺動的に収容される。その内
径は０．１５６または０．１６０インチ（３．９６また
は４．０６側）である。前述の心部材１６はケーシング
１８の内部に摺動的に収容されていて横方向に支持され
ているとき、引張応力または圧縮応力のいずれかを生ず
る力を加えることによって荷重を伝達するのに非常に通
し、しかも往復運動を遅延させる『そり』を生ずること
なくステーション１１，１２及び１２Ａの間でケーシン
グ１８及び１８Ａの排列内の比較的厄介なたわみを克服
するのに十分なほど横方向に弾性がある。運動変換ユニ
ット１５内部で加えられなければならない応力を受ける
ように心部材１６を特別に作製するため、またその通常
の弾性がケーシングの横方向の支持ないこは不適当であ
るため、スリーブ３６を心部材１６の前述の長さ全体に
わたって固定することで足りることが判明した。

その心部材の部分は運動変換ユニット１５の作動の間空
所３３にはいり、それによってケーシング１８の横方向
の支持力をゆるめる。心部材１６が０．１４１インチで
ありスリーブ３６が０．１６９インチの内径と０．１８
９インチの外径を有する金属製の管である例を続ける。
そのようなスリーブ３６は心部材１６の適当な長さ部分
の上に配置され、次に０．１４５インチの外径の上にす
え込みされる。スリーブ３６がすえ込みされる心部材１
６の部分によってもたらされるこの新規な構造は心部材
１６の比較的たわまない部分３８を生ずる。これは新規
な運動変換ユニット１５に特に適する。この構造の更に
詳細は次に説明する。第３図を再び参照するに、案内路
４０はハウジング２３の基壁４３から突出された平行な
横方向に間隔を置いたレール４１及び４２より成る。

案内路４川ま心部材１６のたわまない部分３８の方向と
整列して空所３３を藤切ってのびている。クロスヘッド
４５は心部材１６のたわまない部分３８に沿って選択的
に配置可能であり、レール４１，４２によって案内路４
０に沿って滑るように閉じ込められている。第５図に最
も明瞭に示されているように、クロスヘッド４５は貫通
孔４８と軸方向の穴４９の設けられた円柱体４６より成
る。

この貫通孔を通して心部村１６のたわまない部分３８が
収容されている。ねじ山の設けられた藤方向の穴４９は
貫通孔４８と相交わる。穴４９の内部ではクロスヘッド
４５をたわまない部分３８に沿ったどの所望の部分にも
締付けるために押えねじ５０が調整可能である。クロス
ヘッド４５の円柱体４６の一方の端部５１はしール４１
と４２の間に閉じ込められていて案内路４０に沿って摺
動可能である。力伝達シャフト５５は案内路４０と横方
向に間隔を置いてハウジング２３の基壁４３を通して回
転可能に取付けられている。運動変換ユニット１５を制
御ステーション１または被制御ステーション１２，・１
２１Ａのいずれかに容易に適用可能であるようにするた
め、また多様な環境にステーションを適用可能とするた
め、力伝達シャフト５５が適用のためのモジュールを有
することが非常に望ましいことが判明した。第５図に最
も明瞭に示されているように、力伝達シャフト５５はハ
ウジング２３の基壁４３から突出されたボス５８の内部
の穴５７を通して回転可能に取付けられており円柱状の
外側表面５６を有する。外側表面５６内の環状溝５９は
ハウジング２３内の肩部６１と係合する第１の保持リン
グ６０を収容する。第２の保持リング６２はハウジング
２３内に設けられた溝６３内部に収容されている。２つ
の保持リング６０と６２は環状シール６４を間に圧縮す
るため軸方向に離間している。

雌ねじを切っても切らなくともよい連結器の穴６５は力
伝達シャフト５５の少なくとも一部を通って軸方向にの
びている。

キャップナット６８のような固定手段を収容するため連
結器の穴６５の鞠方向最も内側の端にはカウンタボア６
６が設けられている。この固定手段によって被制御ステ
ーションで選択的に回転させられる。シャフトＳとの作
動的連結が維持される。連結器の穴６５の鞠方向最も外
側の端は第５図に描かれている引込んだ多角形（通常は
６角形）、あるいは第６図に示されている力伝達シャフ
ト１５５（力伝達シャフト５５の別の形態である）と共
に描かれているような外面多角形７０のような駆動表面
と連絡している。第５図の実施例においてはシャフトＳ
に引込んだ多角形６９と係合する半径方向を向いた多角
形（例えば６角形）のフランジＦが設けられている。第
６図に示されている別の構造においては外面多角形７０
の上に係合され押えねじＣによってそこに保持されてい
る多角形の穴ＢがアームＡに設けられている。力伝達シ
ャフト５５の軸方向最も内側の端には互いに反対側の平
坦部７１及び７２（第３図）が設けられていて作動アー
ム７５上の対応する平坦部７３及び７４と駆動連結する
。

作動アーム７５は力伝達シャフト５５と一体に回転する
ようにこのシャフトにぴったりと押しつけられている。
第３，５及び９図に最も明瞭に示されているように、作
動アーム７５の半径方向外側の端には一対の互いに反対
側のフランジ７８及び７９から形成された案内路７６が
設けられている。クロスヘッド４５の円柱体４６上の第
２の端部分８０は案内路７６に沿って摺動可能である。
第１のスロット８１が作動アーム７５を貫いて案内路７
６に達している。

この構造によって押えねじ５０を操作することができる
。従って運動変換ユニット１５の全体を分解することな
くクロスヘッド４５の位置を心部村１６のたわまない部
分３８に沿って調整することができる。案内路４０と７
６に同時に沿ったクロスヘッド４５の移動によって心部
村１６と作動アーム７５の間が連続的に作動的に相互に
連結三；れ、しかも作動アーム７５の全回転範囲内の弧
連動はこれらがハウジング２３内の空所３３内部で移動
するとき心部材１６のたわまない部分３８の純粋に直線
的な運動に順応させられる。

作動アーム７５があらかじめ定められた位置まで振れる
とき様々な切替え手段を作動させる働きをすることがで
きる。

うねのような形のラグ８２が作動アーム７５の中間部分
に設けられているのが望ましい。二重安全装置及び他の
ｉ電気機械装置が制御ユニットの非常に望ましい付属装
置であることがいよいまある。１個またはそれ以上の切
替手段を作動アーム７５に対して選択的に配置するため
ブラケットがハウジング内部に選択的に配置される。

例えば、ボス５８の周囲にのびておりそれから一段下っ
ている肩部８４に沿って周回的に離間した位置に複数の
ねじ穴８３が配置され、ブラケット８５が肩部８４から
選択的に取付けられる。

図示の運動変換ユニット１５の実施例においては５個の
ねじ穴８３が２２．５度の間隔で設けられている。ねじ
穴８３のこの排列の場合、各々が１５度の長さを有し、
ブラケット８５の取付けタブ８９上で３０度離れている
一対の弧状のスロット８６及び８８によってプラケツト
８５が作動アーム７５の移動範囲内のどの所望の位置に
も配置され、しかも弧状のスロット８６と８８を通して
適当なねじ穴８３に締付けられている一対の押えねじ９
川こよってその位置に固定されている。取付けタブ８９
によって支持されているのは通路９１であり、この内部
にはプッシュボタンスイッチ９２が固定されている。

スイッチ９２を通路９１内部に固定するため、あるいは
図示のようにスイッチ９２Ａを通路９１自体の外側に支
持するため通路９１の最も外側のフランジ９３には適当
に雌ねじが切られている。ハウジング２３の内部に選択
的に配置されているプラケット８５の上にスイッチ９２
及び（または）９２Ａが取付けられている場合、所望の
結果を得るため作動アーム７５があらかじめ定められた
位置に到着するとき作動アームの回転によってラグ８２
がプッシュボタン９４及び（または）９４Ａを各々のス
イッチ９２及び９２Ａの上に押し下げる。

作動アーム７５は押えねじ９川こ達する第２の閉口９５
を有するため運動変換ユニット１５を分解することなく
ブラケット８５（従ってスイッチ９２及び（または）９
２Ａも）の位置の調整が可能となることに注意すべきで
ある。

カバープレート９６が一対の押えねじ９８及び９９によ
って取りはずし可能にハウジング２３に固定されている
。

押えねじ９８及び９９はハウジング２３の周壁３２に沿
って周回的に離間された一対のボス１０２及び１０３内
に設けられたねじ穴１００及び１０１内に螺合されてい
る。第５図に示されているようにシールリング１０４が
カバープレート９６と周壁３２の間に設けられているの
が望ましい。第７図に示されているボス１０３によって
例示されているように各ボス１０２及び１０３には制御
ユニット（運動変換ユニット）１５の相対する側１０８
、つまり外部の装置が力伝達シャフト５５に作動的に連
結されているユニットの側、には対向するねじ穴１０５
が設けられている。

これらねじ穴１０５は力伝達シャフト５５を中心として
対称的に設けられているのが望ましい。第８図に最良に
示されているように万能取付け板１１２を固定するため
一対の押えねじ１０９及び１１０が各ねじ穴１０５内に
螺合させられている。運動変換ユニット１５を取付ける
ために万能取付け板１１２を用いると様々な取付けのた
めの方向の条件が満足される。

万能取付け板１１２には５個の穴１１３，１１４，１１
５，１１６及び１１７が設けられ、これらは万能取付け
板１１２に対して運動変換ユニット１５の位置を４回変
更することを可能とするように離間している。即ち、穴
１１３一１１７はハウジング２３内の２つのねじ穴１０
５の間の長さが穴１１３と１１４，１１５と１１６，１
１３と１１７，１１４と１１７の間の４つの距離の各々
に等しいように配置されている。穴１１３−１１７は大
きな開口１１９の周囲に同心円的に配置されたボア・リ
ング１１８の上に配置されている。関口１１９を通して
力変換シャフト５５との駆動連結が行われる。万能取付
け板１１２の段部１２０には複数の穴１２１−１２７が
設けられており、これらの穴の１個またはそれ以上が万
能取付け板１１２を従って運動変換ユニット１５を被制
御ステーション１２または１２Ａとして働くようにユニ
ット１５の所望の位置にしっかりと取付けるために使用
することができる。一方、運動変換ユニット１５は直線
運動を回転運動に変換するのと同様に回転運動を変換す
るのにも適しているため運動変換ユニット１５はまた制
御ステーション１１としてもまた容易に働く。

この状況において多角形閉口１３１を有する制御レバー
１３０（第９図及び１０図）がそのハブ１３２を通して
力伝達シャフト１５５の多角形の端部分７２に入れられ
、押えねじ１３３によってそこに固定されている。中空
の係止作動管１３４が制御レバー１３０のシャフト部分
１３５の上に摺動的に装着されている。

第１と第２のピン１３６と１３８が作動管Ｉ３４内に係
止され横方向にのびている。これらピンの各々は制御レ
バー１３０のシャフト部分１３５内に設けられその軸方
向を向いている対応する関口１３９及び１４０を通して
のびており、それによって作動管１３４がシャフト部分
１３５を中心とする自由移動範囲を得られる。第１のピ
ン１３６がシャフト１３５の半径方向外側の端の近くに
配置されているためそれは手をシャフト部分１３５の半
径方向外側の端に取付け０られた制御ノブ１４５の上に
置いている人の指でつかむのが便利である。

万能取付け板１１２の段部Ｔ２０にボルトとナットの組
合せ１４９などによって固定されている四分円形の板１
４８の上の係止／ッチ１４６と係合するように第２のピ
ン１３８が作動管１３４の横方向にのびている。

第１のピン１３６を操作することによって第２のピン１
３８の係止ノッチに対する所望の係合または分離が行わ
れる。制御レバー１３０は制御ヘッド１５０を通っての
びており、このヘッドは第１０図に最良に示されている
ように例えば同じナットとボルトの組合せ１４９によっ
てやはり段部１２０の上に取付けられている。かくして
本発明の概念を具備する運動伝達装置はコンパクトであ
り、広く使用されている従釆装置に固有な欠点を除去し
、しかも本発明の諸目的を達成するものであることは明
らかのはずである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の概念を具備する運動伝達装置の概略図
であり、単一の制御ステーションがこれからはなれた多
数の被制御ステーションを作動する環境において描かれ
ている。 第２図は第１図の鎖線円において指示された部分をかな
り拡大し部分的に破断した図。第３図は本発明に基づく
運動伝達装置によって使用される運動変換ユニットの拡
大一部破断正面図であり、内部の機構はそれの運動範囲
の中程で実線によって描かれその運動範囲の一端で一点
破線で描かれている。第４図は第３図に示されているよ
うな運動変換ユニットの機構に作動的に連結されるとき
心部材のようにプッシュプルケープルのケーシングによ
ってたとえ支持されていなくとも引張荷重と圧縮荷重に
耐えるプッシュブル制御ケーブルの心部材構造の拡大一
都被断正面図、第５図はほぼ第３図の線５−５に沿って
取った縦断面図であり、その中に描かれている運動変換
ユニットは力伝達シャフトの一実施例を使用するもので
ある。第６図は第５図の一部に対応し、力伝達シャフト
の別の一実施例を示すものである。第７図はほぼ第３図
の線７−７に沿って取った拡大断面図であり第１０図と
同一の図面用紙上に描かれているものである。第８図は
運動変換ユニットを選択的に配置する万能取付け板の正
面図であり、その１つの位置は実線で描かれ、別の典型
的な位置は破線で描かれているものである。第９図は被
制御ステーションにある運動変換ユニットに作動的に連
結されている制御レバーの正面図であり、その制御レバ
ーはその運動範囲の中程で実線で、運動範囲の一端で鎖
線で描かれている。第１０図はほぼ第９図の線１０−１
０に沿って取った一部縦断面一部端面図である。１０…
・・・プッシュプル制御ケーブル組立体、１１・・・・
・・制御ステーション、１２，１２Ａ…・・・被制御ス
テーション、１５，１５′・・・・・・運動変換ユニッ
ト、１６・・・・・・心部材、１８，１８Ａ」・・・・
・・ケープルケーシング、１９・・・・・・ワイヤ、２
０・・・・・・たわみ管、２１・・・・・・たわみカバ
ー、２２・・・・・・固定臭、２３……ハウジング、２
４……ソケット、２５，２５Ａ・・・・・・引留スタプ
、２６・・・・・・案内延長部、２７……引留スタプ、
２８，２８Ａユニオンナット、２９……周辺フランジ、
３１，３１Ａ・・…・閉口、３２…・・・周壁、３３…
・・・空所、３６…・・・スリーブ、３８・…・・たわ
まない部分、４０・・…・案内路、４１，４２””“レ
ール、４５”“”クロスヘッド、４８・・・・・・貫通
孔、５５・・・・・・力伝達シャフト、７５…・・・作
動アーム、７６・・…・案内路、８２・・・・・・フグ
、８５……ブラケツト、９２，９２Ａ……スイッチ、９
４，９４Ａ……プッシュボタン、９５…・・・閉口、１
１２・・・・・・万能取付け板、１１３，１１４，１
１ ５，１ １ ６，１ １ ７・・・・・・／｛・、
１ １ ９・・・・・・大きな開口、１３０……制御レ
バー、１３１……多角形開□、１５５・・・・・・力伝
達シャフト、１３４・・・・・・作動管、１３５・・・
・・・シャフト部分、１３６，１３８……ピン、１４５
……制御ノブ、１４６…・・・係止ノツチ、Ｓ・・・・
・・シャフト、Ａ・・・・・・アーム。 ‘′Ｇ．／ＦＪＧ．２ 斤７Ｇ．４ 斤ｒＧ．３ ‘′Ｇ．６ 斤７０６ Ｆ′Ｇ．ア 斤７６８ 〃Ｇ．９ 〇Ｇ．／〇

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 運動変換ユニツトを有しプツシユプル制御ケーブル
   組立体によつて互いに離れた位置の間で運動を伝達する
   ための装置において、ハウジングと、該ハウジングの内
   部に回転可能に取付けられたシヤフトと、該シヤフトに
   固定され前記ハウジングの内部で移動可能な作動アーム
   と、前記プツシユプル制御ケーブル組立体内に含まれ前
   記ハウジング内部をのびている心部材と、該心部材の前
   記ハウジング内部をのびている部分を補強する手段と、
   前記心部材の補強された部分に固定されたクロスヘツド
   と、前記ハウジング内に設けられ前記クロスヘツドが摺
   動するところの第１の案内路と、作動アームに設けられ
   前記クロスヘツドが摺動するところの第２の案内路とか
   ら成り、前記作動アームの回転運動に応答して前記クロ
   スヘツドを前記第１の案内路と第２の案内路を同時に摺
   動させ、前記補強された部分を直線運動させることを特
   徴とする装置。 ２ 特許請求の範囲第１項記載の装置において、前記心
   部材を補強する前記手段が、前記心部材の前記ハウジン
   グ内部でのびている部分にすえ込みされた金属製のスリ
   ーブより成るもの。 ３ 特許請求の範囲第１項記載の装置において、前記ハ
   ウジングが周壁、前記ハウジング内に設けられ前記周壁
   に沿つた互いに反対側の位置の間でのびている第１の案
   内路、該案内路の少なくとも一端から前記周壁の外側に
   のびている引留スタブ、前記プツシユプル制御ケーブル
   組立体内部に含まれているプツシユプル制御ケーブルの
   ケーシング、該ケーシングを前記引留スタブに固定する
   手段、及び前記作動アーム内に設けられた第２の案内路
   を有し、前記心部材が前記ケーシング内部に摺動可能に
   収容されていると共に前記周壁を貫通していて前記第１
   の案内路と平行にのび、前記クロスヘツドが前記第１の
   案内路と前記第２の案内路の内部で同時に摺動可能であ
   ることにより、前記シヤフトの回転運動と前記心部材の
   直線運動の間を作動的に連結するもの。 ４ 特許請求の範囲第１項記載の装置において、１個ま
   たはそれ以上のスイツチを取付けているブラケツト、前
   記スイツチを作動させるため前記作動アームの上に取付
   けられた手段及び前記ブラケツトを前記作動アームが移
   動する範囲内に選択的に配置させる手段とを有するもの
   。 ５ 特許請求の範囲第１項記載の装置において、取付け
   板が設けられ、前記運動変換ユニツトと作動的に連結す
   るプツシユプル制御ケーブル組立体の所望の方向に対し
   て前記運動変換ユニツトを選択された位置に固定するも
   の。 ６ 特許請求の範囲第４項記載の装置において、前記ブ
   ラケツトを選択的に配置させる前記手段が、前記ハウジ
   ング内に設けられ弧状に離間した複数の穴、前記ブラケ
   ツト内に設けられた少なくとも１個の弧状のスロツト及
   び前記穴に係止されるよう前記スロツトを通してのびて
   いる締付け手段を有するもの。 ７ 特許請求の範囲第５項記載の装置において、各々が
   前記力伝達シヤフトの互いに反対側に配置されることに
   より一対のねじ穴が前記ハウジング内に対称的に設けら
   れ、前記取付け板が複数の穴を有し、該穴の幾つかの対
   の間の距離が前記ねじ穴の間の距離に等しいことにより
   、前記取付け板が前記ハウジングに種々の向きで固定さ
   れ得るもの。 ８ 特許請求の範囲第６項記載の装置において、前記ハ
   ウジング内の複数の穴がほぼ２２．５度の間隔で離間し
   た少なくとも５個の穴より成り、前記ブラケツトには少
   なくとも２個のスロツトが設けられ、該スロツトの各々
   におよそ１５度の弧状の長さを有すると共にほぼ３０度
   の間隔に保たれているもの。 ９ 特許請求の範囲第７項記載の装置において、前記ハ
   ウジング内に回転可能に取付けられた前記力伝達シヤフ
   トに作動的に連結するため中央開口が前記取付け板に設
   けられ、前記取付け板内の前記複数の穴が前記中央開口
   の周りに周回的に離間した少なくとも５個の穴より成り
   、該少なくとも５個の穴が前記ねじ穴の間の距離に等し
   い４つの距離を生ずるもの。