JPS6014160Y2 - 銃の夜間照準装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、熱間及び照星により照準する形式の銃の夜間
照準装置に関するものである。

銃の照準装置には種々の形式のものがあるが、熱間及び
照星により照準する形式のものは、洞窟、地下、夜間等
暗い処（本願では夜間と略称する）では、熱間及び照星
が見えない為に照準出来ないか、甚だ困難な場合がある
。

本考案は、かかる欠点を解決し、夜間に於ても照準し得
る如くするものである。

第１図は銃の一例の正面図である。

銃身１の先端上部に照星２が取付けられ、手許に近く熱
間３が取付けられている。

第２図ａは第１図に於ける照星部分の拡大した右側面図
、第２図すは同じく熱間部分の拡大した右側面図、第２
図Ｃは同じく照準時の両者の関係位置を示す図である。

通例、熱間及び照星は銃と略同−金属で造られ、太陽光
線を反射しない様黒色仕上げさ、れている。

従って、夜間に於ては熱間及び照星が見え難く、照準が
不可能或いは困難となり、射撃が不正確になる欠点があ
る。

第３図は、本考案の一実施例を取付けた銃の正面図であ
る。

繊維４の一端を、その端面が照準時に於ける射撃手の目
の方向に向く様にして照星５の頂部に取付ける。

同様にして、他の繊維７の一端を熱間６のＶ５Ｉの両角
に各各取付ける。

これら各繊維４及び７の他端を銃８の側部に取付ける。

第４図ａは繊維４を取付けた照星５の拡大正面図、同図
すは同右側面図、第５図ａは繊維７を取付けた熱間６の
拡大正面図、同図すは同右側面図、第６図は照準時の両
者の関係を示す図である。

繊維４及び７は、ガラス、合成樹脂等で作られた光を透
過する繊維であり、単繊維或いは複数の繊維で構威され
たものである。

第７図に示す如く、繊維内を通る光を側方へ逃さぬ為及
び繊維を保護する為に、−重或いは二重等に被覆９，１
０を施す。

銃の側部に取付けた繊維４及び７の端部に面して発光体
１１を位置させると、発光体１１の光が繊維を通って熱
間及び照星に至り、繊維の端部が光って見えるので、第
６図に示す如く射撃手は夜間に於ても照準が可能となり
、射撃することが出来る。

発光体１１は、電池により電球を点灯する形式のもの、
液晶を利用したもの等を銃に内蔵する如く構威し、或い
は側部に取付け、又は懐中電灯等を利用する様にしても
よい。

取付ける位置は必ずしも銃の側部とは限らず、下部、銃
把等操作に便利な処に設け、点滅スイッチを設けておく
とよい。

又、繊維は銃の外部に取付けても、発光体と共に内装し
てもよい。

第８図或いは第９図に示す如く、繊維の端部を照星及び
熱間に広範囲に配することも出来る。

第８図及び９図で、ａは照星、ｂは熱間であり、黒色部
分が繊維を配した箇所である。

上述の如く、本考案による時は夜間に於ける照準が容易
、正確となり、利する処大と考える。

【図面の簡単な説明】

第１図は銃の一例の正面図、第２図ａは第１図に於ける
照星部分の拡大した右側面図、同図すは同じく熱間部分
の拡大した右側面図、同図Ｃは照準時の両者の関係位置
を示す図、第３図は本考案の一実施例を取付けた銃の正
面図、第４図ａ、 ｂは各々第３図に於ける照星の拡大
正面図及び右側面図、第５図ａ、 ｂは同熱間の拡大正
面図及び右側面図、第６図は同照準時の両者の関係を示
す図、第７図は繊維の拡大縦断面図、第８図及び第９図
は他の実施例の照星及び熱間を示す。 図に於て各符号は次のものを示す。 １・・・・・・銃身、２・・・・・・照星、３・・・・
・・熱間、４・・・・・・繊維、５・・・・・・照星、
６・・・・・・熱間、７・・・・・・繊維、８・・・・
・・銃、９・・・・・・被覆、１０・・・・・・被覆、
１１・・・・・・発光体。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 熱間照星照準式の銃に於て、光を透過する繊維の一端を
   発光体からの光を受ける位置に取付け、他端を各々熱間
   及び照星に取付けたことを特徴とする銃の夜間照準装置
   。