JPS6017173Y2

JPS6017173Y2 - 商品陳列台

Info

Publication number: JPS6017173Y2
Application number: JP12060481U
Authority: JP
Inventors: 秀一岡田
Original assignee: クロバ−株式会社
Priority date: 1981-08-12
Filing date: 1981-08-12
Publication date: 1985-05-27
Also published as: JPS5826371U

Description

【考案の詳細な説明】本考案は、商品を吊持して陳列する商品陳列台の改良に
関する。

この種の商品陳列台としては、台枠に所望数の横杆を架
設し、各横杆に複数本の前方突出状掛吊棒を並列状に植
設して商品を吊持するようにした構造のものが公知であ
る。

しかしながら、かかる従来の商品陳列台は、各横杆より
掛吊棒が突出しており、特に最前列に位置する横杆より
突出する掛吊棒は、背の低い幼児等の顔面の高さに位置
することが多く、そのため場合によっては先端が幼児等
の眼球に衝当ってこれを損傷する危険があるのみならず
、鉤状先端部に衣服を引掛けてこれを破損したり身体を
擦過したりする欠点があった。

本考案は、かかる従来例における欠点を是正し、商品陳
列台に保護部材を取り付けることにより安全性に優れた
商品陳列台を提供することを目的とする。

以下、本考案を図面に示す実施例に基づき具体的に説明
する。

本考案に係る商品陳列台は、金属若しくは合成樹脂より
威り、第２図に示す如く、台枠１、所望数の横杆２，２
・・・、各横杆に突設した多数の掛吊棒３，３・・・及
び台枠前面に付設した保護部材４より構成される。

この中、台枠１、横杆２，２・・・及び掛吊棒３，３・
・・に係る構成は、従来の商品陳列台に使用されている
ものをそのまま使用することも可能である。

第２図に示す如く、台枠１は例えば所望形状の一対の左
右側枠５，５を設け、該側枠５，５には、その折曲部６
，６より上方に所望数の横杆即ち第一横杆２ａ、第二横
杆２ｂ、第三横杆２ｃを順次架設して構成する。

各横杆２ａ＝２ｂ、２ｃには夫々複数本の掛吊棒３
，３・・・を突設する。

各掛吊棒３は、商品Ａを吊持する水平部７と商品Ａが容
易に脱落しないように先端部を上方に折曲した鉤状先端
部８とから戊る。

保護部材４は、■本の棒材を折曲して形成するのが好ま
しく、例えば第１図に示す如く、その中央部を略口状に
折曲して前面部９を形成し、該前面部９の両端を下垂せ
しめて一定の高さＨを有する下垂部９ａ、９ａを形成し
、更に各下垂部９ａの下端を後方に折曲延出せしめるこ
とにより平行な１対の側面部１０．１０を形成する。

前面部９の横長さＬは第一横杆２ａに所定間隔を隔てて
並設した掛吊棒３，３・・・のうち最左側のものと最右
側のものとの間の長さ１より大とする。

又、前記高さＨは第３図に示す如く各掛吊棒３の鉤状先
端部８の高さｈより大とし、側面部１０の長さＭは掛吊
棒３の全長ｍより大となるように形成する。

尚、保護部材４の形状は図示のものには限られず、第一
横杆２ａに突設した掛吊棒３，３・・・に直接身体が触
れるのを防止しうる形状であればよいことは勿論である
。

保護部材４は、側面部１０の両側に掛止端部１１．１１
を形成し、最前位の横杆即ち第一横杆２ａの両端部近傍
又は側枠の折曲部６近傍に穿設した掛止孔１２に着脱自
在に掛止させることにより第一横杆２ａ若しくは側枠５
に取付けるほか、第一横杆２ａ若しくは側枠５に一体的
に形成してもよい。

本考案は叙上の構成より戊り、最前位に位置する第一横
杆に多数本並設した前方突出状の掛吊棒の前方に保護部
材が位置するので、身体が直接掛吊棒特にその鉤状先端
部に触れるのを防止することができる。

従って従来例において見られた、前記鉤状先端部に不注
意により衣服等を引掛けてこれを破損したり身体を擦過
したり、或いは背の低い幼児等が鉤状先端部に顔面を衝
当てたり眼球を突刺したする危険を防止することができ
る。

又、本考案に係る保護部材は線状の形状であるため、陳
列した商品の視界を遮ぎることかないとともに、商品を
係吊したり取り出したする際の妨げともならず、陳列効
果を損なうおそれはない。

更に本考案に係る商品陳列台は、従来使用されている商
品陳列台に保護部材を取付けるだけでよいので、従来品
をそのまま使用でき経済的である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案に使用する保護部材の斜視図、第２図は
本考案の実施例を示す斜視図、第３図は第２図に示す実
施例の側面図である。２・・・・・・横杆、２ａ・・・・・・第一横杆、３・
・・・・・掛吊棒、４・・・・・・保護部材、５・・・
・・・側枠、９・・・・・・保護部材の前面部、１０・
・・・・・保護部材の側面部、１１・・・・・・掛止端
部、１２・・・・・・掛止孔。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

（１）横杆２，２・・・に並列状に突設した掛吊棒３゜
３・・・により商品を吊持する商品陳列台において、前
面部９の横長さＬを最前位の横杆２ａに並設した掛吊棒
３，３・・・の最左側のものと最右側のものとの間の長
さ１より大とすると共に、高さＨを各掛吊棒３の鉤状先
端部８の高さｈより大とし、且つ側面部１０の長さＭを
掛吊棒３の全長ｍより大となるように構成した線状保護
部材４を有し、該線状保護部材４により前記最前位の横
杆２ａから突出する掛吊棒３，３・・・を囲むようにし
たことを特徴とする商品陳列台。
（２）前記保護部材４の側面部１０，１０の各基端に掛
止端部１１を形成し、該掛止端部１１を前記横杆２ａ又
は側枠５，５の連部に穿設した掛止孔１２，１２に掛止
させることにより保護部材４を前記横杆２ａ又は側枠５
，５に取付けたことを特徴とする実用新案登録請求の範
囲第１項に記載の商品陳列台。