JPS60167289A - 同軸コネクタジヤツク - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の属する分野〕 本発明は、同軸コネクタジャックに係り、とくに信号の
反射を少ナクシた同軸コネクタジャックに関するもので
ある。

〔従来技術とその問題点〕

一般に高周波回路の配線、長距離広帯域伝送線路などに
用いられる同軸ケーブルは、その取り扱いを容易にする
ために、同軸コネクタプラグや同軸コネクタジャックを
用い、同軸ケーブル相互間を接続するようにしている。

第１図は従来技術の同軸ケーブルの接続のための同軸コ
ネクタジャックＡ、同軸コネクタプラグＢの断面図であ
る。回において、同軸コネクタジャックＡと同軸コネク
タプラグＢは円形の外導体２．４の中心に円形の内導体
６，８を配置し、その内外の両溝体間は、誘電体１０で
絶縁されている構成となっている。

前記同軸コネクタプラグＢの外導体４の接続側には、メ
ネジ部１２が設けられており、同軸コネクタジャックＡ
の外導体２に施されているオネジ部１４との螺合により
、同軸コネクタプラグＢと同軸コネクタジャックＡが接
続されるようになっている。そして、この接続で接触不
良などがおきないように、同軸コネクタジャックＡの内
導体６の接触部１６は、パイプ状で且つスリツク１８が
設けられた構成となっており、この接触部１６と同軸コ
ネクタプラグＢの内導体８の接続側に設けられている突
起部２ｏとが嵌合するようになっている。したがって、
該接触部１６は未嵌合では、すほめられた状態となって
おり、逆に嵌合されたときは、突起部２０の挿入によっ
て広げられた状態となるので、この際の弾性によって内
導体６は突起部２０に確実に圧接され、信号の授受が有
効に行なわれるのである。

このように、同軸コネクタの接続にあっては、接触を確
保するために前記接触部１６にスリツク１８を設ける必
要があるが、一方、高周波回路の配線や長距離広帯域伝
送線路などにおける電気現象は分布定数回路として取り
扱わなくてはならないため、スリヮＩＪ　１８を設けた
ことによる電気的インピーダンスの増大を無視すること
ができなくなる。このため、接続点を境界にして、同軸
コネクタプラグ側の線路と同軸コネクタジャック側の線
路との特性インピーダンスに差異が生じ、従って電圧・
電流に反射現象が起き、信号を鳴動に負荷側に送ること
ができないという著しい不部会を生じていた。

〔発明の目的〕

本発明は、かがる従来技術の有する不都合に鑑みなされ
たものであり、接続点における反射現象を少なくし、信
号を効率よく負荷側に電送することのできる同軸コネク
タジャックを提供することを、その目的とする。

〔発明の概要〕

このため、本発明では、絶縁物を介して中心部に内導体
が装備され、外周部には外導体が設けられた同軸コネク
タジャックにおいて、前記ジャックの接続端部における
前記外導体と内導体相互間の静電容量成分を、同軸電送
路上の他の部分の静電容量よりも大きく設定することに
より、前記目的を達成しようとするものである。

〔発明の実施例〕

以下、本発明の実施例を第２図ないし第５図に基づいて
説明する。

第２図は、本発明の第一実施例を示す同軸コネクタジャ
ックＣの断面図である。図において、同軸コネクタジャ
ックＣは、円形の外導体゛２０の中心に円形の内導体２
２を配置し、その内外両導体間は、誘電体２４で絶縁さ
れている。そして、前記外導体２０には、同軸コネクタ
プラグ（図示せず）と螺合するためのオネジ部２６が設
けられている。一方、前記内導体２２の接続側にある接
触部２８は、他の部分に比べてその直径が大きくなって
おり、該接触部２８の全長にわたってスリツク３０が施
されている。また、該接触部２８は、同軸コネクタプラ
グの内導体の接続側に設けられた突起部と嵌合するよう
にパイプ状に加工されている。

このようＶＣ１接触部２８の直径を他の部分に比べて大
きくするという構成を採用したことにより、接触部２８
と外導体２０との間の静電容量が増すために、この接触
部２８のインピーダンスが減少し、スリツク３０が設け
られたことによるインピーダンスの増加を打ち消すこと
ができるのである。

次に第二実施例を第３図に、第三実施例を第４図に示す
。なお、第一実施例と同様の構成は同符号な用いる。

第３図において、同軸コネクタジャックＤは、接触部２
８に施されているスリツク３０の長さに応じて、外導体
２０の内径な小さくするように構成されている。したが
って、外導体２０と接触部２８との間の静電容量が瑠す
ために該導体間のインピーダンスが減少し、上述と同様
にスリツク３０か施されたことによるインピーダンスの
増加を打ち消すことができるのである。

また、第４図において、同軸コネクタジャックＥは、接
触部２８に施されているスリワリ３０の長さに相当する
部分を、誘電体２４に比べて誘電率の大きい物質３２に
するように構成されている。

したがって、かかる構成により外導体２０と接触部２８
との間の静電容量が増大し、該導体間のインピーダンス
が減少するため、スリワリ３０を設けたことによるイン
ピーダンス増加を打ち消すことが上述の場合と同様に可
能となるのである。

〔発明の効果〕

以上のように、本発明によると絶縁物を介して中心部に
内導体が装備され、外周部には外導体が設けられた同軸
コネクタジャックにおいて、このコネクタジャックの接
続端部ｆおける前記外導体と内導体相互間の静電容量成
分を、同軸電送路上の他の部分の静電容量よりも大きく
設定するという構成を採用したので、同軸コネクタの接
続部において生じていた電圧、電流の反射現象な機械せ
しめ、信号を有効に負荷に送ることのできる同軸コネク
タジャックを提供することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、従来技術における同軸コネクタプラグ、同軸
コネクタジャックを示す部分断面図、第２図は本発明の
第一実施例を示す同軸コイ・フタジャックの部分断面図
、第３図は本発明の第二実施例を示す同軸コネクタジャ
ックの部分断面図、第４図は本発明の第三実施例を示す
同軸コネクタジャックの部分断面図である。 ２０・・・外導体、２２・・・内導体、２４・・・絶縁
体、３２・・・誘電率の大きい絶縁体。 特許出願人　株式会社　東　京　計　器第１図 ２ 第２図 第４図

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）、絶縁物を介して中心部に内導体が装備され、外
   周部には外導体が設けられた同軸コネクタジャックにお
   いて、このコネクタジャックの接続端部における前記外
   導体と内導体相互間の静電容量成分を、同軸電送路上の
   他の部分の静！容量よりも大きく設定したことを特徴と
   する同軸コネクタジャック。
2. （２）、前記コネクタジャックの接続端部における内導
   体の外径を他の同軸電送路部分の外径よりも大きく設定
   したことを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の同軸
   コネクタジャック。
3. （３）、前記コネクタジャックの接続端部における外導
   体の内径を、他の同軸電送路部分の内径よりも大きく設
   定したことを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の同
   軸コネクタジャック。
4. （４）、前記コネクタジャックの接続端部における絶縁
   物を、当該他の同軸−路の絶縁物に比し、誘電率の高い
   材料としたことを特徴とする特許請求の範囲第１項記載
   の同軸コネクタジャック。