JPS60135874A - 差動形自励式磁気検出方法 - Google Patents
差動形自励式磁気検出方法Info
- Publication number
- JPS60135874A JPS60135874A JP24721783A JP24721783A JPS60135874A JP S60135874 A JPS60135874 A JP S60135874A JP 24721783 A JP24721783 A JP 24721783A JP 24721783 A JP24721783 A JP 24721783A JP S60135874 A JPS60135874 A JP S60135874A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnetic
- winding
- magnetic core
- voltage
- polarity
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01R—MEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
- G01R33/00—Arrangements or instruments for measuring magnetic variables
- G01R33/02—Measuring direction or magnitude of magnetic fields or magnetic flux
- G01R33/04—Measuring direction or magnitude of magnetic fields or magnetic flux using the flux-gate principle
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Measuring Magnetic Variables (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、高透磁率の磁心とオペアンプによつ従来技術
の弱磁界測定方法の代表とされる環状磁心あるいは棒状
磁心を用いたフラックスゲートは、交流励磁電源を別口
路とする他励式であって、その最高感度は数10−5ガ
ウス〜数10−6ガウスであり、京磁気の約1万分の1
という非常に高感度なものである。
の弱磁界測定方法の代表とされる環状磁心あるいは棒状
磁心を用いたフラックスゲートは、交流励磁電源を別口
路とする他励式であって、その最高感度は数10−5ガ
ウス〜数10−6ガウスであり、京磁気の約1万分の1
という非常に高感度なものである。
この方式の基本構成は、磁気検出素子として環状磁心あ
るいは棒状磁心を用いた磁気感応部、磁心を数KHzか
ら数10KHzの励磁周波数fで励磁する交流励磁電源
を内蔵する駆動回路部、磁心の倍周波C2f’)成分を
増巾L、位相検波する同期整流部、励磁周波数fより2
f成分の参照信号を作りだし、同期整流部に入力するた
めの逓倍回路部、さらに磁界の極性と強さを表示する表
示回路部から成り立つ。
るいは棒状磁心を用いた磁気感応部、磁心を数KHzか
ら数10KHzの励磁周波数fで励磁する交流励磁電源
を内蔵する駆動回路部、磁心の倍周波C2f’)成分を
増巾L、位相検波する同期整流部、励磁周波数fより2
f成分の参照信号を作りだし、同期整流部に入力するた
めの逓倍回路部、さらに磁界の極性と強さを表示する表
示回路部から成り立つ。
しかしながら、局小部空間における高感度磁場勾配測定
を可能にするためには、磁心形状を極力 。
を可能にするためには、磁心形状を極力 。
小形にする必要がある。その結果として小形な磁心より
検出される倍周波C2f)成分は、非常に小さくなり、
S/Nが極端に悪化して、高感度磁界測定が困難になっ
た。
検出される倍周波C2f)成分は、非常に小さくなり、
S/Nが極端に悪化して、高感度磁界測定が困難になっ
た。
これを解決する方法として、特公昭54−6856号公
報、特公昭54−16232号公報にも開示されている
ように、励磁周波数の高周波化、たとえば、励磁周波数
として数MHzを採用し、かつ、検出回路にコンテ”ン
サを□挿入して倍周波成分2fで共振もしくは発振さ#
ることにより検出回路出力の電圧振巾を大きくして同調
増巾器に入力した後、同期整流回路部に送り込む方法が
とられた。
報、特公昭54−16232号公報にも開示されている
ように、励磁周波数の高周波化、たとえば、励磁周波数
として数MHzを採用し、かつ、検出回路にコンテ”ン
サを□挿入して倍周波成分2fで共振もしくは発振さ#
ることにより検出回路出力の電圧振巾を大きくして同調
増巾器に入力した後、同期整流回路部に送り込む方法が
とられた。
しかしながら、これらの方法では、高周波駆動電流によ
る励磁であるため、伝送路における減衰及び波形歪が太
きくS/Nが悪化するので磁気感応部と駆動回路部とを
接続するコードの長さμ、高々数m以下におさえなけれ
ばならなかった。特に、局小空間部位に配置された磁気
感応部と駆動回路部を数10m〜数100m離さなけれ
ばならない測定環境下では、高感度磁場勾配計測は全く
不可能になった。
る励磁であるため、伝送路における減衰及び波形歪が太
きくS/Nが悪化するので磁気感応部と駆動回路部とを
接続するコードの長さμ、高々数m以下におさえなけれ
ばならなかった。特に、局小空間部位に配置された磁気
感応部と駆動回路部を数10m〜数100m離さなけれ
ばならない測定環境下では、高感度磁場勾配計測は全く
不可能になった。
そこで、本発明では、このような環境条件下でペアンプ
からなる磁気感応部それ自体で磁気半導体結合形の自励
回路を構成し、まだ、磁気感応部からの出力信号は印加
磁界によって正負半サイクル期間の比率が可変する方形
A信号とし、これを積分して得られる直流信号を磁気検
出の対象信号とすることによって磁気感応部と駆動回路
部を数10m〜数100m離しても磁気検出信号を取り
出せるDC−DC伝送方式を実現#した点であるO 第2の特徴は、磁気感応部に使用する磁心としてアモル
ファス材料、パーマロイ等の高透率材料を使用すること
により磁気半導体結合回路として非常に安定した磁気感
応型自励回路を構成したことである。その結果、高周波
交流励破電源、交流振巾安定化回路部が不用になシ、伝
送路途上での交流励磁電流の減衰防止対策、信号電圧の
減衰防止対策が全く不用になった。
からなる磁気感応部それ自体で磁気半導体結合形の自励
回路を構成し、まだ、磁気感応部からの出力信号は印加
磁界によって正負半サイクル期間の比率が可変する方形
A信号とし、これを積分して得られる直流信号を磁気検
出の対象信号とすることによって磁気感応部と駆動回路
部を数10m〜数100m離しても磁気検出信号を取り
出せるDC−DC伝送方式を実現#した点であるO 第2の特徴は、磁気感応部に使用する磁心としてアモル
ファス材料、パーマロイ等の高透率材料を使用すること
により磁気半導体結合回路として非常に安定した磁気感
応型自励回路を構成したことである。その結果、高周波
交流励破電源、交流振巾安定化回路部が不用になシ、伝
送路途上での交流励磁電流の減衰防止対策、信号電圧の
減衰防止対策が全く不用になった。
第3の特徴は、磁場勾配の方向と強さを、位相検波や振
巾検波回路を使用せずに、出力電圧の極性と電圧値に直
接変換し、信号処理を磁気感応部自体で処理してしまう
機能を持たせたことである。
巾検波回路を使用せずに、出力電圧の極性と電圧値に直
接変換し、信号処理を磁気感応部自体で処理してしまう
機能を持たせたことである。
第4の特徴は2つの正負直流安定化電源によって磁気感
応部を駆動させるもので、信号処理回路に使用されるオ
ペアンプ用電源が共用でき、かつ、コモンアースを可能
にしたことである。
応部を駆動させるもので、信号処理回路に使用されるオ
ペアンプ用電源が共用でき、かつ、コモンアースを可能
にしたことである。
第5の特徴は、磁気感応部は、消費電力が非常に小さい
ため、リニアICレベルのプリント基板上で共存可能に
した曇実用性と汎用性の高い差動形磁気センサ方式であ
るといえる。すなわち、磁、t 、176励磁する電流値は10mA以下でオペアンプの
出力で充分であり、外付はパワートランジスタによる励
磁電流増巾回路をi加しなくても動作しうるようにした
点である。
ため、リニアICレベルのプリント基板上で共存可能に
した曇実用性と汎用性の高い差動形磁気センサ方式であ
るといえる。すなわち、磁、t 、176励磁する電流値は10mA以下でオペアンプの
出力で充分であり、外付はパワートランジスタによる励
磁電流増巾回路をi加しなくても動作しうるようにした
点である。
以下、図面において本発明の詳細な説明する。
第1図は本発明における磁気検出素子の基本構の一次巻
線2と、端子3a、3bを有する二次巻線3が巻装され
ている。コンデンサ5は、端子3a、3bの導線に結線
されていて、かつ、端子2bと3bは結線され、アース
Gされている。各巻線2,3の巻線極性は図示の通り第
1磁心4aと第2磁心4bにおいて逆極性とする。ガラ
ス管1a、jbの中心空間部には、第1磁心4aと第2
磁心4bが挿入されている。磁心材料は、低保磁力、高
透磁率のリボン状、あるいは線材状のアモルファス磁→
線材料が最適である。ただし、他の材料として線状に加
工されたパーマロイ線材、磁性薄膜を付着させた線材(
磁性線)、硅素鋼、純鉄フェライトなどの使用も不可能
ではなく、磁性材料の形状には特に制約はない。
線2と、端子3a、3bを有する二次巻線3が巻装され
ている。コンデンサ5は、端子3a、3bの導線に結線
されていて、かつ、端子2bと3bは結線され、アース
Gされている。各巻線2,3の巻線極性は図示の通り第
1磁心4aと第2磁心4bにおいて逆極性とする。ガラ
ス管1a、jbの中心空間部には、第1磁心4aと第2
磁心4bが挿入されている。磁心材料は、低保磁力、高
透磁率のリボン状、あるいは線材状のアモルファス磁→
線材料が最適である。ただし、他の材料として線状に加
工されたパーマロイ線材、磁性薄膜を付着させた線材(
磁性線)、硅素鋼、純鉄フェライトなどの使用も不可能
ではなく、磁性材料の形状には特に制約はない。
第2図は、本発明の動作原理を磁心のB−H特性を用い
て説明するだめの図である。ここで、理解を簡単にする
ために第1磁心および第2磁心に印加する磁界の強さの
差すなわち勾配磁界を△Hexとし、この差分に相等す
る磁界△Hexが第1磁心に印加しているとして考える
ことにする。
て説明するだめの図である。ここで、理解を簡単にする
ために第1磁心および第2磁心に印加する磁界の強さの
差すなわち勾配磁界を△Hexとし、この差分に相等す
る磁界△Hexが第1磁心に印加しているとして考える
ことにする。
第2図(a)は勾配磁界がない、平行磁界あるいは無磁
場の中、すなわち△l’(ex==00時における第1
磁心と第2磁心を巻線側より統合してみたときの統合磁
心のB−F(特性を示したものでるる。磁性材料にはヒ
ステリシスが存在するため、励磁の1サイクルで図示さ
れているように■→■→■→■→■の経路をたどること
になる。ここで、△H,ex=0の状態の時に、正の直
流電圧を一次巻線2に印加し、正の励磁界によって統合
磁心としての最大磁束密度Bmまで励磁させると、図示
の通シ、その磁束密度変化中はΔB12となる。そして
統合磁心の磁束密度がBmに達すると同時に直流電圧を
零にすれば、統合磁心に印加している励磁界はなくなる
ので磁束密度レベルは点■から点■のレベルに急速に戻
る。
場の中、すなわち△l’(ex==00時における第1
磁心と第2磁心を巻線側より統合してみたときの統合磁
心のB−F(特性を示したものでるる。磁性材料にはヒ
ステリシスが存在するため、励磁の1サイクルで図示さ
れているように■→■→■→■→■の経路をたどること
になる。ここで、△H,ex=0の状態の時に、正の直
流電圧を一次巻線2に印加し、正の励磁界によって統合
磁心としての最大磁束密度Bmまで励磁させると、図示
の通シ、その磁束密度変化中はΔB12となる。そして
統合磁心の磁束密度がBmに達すると同時に直流電圧を
零にすれば、統合磁心に印加している励磁界はなくなる
ので磁束密度レベルは点■から点■のレベルに急速に戻
る。
今度は、負の直流電圧を印加して、負の励磁界によって
統合磁心を負の最大磁束密度−Bm まで励磁させると
、その磁束密度変化は△B34となり、1ΔB!21=
lΔB541 が成立することになる。
統合磁心を負の最大磁束密度−Bm まで励磁させると
、その磁束密度変化は△B34となり、1ΔB!21=
lΔB541 が成立することになる。
ところが、第2図(b)に示すごとく、正の勾配磁界、
Hl eX (> O)が、第1磁心4aに印加してい
る状態から、前述の励磁サイクルをく9かえず場合を考
えてみると、まず、正励磁界の印加時における磁束密度
変化中は△B’+2 、負励磁界の印加時ではΔB′3
.となり、ΔB′12 とΔB′あ の間には、明らか
に1△B’+21 < l△B’341が成立する。い
いかえれば、励磁用の直流電圧が零状態から、統合磁心
を正あるいは負の最大磁束密度レベルにまで励磁するに
要する正励磁期間t″十と負励磁期間t′−の態から、
前述の励磁サイクルをくりかえすと、正励磁時にΔB’
′12 、負励磁時にΔB″34の磁束密度変化が見ら
れ、正励磁期間C十と負励磁期間c′−の間に、t”
+)t″−が成立することになる。そこで、統合磁心に
前述の励磁サイクル時に、印加する励磁直流電圧値が、
統合磁心の磁気飽和、不飽和状態によって低下あるいは
変動しないように、第3図の磁気検出回路に示すごとく
一次巻線2と直列に可変抵抗9を接続し、この可変抵抗
によってインピーダンス調整をする。このようにすれば
、統合磁心の磁束レベルが最大磁束密度レベル■あるに
おける電圧波形e。は、正負両極性を有する方形波電圧
波形として観測されることになる。第4図は、このよう
な仮定のもとに、ΔEJex = 0 。
Hl eX (> O)が、第1磁心4aに印加してい
る状態から、前述の励磁サイクルをく9かえず場合を考
えてみると、まず、正励磁界の印加時における磁束密度
変化中は△B’+2 、負励磁界の印加時ではΔB′3
.となり、ΔB′12 とΔB′あ の間には、明らか
に1△B’+21 < l△B’341が成立する。い
いかえれば、励磁用の直流電圧が零状態から、統合磁心
を正あるいは負の最大磁束密度レベルにまで励磁するに
要する正励磁期間t″十と負励磁期間t′−の態から、
前述の励磁サイクルをくりかえすと、正励磁時にΔB’
′12 、負励磁時にΔB″34の磁束密度変化が見ら
れ、正励磁期間C十と負励磁期間c′−の間に、t”
+)t″−が成立することになる。そこで、統合磁心に
前述の励磁サイクル時に、印加する励磁直流電圧値が、
統合磁心の磁気飽和、不飽和状態によって低下あるいは
変動しないように、第3図の磁気検出回路に示すごとく
一次巻線2と直列に可変抵抗9を接続し、この可変抵抗
によってインピーダンス調整をする。このようにすれば
、統合磁心の磁束レベルが最大磁束密度レベル■あるに
おける電圧波形e。は、正負両極性を有する方形波電圧
波形として観測されることになる。第4図は、このよう
な仮定のもとに、ΔEJex = 0 。
△H,e’ x ) 0、△He″x (0の各場合に
おける端子10における方形波電圧波形を図示したもの
である。図かられかるように、両極性方形波の正の半サ
イクル持続期間t’ +、 t”十七負の半サイクル持
続期間t’ −、t″−は、勾配磁界Δt(e x、△
[(’ex+△H″exによって制御されることがわか
る。それ故、この方形波電圧を積分し、その電圧積分値
の符号と電圧値から勾配磁界ΔHexの極性と強さに対
応させて、換算表示することにより第1磁心に印加して
いる外部磁界と第2磁心に印加している外部磁界との差
すなわち勾配磁界の測定を可能にすること次に、本発明
の動作原理を、具体的回路において説明する。
おける端子10における方形波電圧波形を図示したもの
である。図かられかるように、両極性方形波の正の半サ
イクル持続期間t’ +、 t”十七負の半サイクル持
続期間t’ −、t″−は、勾配磁界Δt(e x、△
[(’ex+△H″exによって制御されることがわか
る。それ故、この方形波電圧を積分し、その電圧積分値
の符号と電圧値から勾配磁界ΔHexの極性と強さに対
応させて、換算表示することにより第1磁心に印加して
いる外部磁界と第2磁心に印加している外部磁界との差
すなわち勾配磁界の測定を可能にすること次に、本発明
の動作原理を、具体的回路において説明する。
第5図は、本発明の動作原理を自動的に遂行する回路例
であって磁心4a、4bを励磁する直流電圧を自動的に
切り換えるようにした磁気感応部100、正負駆動直流
電源Sを内蔵する駆動部200、磁気感応部100の出
力を積分増巾する表示回路部300から成り立つ。
であって磁心4a、4bを励磁する直流電圧を自動的に
切り換えるようにした磁気感応部100、正負駆動直流
電源Sを内蔵する駆動部200、磁気感応部100の出
力を積分増巾する表示回路部300から成り立つ。
まず、磁気感応部100について説明すれば、オペアン
プ6の反転端子7はアースGされ、非反転端子8には、
二次巻線3の端子3aが接続され、端子3bは、アース
Gされている。コンデンサ5は、二次巻線3の両端に接
続され、磁心4a。
プ6の反転端子7はアースGされ、非反転端子8には、
二次巻線3の端子3aが接続され、端子3bは、アース
Gされている。コンデンサ5は、二次巻線3の両端に接
続され、磁心4a。
4bよシ発生する雑音成分を吸収するとともに、回路構
成上では二次巻線3に対する共振回路を構成し、直流電
圧切り換え時のタイミング動作を安定化するのに寄与し
ている。オペアンプ6の出力端子10には、可変抵抗9
が接続され、この抵抗によって出力端子10の電圧波形
の調整、いいかえれば、可変抵抗9と一次巻線2を含め
た負荷インピーダンスの調整を行い、出力端子電圧波形
が極力方形波になるようにする。
成上では二次巻線3に対する共振回路を構成し、直流電
圧切り換え時のタイミング動作を安定化するのに寄与し
ている。オペアンプ6の出力端子10には、可変抵抗9
が接続され、この抵抗によって出力端子10の電圧波形
の調整、いいかえれば、可変抵抗9と一次巻線2を含め
た負荷インピーダンスの調整を行い、出力端子電圧波形
が極力方形波になるようにする。
次に、自励動作の原理について説明すれば、今仮りに、
オペアンプ6が正に飽和していて、端子10の電圧が飽
和電圧Vs0> 0 )であるとすれば、励磁電流は抵
抗9を通って一次巻線2を流れ、アースGへ流れ込む。
オペアンプ6が正に飽和していて、端子10の電圧が飽
和電圧Vs0> 0 )であるとすれば、励磁電流は抵
抗9を通って一次巻線2を流れ、アースGへ流れ込む。
この時、二次巻線3では、磁心4a’、’4bを介して
誘起電圧が発生する。仁の誘起電圧の極性は、3a端子
側で正となるので、オペアンプ6の非反転端子8には正
電圧が入力され、その結果、オペアンプ6は正の飽和電
圧出力Vs を出しつづける。そして、この間にも磁心
苓次第に低下し、誘起電圧の低下とともに二次巻線3の
コイルインピーダンスも極端に低下する。この時、これ
まで、コンデンサ5に誘起電圧によって充電されていた
電荷は放電することになる゛。ところが、コンデンサ5
と二次巻線3は、共振回路を構成しているので、二次巻
線3の3a端子側の電圧は、いままで正であったものが
負電圧に変シ、オペアンプ6の非反転端子8には負電圧
信号が入力され、出力端子10の出力電圧e。は、自動
的に負の直流飽和電圧−Vsに切り換わる。そして、次
の瞬間には、第1磁心、第2磁心の統合磁心としての磁
束密度レベルは勾配磁界ΔE(exで規定されるレベル
まで一旦急速に戻シ、次いで負の飽和電圧−Vsによっ
て、磁束密度変化は負の最大磁束密度レベル−Bmに向
かって変化することになる。
誘起電圧が発生する。仁の誘起電圧の極性は、3a端子
側で正となるので、オペアンプ6の非反転端子8には正
電圧が入力され、その結果、オペアンプ6は正の飽和電
圧出力Vs を出しつづける。そして、この間にも磁心
苓次第に低下し、誘起電圧の低下とともに二次巻線3の
コイルインピーダンスも極端に低下する。この時、これ
まで、コンデンサ5に誘起電圧によって充電されていた
電荷は放電することになる゛。ところが、コンデンサ5
と二次巻線3は、共振回路を構成しているので、二次巻
線3の3a端子側の電圧は、いままで正であったものが
負電圧に変シ、オペアンプ6の非反転端子8には負電圧
信号が入力され、出力端子10の出力電圧e。は、自動
的に負の直流飽和電圧−Vsに切り換わる。そして、次
の瞬間には、第1磁心、第2磁心の統合磁心としての磁
束密度レベルは勾配磁界ΔE(exで規定されるレベル
まで一旦急速に戻シ、次いで負の飽和電圧−Vsによっ
て、磁束密度変化は負の最大磁束密度レベル−Bmに向
かって変化することになる。
この時二次巻線3の3a端子の電圧は、勿論、負となっ
ているため、オペアンプ6の出力電圧e。
ているため、オペアンプ6の出力電圧e。
は−Vsを保持しつづけ、コンデンサ5には、誘起電圧
によって電荷が充電されることになる。そして統合磁心
の磁束密度レベルが負の最大磁束密度レベル−Bmに到
達する頃には、コンデンサ5の放電が開始され、次いで
共振現象によってオペアンプ6の非反転端子8には、極
性反転した入力電圧信号(〉0〕が入力され、出力端子
電圧e。は正の直流飽和電圧Vs に切シ換わるのであ
る。
によって電荷が充電されることになる。そして統合磁心
の磁束密度レベルが負の最大磁束密度レベル−Bmに到
達する頃には、コンデンサ5の放電が開始され、次いで
共振現象によってオペアンプ6の非反転端子8には、極
性反転した入力電圧信号(〉0〕が入力され、出力端子
電圧e。は正の直流飽和電圧Vs に切シ換わるのであ
る。
このようにして、オペアンプ6に印加されている駆動直
流電圧子Vc は、磁心の二次巻線に誘起する電圧信号
を受けて、オペアンプ6の出力端子10に飽和電圧子■
8 を交互に出力するとともに、この両極性を有する飽
和電圧波形(出力電圧波形)の正期間と負期間との期間
長比(デユーティ比)は、被測定勾配磁界△Hexによ
って制御されることになるのである。
流電圧子Vc は、磁心の二次巻線に誘起する電圧信号
を受けて、オペアンプ6の出力端子10に飽和電圧子■
8 を交互に出力するとともに、この両極性を有する飽
和電圧波形(出力電圧波形)の正期間と負期間との期間
長比(デユーティ比)は、被測定勾配磁界△Hexによ
って制御されることになるのである。
尚、コンデンサ5の機能代行は、巻線間に存在する浮遊
容量をもって代行させるように、磁心4a、4bに巻装
される巻線線径、巻線数を適切に選択することによって
可能である。この場合、コンデンサ5は、あえて取付け
なくてもよいことは自明である。第5図において、30
0は表示回路部で、方形波出力電圧eQ は、バッファ
12の非反転端子11に入力される。バッファ12の出
力信号は、抵抗13とコンデンサ14からなる積分回路
あるいはローパスフィルター(図示せず〕を経て、ゲイ
ン調整用オペアンプ16の非反転端子15に入力され、
増巾される。オペアンプ16の増巾度は、被測定勾配磁
界△t(exの強さによって選択できるように、抵抗1
7〜2oがオペアンプ16の出力端子と反転端子、アー
ス端子間に接続されている。21はコンデンサで、不用
な交流雑音成分を除去する目的で挿入されている。22
は、増巾度A、B、Cを任意に選択するだめの切シ換え
スイッチである。23は指示計で、電流の極性と強さを
表示する機能を有するものである。
容量をもって代行させるように、磁心4a、4bに巻装
される巻線線径、巻線数を適切に選択することによって
可能である。この場合、コンデンサ5は、あえて取付け
なくてもよいことは自明である。第5図において、30
0は表示回路部で、方形波出力電圧eQ は、バッファ
12の非反転端子11に入力される。バッファ12の出
力信号は、抵抗13とコンデンサ14からなる積分回路
あるいはローパスフィルター(図示せず〕を経て、ゲイ
ン調整用オペアンプ16の非反転端子15に入力され、
増巾される。オペアンプ16の増巾度は、被測定勾配磁
界△t(exの強さによって選択できるように、抵抗1
7〜2oがオペアンプ16の出力端子と反転端子、アー
ス端子間に接続されている。21はコンデンサで、不用
な交流雑音成分を除去する目的で挿入されている。22
は、増巾度A、B、Cを任意に選択するだめの切シ換え
スイッチである。23は指示計で、電流の極性と強さを
表示する機能を有するものである。
24は、可変抵抗で、指示計23へ流れ込む電流値を調
整する。200は、駆動回路部で、オペアンプ用の正負
直流定電圧子Vc の供給電源である。
整する。200は、駆動回路部で、オペアンプ用の正負
直流定電圧子Vc の供給電源である。
第6図は、第5図で示した磁気感応部100の自励動作
を、強磁界印加後においても安定に実行させるだめの変
形回路実施例である。
を、強磁界印加後においても安定に実行させるだめの変
形回路実施例である。
第6図(a)におけるインピーダンス25は抵抗、また
はコンデ′ンサ、または抵抗とコンデンサからなる並列
接続回路を意味する。オペアンプ60反転端子7は、−
次巻線2の端子2bに接続され、強磁界印加時によって
発生する自励停止現象の復起は、この25の端子電圧の
負帰還作用によって実施している。
はコンデ′ンサ、または抵抗とコンデンサからなる並列
接続回路を意味する。オペアンプ60反転端子7は、−
次巻線2の端子2bに接続され、強磁界印加時によって
発生する自励停止現象の復起は、この25の端子電圧の
負帰還作用によって実施している。
第6図(b)では、インピーダンス25による負帰還作
用を一次巻線2から分離して、可変抵抗26との直列回
路によって実施している。
用を一次巻線2から分離して、可変抵抗26との直列回
路によって実施している。
第7図は、プローブを示し、磁気感応部100をブロー
ブケ〜ス29に内蔵し、コード30に接続した構成を示
している。
ブケ〜ス29に内蔵し、コード30に接続した構成を示
している。
図中のコード長を数10〜数100mの長さにのばして
も、表示回路部300は直流増巾回路系であるため、出
力端子電圧e。の平均直流分の伝送のみで十分でアシ、
そのため減衰は極めて少ない。
も、表示回路部300は直流増巾回路系であるため、出
力端子電圧e。の平均直流分の伝送のみで十分でアシ、
そのため減衰は極めて少ない。
以上、本発明では、磁場勾配を測定する技術において、
磁気半導体結合回路方式により、その性能と実用性にお
いて大いに期待できる差動形磁気検出方法を提供した次
第である。
磁気半導体結合回路方式により、その性能と実用性にお
いて大いに期待できる差動形磁気検出方法を提供した次
第である。
第1図は本発明における差動形磁気検出素子の基本構成
を示す説明図、 第2図は本発明の動作原理を統合磁心のB−H特性を用
いて説明する説明図、 第3図は本発明の差動形磁気検出回路図、第4図は第3
図に於て△Ffex:=0.△E(ex’)O。 △Hex“〈0の各場合の端子における電圧波形e。 の図、 第5図は磁心を励磁する直流電圧を自動的に切り換える
ようにした磁気感応部、正負駆動直流電源を内蔵する駆
動部、磁気感応部の出力を積分増巾する表示回路から成
る全体回路の1例を示す図、第6図は第5図の磁気感応
部の自励動作を強磁界印加後においても安定に実行でき
る変形回路の1例を示す図、 第7図は磁気感応部を内蔵しコードに接続した構成を示
すプローブの図である。 la、lb・・・ガラス管、2・・−次巻線、3・・二
次巻線、4a、4b・・磁心、5・・コンデンサ、2a
、2b、3a、3b一端子、G−アース、100・・・
磁気感応部、200・・駆動部、300・・・表示回路
部、6・・・オペアンプ、7・・反転端子、8・・非反
転端子、9・可変抵抗、10・出力端子。 代理人 弁理士 秋 沢 政 光 他2名 芹 6図 7?7M
を示す説明図、 第2図は本発明の動作原理を統合磁心のB−H特性を用
いて説明する説明図、 第3図は本発明の差動形磁気検出回路図、第4図は第3
図に於て△Ffex:=0.△E(ex’)O。 △Hex“〈0の各場合の端子における電圧波形e。 の図、 第5図は磁心を励磁する直流電圧を自動的に切り換える
ようにした磁気感応部、正負駆動直流電源を内蔵する駆
動部、磁気感応部の出力を積分増巾する表示回路から成
る全体回路の1例を示す図、第6図は第5図の磁気感応
部の自励動作を強磁界印加後においても安定に実行でき
る変形回路の1例を示す図、 第7図は磁気感応部を内蔵しコードに接続した構成を示
すプローブの図である。 la、lb・・・ガラス管、2・・−次巻線、3・・二
次巻線、4a、4b・・磁心、5・・コンデンサ、2a
、2b、3a、3b一端子、G−アース、100・・・
磁気感応部、200・・駆動部、300・・・表示回路
部、6・・・オペアンプ、7・・反転端子、8・・非反
転端子、9・可変抵抗、10・出力端子。 代理人 弁理士 秋 沢 政 光 他2名 芹 6図 7?7M
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 (li 第1磁心と第2磁心に巻装される各々2つの巻
線を直列接続してなる1次巻線および2次巻線において
、第1磁心に対して巻装される1次巻線と2次巻線の巻
線極性は同一とし、第2磁心に巻装される1次巻線と2
次巻線の極性は第1磁心の巻線極性とは逆極性になるよ
うに巻装し、第1磁心と第2磁心に印加する磁界の磁場
勾配を、各磁心を励磁するl正の励磁期間と負の励磁期
間に時間差を生じさせる両極性方形波電圧信号に磁電変
換するために、磁気感応部の1次巻線をオペアンプの出
力端子側回路に、2次巻線を入力端子側回路に挿入して
磁気半導体結合回路を構成し、前記上g イ線の端子間電圧信号を、前記オペアンプの反転入力端
子と非反転入力端子間に印加せしめることにより、前記
オペアンプの両極性を有する飽和量力 直流定電圧によって前記磁心を自≠可能にしだことを特
徴とする差動形自励式磁気検出方法。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24721783A JPS60135874A (ja) | 1983-12-26 | 1983-12-26 | 差動形自励式磁気検出方法 |
PCT/JP1984/000432 WO1985001357A1 (en) | 1983-09-09 | 1984-09-10 | Apparatus for detecting magnetism |
DE8484903365T DE3486048T2 (de) | 1983-09-09 | 1984-09-10 | Vorrichtung zum nachweis von magnetismus. |
EP84903365A EP0155324B1 (en) | 1983-09-09 | 1984-09-10 | Apparatus for detecting magnetism |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24721783A JPS60135874A (ja) | 1983-12-26 | 1983-12-26 | 差動形自励式磁気検出方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60135874A true JPS60135874A (ja) | 1985-07-19 |
Family
ID=17160184
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24721783A Pending JPS60135874A (ja) | 1983-09-09 | 1983-12-26 | 差動形自励式磁気検出方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60135874A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7252685B1 (ja) * | 2022-10-11 | 2023-04-05 | 笹田磁気計測研究所株式会社 | 磁気傾度計 |
-
1983
- 1983-12-26 JP JP24721783A patent/JPS60135874A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7252685B1 (ja) * | 2022-10-11 | 2023-04-05 | 笹田磁気計測研究所株式会社 | 磁気傾度計 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR100993928B1 (ko) | 자기브리지형 전류센서, 자기브리지형 전류검출방법, 및상기 센서와 검출방법에 사용하는 자기브리지 | |
JPH10513549A (ja) | 副ループ動作された電流変圧器を有する直流及び交流電流センサ | |
JPH0980133A (ja) | 磁気−インピーダンス素子及びその製造方法 | |
JP2816175B2 (ja) | 直流電流測定装置 | |
JP4716030B2 (ja) | 電流センサ | |
JPH0224476B2 (ja) | ||
Ripka et al. | Tuned current-output fluxgate | |
JPS60135874A (ja) | 差動形自励式磁気検出方法 | |
JPS60173475A (ja) | 自励発振形電流センサ | |
US5831424A (en) | Isolated current sensor | |
EP0155324B1 (en) | Apparatus for detecting magnetism | |
KR100601818B1 (ko) | 극 저자기장 측정용 플럭스게이트 자기센서를 구비한 마그네토미터 및 극 저자기장을 측정하기 위한 신호처리방법 | |
JPS60196679A (ja) | 共振差動形自励式電流センサ | |
SU832502A1 (ru) | Способ измерени магнитного пол и устрой-CTBO дл ЕгО РЕАлизАции | |
Malane et al. | Design methodology of square wave excited ring core for fluxgate sensor | |
JPS60196678A (ja) | 差動自励ブリツジ形電流センサ | |
US11650268B2 (en) | All-band magnetic sensor | |
JPH0224475B2 (ja) | ||
JPH0943328A (ja) | 超電導磁気検出装置 | |
JPS60135873A (ja) | 差動自励ブリツジ形磁気検出方法 | |
SU721782A1 (ru) | Дифференциальный датчик магнитного пол | |
SU892376A1 (ru) | Магнитометр | |
SU907479A1 (ru) | Способ измерени модул вектора посто нного магнитного пол и устройство дл осуществлени этого способа | |
KR100361167B1 (ko) | 초투자율 측정 시스템 | |
JPS631253Y2 (ja) |