JPS60175559A - 吊り下げ型自己放出電磁鉄分離機 - Google Patents

吊り下げ型自己放出電磁鉄分離機

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JPS60175559A
JPS60175559A JP59029660A JP2966084A JPS60175559A JP S60175559 A JPS60175559 A JP S60175559A JP 59029660 A JP59029660 A JP 59029660A JP 2966084 A JP2966084 A JP 2966084A JP S60175559 A JPS60175559 A JP S60175559A
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JP
Japan
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iron separator
magnetic
magnetic field
pole piece
electromagnet
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Application number
JP59029660A
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ワギナク、オニコウイツチ、カルタシアン
ビクトル、イワノウイツチ、ゴルボフ
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BOROSHIROFUGURADOSUKII MAS INS
BOROSHIROFUGURADOSUKII MAS INST
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BOROSHIROFUGURADOSUKII MAS INS
BOROSHIROFUGURADOSUKII MAS INST
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は石炭、砂、鉱石、穀物などのような非磁性体か
ら強磁性体を分離して自動的に除去するための装置に係
り、とくに吊シ下げ型自己放出篭磁鉄分離機に関するも
のである。
本発明は選炭場、コークス製造化学工場および火力発電
所などにおけるコンベヤ上の石炭から、機械工場の鋳造
場における使用ずみの鋳物砂から、セメント工場、ガラ
ス工場および道路建設現場における砂、砕石およびセメ
ントから、製粉工場、その他の食品および農産物工場に
おける小麦粉、グラニユー糖および穀物から強磁性体を
分離および自動的弛除去するというような作業に最も有
用である。
固体廃棄物用の吊シ下げ型磁気分離機が知られている(
たとえは、米国特許第4055489号参照)。
この分離機はフレーム上に数個の永久磁石を有する。そ
のフレームは、放出ベルトをかける駆動リールと張力を
かけるリールとを担持する。駆動リールを回転させるた
めの歯車機構と伝動機構が装置された電動機もフレーム
に装着される。放出ベルトには非磁性体製のスクレーバ
ーがとシつけられる。
この分離機は下記のように動作する。強磁性体を含んで
いることがあるばらばらのある非磁性体を運ぶコンベヤ
ベルトの上にこの分離機は吊るされ、電動機を始動させ
ると放出ベルトが動かされる。放出ベルトの下端部はば
らばらの物質と分離機の永久磁石との間を動く。そうす
ると永久磁石の作用によシ強磁性体がばらばらの物質の
中から吸い寄せられて永久磁石に付着し、動いている放
出ベルトに押しつけられ、放出ベルトが永久磁石の磁界
領域から離れて磁界が弱い場所にくると、ベルトに付着
していた強磁性体は容器の中に落ちる。この分離機の1
つの利点は磁石のための直流電源を必要とせす、したが
って多くの同種装置と比較してエネルギー消費量が少な
いことである。
しかし、電磁装置の代りに永久磁石を使用するために十
分な強さの磁界を得ることができない。
また、この分離機の効率と、強磁性体除去の信頼度は低
い。また、この分離機は大型で、放出ベルト、駆動リー
ル、張力リールが電動機により駆動されるために動作が
複雑である。
また、吸引した強磁性体を誘導放出させる吊り下げ型電
磁鉄分離機も知られている(ソ連邦発明者証第5425
50号参照)。この鉄分離機は、磁化コイルが巻かれて
いるU形磁心を有する主直流電磁石を含む。その磁心に
長方形の磁極片が固定される。歯付磁心と三相巻線で構
成された別の電磁石が磁極片の下側水平面(動作面)に
固着される。
それらの別の電磁石は主電磁石の磁極片の全長にわたっ
て配置される。
この鉄分離機は次のように動作する。この鉄分離機は非
磁性体を運ぶコンベヤの上に吊り下げられる。圧電磁石
の磁化コイルが直流電源に接続され、付加電磁石の巻線
は三相電源に接続される。
したがって、主電磁石の磁極間間隙中に一様でない静止
磁界が生じて、動いている物質流から強磁性体を吸引す
る。付加′FJL磁石は移動磁界を同時に発生する。と
り出された強磁性体は移動磁界の領域において主電磁石
の磁極片に吸引され、かつ七扛らの移動磁界の作用によ
り物質の流れから側方へ自動的に放出および除去される
この鉄分離機はあまシ複雑でなく、安価で、従来の同種
装置よシもはるかに短い俣いう利点を有1−る。
しかし、移動磁界によシ発生される電磁力は抜き取られ
た物体の形と大ぎさに太ぎく依存するから、放出の信頼
度に依存する。抜き出された強磁性体が短い直線寸゛法
を有するものである時は(これは実際にしばしば見られ
ることである)、それらの強磁性体の放出の信頼度、し
たがってこの鉄分離機の動作の信頼度は全体として大幅
に低くなる。
更に、この鉄分離機に設けられている付加電磁石のため
に鉄分離機は非常に高くなる。このことは、コークス工
場、選炭場などにおけるコンベヤ・ギャラリイのような
りランプされたクォーター内に装置された時に大ぎな制
限要因である。
磁心と、磁化コイルと、磁極片とを有する直流電磁石を
備え、一方の磁極片は円板として作られ、他方の磁極片
は馬蹄形をしている、吊シ下げ型の電磁鉄分離機も知ら
れている(たとえば、ソ連邦発明者証第626807号
参照)。非磁性体で作られたリプ付の放出円板が、それ
の軸を中心として回転でき、かつ磁極片より低いように
して電磁石の鉄心の上に置かれる。その鉄心には放出円
板を回転させるための電動機も固定される。
この鉄分離機は次のように動作する。この鉄分離機は、
強磁性体を含んでいる非磁性体(石炭、鉱石、砂等)を
運ぶコンベヤの上に吊り下げられる。磁化コイルが直流
電源に接続され、放出円板が電動機により回転させられ
る。電磁石の磁極間の動作間隙内に磁界が発生される。
その磁界の作用により強磁性体が非磁性体から抜き出さ
れ、その抜き出された強磁性体は回転している放出円板
のリブが設けられている底面に吸い着けられて、tMr
m石の磁極片の外側へ運ばれ、磁界が弱くなった所であ
る補の受け容器の中に落ちる。
この鉄分離機は構造が簡単で、分離の信頼度が高いなど
の利点を有する。
しかし、この鉄分離機に組みこまれている回転円板の直
径をこの鉄分離機の下を動くコンベヤの幅の2.5〜3
倍にしなければならないから、この鉄分離機はかなり大
型となる。
ベルト放出装置を用いる吊り下げ型自己放出鉄分離機も
知られている(たとえば、ズムツオフ(V、F、 Su
mtsov ) 著「電磁鉄分離機(Electro−
magnetic Iron 5eparators 
)j p、112−1978年Moscow、 Mas
hinostroeyenie Publ、参照)0そ
の鉄分離機は、磁化コイルと長方形の磁極片がと9つけ
られている重い鋼製鉄心を有する直流電磁石を含む。そ
の鉄心は溶接された金属フレームに固定される。そのフ
レームは、非磁性スクレーバーが等間隔でとりつけら扛
ている無端放出コンベヤベルトを支持する駆動および張
9ドラムを、電動機と減速歯車・を含む電気的駆動装置
と、放出装置の駆動ドラムを電気的駆動装置に連結する
チェーン・ドライブとのような放出装置の王な部品を全
て支持する。
この鉄分離機は次のように動作する。
この鉄分離機は、ある種の非磁性体(石炭、砂など)を
運ぶコンベヤの上に吊9下げられる。駆動装置の電動機
は交流電源から電力を受けて回転し、放出装置のドラム
を回転させて放出ベルトを動かす。その放出ベルトの張
力は張りドラムにより保たれる。電動機を始動させると
同時に、電磁石の磁化コイルを直流量:源に接続して、
電磁石の磁極間間隙内に一様でない静止磁界を発生する
その磁界は最初の物質の動いている流れから強磁性体を
抜き出すために用いられる。抜き出されて電磁石の磁極
片に吸引された強磁性体は動いている放出ベルトの表面
に押しつけられ、そのベルトに固定されている金属製ス
クレーバーによシ流扛の横側にかぎ落される。
この鉄分離機ニ用いられている放出ベルトにより、どの
ような形および寸法の強磁性でも十分確実に除去できる
。このことはこの鉄分離機の利点である。
しかし、大型のユニットや部品で構成されるそのベルト
放出装置のためにこの鉄分離機の構造は複雑すぎ、製作
が困難で、高価であり、大型で、重く、エネルギー消費
量が多い。放出装置単独の長さが鉄分離機の全長の20
〜40%を占め、鉄分離機の放出方向の長さは電磁石の
長さの2〜3倍である。ベルト放出装置の駆動装置が、
鉄分離機の全消費エネルギーのほとんど30〜50%を
消費する、更に、作業中に、可撓性放出ベルトの下側部
分がたれ下がることが避けられない。したがって、放出
ベルトと物質の流れの間に適当な間隙をとるためには、
鉄分離機を高くつシ下げる必要がある。
しかし、吊り下げの高さを高くすると、物質層の厚さが
同じであれは、磁極片と最初の物質の流れとの間の間隔
が拡がることが明らかである。そうすると強磁体抜き出
しの信頼度が低下することになる。このことは鉄分離作
菜の基本的な段階に影響を及はす太ぎな欠点である。
最後に、放出装置のゴムベルトは耐熱性が非常に低く、
そのためにベルト上の物質中に含まれる強磁性体が比較
的品温の場合には、この構造の鉄分離機を使用すること
は困難である。したがって、たとえば、この鉄分離様工
場で使用する場合には、使用した鋳型砂から分離すべき
強磁性体の温度は400〜600℃にも達する。そのた
めにゴム製のコンベヤベルトが燃えることがしばしばあ
り、それにより鉄分離機は使用できなくなる。そして鉄
分離が全く使用不能となることがしはしはあるから、そ
れは鉄分離機の信頼度JC大きな影響を及は丁ものと考
えられる。
本発明の目的は、・強磁性体抜き出しの信頼度が高く、
小型かつ軽量で、消費エネルギー量が少なく一安価とな
るように放出装置と電磁石を構成した吊り下げ型の自己
放出゛亀磁鉄分離機?:#ることである。
本発明によれは、磁化コイルが巻かル、かつ磁極片がと
りつけら11でいる鉄心を有する直流電磁石を備える吊
シ下げ型自己放出鉄分離機において、電磁石の鉄心には
別の電極片が設けられ、電磁石は磁界インダクタを保持
し、この磁界インダクタは、磁極片の下にそれらの磁極
片の幅全体にわたつて配置されている非磁性棒に連結さ
れて、゛往復運動できるようにされた、吊シ下げ型自己
放出鉄分離機が得られる。
可動磁界インダクタに付加磁極片を組合わせて用いるこ
とにより、スペースを節約できるとともに製作が容易に
なる。フレーム、駆動ドラム、張りドラム、放出ベルト
、電動機、ギヤボックス、チェーンその他の伝動機Sな
どのような大型で複雑な従来の放出装置ユニットで行っ
たように、抜き出した強磁性体を定期的に放出するため
に、それらの付加磁極片は、磁極片の下側に配置されて
いる非磁性棒にとりつけられる。このように構成するこ
とによって鉄分離機は構造が簡単となり、小型・軽量お
よび消費エネルギー量が少ない安価な鉄分離機が得られ
ム 付加磁極片により電磁石の動作電極間隙内の磁界が
強くなるから、直流電磁石によシ発生される磁界の動作
領域が広くなり、そのために最初の′(勿賀の流れから
強磁性体を抜き出す信頼度が筒くなる。
付加磁極片の上部水平面のうち、磁界インダクタが往復
運動を行う可能性のある領域内に含まれる部分に、高導
電材料から作られた金属製の母線を固定するとよい。
アルミニウムまたは銅のような高導電材料で作られ、磁
界インダクタが動く領域内で付加磁極片に固定される金
属母線を用いることにより、磁界インダクタ中に訪導さ
れる二次電流が増加し、それにより、非磁性棒に伝えら
れる磁界インダクタの引く力が増大する。金属母線を用
いることによって抜き出された強磁性体の放出の信頼度
が高くなる。
前記金属母線の下側の付加磁極片に溝を設け。
その溝の中に強磁性体の粉末を光すとよい。
その強磁性体粉末(細かに砕かれた磁鉄鉱を用いること
ができる)の粒子間の電気的接触が比較的弱いことを考
えると、移動磁界が磁界インダクタの二次媒体の中に入
り込む深さは大幅に深くなり、磁界インダクタが三相電
源から消費する一次電流の磁化成分は減少するから、電
力損失が減少して磁界インダクタの効率と力率が向上す
るために、鉄分離機の特性と性能が全体的に向上する。
付加磁極片の端部に衝撃吸収部材とリミットスイッチを
設けるとよい、 これによシ、磁界インダクタと非磁性棒の動きを特定の
範囲に限定でき、鉄分離機の動作を完全に自動化できる
、 衝撃吸収部材を中空金属体として作り、はねにより力を
加えられている軸がリミットスイッチに機械的[接触で
きるよ5K、それらの軸を中空金属体の中に配置すると
よい。
こうすることによって衝撃吸収部材の構造が簡単になり
、信頼度が高くな9、かつ鉄分離機の自動制御装置が簡
単veなる。
付加磁極片をT型にするとよい。
付加磁極片をT型1c−4”’ることにより、°電磁石
装置における使用されない洩れ磁束が減少し、そのため
に電磁石が小型軽量となって、鉄分離機が小型軽量とな
る。
以上述べた新規な特徴により、石炭、砂、鋳物砂などの
ような非磁性体の流れから強磁性体を確実に抜き出し、
小型・軽量で消費エネルギー量が少く、かつ比較的安価
な吊9下げ型自己放出電磁鉄分離機が得られる。
更に、放出装置はゴムベルト・コンベヤマタハその他の
熱に弱い部品を使用しないから1本発明の吊り下げ型自
己放出電磁鉄分離機は、たとえば鋳物工場におけるよう
に、非磁性体から抜き出される強磁性体の温度が400
〜600 Cにもなるような条件においても支障なく運
転できる。
以下、図面を参照して本発明を実施例につぎ詳しく説明
する。
!± 吊り下げ型自己放出電磁鉄分離機は鉄心2(第1図)と
、その鉄心に巻かれた磁化コイル3とを有する直流電磁
石1を含む。鉄心2の下側に主磁極片4と伺加磁極片5
が設けられる。
非磁性金属シート6が主磁極片4と磁極間間隙7を完全
vc(pうように、その金属シート6が主磁極片4にと
りつけられる。この金属シート6は非磁性で、耐摩耗性
の金属、たとえばステンレス鋼で作られる。案内金属板
9が付加磁極片5の全長にわたって延びるように、案内
金属板9が付加磁極片5の上側水平面8にとジっけられ
る。
鋸歯状の鉄心11と三相巻線12を含む磁界インダクタ
10が往復運動できるようにして、磁界インダクタIO
が付加磁極片5の上に配置される、鋸歯状鉄心11は成
層鉄心であシ、絶縁薄電気鉄板で作られる。成層鉄心1
1はアングル片13により締めつけられ、それらのアン
グル片13に支持輪14と案内輪15がとりつけられる
。支持輪14は付加磁極片5の上側水平面8の上にのせ
られ、案内輪15は案内金属板9の上にのせられる。支
持輪14と案内輪15は通常のころ軸受とすることがで
きる。
非磁性棒17がブラケット16により磁界インダクタ1
0に固定される。その非磁性1t!17は、主磁極片4
と付加磁極片5の下側に、磁極間隙7を含めたそれらの
磁極片の全長にわたって配置される。非磁性棒17はた
とえばステンレス鋼のような耐摩耗性材料で作られる。
付加磁極片5の左端部18と石端部19が(第2図)、
左衝撃吸収部材加および左リミットスイッチnと、右衝
撃吸収部材21およびリミットスイッチnとがそれぞれ
設けられている位置にそれぞれ置かれる。
衝撃吸収部材加、21は中空体冴と、この中空体の内部
に入れられるばねにより力を加えられている軸5とで構
成されろ。この軸δは、リミットスイッチ22 、23
 K機械的に接触するように、中空体冴の中に水平に配
置される。この構造は簡単で、鉄分離機の動作の自動化
を容易に行なうことができる。
この鉄分離機は、強磁性体を含んでいる石炭、鉱石、砂
などのような非磁性体を運ぶコンベヤの上に吊り)げら
れる。磁化コイル3を直流′1シ、源に接続1−ると、
鉄分離機の動作磁極間隙スペース内に静止磁界が発生さ
れる。この段階では磁界インダクタ10はIff、源か
ら切り離されて、最初の位置、たとえば、第2図で付加
磁極片5の左端部18の領域、にある。電磁石1によ多
発生された磁界の作゛ 用により非磁性体から抜き出さ
れた強磁性体は、主磁極片4と付加磁極片5に引き寄せ
られて、非磁性金属板6に「付着し」、磁界が最も強い
場所、すなわち、磁極間間隙7と主磁極片4の領域にた
まる。伺加磁極片5は磁界を強くし、電磁石1の磁界の
動作領域を拡げて、動いている最初の材料の流れから強
磁性体を抜き出す作業が確実に行われるようにする。
放出、1−なわち、電磁石1によシ抜き出された強磁性
体の除去、は、磁界インダクタ1oの三相巻線12を三
相交流電源に接続することにより行われる。そうすると
、鋸歯状鉄心11と付加磁極片5の上側水平面8との間
の磁界インダクタ10の動作問隙内に移動磁界が発生さ
れる。それらの移動磁界は付加磁極片5と相互作用して
、磁界インダクタ10の領域内に二次電流を誘導する。
その二次電流のために磁界インダクタ10にけん引力が
加えられる。それらの力のために、磁界インダクタ10
と、それに固定されている非磁性棒17が「前進」させ
られる。すなわち、第2図では左から右へ動かされる。
非磁性棒17が前進させられると、非磁性棒17は抜き
出されている強磁性体を主磁極片4の領域から電磁石1
の磁界が弱い場所まで押し出し、その場所で強磁性体を
容器の中に落とj。非磁性棒7が、付加磁極片5の右端
部に設けられている右衝撃吸収部材21のばねによシカ
を加えられている軸5に当ると、磁界インダクタ10は
前進運動を停止する。この段階で、衝撃吸収部材21は
非磁性棒17の当る衝撃を和らげ、磁界インダクタ10
の前進運動を指足限界内に自動的に制限し、ばねにより
力を加えられている軸5は右リミットスイッチ乙に機械
的に接触して三相巻線の自動切シ離しと、磁界インダク
タ10の反転を行わせる。そうすると、磁界インダクタ
10は「後退」、すなわち、第2図では右から左への動
きを開始する。非磁性棒17が左衝撃吸収部材加のばね
によυ力が加えられている軸乙に当ると、その後退運動
は停止する。左衝撃吸収部材加も衝撃を和らげ、磁界イ
ンダクタ10の「後退」運動を指定範囲内に制限する。
左衝撃吸収部材加のばねにより力を加えられている軸6
は左リミットスィッチ221C機械的に接触して、三相
′電源から磁界インダクタ10を自動的に切り離す。
この動作は希望する任意の速さで周期的に繰返えされる
この動作は第3図に示す制御回路により完全に自動化で
きる。この回路は次のように動作する。
定時リレーKTのメーク接点が、そのリレーKTの遅延
時間によシ定められている時間内に閉じられて、始動器
KBのコイルに電力が供給される。
始動器KBはそれの接点KBによシインダクタM1とM
2を三相電源に接続し、インターフタ10と非磁性棒1
7とともに「前進」させる。この前進運動が終ると、前
記したようにして右リミットスイッチ23(第2図)が
動作し、そのリミットスイッチるのブレーク接点SQI
 が短時間だけ離されて、始動器KBと定時リレーKT
とのコイルの回路が電源から切シ離される。一方のリミ
ットスイッチのメーク接点SQI[が始動器KHのコイ
ルに電力を供給する。定時゛リレーKTはリセットされ
、インダクタMl、M2が反転されて「後退」運動を開
始する。この後退運動が終らせられると、左リミットス
イッチ?2(第2図)がただちに動作して、一方のリミ
ットスイッチ22のブレーク接点SQIが離れ、始動器
KHのコイルを′亀諒から切シ離す。
すなわち、インダクタMl 、M2を電源から切シ離す
。この動作は、定時リレーKTの遅延時間によシ指定さ
れる速さで繰返えさせることができる。
その遅延時間は、非磁性体中に含まれている強磁性体の
葉を考慮して選択される。たとえは、使用ずみの鋳物砂
に多mの鉄が含まれている鋳物工場でこの鉄分離様を使
用する時、は、その遅延時間は通常は2〜3分にセット
される。抜だ、石炭工場。
コークス化学工場、火力発電所の燃料供給ラインまたは
濃縮ミルなどのように、非磁性体中に強磁性体がまれに
しか含まれない場合で使用する時は、前記遅延時間は1
0〜15分間に定められる。磁界インダクタがrJJ進
」運動を完了する′には1〜2秒要し、戻るには約1秒
かかる。したがって、インダクタの相対的な動作時間は
短く、2〜15分の各サイクル内に1.5〜3秒で達す
ることができる。
長期間にわたってインダクタの消費電力は少く、実際に
は0.3〜0.5kWtであるから、鉄分離機の全消費
電力と比較すれば無視できる。
その上で磁界インダクタが往復でき、そのインダクタに
連結される非磁性棒17がそれの全幅にわたって配置さ
れる付加磁極片5を用いることによシ、フレーム、電動
機、ギヤボックス、チェーンその他の伝動部品のような
、吊シ下げ型自己放出鉄分離機の部品を含み、大型で、
材料と電力を多量に消費する、製作が面倒である従来の
ベルト放出装置に頼ることなしに、電磁石1によシ抜き
出された強磁性体を確実に放出できる。この鉄分離機は
小型、軽斂であって安価に製作でき、かつ消費電力が少
ない。付加磁極片5を用いることにより、電磁石1の磁
界の強さを一層強くでき、かつ電磁石1の動作領域を広
くできて、非磁性体からの強磁性体の抜き出しの信頼度
が高くなる。
動作中に垂れ下って、非磁性体と鉄分離機の部品の間の
間隙を狭くすることがある放出ベルト、または、その他
の可撓性部品は用いていない。これによp本発明の鉄分
離機の信頼度は一層高くなる。
この鉄分離装置は、熱の影響を受ける放出ベルトまたは
その他の部品を使用していないから、その用途ははるか
に広い。この鉄分離機は、多くの鋳物工場でしばしば見
られる、600℃に達する比較的高温の強磁性体の抜き
出しにも使用できる。
本発明の鉄分離機は、運転と保守に比較的費用がかがシ
、かつ傾斜コンベヤの上に設置する場合に制約を生ずる
放出ベルト、減速ギヤ、チェーン伝動機構またはその他
の類似の部品を含まない。
本発明の鉄分離機は上記のような条件においても公知の
どのような鉄分離機よりも容易に動作し、45度以上傾
斜しているコンベヤの上で使用することができる。この
特徴を考えるといくつかの新しい用途を付は加えること
ができる。
tス 吊シ下げ型自己放出電磁鉄分離機のこの実施例には、例
1において説明した実施例に加えて、高導電材料で作ら
れた金属母線26(第4図)が設けられる。その金属母
線は磁界インダクタ10が往復運動できる可能性のある
領域内で付加磁極片5にとりつげられる。その母線部は
たとえばアルミニウムまたは銅のシートから作ることが
できる。
この実施例の鉄分離機は例1において述べた実施例と同
様に動作する。しかし、この実施例においては、電磁石
1により抜き出された強磁性体の放出中は、いいかえる
と、三相巻線12が交流電源に接続されている時は、磁
界インダクタ10の二次電流は高導電体で作られている
金属母線26中に主として誘導される。このために磁界
インダクタ10によ多発生される引つ張9力が増大しく
このことは誘導電動機の理論から明らかである)、この
鉄分離機の放出動作の信頼度を一層高くする。
」i先 鉄分離機のこの実施例は、例2において説明した実施例
に加えて、付加磁極片5における金属母線あの下に設け
られて、強磁性体粉末が光される溝27(第5図)が設
けられる。
この実施例は例2における実施例と同様に動作する。し
かし、電磁石1によシ抜き出された強磁性体の放出中は
、すなわち磁界インダクタlOが動作している間は、磁
界インダクタ10によ多発生された移動磁界の磁束が、
溝27の中の強磁性体粉末を通ってほぼ完結される。そ
の強磁性体粉末の粒子間の電気的接触は比較的弱いため
に、磁界インダクタ10によ多発生された移動磁界が二
次媒体の甲に入シ込む深さは大幅に増大する。誘導電動
機の理論から明らかなように、移動磁界が二次媒体の中
に入り込む深さの増大により、三相1巻線12によシ消
費される磁化電流が減少1−る。磁界インダクタ10に
より消費される一次電流が減少すると電力損失が減少し
、そのために磁界インダクタ10の効率が高くなバカ率
が改善される。いいかえろと、鉄分離機の電力特性が改
善される。
例4 鉄分離機のこの実施例においては二側1,2゜3の実施
例とは異なって、付加磁極片5はT形である(第6図)
付加磁極片5がT形であると、直流電磁石1の磁気系に
おける使用されない洩れ磁束が大幅に減少する。これに
よυ電磁石1.したがって鉄分離様全体の重量を軽くし
、寸法を小さくできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の吊9下げ型自己放出電磁鉄分離機の一
実施例の全体的な断面図、第2図は第1図に示す鉄分離
機の左側面図、第3図は本発明の鉄分離機の制御回路の
回路図、第4図は本発明の鉄分離機の別の実施例(例2
)の断面図、第5図は本発明の鉄分離機の第3の実施例
(例3)の断面図、第6図は本発明の鉄分離機の更に別
の実施例(例4)t−示−1”第5図の上面図である。 1・・・直流電磁石、2・・・鉄心、3・・・磁化コイ
ル、4・・・主磁極片、5・・・付加磁極片、6・・・
非磁性金属シート、8・・・付加磁極片の上側水平面、
9・・・案内金属板、10・・・磁界インダクタ、11
・・・鋸歯状鉄心、12・・・三相巻線、13・・・ア
ングル片、14・・・支持輪、15・・・案内輪、16
・・・ブラケット、17・・・非磁性棒、加、21・・
・衝撃吸収部材、22 、23・・・リミットスイッチ
、冴・・・中空体、5・・・ばねにより力を加えられた
軸、訪・・・金属母線、27・・・溝。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)磁化コイル(3)が巻かれ、かつ磁極片(4)が
    とりつけられている鉄心(2)を有呵る直流電磁石(1
    )を備える吊り下げ型自己放出鉄分離機にお(・て、電
    磁石(1)の鉄心(2)には別の磁極片(5)が設けら
    れ、電磁石(1)は磁界インダクタ(1のを保持し、こ
    の磁界インダクタ(10)は、磁極片(4,5)の下に
    それらの磁極片の幅全体にわたって配置されている非磁
    性棒(17)に連結されて、往復運動できることを特徴
    とする吊り下げ型自己放出電磁鉄分離機。 (2、特許請求の範囲第1項に記載の自己放出′亀磁鉄
    分離機において、磁極片(5)の端部(18、19)に
    衝撃吸収部材(20、21)およびリミットスイッチ(
    22,乙)が設けられることt−特徴とする鉄分離機。 (3)特許請求の範囲第2項に記載の自己放出電磁鉄分
    離機において、各衝撃吸収部材(20、21)は中空体
    (24)を有し、ばねを装着されている軸(25)がリ
    ミットスイッチ(22,Z3)K機械的に接触できるよ
    うに、軸(25)が中空体(24)の内部に配置される
    ことを特徴とする鉄分離機。 (4)特許請求の範囲第1項に記載の自己放出電磁鉄分
    離機において、付加磁極片(5)のうちインダクタ(1
    0)の往復運動が行われる領域に、高導電体から作られ
    た金属母線(26)が固定されることを特徴とする鉄分
    離機。 (5)特許請求の範囲第2項に記載の自己放出電磁鉄分
    離機において、付加磁極片(5)の金属母線(27)の
    下側に溝(27)が設けられ、それらの溝の中には強磁
    性体の粉末が充たされることを特徴とする鉄分離機。 (6)特許請求の範囲1〜5項のいずれかに記載の自己
    放出電磁鉄分離機において、付加磁極片(5)はT形で
    あることを特徴とする鉄分離機。
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