JPS6014866A - 前立線肥大による尿道障害治療用尿道拡大筒 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は男子が老齢となると強弱の差はあるがほとん
どの人がかかる前立腺肥大症による尿道障害の治療方法
と、この治療方法に使用する尿道拡大筒に関する。

前立腺肥大は、はとんどの老人男子の悩みであり、前立
線肥大により尿道口近くにおいて尿道を圧迫し・挟持す
るため、尿の放出が不自由となって小便の度数が多くな
り、ひいては膀胱を害し、常時漏尿といったような仕末
の悪い結果となるものである。

現在の前立腺肥大の治療方法としては薬物による肥大の
抑制か、症状が重くなれば手術するといった方法しかな
いのであるが、このような治療方法によっても完治する
ことは期待できず、老齢化とともに症状も進行して悪化
するものである。

この発クツは避は難い前立腺肥大症による尿道挟持を、
尿道拡大筒を挿入して装着することにより、阻止しよう
とするものである。

すなわち、円筒の周囲に多数の穴を有する尿道拡大筒を
人体に害をおよぼさない材料、たとえばニューセラミッ
クの如きもので製作して、適当な挿入具を用いて男根先
端の外尿道口より挿入して尿道口に近い前立腺部の挟持
された尿道に装着することにより、前立腺肥大による尿
道の挟持部を拡大して、尿の排出を容易にする前立線肥
大による尿道障害の治療方法であり、また前記の、ニュ
ーセラミックの如き人体に害をおよぼさず、腐蝕せず十
分な強度を持った材料で製作し、円筒の周囲に多数の穴
を設けたものの、少なくとも外周と両端部は角部のない
滑らかなものとした、前立線肥大による尿道障害治療用
の尿道拡大筒である。

以下、図面にもとづいて一実施例を説明する。

第１図は正常な前立腺を示す図であって、前立線（１）
は膀胱（２）に隣接して尿道口（３）の近くに位置し＼
精のう（４）および精管（５）が連結されている。

この前立線（１）が老齢化すると肥大するので尿道口（
３）に近い尿道（６）を圧迫して尿の排出を阻害する。

そうすると自然膀胱の中に尿がたまって膀胱が膨張し、
いつも尿意をもよほすにもかかわらず放尿できない状態
となり、遂には無意識のうちにチビリチビリと漏尿する
状態となる。

このような前立腺肥大による尿道障害を治療するために
、挟持された尿道（６）に円筒状の尿道拡大筒（８）を
挿入して装着するものである。

尿道拡大筒（８）は外周に精液を通すための多数の穴（
８ａ）をあけるか、網状に製作され、少なくとも外周お
よび両端部には角がなく滑らかに製作して、挿入時尿道
を傷つけないようにするとともに、両端は僅かに内向に
絞って挿入を容易にするとともに挿入具（９）の掛は縁
（８ｂ）が形成されている。

挿入具（９）の−例として第２図に示したものは尿道拡
大筒（８）の外径とほぼ等しい外径を持つ外筒（９ａ）
の中心部に内筒（９ｂ）が装着されて、内筒（９ｂ）の
先端にほぼ円弧状全した２本の掛止具（９ｃ）をＸ字形
に組み合わせ、その中央部の交点（９ｄ）を枢支し、一
方の両端に紐（９ｅ）を取り付け、この紐（９ｅ）は内
筒（９ｂ）内を通って外筒（９ａ）の後端に出してあり
、この紐（９ｅ）を引くと交点（９ｄ）を中心にＸ字形
に組み合わせた掛止具（９ｃ）の先端が開いて、前記尿
道拡大筒（８ンの端部の掛は縁（８ｂ）の内側に引っ掛
り尿道拡大筒（８）を挿入具（９）の外筒（９ａ）の先
端に当てて止められる。

この外筒（９ａ）および内筒（９ｂ）は可撓性があり、
しかも必要な強度を持ったプラスチックパイプのような
ものが使われる。

こうして挿入具（９）の先端に尿道拡大筒（８）を止め
て男根先端の外尿道口（７）から尿道（６）に挿入し、
前立線肥大によって挟持された前立線（１）部分の尿道
（６ンに達すると紐（９ｅ）を緩めて先端のＸ状に組み
合わせた掛止具（９Ｃ）の先端の拡がりを第３図に示す
如く狭めて尿道拡大筒（８）から外し、挿入具（９）を
υ１き抜けば、尿道拡大筒（８）だけが尿道口（３）の
近くの前立線（１）部分の尿道（６）内に残って、挟持
した尿道（６）を拡大するものである。

こうすると前立線（１）が肥大しても尿道（６ンを挟持
することがなくて、小便は尿道拡大筒（８）の中を通っ
て快適に通じるようになる。

尚この尿道拡大筒（８）を装着しても、尿道Ｇま挿入部
以外の処で括約筋が作用して平素＆ま尿道を閉じている
ので支障はない。

また尿道拡大筒（８）および挿入具（９）の大きさ＆ま
大小数種類を製作して、各人の尿道の大きさや前立線肥
大症状に合わせて適当なものを選んで使用するようにす
れば好都合である。

若し、尿道拡大筒（８ンを取り出す必要がある時は、挿
入具（９）を挿入時と逆の使い方で外尿道口（７）から
取り出すことができる。

この発明は以上説明した通りであるから、前立腺肥大に
よ′る尿道障害を極めて簡単な方法で治療することがで
き、しかも治療費も安価であり、治療効果は永続的に維
持できるので、あまねく男性老齢者に大きな福音をもた
らすものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は正常な前立腺の状態を示す図、第２図は尿道挟
持部に尿道拡大筒を挿入する状態を例示する部分拡大断
面図、第３図は挿入具を外す状態を示す局部図、第４図
は尿道拡大筒の一例を示す斜視図である。 １・・・前立線　２・・・膀胱 ３・・・尿道口　４・・・精のう ５・・・精管　６・・・尿道 ７・・・外尿道口　８・・・尿道拡大筒８ａ・・・穴　
９・・・挿入具 第１図 第２図

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）　円筒の周囲に多数の穴を有する尿道拡大筒を、
   外尿道口より挿入して尿道口に近い前立腺部の挟持され
   た尿道に装着することによって、前立線肥大による尿道
   の挟持部を拡大することを特徴とする、前立線肥大によ
   る尿道障害の治療方法。
2. （２）人体に害をおよぼさない材料をもって製作し、円
   筒の周囲に多数の穴を設けたものの、少なくとも外周と
   両端部は角部のない滑らかなものとしたことを特徴とす
   る、前立腺肥大による尿道障害治療用尿道拡大筒。