JPS6017165Y2 - ベツドのボトムマツトレス - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、ベッドのボトムマツトレスに関し、該ボトム
マツトレスの硬さを部分的に変えて、ベッド使用時の体
圧分布の集中を防ぎ、快適な寝心地が得られるようにし
たものである。

以下、本考案ボトムマツトレスについて説明するも、先
ず、それに先だち従来のタイプについて述べる。

第１図に示すものは、従来みられたボトムマツトレスの
一例型で、外枠１の上部長手方向に多数のテンションワ
イヤ２が並列して張設せられ、詰め動部材３を配したう
え、図示せぬ外皮で覆われていた。

この長手方向張設のテンションワイヤ構成からして分る
ように、このタイプではベッド使用時に使用者の体重分
布が、ある場所に集中して快適な寝心地が妨げられてい
た。

本考案では、上記欠侭を妨ぐため次の如くなされた。

その一実施例を第２図に示す。

即ち、１は外枠で、該外枠１には分割した適数個（本実
施例図においては３個）の張力付加枠４・４′・４″が
長手方向に左右対向的に直列配置される。

前記張力付加枠４・４′・４′の対向間には、夫々複数
条のテンションワイヤ５・５“５′が張設され、該ワイ
ヤ（５・・・）の両端部は折曲げられ左右の止め棒５ａ
係止されたのち溶接止めされる。

（第３図参照）而して、相対向する前記左右の張力付加
枠４・４′・４″は夫外枠１上においてその相対する距
離りを調整し、その位置で前記外枠１に位置止めされ得
る構成となっている。

即ち、前記距離りの調整で、テンションワイヤ５・５′
・５″の夫々の張力を変化せしめ得ることができるよう
にしたものである。

尚、３は第１図と同様の詰め動部材を示す。

本考案ボトムマツトレスは、上記の如く構成したので、
例えば、第４図に示すように、使用時の体圧分布の偏倚
如何に応じて、張力付加枠４・４′・４″を調整するこ
とにより、当該張力付加枠のテンションワイヤの張力が
夫々加減できて、所望位置の所望するテンショニングが
得られ快適な寝心地が得られるものである。

本考案は、上記簡単な構成で、ボトムマツトレスの硬さ
を部分的に変更調整可能とし、従来の欠点を補ったもの
である。

【図面の簡単な説明】

第１図は従前のボトムマツトレスの説明図、第２図は本
考案型の説明図、第３図は本考案における部品組付説明
拡大図、第４図は体圧分布に関する説明図である。 １：外枠、２＝テンシヨンワイヤ、４（４′４″） ：張力付加枠、 （５′・５″） ：テンショ ンワイヤ。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. ベッドのボトムマツトレス外枠の長手方向と直角に適数
   個に分割され対向する張力付加枠をその対応位置の調整
   と維持を可能に配置し、前記張力付加枠夫々の対向間に
   夫々適数条のテンションワイヤが張設されたことを特徴
   とするベッドのボトムマツトレスの構造。