JPS6017723Y2 - 軸受の油膜抵抗監視装置 - Google Patents

軸受の油膜抵抗監視装置

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JPS6017723Y2
JPS6017723Y2 JP16601476U JP16601476U JPS6017723Y2 JP S6017723 Y2 JPS6017723 Y2 JP S6017723Y2 JP 16601476 U JP16601476 U JP 16601476U JP 16601476 U JP16601476 U JP 16601476U JP S6017723 Y2 JPS6017723 Y2 JP S6017723Y2
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JP
Japan
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brush
voltage
oil film
resistance
film resistance
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Expired
Application number
JP16601476U
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English (en)
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JPS5382383U (ja
Inventor
正 住本
信明 大門
Original Assignee
株式会社安川電機
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、軸受の潤滑状態を診断するために、回転軸に
ブラシを介して電圧を印加し、軸受の潤滑油膜の電気抵
抗を測定して良否を診断する油膜抵抗監視装置において
、軸受に電圧を印加するブラシの接触抵抗をも監視して
油膜の電気抵抗の測定表示値の信頼性を高めようとする
新規な装置に関する。
従来の技術 軸受の潤滑状態の診断を行なうには、特公昭55−33
541号1軸受は検査装置ヨあるいは特公昭56−22
94号1軸受の良否判別方法ヨなどに開示されているよ
うに、回転軸にブラシを摺動させ、このブラシとアース
たとえば回転電機枠との間に軸受油膜を介して電圧を印
加し、油膜の電気抵抗を測定し、この抵抗値によって油
膜の状態を判断するようにしている。
すなわち、第1図および第2図における油膜抵抗監視回
路10のみをそなえており、20は直流電源、Roは抵
抗、Rrは等価油膜抵抗、RBIはブラシB1の等価接
触抵抗で、メータ22に印加される電IEE。
は、等価油膜抵抗R2とブラシB1の等価接触抵抗Ra
1の直列接続抵抗R,/ (=Rr十Ra 1)の両端
に発生する電圧を低域通過フィルタ;21を通して得ら
れた電圧である。
したがって、直流電源20の電圧をV。
とすると、 Eo=」U【・V 1 + Rr’/Ro 。
7で表わされ、この電圧℃。
の大きさによって、第3図に示されるように、E0≧L
のとき軸受の潤滑状態が良好であるとし、L2≦Eo<
L工のとき注意すべき状態とし、さらに、抵抗Rr’が
小さくなり、EO<L2の領域では危険であるとの判断
を行;つでいる。
考案が解決しようとする問題点 しかるに、このような装置においては、ブラシB1を介
して回転体に電圧を印加するため、油膜の等価電気抵抗
とブラシの接続抵抗が回路上で直1列に接続され、メー
タにはこれらの合皮された抵抗値に応じて電圧が表示さ
れる。
したがって、油膜の形成状態が悪く、油膜抵抗が小さく
なり危険状態であっても、ブラシの接触抵抗が大きいと
きは合成抵抗が大きくなり、メータの指示は合成抵抗値
に応じた大きな電圧値を示し、油膜抵抗が大きい゛良好
″状態を表わすことになり、極めて信頼性に乏しいもの
となる。
たとえば、第3図に示すように、真の油膜抵抗Rrがた
とえばP点に対応する値であり、危険領域であるにもか
かわらず、ブラシB1の接触抵抗R81が大きい場合は
、合成値Rf′が大きくなりメータ22に表示される電
圧E。
はたとえばP′点に対応する電圧値になり、したがって
、良好状態にあると判定されてしまい、誤った判断をす
ることになる。
問題点を解決するための手段 本考案は前記の問題点を解決するために、回転軸に電圧
を印加するブラシB1と別に、もう1つのブラシB2を
できるだけ良好に接触させてブラシB1の等価接触抵抗
RB1の端子電圧を取り出すようにしており、ブラシB
1とB2の直列回路の電圧を検出して、この検出電圧が
許容値に応じて設定した基準電圧を越えた場合は、メー
タに表示された判断結果が不適正であることを示すよう
にしである。
作用 したがって、ブラシB1の接触抵抗が増大し、油膜抵抗
に大きなブラシ接触抵抗が加えられる状態になると、ブ
ラシB1の等価接触抵抗Rn1とブラシB2の等価接触
抵抗RB2との直列回路の電圧が大きくなり、この電圧
が判断上許容される範囲に設定した基準電圧を越えると
、メータの表示が不適正状態であることを表示する。
実施例 第1図は全体の構成を示す構成図、第2図は回路ブロッ
クダイアグラムの第1の実施例を示すもので、10は油
膜抵抗監視回路部、11はブラシ接触抵抗モニタ回路、
12は回転軸、13は軸受部、14はモータの回転子、
15はモータコアである。
モータ回転軸12にブラシBl、B2を接触摺動させて
おり、T1はブラシB1の接続端子、T2はアース端子
、T3はブラシB2の接続端子、Eはアースである。
20は直流電源、21.28は低域通過フィルタ、22
は判断表示用のメータ、23.24は比較器、25は差
動増幅器、26は論理積回路、27は適正かどうかを示
す表示装置、RBlはブラシB1の等価接触抵抗、Ra
2はブラシB2の等価接触抵抗、Rfは等価油膜抵抗、
Ro、R□は抵抗でR□シR8とじである。
hは比較器23の基準電圧で、電圧E。
の値が小さくメータ22が危険領域を示すときは、ブラ
シの接触抵抗値に関係なく油膜抵抗Rrが小さく、メー
タ22の表示は正しいので比較器23の出力を送出する
必要がないから、危険領域の上限値をB2の値とすれば
よい。
Lは比較器24の基準電圧で、電圧E。
が真の油膜抵抗RrとブラシB1の接触などの誤差抵抗
値との和であるから、ブラシB2の接触が良好で接触抵
抗が0であるとすれば、第3図において真の値Pに対す
る誤差Epが値Pの許容値を越えない範囲は正しい判断
と考えられる。
したがって、Eoの許容誤差を電源電圧V。
の3%とする場合は、L3=V□Xa/100とすれば
よい。
なお、実際にはブラシB2の接触抵抗が加わるので、こ
の値を電EEE□から差し引くことができるが、ブラシ
B2の接触を良好に保てばこれによる誤差は判断を安全
側に偏らせるので考慮しなくてもよい。
実施例の動作 接続端子TI、T3にブラシB1とB2を接続し、ブラ
シB1の等価接触抵抗R81とブラシB2の等価接触抵
抗Ra2の直列回路の両端電圧を差動増幅器25と低域
通過フィルタ28を介して検出し、この電圧E□を比較
器24により基準電圧L3と比較し、基準電圧より大き
いときに比較器24から出力を送出する。
また、電圧E。
を比較器23に加え、基準電圧りより大きいときに比較
器23から出力を送出し、比較器23.24の出力がど
ちらも送出されるときに論理積回路26の出力が送出さ
れ、表示装置27のたとえばランプなどを点灯させ、メ
ータ22の表示が信頼できない不適正な状態であること
を示す。
他の実施例 第4図は、本考案の第2の実施例を示す回路ブロックダ
イアグラムである。
50は直流電源、51は低域通過フィルタ、52はメー
タ(電圧計)、53 a、 53 bはそれぞれ押し
ボタンスイッチ53の常時開接点・常時閉接点である。
押しボタンスイッチ53を押していないときは、メータ
52はブラシB1の接触抵抗RB1と油膜抵抗Rrを直
列に接続した抵抗(RBI十R1)の両端に印加される
電圧を指示し、油膜状態を診断することができ、押しボ
タンスイッチ53を押すと、メータ52はブラシB1の
接触抵抗RB 1とブラシB2の接触抵抗RB2を直列
に接続した抵抗(RBi+RB□)の両端に印加される
電圧を指示するので、この電圧によりブラシB1の接触
状態を知ることができ、基準電圧L3を越えているとき
は、メータによる判断結果が信頼できない状態にあるこ
とを表示できる。
本考案の効果 このように、本考案によれば回転軸に摺触するブラシを
介して回転軸と機枠との間に電圧を印加し、潤滑油膜の
電気抵抗により軸受の潤滑状態を診断する装置において
、前記回転軸に電圧を印加するブラシとは別に、回転軸
に摺接するブラシを設け、両方のブラシ間の電圧によっ
て潤滑油膜と直列接続されるブラシの接触抵抗を検出し
、前記診断結果が不適正な状態かどうかを表示すること
ができ、軸受の油膜状態をきわめて高い信頼性で監視で
きる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1の実施例の構成図、第2図は第1
の実施例の回路ブロックダイアグラム、第3図は抵抗R
f’とE。 の関係を説明するための図、第4図は本考案の第2の実
施例の回路ブロックダイアグアムである。 10・・・・・・従来の油膜抵抗監視回路部、11・・
・・・・ブラシ接触抵抗モニタ回路、12・・・・・・
モータ回転軸、13・・・・・・軸受部、14・・・・
・・モータの回転子、15・・・・・・モータコア、B
1.B2・・・・・・ブラシ、T1、 T2. T3・
・・・・・端子、20,50・・・・・・直流電源、2
1.28.51・・・・・・低域通過フィルタ、22.
52・・・・・・メータ、23,24・・・・・・比較
器、25・・・・・・差動増幅器、26・・・・・・論
理積回路、27・・・・・・表示装置、R4・・・・・
・等価油膜抵抗、RB□・・・・・・ブラシB1の接触
抵抗、R8゜・・・・・・ブラシB2の接触抵抗、Ro
、R□・・・・・・抵抗、L2− L3・・・・・・基
準電圧。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ブラシB1により回転軸に電圧を印加し、ブラシと軸受
    を介して機枠との間に生じる電圧によって軸受の潤滑状
    態を診断する油膜抵抗監視装置において、前記回転軸に
    摺触する別個のブラシB2と、前記ブラシBl、B2の
    直列回路の電圧E工を検出する回路をそなえ、この電圧
    E1が設定値を越えたときに診断不良を示す表示装置を
    設けたことを特徴とする軸受の油膜抵抗監視装置。
JP16601476U 1976-12-10 1976-12-10 軸受の油膜抵抗監視装置 Expired JPS6017723Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16601476U JPS6017723Y2 (ja) 1976-12-10 1976-12-10 軸受の油膜抵抗監視装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16601476U JPS6017723Y2 (ja) 1976-12-10 1976-12-10 軸受の油膜抵抗監視装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5382383U JPS5382383U (ja) 1978-07-07
JPS6017723Y2 true JPS6017723Y2 (ja) 1985-05-30

Family

ID=28773762

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16601476U Expired JPS6017723Y2 (ja) 1976-12-10 1976-12-10 軸受の油膜抵抗監視装置

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JPS5382383U (ja) 1978-07-07

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