JPS601392Y2 - 放射温度計の校正器 - Google Patents

放射温度計の校正器

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JPS601392Y2
JPS601392Y2 JP15948276U JP15948276U JPS601392Y2 JP S601392 Y2 JPS601392 Y2 JP S601392Y2 JP 15948276 U JP15948276 U JP 15948276U JP 15948276 U JP15948276 U JP 15948276U JP S601392 Y2 JPS601392 Y2 JP S601392Y2
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JP
Japan
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calibrator
light
radiation thermometer
light source
radiation
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Application number
JP15948276U
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JPS5376883U (ja
Inventor
章宏 菅
義幸 中村
Original Assignee
株式会社北辰電機製作所
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は物体の表面から放射される赤外線エネルギを
測定して物体の温度を測定する放射温度計の校正器に関
する。
放射温度計は一般に周知の如く光学レンズ系を有しこの
光学レンズ系の焦点位置に光電変換素子装着し、物体か
らの反射光を光電変換素子にて受光し、その受光エネル
ギによって物体の表面温度を測定するものである。
この放射温度計の温度標準は成る温度に加熱された例え
ばカーホン等の黒体炉からの放射エネルギを基準として
いる。
しかし黒体炉を放射温度計の使用現場で用いるには炉温
の制御、測定及び放射率の維持など保守、管理が煩雑で
あるとともに、設置場所の移動が困難であるなどの不便
さがある。
このため従来より黒体炉に代ってタングステンランプを
光源とする二次校正器が使われている。
従来の二次校正器は第1図に示すようにして校正され使
用されている。
第1図いおいて1は黒体炉より成る基準校正器である。
この黒体炉1は例えばカーボン等の黒体2を電気ヒータ
等によって所定の温度に加熱し、成る決められた赤外線
エネルギを放射するように作られている。
この基準校正器1によって先ず放射温度計3を校正する
放射温度計3は対物レンズ4と、入射エネルギが所定量
となるように絞る絞り5と、対物レンズ4の焦点位置に
装着された光電変換素子6と、この光電変換素子6の電
気出力を指示し測定温度を指示する指示計7とを有し、
基準校正器1からの赤外線エネルギによって放射温度計
3の指示計7に基準温度を目盛り放射温度計3を校正す
る。
一方、第1図において8は二次校正器である。
二次校正器8の光源9はタングステンランプが用いられ
、電圧を変化させることができる直流電源10によって
点灯され、その印加電圧が指示計11によって指示され
るように構成されている。
放射温度計3を基準効正器1で校正した後、放射温度計
3に二次校正器8から光を照射する。
このとき直流電源10の電圧を変化させ放射温度計3の
指示が基準効正器1で校正した値と等しくなるように調
整し2、このときの光源9への印加電圧を基準温度とし
て指示計11に目盛を刻む。
従って爾後二次校正器8を使って放射温度計3を校正す
るには二次校正器8の指示計11がその目盛に附した基
準温度値を指示するように直流電源10の供給電圧を調
整し、この状態で光源9から照射される光を校正しよう
とする放射温度計3に与え、指示計7の指示が基準校正
器1で校正した位置を指示するように光電変換素子6と
指示計7との間に設けられた感度調整手段を調整し放射
温度計の感度を校正するようにしている。
このように従来では二次校正器8の放射エネルギは基準
校正器1と全く同じエネルギとなっている。
このために測定温度が低い放射温度計から測定温度が高
い放射温度計まで校正できるようにするためには光源9
の容量を大きなものとする必要がある。
従ってそれだけ電力消費も大きくなり、直流電源10の
容量も大きくしなければならない欠点がある。
また光源9として容量の大きいタングステンランプを使
用すると熱容量も大きくなり電源印加時点より放射エネ
ルギが安定するまでに時間が掛る欠点もある。
この考案の目的は光源を小容量のものにすることができ
るこの種二次較正器を提供するにある。
この考案では二次校正器の光源の前面に拡散手段を設け
、この拡散手段を設けたことによって放射温度計に照射
する光の光量分布を均一化し、放射温度計の絞りを除去
した状態でも放射温度計の光電変換素子に照射される光
量分布を均一化し、従って放射温度計の絞りも除去した
状態でも二次校正器によって放射温度計の光軸に対する
光源の位置のバラツキによる光量変化を少なくしどの放
射温度計に対してもバラツキなく校正できるようにし、
この結果二次校正器から対照する放射エネルギは絞りを
除去した分だけ基準校正器のそれより低くでき、それだ
け光源の容量を小さくできるようにしたものである。
換言すれば一般に周知の如く光学レンズ系の絞りが開放
に向う程被写界深度が浅くなる。
従ってレンズ系から絞りを除去した場合は光源9の像を
光電変換素子6上に正確に結像させるためには光源9と
レンズ4との距離を正確に合わせなければならない。
校正器8を複数の放射温度計に対し着脱自在に腰且つ各
放射温度計3のレンズ4から校正器8の光源9までの距
離を規定された距離に保つことは難しい。
またレンズ4の光軸上に光源9を位置させることも難し
い。
これを実現するには高精度の機械加工を必要とする。
従ってこの考案では校正器8の光源9の前面に光拡散手
段を設け、照射光源を面光源となし均一な光を放射温度
計に照射することによりレンズ4と光源9との間の多少
のバラツキ及び光源9の光軸からのズレがあっても光電
変換素子6の位置で均一な光量が得られるようにしたも
のである。
以下この考案の一実施例を図面について詳細に説明する
この考案においては二次校正器8の光学系に第3図に示
すように光拡散手段12を設けるものである。
光拡散手段12としては例えばスリガラス等を用いるこ
とができる。
光拡散手段12を設けることにより同図に示すように絞
りを除去した状態の放射温度計3及び3′を校正するこ
とができる。
この考案による二次校正器8を校正する方法を以下に説
明する。
先ず複数の放射温度計を維持し管理する場合にはその中
から最も安定性のよい放射温度計を選ぶ、この放射温度
計を3′とする。
この安定性のよい放射温度計3′を第2図に示すように
絞り5を付けた状態のまま、従って所定の温度範囲を測
定する状態で基準校正器1からの放射エネルギいよって
指示計7に基準温度を目盛る。
次に放射温度計3′の絞り5を除去し、二次校正器8と
対向させ校正器8の照射光によって指示計7の指示が基
準温度となるように直流電源10の電圧を調整し、指示
計7が基準温度を指示した状態で校正器8の指示計11
に基準温度を目盛る。
よって爾後指示計11が基準温度を指示する状態におい
て絞り5を除去した状態の放射温度計3′又は他の放射
温度計3を校正すれば複数の放射温度計の感度を校正す
ることができる。
そして実際に温度を測定するには各測定レンジを与える
絞り5を各放射温度計3′又は3に装着すればよい。
上述したようにこの考案によれは校正器8の光源9の前
面に拡散手段12を設けたことによって放射温度計3′
又は3の絞り5を除去した状態でも光電変換素子6に均
一な光量分布を有する光を照射することができる。
この結果二次校正器8の放射エネルギは基準校正器1の
放射エネルギと比較して絞り5で絞られる量だけ少なく
てよく、それだけ光源5の容量を小さくすることができ
る、従って高い温度を測定する放射温度計を校正する二
次校正器8を作る場合でも光源12の容量を小さくでき
、それだけ電力消費を少なくできる。
また光源12として使用するランプの容量も小さくでき
るから点灯してから放射エネルギが安定するまでの時間
を短かくすることもできる。
尚二次校正器8と放射温度計3′及び3との光学系の場
合構造を例えば第4図に示すように構成すると二次校正
器8をどの放射温度計3′又は3に結合させても校正器
8の光源位置と、放射温度計3又は3′の光学系の光軸
とを一致させることができる。
即ち各放射温度計3′又は3の前面に突出した円筒状入
光部13の外周端にネジ部14を形成し、このネジ部1
4に光学系要素である対物レンズ4を内蔵したアダプタ
15を螺合させる。
また、アダプタ15の外周にネジ17を形成し、このネ
ジ17に校正器8の円筒部の先端にゆるく嵌合する袋ナ
ツト16を螺合させる。
更にアダプタ15の先端部は校正器2の開口部に一定深
さに嵌合して結合し得る構造となっている。
18は較正器開口部周縁に形成された鍔、19はアダプ
タ15の外周先端部に形成された段付部で、校正器8の
開口部をアダプタ15の先端に嵌合させるとき校正器8
の開口部に形成した鍔18とアダプタ15に形成した段
部19とが衝合し両者の結合深さが規制される。
したがって校正器8と放射温度計3′又は3との結合は
、予めアダプタ15の先端部に校正器8を一定深さに嵌
合させた後、袋ナツト16をアダプタ15に螺合して袋
ナツト16に形成されたりング突条20により鍔18を
段付部19に押圧することによって行なわれる、。
なお、結合時は校正機器に設けた取付方向指示ラベル2
1、或いは放射温度計に設けた位置合わせ溝(図示せず
)等を利用して校正器8の位置を常に所定位置にくるよ
うにしている。
このような放射温度計と校正器8との結合構造とするこ
とにより校正器8をどの放射温度計に取付けても光源9
と各放射温度計における光軸との位置関係及びレンズ4
から光源9又は光拡散手段12までの距離を一致させる
ことができる。
従って光源9の前面に拡散手段12を設け、放射温度計
に照射する光を均一化したこととあいまって更に一層正
確な校正を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の校正器とその校正方法を説明するための
系統図、第2図はこの考案による校正器を校正する方法
を説明するための系統図、第3図はこの考案による校正
器の一実施例とその使用方法を説明するための系統図、
第4図はこの考案に適用して好適な放射温度計と校正器
との結合構造の一例を示す断面図である。 1:基準校正器、3.3’:放射温度計、8:校正器、
9:光源、10:直流電源、11:指示計、12:光拡
散手段。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 被校正温度計の受光素子の使用状態における必要最小限
    の入力エネルギに対応する光を放射する光源と、該光源
    の光量を調整する手段と、該調整手段によって調整した
    上記光源の光量に対応した値を指示する指示計と、上記
    光源よりの光を拡散して上記被校正温度計の受光素子に
    拡散された光を与える光拡散手段とを具備して成る放射
    温度計の校正器。
JP15948276U 1976-11-29 1976-11-29 放射温度計の校正器 Expired JPS601392Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP15948276U JPS601392Y2 (ja) 1976-11-29 1976-11-29 放射温度計の校正器

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JP15948276U JPS601392Y2 (ja) 1976-11-29 1976-11-29 放射温度計の校正器

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Publication Number Publication Date
JPS5376883U JPS5376883U (ja) 1978-06-27
JPS601392Y2 true JPS601392Y2 (ja) 1985-01-16

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JPS5376883U (ja) 1978-06-27

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