JPS6016964B2 - 塩基性染料親和性を有する芳香族ポリアミドの製造法 - Google Patents
塩基性染料親和性を有する芳香族ポリアミドの製造法Info
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- JPS6016964B2 JPS6016964B2 JP9644276A JP9644276A JPS6016964B2 JP S6016964 B2 JPS6016964 B2 JP S6016964B2 JP 9644276 A JP9644276 A JP 9644276A JP 9644276 A JP9644276 A JP 9644276A JP S6016964 B2 JPS6016964 B2 JP S6016964B2
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、塩基性染料に対して親和性を有する芳香族ポ
リアミドの製造法に関するものである。
リアミドの製造法に関するものである。
芳香族ポリアミドとして特に有用なものはポリーm−フ
ェニレンィソフタラミドであり、その優れた耐熱・性、
難燃性のために広く工業用あるいは衣料用繊維として使
われ始めている。しかしながり、一般に芳香族ポリアミ
ドは酸性、塩基性および分散染料に対する親和性が乏し
いので衣料用繊維としての用途が限定されているのが現
状である。このことは芳香族ポリアミドの基本骨格構造
とその末端基に起因するものであるが、難燃性衣料用繊
維としての地位を確保するためには染色性の向上が何を
おいても望まれるところである。すでに、芳香族ポリア
ミドの染色性を向上さすためにスルホン酸塩基の導入さ
れた共重合成分、たとえば3,5−ジアミノベンゼンス
ルホン酸塩や3,5−ジヒドラジノベンゼンスルホン酸
塩を英重合させることが提案されている。しかしながら
、それらの英重合成分はこの目的のためだけに使用され
る特殊な化合物であり、そのものの製造工程中にはスル
ホソ化という作業環境上あるいは排水公害上問題の多い
プロセスを含むという大きな欠点を有している。本発明
者らは、上記のごとき欠点を生じせしめることなく芳香
族ポリアミドの染色性を向上さすことを目的として鋭意
検討の結果、本発明に到達したものである。
ェニレンィソフタラミドであり、その優れた耐熱・性、
難燃性のために広く工業用あるいは衣料用繊維として使
われ始めている。しかしながり、一般に芳香族ポリアミ
ドは酸性、塩基性および分散染料に対する親和性が乏し
いので衣料用繊維としての用途が限定されているのが現
状である。このことは芳香族ポリアミドの基本骨格構造
とその末端基に起因するものであるが、難燃性衣料用繊
維としての地位を確保するためには染色性の向上が何を
おいても望まれるところである。すでに、芳香族ポリア
ミドの染色性を向上さすためにスルホン酸塩基の導入さ
れた共重合成分、たとえば3,5−ジアミノベンゼンス
ルホン酸塩や3,5−ジヒドラジノベンゼンスルホン酸
塩を英重合させることが提案されている。しかしながら
、それらの英重合成分はこの目的のためだけに使用され
る特殊な化合物であり、そのものの製造工程中にはスル
ホソ化という作業環境上あるいは排水公害上問題の多い
プロセスを含むという大きな欠点を有している。本発明
者らは、上記のごとき欠点を生じせしめることなく芳香
族ポリアミドの染色性を向上さすことを目的として鋭意
検討の結果、本発明に到達したものである。
すなわち本発明は、芳香族ジアミンと芳香族ジカルボン
酸ハラィドを反応させて芳香族ポリアミドを製造するに
際し、下記の一般式で示されるスルホン酸塩含有トリア
ジン誘導体を共重合させることを特徴とする塩基性染料
親和性を有する芳香族ポリアミドの製造方法である。
酸ハラィドを反応させて芳香族ポリアミドを製造するに
際し、下記の一般式で示されるスルホン酸塩含有トリア
ジン誘導体を共重合させることを特徴とする塩基性染料
親和性を有する芳香族ポリアミドの製造方法である。
(ただし、R,は水素または炭素数1〜4の1価のァル
キル基を示し、R2はエチレン、1,2ープロピレン、
1,3−プロピレン、未置換もしくは置換の1,4−フ
ェニレン、1,3ーフェニレンなどの2価の有機基を示
し、Mはアルカリまたはアルカリ士類金属を示し、nは
Mがアルカリ金属のときは1、アルカリ士類金属のとき
は2である。
キル基を示し、R2はエチレン、1,2ープロピレン、
1,3−プロピレン、未置換もしくは置換の1,4−フ
ェニレン、1,3ーフェニレンなどの2価の有機基を示
し、Mはアルカリまたはアルカリ士類金属を示し、nは
Mがアルカリ金属のときは1、アルカリ士類金属のとき
は2である。
)本発明において用いられるスルホン酸塩含有トリアジ
ン誘導体は、たとえば特公昭45−21511号公報に
記載されているように塩化シアヌルと相当するアミノス
ルホン酸塩とからショッテンーバウマン反応によって製
造される。
ン誘導体は、たとえば特公昭45−21511号公報に
記載されているように塩化シアヌルと相当するアミノス
ルホン酸塩とからショッテンーバウマン反応によって製
造される。
原料であるアミノスルホン酸としては、たとえばタウリ
ン、N−メチルタウリン、スルフアニル酸、Nーメチル
スルフアニル酸、メタニル酸、N−メチルメタニル酸な
どが好適に用いられるが、とくに好適なものは染料中間
体として用途の多いスルフアニル酸である。これらのも
のは界面活性剤、潤滑剤、染料、助剤などの中間体とし
て商業的規模で製造されているものである。このように
本発明は、原料として大量に商業ベースで製造されてい
るアミノスルホン酸を利用することが特徴の一つである
。本発明において用いられるスルホン酸塩含有トリアジ
ン誘導体におけるアルカリ金属あるいはアルカリ士類金
属(前記一般式におけるM)としては、たとえばリチウ
ム、ナトリウム「カリウム、マグネシウム、カルシウム
、バリウムが用いられるが、極性溶剤への溶解性からみ
てとくにリチウム、ナトリウム、カリウムが好適である
。本発明において用いられるスルホン酸塩含有トリアジ
ン誘導体のトリアジン核に直結する塩素原子は、たとえ
ば有機合成化学協会誌18 53(60)に報告されて
いるとおり、通常のベンゼン核に直結する塩素原子とは
異なり酸塩化物の塩素と同機の挙動を示すことが知られ
ている。
ン、N−メチルタウリン、スルフアニル酸、Nーメチル
スルフアニル酸、メタニル酸、N−メチルメタニル酸な
どが好適に用いられるが、とくに好適なものは染料中間
体として用途の多いスルフアニル酸である。これらのも
のは界面活性剤、潤滑剤、染料、助剤などの中間体とし
て商業的規模で製造されているものである。このように
本発明は、原料として大量に商業ベースで製造されてい
るアミノスルホン酸を利用することが特徴の一つである
。本発明において用いられるスルホン酸塩含有トリアジ
ン誘導体におけるアルカリ金属あるいはアルカリ士類金
属(前記一般式におけるM)としては、たとえばリチウ
ム、ナトリウム「カリウム、マグネシウム、カルシウム
、バリウムが用いられるが、極性溶剤への溶解性からみ
てとくにリチウム、ナトリウム、カリウムが好適である
。本発明において用いられるスルホン酸塩含有トリアジ
ン誘導体のトリアジン核に直結する塩素原子は、たとえ
ば有機合成化学協会誌18 53(60)に報告されて
いるとおり、通常のベンゼン核に直結する塩素原子とは
異なり酸塩化物の塩素と同機の挙動を示すことが知られ
ている。
したがって、このものは芳香族ジアミンと芳香族ジカル
ボン酸クロリドとからの芳香族ポリアミドの形成反応に
おいて2官能性の酸クロリドとして作用し、その結果重
合体にスルホン酸塩基が導入されるので塩基性染料に対
する親和性が付与される。重合反応においては、スルホ
ン酸塩含有トリアジン誘導体は芳香族ジカルボン酸クロ
リドと全く同様に取扱うことができる。
ボン酸クロリドとからの芳香族ポリアミドの形成反応に
おいて2官能性の酸クロリドとして作用し、その結果重
合体にスルホン酸塩基が導入されるので塩基性染料に対
する親和性が付与される。重合反応においては、スルホ
ン酸塩含有トリアジン誘導体は芳香族ジカルボン酸クロ
リドと全く同様に取扱うことができる。
すなわち、磁性有機溶剤、たとえばジメチルホルムアミ
ド、ジメチルアセトアミド、N−メチルピロリトン、テ
トラメチル尿素、ヘキサメチルホスホルアミド、ジメチ
ルスルホキシド、テトラメチレンスルホンなどに芳香族
ジアミンを溶解し、その溶液にこのものを芳香族ジカル
ボン酸クロリドと共に粉末状または小塊状で加え、室温
以下の温度で激しく頚拝するなどの方法を採用すること
ができる。その際、スルホン酸塩含有トリアジン誘導体
は次のような構成単位を形成するものと考えられる。本
発明に用いられるスルホン酸塩含有トリアジン誘導体の
使用量は、目的とする塩基性染料可梁性が発現するに充
分な量にする必要がある。
ド、ジメチルアセトアミド、N−メチルピロリトン、テ
トラメチル尿素、ヘキサメチルホスホルアミド、ジメチ
ルスルホキシド、テトラメチレンスルホンなどに芳香族
ジアミンを溶解し、その溶液にこのものを芳香族ジカル
ボン酸クロリドと共に粉末状または小塊状で加え、室温
以下の温度で激しく頚拝するなどの方法を採用すること
ができる。その際、スルホン酸塩含有トリアジン誘導体
は次のような構成単位を形成するものと考えられる。本
発明に用いられるスルホン酸塩含有トリアジン誘導体の
使用量は、目的とする塩基性染料可梁性が発現するに充
分な量にする必要がある。
これは生成する重合体の構造、結晶性によって左右され
、一般にはp−フェニレン結合が多いほど使用量を多く
し、mーフェニレン結合、異種元素、脂肪族基、側鎖が
入るほど使用量は少なくてよい傾向があるが、通常、全
アミド結合に対し5〜20モル%、とくに7〜8モル%
が好適である。本発明に用いられる芳香族ジアミンとし
ては、たとえばpーフエニレンジアミン、m−フエニレ
ンジアミン、4ーメチルーm−フエニレンジアミン、4
,4Pージアミノジフエニルメタン、4,ページアミノ
ジフエニルエーテル、4,4′ージアミノジフヱニルス
ルホンなどがあげられ、これらは単独あるいは2種以上
混合して使用することができる。
、一般にはp−フェニレン結合が多いほど使用量を多く
し、mーフェニレン結合、異種元素、脂肪族基、側鎖が
入るほど使用量は少なくてよい傾向があるが、通常、全
アミド結合に対し5〜20モル%、とくに7〜8モル%
が好適である。本発明に用いられる芳香族ジアミンとし
ては、たとえばpーフエニレンジアミン、m−フエニレ
ンジアミン、4ーメチルーm−フエニレンジアミン、4
,4Pージアミノジフエニルメタン、4,ページアミノ
ジフエニルエーテル、4,4′ージアミノジフヱニルス
ルホンなどがあげられ、これらは単独あるいは2種以上
混合して使用することができる。
本発明に用いられる芳香族ジカルボン酸クロリドとして
は、たとえばテレフタル酸クロリド、イソフタル酸クロ
リド、4,4′ージアミノジフェニルエーテル、4,4
−ジクロロカルボニルジフエニルなどがあげられ、これ
らは単独あるいは2種以上混合して使用することができ
る。
は、たとえばテレフタル酸クロリド、イソフタル酸クロ
リド、4,4′ージアミノジフェニルエーテル、4,4
−ジクロロカルボニルジフエニルなどがあげられ、これ
らは単独あるいは2種以上混合して使用することができ
る。
本発明の方法を実施するに際し、重合および後処理には
従来公知の方法を採用することができる。
従来公知の方法を採用することができる。
本発明の方法によって得られた塩基性染料に親和性を有
する芳香族ポリアミドは単独で使用することもできるが
、他の普通の芳香族ポリアミドと混合して使用すること
もできる。
する芳香族ポリアミドは単独で使用することもできるが
、他の普通の芳香族ポリアミドと混合して使用すること
もできる。
本発明の方法によって得られた芳香族ポリアミドは、従
来公知の装置および方法により、湿式あるし・は乾式法
で繊維、フィルム、フィブリッドなどに成形することが
できる。
来公知の装置および方法により、湿式あるし・は乾式法
で繊維、フィルム、フィブリッドなどに成形することが
できる。
以下に実施例をあげて本発明をさらに具体的に説明する
。
。
なお、例中の部は重量部を意味し、固有粘度は2500
において95%硫酸中、0.5%の濃度で測定して得た
値である。実施例 1 メタフェニレンジアミン108部を、モレキュラーシー
ブを通して乾燥した150拍部のジメチルァセトアミド
‘こ窒素流通下に溶解したのち0℃に冷却し、ついで容
器壁とのクリアランス5側を有するリボン状の縄洋棒に
より50仇pmの速度でかさまぜながら粉末状のィソフ
タル酸クロリド188.8部および2,4−ジクロルー
6−(pーソジウムスルホフェニルアミノ)−Sートリ
アジン24部を速やかに加えた。
において95%硫酸中、0.5%の濃度で測定して得た
値である。実施例 1 メタフェニレンジアミン108部を、モレキュラーシー
ブを通して乾燥した150拍部のジメチルァセトアミド
‘こ窒素流通下に溶解したのち0℃に冷却し、ついで容
器壁とのクリアランス5側を有するリボン状の縄洋棒に
より50仇pmの速度でかさまぜながら粉末状のィソフ
タル酸クロリド188.8部および2,4−ジクロルー
6−(pーソジウムスルホフェニルアミノ)−Sートリ
アジン24部を速やかに加えた。
反応混合物の温度は途中40ooに達し、極めて粘穂な
水白色の液体となった。1時間後に27.8部の水酸化
リチウムの粉末を加えたところ透明なドープが得られた
。
水白色の液体となった。1時間後に27.8部の水酸化
リチウムの粉末を加えたところ透明なドープが得られた
。
ドープ中の重合体は全アミド結合当り7モル%のスルホ
ン酸基を有するポリアミドであり、その固有粘度は1.
45であった。得られたドープを孔径0.08柳、孔数
500の口金を通して、塩化カルシウム25重量%を含
有する格長100肌の5000に加熱された凝固液中に
息h/分の速度で紡出し、7.5m/分の速度で引取っ
た。
ン酸基を有するポリアミドであり、その固有粘度は1.
45であった。得られたドープを孔径0.08柳、孔数
500の口金を通して、塩化カルシウム25重量%を含
有する格長100肌の5000に加熱された凝固液中に
息h/分の速度で紡出し、7.5m/分の速度で引取っ
た。
引取つた糸条を十分水洗後、9500の温水中で3倍に
延伸し、ついで320qoの熱板に0.2秒間接触させ
て2倍延伸しフィラメントを得た。得られたフィラメン
トの強度、引張り弾性率し伸度はそれぞれ3.ね/d、
4を/d、51%であった。このフィラメントをカセ取
りし、塩基性染料ニチロン・グリ−ン的を用い、染色濃
度3%owf、梁裕PH4.5浴比1:50で煮沸下、
2時間染色したところ、吸尽率は92.7%であり濃緑
色に染色された。
延伸し、ついで320qoの熱板に0.2秒間接触させ
て2倍延伸しフィラメントを得た。得られたフィラメン
トの強度、引張り弾性率し伸度はそれぞれ3.ね/d、
4を/d、51%であった。このフィラメントをカセ取
りし、塩基性染料ニチロン・グリ−ン的を用い、染色濃
度3%owf、梁裕PH4.5浴比1:50で煮沸下、
2時間染色したところ、吸尽率は92.7%であり濃緑
色に染色された。
比較例 1
ィソフタル酸クロリドを203部用い、2,4−ジクロ
ルー6一(pーソジウムスルホフエニルアミノ)−sー
トリアジンを用いなかった他は実施例1と同様にしてフ
ィラメントを得た(重合体の固有粘度は1.61)。
ルー6一(pーソジウムスルホフエニルアミノ)−sー
トリアジンを用いなかった他は実施例1と同様にしてフ
ィラメントを得た(重合体の固有粘度は1.61)。
このものの強度、引張り弾性率、伸度はそれぞれ4.7
g/d、59夕/d、36%であった。また、このフィ
ラメントを実施例1」同一の条件で染色したところ、吸
尽率は0.0%であり、全く染まらなかった。実施例
2 メタフェニレンジアミン108部を、蒸溜精製した含水
率0.03重量%のN−メチルピロリドン1500部に
窒素流通下に溶解したのちドライアイス、メタノールで
−35ooに冷却し、ついで容器壁とのクリアランス5
側を有するリボン状蝿梓棒により50仇pmの速度でか
きまぜながら粉末状のィソフタル産クロリド190.8
部および2,4−ジクロルー6−(pポタシウムスルホ
フエニル)アミノーsートリアジン21.5部を速やか
に加えた。
g/d、59夕/d、36%であった。また、このフィ
ラメントを実施例1」同一の条件で染色したところ、吸
尽率は0.0%であり、全く染まらなかった。実施例
2 メタフェニレンジアミン108部を、蒸溜精製した含水
率0.03重量%のN−メチルピロリドン1500部に
窒素流通下に溶解したのちドライアイス、メタノールで
−35ooに冷却し、ついで容器壁とのクリアランス5
側を有するリボン状蝿梓棒により50仇pmの速度でか
きまぜながら粉末状のィソフタル産クロリド190.8
部および2,4−ジクロルー6−(pポタシウムスルホ
フエニル)アミノーsートリアジン21.5部を速やか
に加えた。
反応混合物の温度は途中4000に達し、極めて粘鋼な
水白色の液体となった。1時間後に74部の水酸化カル
シウムの粉末を加えたところ、均一透明なドープが得ら
れた。
水白色の液体となった。1時間後に74部の水酸化カル
シウムの粉末を加えたところ、均一透明なドープが得ら
れた。
ドーブ中の重合体は全ァミド結合当り6モル%のスルホ
ン酸基を有するポリアミドであり、その固有粘度は1.
55であった。得られたドープを実施例1と全く同様に
して紡糸、延伸し、濃度、引張り弾性率、伸度がそれぞ
れ3.2g/d、48g/g、51%のフィラメントを
得た。
ン酸基を有するポリアミドであり、その固有粘度は1.
55であった。得られたドープを実施例1と全く同様に
して紡糸、延伸し、濃度、引張り弾性率、伸度がそれぞ
れ3.2g/d、48g/g、51%のフィラメントを
得た。
このフィラメントをカセ取りし、塩基性染料ニチロン・
ブラック・ポットを用い、染色濃度5%oM、梁裕PH
4.ふ 浴比1:50で煮沸下、2.即時間染色したと
ころ、吸尽率は90.8%であり、濃黒色に染色された
。
ブラック・ポットを用い、染色濃度5%oM、梁裕PH
4.ふ 浴比1:50で煮沸下、2.即時間染色したと
ころ、吸尽率は90.8%であり、濃黒色に染色された
。
比較例 2
ィソフタル酸クロリドを203部用い、2,4−ジクロ
ルー6一(pーポタシウムスルホフエニルアミノ)−s
−トリアジンを用いなかった他は実施例2と同様にして
フィラメントを得た。
ルー6一(pーポタシウムスルホフエニルアミノ)−s
−トリアジンを用いなかった他は実施例2と同様にして
フィラメントを得た。
(重合体の固有粘度は1.61)。このものの強度、引
張り弾性率、伸度はそれぞれ4.暖/d、4※/d、4
7%であった。
張り弾性率、伸度はそれぞれ4.暖/d、4※/d、4
7%であった。
また、このフィラメントを実施例2と同一の条件で染色
したところ、吸尽率は0.0%であり全く染まらなかつ
た。実施例 3 メタフェニレンジアミン97.2邦およびバラフェニレ
ンジアミン10.8部を、蒸留精製したテトラメチル尿
素140碇部‘こ窒素流通下に溶解したのちドライアイ
ス、メタノールで−40o0に冷却し、ついで容器壁と
のクリアランス5肋を有する2軸のスクリュー型ニーダ
ーPN−5(入江商会製)中で混和しながら、粉末状ィ
ソフタル酸クロリド192.9部および2,4−ジクロ
ル−6−(pーカルシウムスルホフェニルアミノ)−s
ートリアジン18部を速やかに加えた。
したところ、吸尽率は0.0%であり全く染まらなかつ
た。実施例 3 メタフェニレンジアミン97.2邦およびバラフェニレ
ンジアミン10.8部を、蒸留精製したテトラメチル尿
素140碇部‘こ窒素流通下に溶解したのちドライアイ
ス、メタノールで−40o0に冷却し、ついで容器壁と
のクリアランス5肋を有する2軸のスクリュー型ニーダ
ーPN−5(入江商会製)中で混和しながら、粉末状ィ
ソフタル酸クロリド192.9部および2,4−ジクロ
ル−6−(pーカルシウムスルホフェニルアミノ)−s
ートリアジン18部を速やかに加えた。
反応混合物の温度は途中30qCに達し、極めて半占欄
な水白色のドープとなった。1時間後にかきまぜを続け
ながら水100の部を徐々に加えポリマーを析出させ、
炉別、水洗した。
な水白色のドープとなった。1時間後にかきまぜを続け
ながら水100の部を徐々に加えポリマーを析出させ、
炉別、水洗した。
ポリマーは全アミド結合当り5モル%のスルホン酸基を
有し、固有粘度は1.46であった。得られたポリマー
10の部を塩化カルシウム18重量%を含むジメチルア
セトアミドーこ溶解し、50ooに保ちながら孔径0.
08肋、孔数10の口金を通して、長さ2.5mの織糸
筒下部から上部に速度lmノminで流される1300
0の窒素ガス中に垂直下方向に押し出し2仇h/min
の速度で有孔ホピンに巻き取り、流水中で充分水洗した
。
有し、固有粘度は1.46であった。得られたポリマー
10の部を塩化カルシウム18重量%を含むジメチルア
セトアミドーこ溶解し、50ooに保ちながら孔径0.
08肋、孔数10の口金を通して、長さ2.5mの織糸
筒下部から上部に速度lmノminで流される1300
0の窒素ガス中に垂直下方向に押し出し2仇h/min
の速度で有孔ホピンに巻き取り、流水中で充分水洗した
。
ついで33000に加熱された長さ30肌のヒートプレ
ートに接触させて4.2倍に延伸し、強度、引張り弾性
率、伸度がそれぞれ3.聡/d、45g/d、48%の
フィラメントを得た。このフィラメントをカセ取りし「
塩基性染料ダイアクリル・スプラ・レッド$Lを用い、
染色濃度4%owf、梁裕PH4.0、浴比1:50で
煮沸下、2時間染色したところ、吸尽率は93.1%で
あり濃赤色に染色された。
ートに接触させて4.2倍に延伸し、強度、引張り弾性
率、伸度がそれぞれ3.聡/d、45g/d、48%の
フィラメントを得た。このフィラメントをカセ取りし「
塩基性染料ダイアクリル・スプラ・レッド$Lを用い、
染色濃度4%owf、梁裕PH4.0、浴比1:50で
煮沸下、2時間染色したところ、吸尽率は93.1%で
あり濃赤色に染色された。
比較例 3
ィソフタル酸クロリドを203部用い、2,4ージク。
ルー6−(p−カルシウムスルホフエニルアミノ)−s
ートリアジンを用いなかった他は実施例3と同様にして
フィラメントを得た(重合体の固有粘度は1.59)。
このものの強度、引張り弾性率、伸度はそれぞれ4.を
/d、6礎/d、43%であった。また、このフィラメ
ントを実施例3と同一の条件で染色したところ、吸尽率
は0.0%であり全く染まらなかった。実施例 4 メタフエニレンジアミン97.2郡および4,4′−ジ
アミノジフェニルメタン19.8部を、蒸留精製したN
,N′−ジメチルアセトアミド1400部に窒素流通下
に溶解したのちドライアイス、メタノールで−400の
こ冷却し、ついで容器壁とのクリアランス5伽を有する
リボン状の濃伴榛で50仇pmの速度でかさまぜながら
粉末状のィソフタル酸クロリド192.9部および2,
4ージク。
ートリアジンを用いなかった他は実施例3と同様にして
フィラメントを得た(重合体の固有粘度は1.59)。
このものの強度、引張り弾性率、伸度はそれぞれ4.を
/d、6礎/d、43%であった。また、このフィラメ
ントを実施例3と同一の条件で染色したところ、吸尽率
は0.0%であり全く染まらなかった。実施例 4 メタフエニレンジアミン97.2郡および4,4′−ジ
アミノジフェニルメタン19.8部を、蒸留精製したN
,N′−ジメチルアセトアミド1400部に窒素流通下
に溶解したのちドライアイス、メタノールで−400の
こ冷却し、ついで容器壁とのクリアランス5伽を有する
リボン状の濃伴榛で50仇pmの速度でかさまぜながら
粉末状のィソフタル酸クロリド192.9部および2,
4ージク。
ルー6−(8−リチウムスルホエチルアミノ)一s−ト
リアジン14.戊部を速やかに加えた。反応混合物の温
度は途中3800に達し極めて粘稲な水白色のドープと
なった。1時間後にかきまぜを続けながら74部の水酸
化カルシウムの粉末を加えたところ均一透明なドープが
得られた。
リアジン14.戊部を速やかに加えた。反応混合物の温
度は途中3800に達し極めて粘稲な水白色のドープと
なった。1時間後にかきまぜを続けながら74部の水酸
化カルシウムの粉末を加えたところ均一透明なドープが
得られた。
ドープ中の重合体は全アミド結合当り5モル%のスルホ
ン酸基を有するポリアミドであり、固有粘度は1.39
であった。このドープをロダンカルシウムを2.0重量
%含有する擬間浴に紡出した他は実施例1と同様にして
紡糸、延伸し、強度、引張り弾性率、伸度がそれぞれ4
.1g/d、55g/d、49%のフィラメントを得た
。
ン酸基を有するポリアミドであり、固有粘度は1.39
であった。このドープをロダンカルシウムを2.0重量
%含有する擬間浴に紡出した他は実施例1と同様にして
紡糸、延伸し、強度、引張り弾性率、伸度がそれぞれ4
.1g/d、55g/d、49%のフィラメントを得た
。
このフィラメントをカセ取りし、塩基性染料セプロン・
ブルーBを用い、染色濃度3%owf、裕比1:50で
煮沸下、2時間染色したところ、吸尽率は90.6%で
あり濃音色に染色された。
ブルーBを用い、染色濃度3%owf、裕比1:50で
煮沸下、2時間染色したところ、吸尽率は90.6%で
あり濃音色に染色された。
比較例 4ィソフタル酸クロリドを203部用い、2,
4−ジクロル−6一(8−リチウムスルホフエニルアミ
ノ)−s−トリアジンを用いなかった他は実施例4と同
様にしてフィラメントを得た(重合体の固有粘度は1.
59)。
4−ジクロル−6一(8−リチウムスルホフエニルアミ
ノ)−s−トリアジンを用いなかった他は実施例4と同
様にしてフィラメントを得た(重合体の固有粘度は1.
59)。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 芳香族ジアミンと芳香族ジカルボン酸ハライドを反
応させて芳香族ポリアミドを製造するに際し、下記の一
般式で示されるスルホン酸塩含有トリアジン誘導体を共
重合させることを特徴とする塩基性染料親和性を有する
芳香族ポリアミドの製造法。 ▲数式、化学式、表等があります▼ (ただし、R_1は水素または炭素数1〜4の1価の
アルキル基を示し、R_2はエチレン、1,2−プロピ
レン、1,3−プロピレン、未置換もしくは置換の1,
4−フエニレン、1,3−フエニレンなどの2価の有機
基を示し、Mはアルカリまたはアルカリ土類金属を示し
、nはMがアルカリ金属のときは1、アルカリ土類金属
のときは2である。 )
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9644276A JPS6016964B2 (ja) | 1976-08-11 | 1976-08-11 | 塩基性染料親和性を有する芳香族ポリアミドの製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9644276A JPS6016964B2 (ja) | 1976-08-11 | 1976-08-11 | 塩基性染料親和性を有する芳香族ポリアミドの製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5324418A JPS5324418A (en) | 1978-03-07 |
JPS6016964B2 true JPS6016964B2 (ja) | 1985-04-30 |
Family
ID=14165123
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9644276A Expired JPS6016964B2 (ja) | 1976-08-11 | 1976-08-11 | 塩基性染料親和性を有する芳香族ポリアミドの製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6016964B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102070137B1 (ko) * | 2013-12-30 | 2020-01-28 | 코오롱인더스트리 주식회사 | 공중합 아라미드 원착사 및 그의 제조방법 |
WO2023127174A1 (ja) * | 2021-12-29 | 2023-07-06 | Kbセーレン株式会社 | 導電性ポリアミド複合繊維およびそれを用いた繊維構造物 |
-
1976
- 1976-08-11 JP JP9644276A patent/JPS6016964B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5324418A (en) | 1978-03-07 |
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