JPS6016060Y2 - コネクタ封印装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、無線通信機のコネクタ封印装置に係るもので
ある。

従来、業務用電話装置における簡易無線局用の装置は、
改造できないように封印をするよう電波法で規定されて
いる。

このことは、本体と操作部とを分離し、ケーブルで結ん
だリモコンタイプであっても類にもれず、この種のもの
で、丸型コネクタを使ってケーブルを結合するものでは
、コネクタ部分での封印の良い方法がないため、コネク
タ部分を本体ケースの中に入れているのが現状である。

従って、この場合には、修理の時等、本体とリモコン部
とを切り離すためには、その都度本体の封印を破って、
ケースを外し、コネクタを外さなければならない。

また、装置をモービル等に取付ける作業のときも、同時
であり、手数が甚だしい。

本考案は、斯る従来の欠点を除去するものである。

以下、図示の実施例について説明する。

図示のものは、リモコンケーブル３の先端に、締付は用
の螺環５を回転自在に保持した丸型コネクタ４を設け、
通信機本体１の前面にコネクタ４を受ける螺溝付きジャ
ック２を設けると共に、該ジャック２の両脇でねじ孔９
ａ、９ｂを設けて、該ねじ孔９ａｐ９ｂを以って封印用
ボックス６を皿ビス８ａ、８ｂでビス止めしている。

上記封印用ボックス６は、左右に半割りした二体６ａｖ
６ｈから戒り、奥行き、幅、高さを丸型コネクタ４の螺
環５が収容できるものとし、背部を開放している。

また、前壁において、二体６ａ、６ｂに、半割り部分か
ら側方に入込む対の半円形の切欠７ａｔ７ｂを設けて、
これにより組合わせ状態で円形の窓孔７となるようにし
、該窓孔７が丸型コネクタ４に嵌り且っ螺環５に係合す
るようにし、窓孔７の上下で二体６ａｙ６ｂ相互に連結
孔１４ａ、１４ｂを且つこれに対応させて該連結孔に係
合の鉤形の連結片１５ａ、１５ｂを各設けている。

更に、二体６ａ、６ｂから側方に取付は用フランジｌｌ
ａ、ｌｌｂを各突設し、該フランジに本体１の前記ねじ
孔９ａ、９ｂと対応させて透孔１２ａ、１２ｂを穿設し
て、これの前面側を皿に座ぐっている。

上記丸型コネクタ４は、主体において、段差４９口のあ
る小径部ハを設けて、螺環５を該部に回転自在に抜は止
め係合させている。

而して、丸型コネクタ４をジャック２へ差込み、螺環５
を螺着締付けし、封印用ボックス６を二律６ａｙ６ｂに
おいて組合わせ、連結して、前述のようにビス止めし、
窓孔７を螺環５に係合させると共に、螺環５をボックス
内に包み込み、そのビス止めの皿ビス８ａ＋８ｂの上か
ら封印ラベル１０ａ、１０ｂを貼着している。

本考案によれば、従来直接封印し難い丸型コネクタを簡
単に封印でき、本体ケース中にコネクタを入れる必要が
ない。

従って、取付は時や修理の際に、本体ケースを外すこと
なく簡単にリモコン部分を切り離すことができ、その後
の結合及び封印も極めて簡単に行え、手数を大幅に低減
できる。

また、本体内のコネクタベースが不要になり簡潔となる
。

更に、封印用ボックス６は、半割り二律から戊り、コネ
クタ４の螺環５等を十分包み込み且つ係止するので、コ
ネクタ４とジャック２の結合を外力から保護でき、外観
もよい。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の実施例で、第１図は斜視図、第２図は分
離斜視図、第３図はコネクタの一部截断拡大側面図であ
る。 １・・・・・・本体、２・・・・・・ジャック、３・・
・・・・ケーブル、４・・・・・・コネクタ、５・・・
・・・螺環、６・・・・・・封印用ボックス、７・・・
・・・窓孔、？ａ、７ｂ・・・・・・切欠、８ａｔ８ｂ
・・・・・・皿ビス、９ａ、９ｂ・・・・・・ねじ孔、
１０ａ、１０ｂ・・・・・・封印ラベル。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. リモコンケーブル３の先端にコネクタ４を設け、通信機
   等本体１の前面にコネクタ４を受けるジャック２を設け
   、また半割り二体６ａ、６ｂの組合わせから戒りその相
   互の前壁に切欠７ａ、７ｂを設けて組合わせに伴い窓孔
   ７となるようにした封印用ボックス６を設け、該封印用
   ボックス６をジャック２に差込まれたコネクタ４に上記
   窓孔７を以て係合して本体１にビス止めし、該ビス止め
   の上から封印ラベル１０ａ、１０ｂを貼着したことを特
   徴とするコネクタ封印装置。