JPS60185528A - 便器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は持ち運びが容易な便器に係る。

従来持ち運びが可能な便器としてはしびんやおまる等が
知られている。しかしながら、しびんやおまるは単に受
皿としての機能を果すのみで即座に洗浄等の後処理を行
うことを前提としている。また携帯には適していない。

さらに洗浄は容易でなく非衛生的である。

この発明は前記した点に鑑みなされた ものであり、その目的とするところは、未使用時に折り
たたまれていて保管や形態が容易で、使用後密封でき衛
生的に廃棄可能な便器を提供することにある。

次に本発明による好ましい一具体例の便器を図に基づい
て説明する。

図１で１は便器本体であり、便器本体１は構造体と両面
粘着テープ３、４、吸水材５から構成されている。本例
では構造体２は発泡ポリエチレンフィルムとポリエチレ
ンフィルムを貼合せた材料を用いている。構造体２は一
枚の材料から成り、各組合せ部は液密とされている。

図１の状態で構造体２は材料のもつ剛性で形状を保持し
ている。便器本体１は 図２のように保管時には薄く折りたたまれており、使用
する時には図１のように形状を整える。本体１は図１、
図２に示される様に容易に形状を変化させることができ
る。以上の如く構成された便器本体１が使用される場合
には適当な高さ位置に便器本体１を載置し、図１の形状
に整える。そして中に納められているティシュペーパ、
漏れナプキン、密封用チャック付き袋等を取りだし、便
器本体１を適切な場所に配設することで使用可能となる
。

使用者は図１の便器本体１の上部に位置し、用便を行う
、吸水材５は液状の物体を吸収する。使用したティシュ
等は便器本体１の内に捨てる。使用後は図２の 様に側壁を倒す。粘着テープ３、４の 剥離紙を取り去り、双方の粘着面を密着させる。密封さ
れた本体を図３の様に ２つに折り、図４に示される様にチャック付きポリエチ
レン袋に入れ■合部を合せ密閉する。構造体２が軽量、
柔軟な材料でできているため小便等による圧力を柔軟に
受け水滴等を飛散させることが少なく、かつ四方にある
壁が、吸水材５とあいまって排出物の飛散や流出を防い
でいる。

なお、吸水材５に尿の凝固剤を添加し ておくことにより尿を凝固させ尿の流出をより完全に防
ぐことも可能である。また吸水材や便器本体等に芳香剤
や消臭剤を加えることによって臭による使用時の不快感
を減少させることができる。また、殺菌剤を加えること
で防疫の面を強化する事ができる。

前記のように本発明の便器は用便において水道設備を含
む用便設備や排水設備 が不調となり、水洗便所が使用不可能な場合であっても
、便所や便器が使用不可能な場合でも即座に、簡単にか
つ衛生的に、環境を悪化させずに用便及び後処理を行う
ことができる。

完全に即座に密封することが可能であるため、そのまま
長期間放置しても害虫の発生や悪臭の発生を抑制するこ
とができる。本便器にはティシュペーパや濡れナプキン
等を納めておくことができるので、水道設備が使えない
場合でも手及び体を清潔に保つこ とが可能である。この便器は使用者各自が後処理をし、
廃棄してしめうため災害時の混乱状態で清掃を担う人が
いない時、 場所、状態であっても環境を清潔な状態に維持し、防疫
等にも効果をあげることができる。また、清掃車輛や回
収車両による回収が、困難な場所、状況であっても環境
状態を悪化させることなく長期間の放置や保管が可能で
ある。燃焼可能な材料を多用し、密閉可能な便器は回収
、廃棄、焼却といった処理を容易にしている。この便器
は小型、軽量かつ柔軟であるため携帯や保管が容易であ
る。

また小型軽量であるため航空機、船舶、自動車等の輸送
機器の中や、建築現場、戦場鉄塔上、山中等の本体用便
の困難な場所であっても用便を可能としている。

この発明は排便を行う人自身が使うだけでなく、病人や
動物の排便処理にも効果的に利用できる。

【図面の簡単な説明】

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 使用前に薄く折りたたまれていて、使用後に密封の可能
   な便器