JPS60166632A - アルコ−ルの製造法 - Google Patents

アルコ−ルの製造法

Info

Publication number
JPS60166632A
JPS60166632A JP59020762A JP2076284A JPS60166632A JP S60166632 A JPS60166632 A JP S60166632A JP 59020762 A JP59020762 A JP 59020762A JP 2076284 A JP2076284 A JP 2076284A JP S60166632 A JPS60166632 A JP S60166632A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reaction
catalyst
styrene
butene
water
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP59020762A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6363535B2 (ja
Inventor
Yoshiharu Okumura
奥村 義治
Toshihiro Hosokawa
細川 俊裕
Mitsuharu Shiozawa
塩沢 光治
Katsuzo Kaneko
金子 勝三
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tonen General Sekiyu KK
Original Assignee
Toa Nenryo Kogyyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toa Nenryo Kogyyo KK filed Critical Toa Nenryo Kogyyo KK
Priority to JP59020762A priority Critical patent/JPS60166632A/ja
Publication of JPS60166632A publication Critical patent/JPS60166632A/ja
Publication of JPS6363535B2 publication Critical patent/JPS6363535B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/52Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts

Landscapes

  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、オレフィンを水和してアルコールを製造する
方法に関する。
背景技術 従来、プロピレン、n−ブテン等のオレフィンを水和し
て、対応するアルコールを製造する方法において、スル
ホン化されたスチレン−ジビニルベンゼン共重合体等の
陽イオン交換樹脂を触媒として用いる方法は知られてい
る。この触媒は、比較的高い水利活性を示すものの、工
業的に望ましい反応速度を得るために、反応温度を例え
ば120℃以上にすると、スルホン酸基が不可逆的に離
脱したりして、触媒活性を大巾に低下させることになる
。又、離脱したスルホン酸基が装置を腐食させる原因と
なっていた。
この弊害を除くために、スルホン酸型イオン交換樹脂に
ノ・ロゲン原子を導入して、触媒の活性及び寿命を改良
しようとする試みがなされている(特開昭57−151
106号公報、米国特許第3.256.250号明細書
)。しかし、これらの試みは、実質的にスルホン酸型陽
イオン交換樹脂を、塩素ガス等のノ・ロゲンガスで処理
するものであり、それらの方法で調製された触媒は、耐
熱性の改良が充分でなく、水和反応において、スルホン
酸基のみならず、ハロゲン原子の離脱が起り、工業的に
不適であった。
一方、イオン交換樹脂自体の耐久性等を改良する方法も
種々提案されており、例えば耐酸化性を改善するために
予めノ・ロゲンを導入した置換スチレンとジビニルベン
ゼンとを共重合させてハロゲン含有スチレン−ジビニル
ベンゼン共重合体を製造し、次いでスルホン化する方法
(特開昭48−8675号公報)とか、スチレン−ポリ
ビニルベンゼン架橋共重合体を臭素化シ、次いでスルホ
ン化して耐熱性の陽イオン交換樹脂を製造する方法(特
開昭58−80307号公報)等が提案されているが、
いずれもオレフィンの水利反応における挙動は不明であ
った。
発明の開示 発明の目的 本発明の目的は、オレフィンの水和によってアルコール
を製造する方法において、触媒として用いて、活性が高
く、高温においても安定で、寿命の長い陽イオン交換樹
脂を提供することにある。
本発明者らは、スチレン−ジビニルベンゼン共重合体を
ハロゲン化し、次いでスルホン化することにより、芳香
環にハロゲン原子及びスルホン酸基を導入した陽イオン
交換樹脂が、本発明の目的を達成し得ることを見出して
、本発明を完成した。
発明の要旨 すなわち、本発明の要旨は、イオン交換樹脂からなる触
媒の存在下、オレフィンを水利してアルコールを製造す
る方法において、該イオン交換樹脂としてスチレン−ジ
ビニルベンゼン共重合体をハロゲン化し、次いでスルホ
ン化することにより芳香環にノ・ロゲン原子及びスルホ
ン酸基を導入した陽イオン交換樹脂を使用することを特
徴とするアルコールの製造法にある。
陽イオン交換樹脂 本発明において触媒として用いられる陽イオン交換樹脂
(以下、水利触媒という)は、スチレン−ジビニルベン
ゼン共重合体’r:、ハロゲン化し、次いでスルホン化
することによって製造される。
■スチレンージビニルベンゼン共重合体スチレン−ジビ
ニルベンゼン共重合体は、市販品を使用することができ
、又公知の方法で製造したものを用いてもよい。該共重
合体の代表的fi製造法として、スチレンとジビニルベ
ンゼン(以下、DVDという)の混合物を、水中で懸濁
1(合する方法が挙げられる。この際、樹脂を多孔質の
ものにしたり、重合鎖のからまりを調整する目的から、
該混合物にトルエン、エチルベンゼン、n−ヘキサン等
の不活性溶媒や、ポリスチレン等の鎖状高分子化合物を
加えて重合してもよい。
重合は、望ましくはゼラチン、ポリビニルアルコール等
の分散安定剤を含有する水溶液中で、過酸化ベンゾイル
、アゾビスイソブチロニトリル等のラジカル重合開始剤
の存在下、60〜100℃で6〜20時間、水中懸濁重
合を行う、いわゆるパール重合法を用いてもよい。
本発明で用いられるスチレン−DVB共重合体のスチレ
ンとDVBの割合は任意であるが、特にDVBの含有量
が2〜16重量%のものを用いると最も効果的である。
DVBの含有量が2重量係未満では、架橋度が低いため
に、水和触媒が激しく膨潤し、物理的強度と体積当りの
イオン交換能が充分でない。又、DVB含有量が16重
量係を超えると触媒寿命が短かくなるという傾向を示す
■ハロゲン化 スチレン−DVB共重合体のハロゲン化は、該共重合体
を、ハロゲン又はハロゲン含有化合物等のハロゲン化剤
と接触させることによりなされる。ハロゲンとしては、
臭素及び塩素が望ましい。望ましいハロゲン化法は、球
状のゲル若l〜くけ多孔質等の共重合体を、0〜1oo
℃の温度範囲でハロゲン化剤と接触させる方法である。
臭素化の場合は、臭化スルフリル、分子状臭素等の芳香
環を臭素化し得る臭素化剤を用いることができる。塩素
化の場合は、塩化スルフリル、分子状塩素等の塩素化剤
を用いることができる。かかるハロゲン化反応は、通常
2〜20時間で完了する。
導入されるハロゲン原子の量は、存在する芳香環(スチ
レン単位及びDVD単位のベンゼン環に由来する全ての
芳香環)1モルに対して1.0〜2.0モルの範囲が最
も望ましい。ハロゲン導入量がこの範囲よりも少ないと
、触媒寿命が短かくなる傾向があり、又この範囲よりも
多いと、スルホン酸基の導入が困難となり、その結果イ
オン交換能及び触媒活性が低下する傾向がある。ハロゲ
ン原子を該共重合体の芳香環に導入させるために、ハロ
ゲン化反応はイオン反応である必要があり、かかる目的
のために、ハロゲン化反応を、例えば臭化第二鉄、塩化
第二鉄等の、いわゆるルイス酸触媒を用いて行うのが望
ましい。
■スルホン化 ハロゲン化されたスチレン−DVB共重合体のスルホン
化は、該共重合体をジクロルエタン等のハロゲン化炭化
水素で膨潤させ、濃硫酸、三酸化硫黄、クロルスルホン
酸等のスルホン化剤と接触させるととによってなされる
。スルホン化は、通常0〜100℃において、3〜20
時間で完了する。スルホン酸基の導入量は、芳香環(ハ
ロゲン化の場合と同意義)1モルに対して、06〜1.
2モルの範囲が特に望ましい。
このようにして調製された水利触媒が、スルホン化スチ
レン−DVB共重合体をハロゲン化して得られた陽イオ
ン交換樹脂に比べて、特に触媒寿命が大巾に向上するこ
とは驚くべきことであり、その理由は不明であるが、ベ
ンゼン環に対するスルホン酸基とハロゲン原子の置換位
置が異なるとか、置換の均一性や選択性が異なるとかに
よって、そのような結果をもたらすのでないかと推測さ
れる。
オレフィン 本発明で水和し得るオレフィンは、線状、分岐鎖状又は
環状のものであり、末端オレフィン及び内部オレフィン
が含1れる。適当なオレフィンとしては炭素数2〜12
個、好ましくは炭素数2〜8個のモノオレフィンであり
、例えばエチレン、プロピレン、1−ブテン、2−ブテ
ン、イソブチン、ペンテン類、ヘキセン類、ヘプテン類
、オクテン類、シクロブテン、シクロペンテン、シクロ
ヘキセン、メチルシクロペンテン、メチルシクロヘキセ
ン、シクロオクテン、スチレン等が挙げられる。本発明
は、特にエチレン、プロピレン、1−ブテン、2−ブテ
ン、ペンテン類、ヘキセン類、シクロペンテン、シクロ
ヘキセン等の炭素数2〜6個の線状のアルファもしくは
内部モジオレフィン及び環状モノオレフィンの水利に有
利である。上記のオレフィンは混合物でも用いることが
でき、又、非オレフイン化合物、例えばアルカン等との
混合物も使用可能である。
水利方法 本発明は、水利触媒の存在下、オレフィンと水を反応さ
せて、対応するアルコールを製造するものである。水利
反応は、固定床又は流動床に水利触媒を存在させ、回分
的或いは連続的に行なわれる。
オレフィンと水との接触割合は、オレフィン1モル当り
水1〜100モルが適している。反応温度は、通常50
〜300℃であり、特に100〜250℃が望ましい。
反応圧力は、反応系が液相又は気液混相を保つ圧力が望
ま1〜く、通常5〜200 kg7tm”である。又反
応時間は、反応型式が回分式の場合、通常20分〜20
時間であり、連続式の場合通電液時空間速度(riHs
v )が0.1〜b る。
水和反応は、スルホン又はオキシ酸若しくはその誘導体
の存在下行うことができる。ここで用い得るスルホンは
非環状又は環状スルホンである。それらを例示すると、
非環状スルポンとしては、ジメチルスルホン、ジエチル
スルホン、メチルエチルスルホン、シフチルスルホン、
シフチルスルホン、ジビニルスルホン、スルホナール、
トリオナール等が環状スルポンとしては、スルホラン、
アルキル置換スルホラン、例えば2−メチルスルホラン
、3−メチルスルポラン、3−7’ロビルスルホラン、
3−ブチルスルホラン、2−メチル−4−ブチルスルポ
ラン等の他3−スルホレン等が挙げられる。これらのス
ルホンは常温で固体状のものが多く、通常は水に溶解し
て用いられるが、場合によってはメタノール、エタノー
ル等の低級アルコール或゛は水和反応の目的物たるアル
コールに溶解して用いてもよい。又、上記のスルホンは
二種以上用いてもよい。
オキシ酸としては、例えば、オキシ酢酸、乳酸、5−オ
キシプロピオン酸、β、β、β−トリクロル乳酸、オキ
シビバル酸、γ−オキシ酪酸等が挙げられる。又、オキ
シ酸の誘導体としては、その代表的なものとして、オキ
シ酸の自己縮合体テするラクトンが好ましいが、オキシ
酸のエステルも使用し得る。ラクトンを例示すると、β
−プロピオラクトン、β、β−ジメチルプロピオラクト
ン、γ−ブチロラクトン、γ−バレロラクトン、δ−バ
レロラクトン、ジグリコリド、ラクチド等が挙げられ、
オキシ酸のエステルを例示するとグリコール酸メチルエ
ステル、グリコール酸エチルエステル等が挙げられる。
これらのオキシ酸又はその誘導体は、通常水に溶解して
用いられるが、場合によってはメタノール、エタノール
等の低級アルコール或いは水和反応の目的物たるアルコ
ールに溶解して用いてもよい。又、上記のオキシ酸又は
その誘導体は二種以上用いてもよい。
スルホン又はオキシ酸若しくはその誘導体は、通常水に
溶解して用いられるが、その場合の両者の使用割合は、
水1容量部当りスルホン又はオキシ酸若しくはその誘導
体0.2〜30容量部、好ましくは1〜20容量部であ
る。
この水利反応により、オレフィンは水利されて対応する
アルコールになるが、本発明はプロピレンからインプロ
パツール、1−ブテン及び/又は2−ブテンから第二級
ブタノールを製造するのに特に有用である。
発明の効果 本発明は、■従来公知のスルホン化スチレン−DVB共
重合体、或いは該共重合体をハロゲン化して得たイオン
交換樹脂を触媒とした水和方法に比べて、水利触媒の高
温における安定性がよく、触媒寿命が長く、かつ高活性
で目的とするアルコールを製造することができ、■水利
反応中に、水利触媒から離脱するスルホン酸基や、ハロ
ゲン原子の量が少なく、従って装置の腐食を低減するこ
とができる等の効果を有している。
実施例 以下、本発明を具体例により詳細に説明する。
なお、例におけるチは断らない限りモル基準である。
実施例1 水利触媒の調製 8重量%のDVBを含有し、比表面積35m2/りのス
チレン−DVB共重合体5ofを、ジクロルエタン32
0 t(fC室温で2時間浸し、共重合体を充分膨潤さ
せた。次いで、塩化第二鉄工〇1を加え、温度を20C
以下に保ちながら、臭素100tを徐々に添加した。添
加終了後、0℃にて10時間攪拌を続けた後、共重合体
を炉別し、メタノールと脱塩水で充分洗浄し、120℃
で8時間乾燥した。
こうして得た臭素化された共重合体50Fに、ジクロル
エタン25ofを加え、充分に膨潤させた後、30重量
係の発煙硫酸300rを加え、30℃で12時間反応さ
せた。反応終了後、多量の水を加え、加熱してジクロI
エタンを留去した。次に、共重合体を希塩酸と脱塩水で
充分洗浄して、水利触媒を調製した。元素分析の結果、
臭素の導入率は芳香環当り120%(芳香環1モルに対
して臭素原子1.2モル)、スルホン酸基の導入率は芳
香環当り99%(芳香環1モルに対して099モル)で
あった。
水利反応 上記のようにして得られた水利触媒20II+7!をス
テンレス製反応管(内径1.5 crn)に充填し、反
応圧力フ 0197cm” ・G 、反応温度j60’
cに保ちながら、1−ブテン(液体)と水を、1時間当
りそれぞれ30m1及び6oIII10速度で連続的に
供給した。反応開始24時間後において、1−ブテンの
転化率は11.1%、セカンダリ−ブタノール(以下、
SBAという)への選択率は996係であり、極く機素
のジセヵンダリープチルエーテルとオクテンの生成が認
められた。
又、反応開始j000時間後では、1−ブテンの転化率
は10.8%、SBAへの選択率は9″16チであった
。1000時間使用後の水利触媒を元素分析した結果、
当初導入されたスルホン酸基及び臭素原子のそれぞれ5
qb及び2係が離脱していることが判った。
比較例1 実施例1の水利触媒の調製時において、臭素化処理を行
なわない以外は、実施例1と同様にして、スルホン化ス
チレン−DVB共重合体を調製した。元素分析の結果、
スルホン酸基の芳香環への導入率は、芳香環当り100
チであった。
このようにして得たハロゲンを含まないスルホン化スチ
レン−DVB共重合体を用いて、実施例1と同様にして
、1−ブテンの水和反応を行った。反応開始24時間後
において、1−ブテンの転化率は11.2%、SBAへ
の選択率は9a7%であった。反応開始1000時間後
では、1−ブテンの転化率は2.4%へ低下し、SBA
への選択率は995%であり、当初導入されたスルホン
酸基の76%が離脱していた。
比較例2 比較例1と同一の方法で製造したスルホン化スチレン−
DVB共重合体(スルホン酸基の芳香環当りの導入率1
00%)150m/に、脱塩水200−を加え、50℃
に加熱した。次いで、5時間にわたり、塩素ガス30f
を吹き込んだ。
共重合体を戸別して、脱塩水で充分に洗浄した。
元素分析の結果、塩素の導入率は、芳香環当り115チ
であった。
このようにして得た塩素化されたスルホン化スチレン−
I)VB共重合体を用いて実施例1と同様にして1−ブ
テンの水和反応を行った。反応開始24時間後では、1
−ブテンの転化率は11.0%、SBAへの選択率は9
7.0係であった。又、反応開始1000時間後におい
ては、1−ブテンの転化率は4.8%、SBAへの選択
率F199.1%であり、当初導入されたスルホン酸基
の49%、塩素原子の42%がそれぞれ離脱していた。
比較例3 比較例2におけるスルホン化スチレン−DVB共重合体
を塩素化するために用いた塩素ガス30fの代わシに臭
素100fを用いた以外は、比較例2と同様にして、臭
素化されたスルホン化スチレン−DVB共重合体を調製
した。
元素分析の結果、臭素の導入率は、芳香環当り124%
であった。
上記のようにして調製された共重合体を用いて、実施例
1と同様にして1−ブテンの水和反応を行った。反応開
始24時間後では、1−ブテンの転化率は11.1%、
SBAへの選択率は97、3 %であった。又、反応開
始1000時間後においては、1−ブテンの転化率は6
0係、SBAへの選択率は98.5%であり、当初導入
されたスルホン酸基の45%、臭素原子の34チがそれ
ぞれ離脱していた。
実施例2 実施例1の水利触媒の調製において、エチレン−DVB
共重合体を臭素化するために、100タの臭素を添加し
て10時間攪拌する代わりに、塩素ガス30fを5時間
にわたって吹き込む以外は、実施例1と同様にして水利
触媒を調製した。塩素の導入率は、芳香環当り128%
であり、スルホン酸基の導入率は、芳香環当り99チで
あった。
このようKして調製した水利触媒を用いて、実施例1と
同様にして、1−ブテンの水和反応を行った。反応開始
24時間後における1−ブテンの転化率は、11.3%
、SBAへの選択率は99.2%であった。又、反応開
始1000時間後では、1−ブテンの転化率は10.8
%、SBAへの選択率は995係であり、水利触媒の元
素分析により、当初導入されたスルホン酸基の7チ、塩
素原子の5%がそれぞれ離脱していることが判った。
実施例3〜12 実施例1又は実施例2の水利触媒の調製において、ハロ
ゲン化工程における臭素又は塩素ガスの使用量を変える
以外は、実施例1又は実施例2と同一の方法で、第1表
に示すハロゲン及びスルホン酸基導入率を有する各種の
水利触媒を調製した。それらの水利触媒を用いて、実施
例1と同様にして1−ブテンの水和反応を行った。それ
らの結果を第1表に示した。
第 1 時間子 3 59 0 100 11.2 97゜4 0 72
 100 11.0 9&5 0 95 100 11
.1 9B6 112 0 100 11.3 99゜
7 0 140 96 11.1 99゜8 158 
0 90 10.9 99゜9 0 181 B2 1
0.5 9910 205 0 69 8.0 99゜
11 229 0 61 7.3 99゜12 0 2
38 52 6.4 99゜一つCQ− 乏 反応開始1000時間後 8 7、8 99.6 31 2 0 8.2 99.4 23 5 3 95 99.5 14 4 5 10.9 99.7 B 2 5 10.8 99.5 6 6 6 11:L699.6 6 3 7 10.2 99.6 7 B S 7.5 99.6 6 10 S 7.0 99.7 6 10 6.1 99.6 8 18 ン1) 実施例13〜18 実施例1又は実施例2の水和触媒の調製において、DV
B含有量の異った各種のスチレン−DVB共重合体を用
い、かつハロゲン化剤の使用量を変える以外は、実施例
1又は実施例2と同様にして、各種の水和触媒を調製し
た。それらの水利触媒を用い、実施例1と同様にして1
−ブテンの水利反応を行った。それらの結果を第2表に
示した。
実施例19 実施例1の水利反応において、反応温度を170℃とし
、かつ1−ブテンと水の供給速度をそれぞれ1時間当り
、4〇−及び80−とする以外は、実施例1と同様にし
て1−ブテンの水和反応を行った。その結果を第3表に
示した。
実施例20 実施例2の水利反応において、反応温度を150℃とし
、かつ1−ブテン及び水の供給速度をそれぞれ1時間当
シ、2〇−及び4011!7!とする以外は、実施例2
と同様にして1−ブテンの水和反応を行った。その結果
を第3表に示した。
実施例21 実施例1の水利反応において、1−ブテンの代わ沙にト
ランス−2−ブテンを用いる以外は、実施例1と同様に
して水利反応を行った。その結果を第3表に示した。
実施例22 実施例2の水和反応において、1−ブテンの代わりに、
1−ブテン(25%)、)ランス−2−ブテン(40チ
)、シス−2−ブテン(15%)及びブタン(20%)
からなる混合物を用いる以外は、実施例2と同様にして
水利反応を行った。その結果を第3表に示した。
実施例23 実施例14で用いた水和触媒20−を用いて、50kg
/6nz−Gの圧力下で、1−ブテン、水及びスルホラ
ンを、それぞれ1時間当り15−16−及び24献の速
度で供給しながら、150℃で水利反応を行った。その
結果を第3表に示した。
実施例24 実施例15で用いた水和触媒20II+7!を用いて、
70 kg/crn2+ Gの圧力下で、トランy、−
2−フテン、水及び3−メチルスルホランを、それぞれ
1時間当り20m/!、10m及び30−の速度で供給
しながら、160℃で水利反応を行った。
その結果を第3表に示した。
実施例25 実施例16で用いた水利触媒20m/!を用いて、40
 kg/1M”・Gの圧力下で、1−ブテン、水及びγ
−ブチロラクトンを、それぞれ1時間当シ15g+/、
10−及び20−の速度で供給しt:から、150℃で
水利反応を行った。その結果を第3表に示した。
実施例26 実施例17で用いた水利触媒20−を用いて、40 k
g/αR−Gの圧力下で、シス−2−ブテン及びγ−オ
キシ酪酸水溶液(60重量%溶液)を、それぞれ1時間
当り7d及び13sdの速度で供給しながら、140℃
で水利反応を行った。
その結果を第3表に示した。
実施例27〜29 実施例1の水利反応において、1−ブテンをプロピレン
、1−ペンテン又ハシクロペンテンに変える以外は、実
施例1と同様にして水和方法を行った。それらの結果を
第4表に示した。
比較例4〜6 比較例2の水利反応において、1−ブテンをプロピレン
、1−ペンテン又はシクロペンテンに変える以外は、比
較例2と同様にして水和反応を行った。それらの結果を
第4表に示した。
(ハ) 971−

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1) イオン交換樹翫脂からなる触媒の存在下、オレ
    フィンを水和してアルコールを製造する方法において、
    該イオン交換樹脂としてスチレン−ジビニルベンゼン共
    重合体をハロゲン化し、次いでスルホン化することによ
    り芳香環にハロゲン原子及びスルホン酸基を導入した陽
    イオン交換樹脂を使用することを特徴とするアルコール
    の製造法。
  2. (2) スチレン−ジビニルベンゼン共重合体中のジビ
    ニルベンゼン含有量が2〜16重量係である特許請求の
    範囲第(1)項記載の方法。
  3. (3)陽イオン交換樹脂中のハロゲン原子導入量が該イ
    オン交換樹脂中の芳香環1モル当り1.0〜2.0モル
    である特許請求の範囲(1)項又け(2)項記載の方法
  4. (4) ハロゲン原子が塩素又は臭素である特許請求の
    範囲(1)項〜(3)項のいずれかに記載の方法。
  5. (5)水利反応を溶媒の存在下で行なう特許請求の範囲
    (1)項〜(4)項のいずれかに記載の方法。
  6. (6)溶媒がスルホン又はオキシ酸若しくはその誘導体
    である特許請求の範囲(5)項記載の方法。
JP59020762A 1984-02-09 1984-02-09 アルコ−ルの製造法 Granted JPS60166632A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59020762A JPS60166632A (ja) 1984-02-09 1984-02-09 アルコ−ルの製造法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59020762A JPS60166632A (ja) 1984-02-09 1984-02-09 アルコ−ルの製造法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60166632A true JPS60166632A (ja) 1985-08-29
JPS6363535B2 JPS6363535B2 (ja) 1988-12-07

Family

ID=12036191

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP59020762A Granted JPS60166632A (ja) 1984-02-09 1984-02-09 アルコ−ルの製造法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS60166632A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1531000A1 (en) * 2003-11-13 2005-05-18 Rohm and Haas Company Catalytic reactions using thermally stable resins
JP2007153762A (ja) * 2005-12-01 2007-06-21 Nippon Oil Corp オレフィンの水和方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5880307A (ja) * 1981-11-06 1983-05-14 Mitsubishi Chem Ind Ltd 耐熱性陽イオン交換樹脂の製造法

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5880307A (ja) * 1981-11-06 1983-05-14 Mitsubishi Chem Ind Ltd 耐熱性陽イオン交換樹脂の製造法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1531000A1 (en) * 2003-11-13 2005-05-18 Rohm and Haas Company Catalytic reactions using thermally stable resins
JP2007153762A (ja) * 2005-12-01 2007-06-21 Nippon Oil Corp オレフィンの水和方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6363535B2 (ja) 1988-12-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5315033A (en) Ester hydrolysis
US3326866A (en) Sulfonated resin catalyst with enhanced activity
US2813908A (en) Hydration of olefins with ion exchange resins catalyst
US4340769A (en) Process for the continuous production of lower aliphatic alcohols
CA1124947A (en) Process for the manufacture of brominated products of polystyrene
JP2001524027A (ja) ペンダントフルオロアルキルスルホン酸又はフルオロ、パーフルオロアルキルスルホン酸基を持つナノスケールの固体超酸触媒
JPS60166632A (ja) アルコ−ルの製造法
US2746938A (en) Sulfonated methylbenzene-halogenated hydrocarbon condensation products as cation exchange resins
EP1479665A1 (en) Methods, systems and catalysts for the hydration of olefins
US3206445A (en) Vinyl aromatic sulfonate polymerization process and product
JPH074532B2 (ja) 触媒用スルホン酸型陽イオン交換樹脂
EP0579153B1 (en) Process for producing tertiary alcohols
CN104591957B (zh) 一种1,2-二溴六氟丙烷的制备方法
DE3544210A1 (de) Starksaure kationenaustauscher, verfahren zu ihrer herstellung und ihre verwendung
JP3757969B2 (ja) 第3級アルコールの製造法
JP6568426B2 (ja) ビス(2−ハロエチル)ベンゼンスルホン酸又はその塩、及びその製造方法、並びにビス(2−ハロエチル)ベンゼンスルホン酸を前駆体とするジビニルベンゼンスルホン酸又はその塩の製造方法
US2731426A (en) Sulfonated copolymers of dicyclopentadiene and maleic anhydride which are cross-linked by sulfone groups and have cation-adsorbing properties
JPS6144849B2 (ja)
JP3508164B2 (ja) 第3級アルコールの製造法及びその触媒の製造法
JPH0251412B2 (ja)
JPS5880307A (ja) 耐熱性陽イオン交換樹脂の製造法
EP1574252B1 (en) Methods, systems and catalysts for use in flow reactors
EP0240324B1 (en) Process for preparing a catalyst component for use in a propylene polymerization catalyst
JP2729258B2 (ja) 低分子量のスチレン系重合体の製造方法
SU545638A1 (ru) Способ получени щелочных солей -сульфоэтилового эфира метакриловой кислоты