JPS6013792B2 - ガラス表面仕上用研摩具 - Google Patents

ガラス表面仕上用研摩具

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JPS6013792B2
JPS6013792B2 JP13473375A JP13473375A JPS6013792B2 JP S6013792 B2 JPS6013792 B2 JP S6013792B2 JP 13473375 A JP13473375 A JP 13473375A JP 13473375 A JP13473375 A JP 13473375A JP S6013792 B2 JPS6013792 B2 JP S6013792B2
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JP
Japan
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abrasive
glass
finishing
molded body
glass surface
Prior art date
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Expired
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JP13473375A
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English (en)
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JPS5279398A (en
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文男 香川
則道 青木
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Resonac Holdings Corp
Original Assignee
Showa Denko KK
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Publication date
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Priority to US05/739,950 priority patent/US4106915A/en
Priority to FR7633944A priority patent/FR2331421A1/fr
Priority to DE2651563A priority patent/DE2651563C2/de
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  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)
  • Polishing Bodies And Polishing Tools (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明はガラスの鏡面仕上に用いる研摩具に関する。
現在広く行なわれているガラス加工は常温加工法であっ
て、その加工段階はガラスの荒取り加工(ガラスの切断
、荒摺り及び砂籍の総称)、鏡面仕上に大別される。ガ
ラスの荒摺り加工は、研削砥石またはラップ剤(例えば
炭化ケイ素、金剛砂、粒子径#80〜800)、ラップ
板、ラップ液の条件を選定してガラス面を荒摺りし、更
にァルミナ、金剛砂などの細粒子(#500〜2000
)で砂掛け作業を行って面加工する。
この工程は最近ダイヤモンドを金属質あるいは有機質の
結合剤で固めたダイヤモンドベレツトと称するもので行
う場合が増えつつある。いづれにせよ最終研摩則ち鏡面
を得る工程は酸化セリウム、酸化ジルコニウムあるいは
弁柄の懸濁液をガラスとラップ板の間に注ぎながら行う
。この研摩構成はガラス面とラップ板(ピッチ血、ろう
皿など又は皿体面に羅紗、ポリウレタン樹脂シートなど
を貼着したもの)及びラップ剤との間に起る微少切削、
流動、化学作用の三つの作用によるものと考えられてい
る。そして、ガラスの鏡面仕上においては、1)ガラス
面が一様な圧力でラップ板によって押しつけられること
、2)ラップ剤がガラス面上に均一にまわること等の条
件が指摘されている。しかしながら、ラップ板をガラス
面に一様に押圧するのには熟練と保全管理が面倒であり
、更にラップ剤を均一にガラス面に加えることに熟練を
要し、かつラップ板の材質選定及び取扱いが面倒である
と共に、粒度分布の調整、懸濁液の濃度調整及び排液か
らラップ剤を分離する処理が困難であるなどの諸欠点が
ある。この発明は従来のガラス鏡面仕上における短所を
改善し、ガラス表面仕上操作が簡便で、しかも高精度の
研摩面が得られるユニークなガラス表面仕上用研摩具を
提供することを意図して開発したものである。
以下に、この発明の構成ならびに作用・効果について述
べる。
この発明の第一の発明における樹脂は、不飽和ポリエス
テル樹脂と水との油中水滴型ェマルジョンに酸化ジルコ
ニウム、酸化セリウム、またはペンガラの少なくとも1
種からなる鏡面仕上用研摩材(ラップ剤)を分散懸濁さ
せた樹脂であって、このものに硬化剤を加えて重合硬化
させて一部或いは全部を脱水すると多孔質となると共に
成形性に富む特性を有する。
不飽和ポリエステル樹脂は、マレィン酸、フマル酸のよ
うな不飽和二塩基酸とエチレングリコール、ジェチレン
グリコールのような二価アルコールを反応させて得た不
飽和ポリエステルをスチレン、酢酸ビニル、メチルメタ
クリレート等のビニル系単量体に溶解させることによっ
て得られる。硬化前の不飽和ポリエステル樹脂は一般に
粘調な油状液体であり、水に不溶性である。この発明は
上記樹脂から成り、一端面部を平面もしくは曲面に成形
した例えば柱状の研摩成形体である。
曲面は所要の曲率半径をもつ凹面または凸面であって、
凸面の変形として半球形が含まれる。
成形体としては、円柱状、また一端面部が平面である場
合は正四角柱状、多角柱状が用いられる。研摩形成体の
形状・寸法は加工製品の形状、大きさ及びガラスの種類
、ガラスの用途によって適宜定める。
この発明の研摩成形体の実施態様を示せば次の通りであ
る。
第1図のA図は円柱状の成形体1の一端面部を平面2に
形成した研摩成形体であり、B図は短柱状体としたもの
である。
第2図は成形体1の一端面部を凹部2aに形成したもの
である。第3図は成形体1の一端面部を凸面2bに形成
した例を示す。第4図は凸面2bの変形例を示すもので
あって柱状成形体1の一端部を半球状2cに形成したも
のである。これら成形体の一端薗部には必要により網目
を刻談することができる。
この網目はラップ液の溜りをつくると共に、研摩中に暁
付を防止することができる。この研摩成形体の製造法に
ついて述べる。
不飽和ポリエステル樹脂と水との油中水滴型ェマルジョ
ンを造る。
この場合の樹脂と水との添加重量比は樹脂/水=1/0
.5〜1/3望ましくは1/1.5〜1/2.5であり
、このェマルジョンに鏡面仕上用ラップ剤(粒径#12
00〜#1500)を分散懸濁させる。ラップ剤のェマ
ルジョンへの添加重量比はェマルジョン/ラップ剤=1
/0.3〜1/4、望ましくは、1/0.5〜1/2で
ある。この樹脂に硬化剤(例えばメチルエチルケトンパ
ーオキサィド)を加えて注型し、常温乃至130℃、望
ましくは60〜120℃で重合硬化、脱水して柱状の研
摩成形体を得る。脱水は100%行う必要はなく水を含
んだままでもよい。この成形体の気孔蓬は0.1〜50
仏で気孔率20〜70%(水分も気孔に含める)である
。この発明に係る研摩成形体は、多孔性を有するのでラ
ップ液を支持吸蔵する性能を具有するので冷却と焼付を
防止すると共に、目詰りがなく、絶えずラップ剤を現出
することができる。
更に適度の弾性を有するのでガラス面との接触が良好で
あると共に、緩衝性を付与してガラス面に引掻き傷を生
じないので精度の良い研摩面を得ることができる。この
研摩成形体は太さ、長さを考慮して単一ラップ皿として
使用することができる。
この場合、特開昭49−108691号公報に記載の不
飽和ポリエステル樹脂と水との油中水滴型ェマルジョン
に研削材を混合懸濁させ、硬化剤を加えて洋型して重合
硬化させ、脱水した多孔質研削砥石に較べて特に曲面を
有するガラス面の研摩が容易となると共にガラス面全体
に接触することができるので高精度の仕上り面とするこ
とができる。第二の発明は、第一の発明の研摩成形体の
特性を利用して、研摩成形体を複数適宜の間隙で配列し
て使用するようにしたものであって、その構成例を次に
述べる。
第5図は、円板状皿体3の表面部に、研摩成形体1を複
数個相互に適宜の間隙をおいて成形体の基端部を固着配
設してなる研摩臭に構成したものである。
皿体は鋳鉄のような金属でもよいし、合成樹脂等でも構
わない。
この皿体の表面部に研摩成形体の基端部を接着剤を用い
て固着する。第6図は適当な曲率半径の凹面を有する皿
体3a面部に複数の研摩成形体1の基端部を夫々適宜の
間隙をおいて配列固着した研摩具を示す。
第7図は第6図の皿体の凹面を凸面3bに成形した点を
除仇よ、第6図と対応して説明される。第8図は、筒状
皿体3cの円周端面部に沿ってその表面部に複数個の研
摩成形体1の基端部を夫々適宜の間隙において一列に配
列固着した研摩具である。
第9図は環状の皿体3d表面部に複数個の研摩成形体1
の基端部を適宜間隙で配列固着してなる研摩具である。
研摩具の寸法及びその形態、または研摩成形体の相互の
間隙、寸法・形態は前に述べた研摩成形体の選定に準じ
て定められる。この発明に係る研摩具は、ガラス面への
接触面を最小にして研摩加工性を発揮することができる
更に既述せる多孔質研削砥石に較べて固着された研摩成
形体相互が独立しているので、研摩速度の速い場合でも
頚山微的溶融摩耗が少ない。また研摩粉などは研摩成形
体の気孔中に埋められまたその配列間隙から排出される
ので、ガラス面に傷付けすることがないので鏡面仕上が
簡便かつ高精度で得られる。加えて面出しも短時間にで
きる特長を有する。この発明に係る研摩具を用いてガラ
ス面を研摩した実施結果の一例を示す。
研摩具(第5図に示す)の回転数10びpm。
ラップ板三1皿hm?、柱状成形体:13mm少×高さ
4mm、3川固酉己設(面積比約50%)。含有ラップ
剤:酸化セリウム。ラップ液:水、約200cc/mj
n。
ラップ圧力:235夕/嫌。
また、比較例として酸化セリウム濃度15%スラリーを
15cc/minでラップ圧115夕/めで褐色ァルミ
ナ風#1200の砂かけ後のレンズ面(材質BK−7)
を夫々研摩した結果の研削面の粗さは光探傷法及び光透
過法により測定すべきであるが、添付の写真で理解され
る。
第10図の写真は砂掛け後の研摩面である。
第11図の写真は比較例の研摩面、第12図の写真は本
発明の研摩具による研摩面である。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図は本発明の研摩成形体の態様を示す構
成図、第5図乃至第9図は本発明の研摩臭の態様を示す
構成図、第10図はしンズ面の砂掛け後の写真、第11
図はラップ剤スラリーによるレンズの研摩面を示す写真
、第12図は本発明の研摩具で研摩したレンズ面の写真
である。 図中の符号は次のものを示す。1・・・研摩成形体、2
,2a,2b,2c・・・研摩成形体の一端面部に形成
した研摩面、3・・・皿体。 第1図第2図 第3図 第4図 第5図 第6図 第7図 第8図 第9図 第12図 第10図 第11図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 酸化ジルコニウム、酸化セリウム、またはベンガラ
    の少なくとも1種からなるガラス鏡面仕上用研摩材を分
    散含有した多孔質不飽和ポリエステル樹脂より成り、一
    端面部は平面もしくは曲面を有するガラス表面仕上用研
    摩成形体。 2 酸化ジルコニウム、酸化セリウム、またはベンガラ
    の少なくとも1種からなるガラス鏡面仕上用研摩材を分
    散含有した多孔質不飽和ポリエステル樹脂より成り、一
    端面部は平面もしくは曲面を有するガラス表面仕上用研
    摩成形体の複数個を相互に間隙をもたせてそれらの成形
    体の基端部を皿体面に固着してなるガラス表面仕上用研
    摩具。
JP13473375A 1975-11-11 1975-11-11 ガラス表面仕上用研摩具 Expired JPS6013792B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13473375A JPS6013792B2 (ja) 1975-11-11 1975-11-11 ガラス表面仕上用研摩具
GB44499/76A GB1501570A (en) 1975-11-11 1976-10-26 Abrader for mirror polishing of glass and method for mirror polishing
US05/739,950 US4106915A (en) 1975-11-11 1976-11-08 Abrader for mirror polishing of glass
FR7633944A FR2331421A1 (fr) 1975-11-11 1976-11-10 Dispositif abrasif
DE2651563A DE2651563C2 (de) 1975-11-11 1976-11-11 Verfahren zum Polieren von Glasoberflächen und Polierwerkzeug zu seiner Durchführung

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JPS5279398A JPS5279398A (en) 1977-07-04
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