JPS6018584A - 燃料油の防錆添加剤 - Google Patents

燃料油の防錆添加剤

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JPS6018584A
JPS6018584A JP12645583A JP12645583A JPS6018584A JP S6018584 A JPS6018584 A JP S6018584A JP 12645583 A JP12645583 A JP 12645583A JP 12645583 A JP12645583 A JP 12645583A JP S6018584 A JPS6018584 A JP S6018584A
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JP
Japan
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fuel oil
general formula
succinic acid
alkenyl
additive
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Koreyuki Yoshida
吉田 維之
Tomio Nomura
野村 富男
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Sanyo Chemical Industries Ltd
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Sanyo Chemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は燃料油の防錆添加剤に関するものである。さら
に詳しくは亜鉛に対する防錆性能を有する燃料油の防錆
添加剤に関するものである。
燃料油(自動車ガソリンまたは軽油など、以下同じ)は
石油(原油)より製油所において精製され、ガソリンス
タンドを経由し自動車などに給油される。ガソリンスタ
ンドでは燃料油を地下タンク(普通鋼製、10キロリツ
トル)に貯蔵し亜鉛コーティングされたパイプ(配管用
炭素鋼管亜鉛びき、 JIS G3452以下白管とい
う)を通しフィルターで濾過したのち計量機より給油さ
れる。この口管は腐食しやすい炭素鋼鋼管を腐食しにく
い亜鉛でコーティングしたものであるが、長期間にわた
り燃料油が封入されているため燃料油中の微量水分、硫
黄などにより腐食され表面に亜鉛の腐食生成物である水
酸化亜鉛、酸化亜鉛などC以下白さびという)が発生し
、この白さびが剥離しフィルターでの目詰まりの原因と
なる。この腐食を防止するために燃料油にアルケニルコ
ハク酸のエステルを添加することが知られている(英国
特許明細書第896876号など)がアルケニルコハク
酸エステルのみで十分な効果がなく、改良が望まれてい
た。本発明者らはこの問題を解決することを目的に鋭意
検討した結果、アルケニルコハク酸とアルケニルコハク
酸エステルの混合物が亜鉛に対する防錆性能が優れてい
ることを見出し本発明に到達した。すなわち本発明は 一般式(υで示されるアルケニルコハク酸30〜50重
量%と一般式(2)で示されるアルケニルコハク酸エス
テル70〜50重量%からなる燃料油の防錆添加剤に関
するものである。
一般式 %式% (1) (式中RはC1(1”CH8のアルケニル基)一般式 c式中Rは一般式(11と同じ、A、 、 A2は多価
アルコールから2つの水酸基をのぞいた残基。
m、nは0,1あるいは2であり、 m+nは1または
2である。) アルケニルコハク酸を示す一般式(1)においてRとし
て好ましくはCIO〜C+s の直鎖または分岐のアル
ケニル基であり、一部アルキル基を有するコノ1り酸が
まざっていてもよい。
とくに好ましいRとしてはCI2〜C+5 のアルケニ
ル基である。アルケニル基が09未満またはCH7を超
えると良好な防錆性能が得られない。アルケニルコハク
酸は具体的には下記があげられる。
(1) 分岐アルケニルコハク酸 1−メチル−2−ペンタデセニルコハク酸。
1−エチル−2−テトラデセニルコハク酸、1−プロピ
ル−2−トリデセニルコハク酸、1−プロピル−2−ペ
ンタデセニルコハク酸など(2)ホリアルケニルコハク
酸 ポリ〔4〜10)プロピレニルコハク酸、ポリc′3〜
8)ブテニルコハク酸、ポリ(8〜6)イソブテニルコ
ハク酸など (3)直鎖アルケニルコハク酸 n−オクタデセニルコハク酸、イソオクタデセニルコハ
ク酸、n−へキサデセニルコハク酸。
エイコセニルコハク酸など これらのコハク酸は二重結合を末端ないし内部に有する
直鎖状または分岐状オレフィンと無水マレイン酸との反
応により容易に製造される無水物に水を付加したもので
ある。より好ましくはドデセニル、ペンタデセニルコハ
ク酸でプロピレンア4〜5量重合体のアルケニル基を有
するものである。
一般式(2)のA、、A2としては同じでも異なってい
でもよいが炭素数2〜15の多価アルコールから2つの
水酸基を除いた基である。具体例としてはエチレン、プ
ロピレン、イソブチレン、ブチレン。
ペンテン、ネオペンテンなどのアルキレン基、グリセリ
ンからの残基(−CH2CH−(OH)−CH2−) 
、 −’3−1+ モトー←トリメチロールプロパンからの残基CH20H (CH2−CCH2)、ソルビトールからの残基、ソ基
、ハイドロキノンからの残基、キシレノールからの残基
などの芳香族ポリオール残基があげられ。
好ましくは2〜6価の多価アルコールから2個の水酸基
を除いたポリオール残基であり、より好ましくはエチレ
ン基、プロピレン基などの炭素数2〜4のアルキレン基
である。
コレラの残基は通常多価アルコールのエステル化によっ
て生成される。m、1は上記残基の結合数であるがθ〜
2の数でありm、nのいずれかは1または2でありとも
に0となることはない。
本発明の燃料油の防錆添加剤は一般式(1)のアルケニ
ルコハク酸/一般式(2)のアルケニルコハク酸エステ
ルが30〜50重量%/70〜50重量%の比率にある
ことが必要で、アルケニルコハク酸が30重量%未満ま
たは50重量%を超えると良好な防錆性能が得られない
本発明の防錆添加剤は種々の方法で製造することができ
る。たとえばコハク酸成分(アルケニルコハク酸無水物
またはアルケニルコハク酸)と多価アルコールを混合し
加熱することによりエステル化物を作成し次いで所定の
割合になるようアルケニルコハク酸を配合する方法およ
びコハク酸成分と多価アルコールの反応モル比を調整す
ることにより同一反応槽内でエステル化物とアルケニル
コハク酸を所定の割合になるように反応させる方法、上
記の多価アルコールにかえてアルキレンオキシドを反応
させる方法などがあげられる。エステル化は通常80〜
100℃で無触媒により行なうことができるが、少量の
P−1−ルエンスルホン酸、水酸化ナトリウム、水酸化
カリウムなどを触媒として使用することにまり容易にエ
ステル化することができる。
本発明の防錆添加剤はアルケニルコハク酸とアルケニル
コハク酸エステルの比率により状態は異なるが通常はや
わらかい固状または粘稠な液状であって一般に燃料油、
石油系溶剤、鉱物油などに可溶である。
本発明の対象となる燃料油としては日本工業規格(JI
S) I(2202−1!3so ニ記載(D カッ’
) :/オJ: ヒ日本工業規格(JIS) K220
4−1980 に記載の軽油などがあげられる。その他
としてはタービン油などの工業用潤滑油にも使用するこ
とができる。
本発明の防錆添加剤の使用量は燃料油に対して通常0.
0005〜0.03重量%好ましくは0.0005〜0
001重量%である。
本発明の防錆添加剤を燃料油中に含有させる方法はとく
に制限されない。たとえば防錆添加剤をそのまま燃料油
に添加する方法、鉱物油または燃料油などで希釈して添
加する方法がある。
本発明の防錆添加剤は他の燃料油添加剤(たとえばアン
チノック剤、金属不活性剤、酸化防止剤、表面着火防止
剤など)との併用も可能である。
本発明の防錆添加剤はアルケニルコハク酸とアルケニル
コハク酸エステルとを所定の割合で混合するもので、ア
ルケニルコハク酸単独またはアルケニルコハク酸エステ
ル単独より格段と優れた金属表面への吸着力を有し、強
力な防錆性能を発揮するという予期せざる効果を有して
いる。
本発明の防錆添加剤がすぐれた効果を示す理由はさだが
ではないが、アルケニルコハク酸は金属表面への吸着力
は強いが稠密皮膜の形成力が劣る〇アルケニルコハク酸
エステルは金属表面への吸着力は劣るが稠密皮膜の形成
力が強い。これらを混合することにより相乗効果により
金属表面への吸着力が強くかつ稠密皮膜を形成するため
すぐれた防錆効果を示すものと推定される。
以下実施例によって本発明をさらに説明するが、本発明
はこれに限定されるものではない。
製造例1〜3 1)攪拌装置、温度計を備えた内容量1eのガラス製フ
ラスコにド、デセニルコハク酸無水物800g(1モル
)とプロピレングリコールT’1.1g〔0,9モル〕
を仕込み、90℃に昇温した後同温度で8時間反応を行
なった。得られた反応生成物は淡黄色粘稠液状でありゲ
ルパーメーションクロマトグラフイーによりエステル化
物であることが確認された。次いで上記エステル60重
量%とドデセニルコハク酸40重量%を混合した。
酸価は257(理論値259)であった。このものを本
発明の添加剤1とした。
2)ペンタデセニルコハク酸無水物800 g (1モ
ル)とプロピレングリコール66.8g (0,9モル
)を仕込む以外は製造例1と同様に反応させた。
得られた反応生成物は淡黄色粘稠液状でありゲルパーメ
ーションクロマトグラフイーに誹りエステル化物である
ことが確認された。次いで上記エステル化物60重量%
とペンタデセニルコ/)り酸40重量%を混合した。酸
価は225(理論値227)であった。このものを本発
明の添加剤2とした。
3)内容z1eのガラス製磁気攪拌装置付き加圧反応装
置にドデセニルコハク酸800 g (1モル)を仕込
み、90℃まで加温した。次いでプロピレンオキサイド
86.9 g (0,6モル)を5時間かけて反応装置
内には−かり入れた後、同温度で5時間反応を行なった
。得られた反応生成物は淡黄色粘稠液状であり、ゲルパ
ーメーションクロマトグラフイーによりドデセニルコハ
ク酸35重量%、ドデセニルコハク酸プロピレングリコ
ールエステル65重量%であることが確認された。酸価
は244(理論値245)であった。このものを本発明
の添加剤3とした。
比較量の調整1〜5 1) ドデセニルコハク酸を比較量1の防錆添加剤とし
た。
2)攪拌装置、温度計を備えた内容量1eのガラス製フ
ラスコにドデセニルコハク酸無水物so。
g(1モル)とプロピレングリコール429g(0,5
モル)を仕込み90℃まで加温した後、同温度で200
時間反応た。ゲルパーメーションクロマトグラフイーに
よりは\゛完全ジエステルであることが確認されtコ。
酸価は185(理論値185)であった。このものを比
較量2とする。
3〜5)比較量1および2を次の比率〔重量%)で混合
したものを比較量3〜5とする。
実施例1 製造例1〜3の本発明の防錆添加剤および比較量1〜5
の効果をみるため以下のさび止め性能試験を行なった。
評価部に防錆添加剤を0.001 、0.0005%添
加溶解した自動車ガソリンおよび無添加の自動車ガソリ
ンを用い、試験片に日本工業規格(JIS) H2BO
3に記載の亜鉛合金ダイカストZDC2をJIS K2
5’IOに記載の形状、寸法に加工しtこものを用いた
以外はJIS K2510に記載の「潤滑油さび止め性
能試験方法」に準拠して行なった。
試験結果を表−1に示す。
以」二表−1であきらかなまうに本発明の防錆添加剤は
アルケニルコハク酸単独、アルケニルコハク酸エステル
単独および本発明の範囲外である配合割合の比較品に比
べ良好な防錆性能を有していることがわかる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、一般式(1)で示されるアルケニルコハク酸30〜
    50重量%と一般式(2)で示されるアルケニルコハク
    酸エステル70〜50重量%からなる燃料油の防錆添加
    剤 一般式 (式中RはCIO〜CI8のアルケニル基)一般式 (式中Rは一般式(1)と同じ+ AI 、 A2は多
    価アルコールから2つの水酸基をのぞいた残基、m、n
    は0.1あるいは2であり、m+nは1または2である
    ) 2、 アルケニルコハク酸およびアルケニルコハク酸エ
    ステルのアルケニル基がドデセニル基又ハペンタデセニ
    ル基である特許請求の範囲第1項に記載の燃料油の防錆
    添加剤。 3、一般式(2)のAI、A2がC2〜C4のアルキレ
    ン基である特許請求の範囲第1項または第2項記載の燃
    料油の防錆添加剤。 4、燃料油に0.0005〜003重量%を混合するこ
    5、燃料油が日本工業規格(JIS) K2202−1
    980に記載の自動車ガソリンおよび/または日本燃料
    油の防錆添加剤。
JP12645583A 1983-07-11 1983-07-11 燃料油の防錆添加剤 Granted JPS6018584A (ja)

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