JPS6018932Y2 - 印鑑捺印器具 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は印鑑を正しく捺印するための捺印器具の改良で
ある、更にくわしくは印鑑の印字が捺印に当たって左右
に曲って捺印した印字が斜めになったり、又印形周縁に
濃淡ができたりすることのない正しく捺印するための捺
印器具に関する。

以下、図面について説明すれば、Ａは捺印器具で指当板
１を合成樹脂又は木、金属板等で細長の長方形に形威し
一面に印鑑弾性挾持板２を合成樹脂の場合は同一体、そ
の他は別に形威して固着する、又指当板１の他面は指先
が安定するように中央を順次に深い彎曲面３に形威する
と共に、上端を弾性挟持板２の方向に彎曲して印鑑Ｂの
上端を受止める受止部１ａを形成する。

次に挾持板２は断面樋状に弾性のある弾性挟持板に開口
縁４が拡開、収縮できるように形威し、第２図に示すよ
うに印鑑Ｂを弾力的に挾持し、指で移動しない限り回動
したり、上下軸方向の移動も防止できる挾持力があるよ
うに形威し、印、［Ｂの印字の正面が挾持縁４，４の中
心線と一致するように挾持し、指当板１の彎曲面３と印
鑑Ｂとの夫々に指先を掛けて捺印すれば印字は常に正し
く左右斜めに傾斜したり、印形周縁に濃淡の部分ができ
ない正しい捺印ができるものである。

又彎曲面には指先がすべらないように凹凸、横筋を施す
。

尚、印鑑Ｂの印字の正面は方向を限定するものではなく
、弾性挟持板２の左右開口縁４，４の中心方向に向け、
又反対に彎曲面３の中心線でもよく、これに応じて指の
掛ける方向が異なるだけであって使用し易いように各人
が選定するものである。

本考案は以上のように構成して戒るので印鑑Ｂの印字の
正面を捺印器具Ａの挟持板２、又は彎曲面３の何れの方
向に対して中心線上にあるように正しく挾持しておけば
捺印に当たって指当板１と印鑑Ｂに夫々指先を当てて捺
印して印字が曲って斜めになることなく常に正しい捺印
ができる、又机上に置いた際、転動する欠点がなく、更
に捺印器具自体は小形なので印鑑箱に、又は携帯もでき
て使用上多大の便益があるものとす。

【図面の簡単な説明】

図面第１図は斜視図、第２図は使用状態を示す側面図、
第３図は他の実施例の側面図を示す。 Ａ・・・・・・捺印器具、Ｂ・・・・・・印鑑、１・・
・・・・指当板、２・・・・・・弾性挾持板、３・・・
・・・彎曲面、４・・・・・・挾持板の両縁。

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. （１）指当板１を細長の長方形に形威し、これが一面中
   央に指当用彎曲面３を形威し、且つ、他面中央に断面樋
   状に彎曲した印鑑Ｂの弾性挾持板２を固着して成る印鑑
   捺印器具。
2. （２）指当板１の彎曲面３に多数の微細凹凸、又は横筋
   を施して指先のすべきを防止できるように形威した請求
   範囲第（１）項記載の印鑑捺印器具。
3. （３）指当板１の上端を弾性挟持板２の方向に彎曲して
   印鑑Ｂの上端を受止める受部１ａを形威した請求範囲第
   （１）項記載の印鑑捺印具。