JPS6013535B2 - 適応形音声検出器 - Google Patents
適応形音声検出器Info
- Publication number
- JPS6013535B2 JPS6013535B2 JP5506877A JP5506877A JPS6013535B2 JP S6013535 B2 JPS6013535 B2 JP S6013535B2 JP 5506877 A JP5506877 A JP 5506877A JP 5506877 A JP5506877 A JP 5506877A JP S6013535 B2 JPS6013535 B2 JP S6013535B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- voice
- detector
- signal
- adaptive
- audio
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04J—MULTIPLEX COMMUNICATION
- H04J3/00—Time-division multiplex systems
- H04J3/17—Time-division multiplex systems in which the transmission channel allotted to a first user may be taken away and re-allotted to a second user if the first user becomes inactive, e.g. TASI
- H04J3/175—Speech activity or inactivity detectors
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04B—TRANSMISSION
- H04B3/00—Line transmission systems
- H04B3/02—Details
- H04B3/20—Reducing echo effects or singing; Opening or closing transmitting path; Conditioning for transmission in one direction or the other
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Time-Division Multiplex Systems (AREA)
- Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は四線電話回線に挿入され適応的に閥値を設定す
る適応形音声検出器の改良に関する。
る適応形音声検出器の改良に関する。
電話回線において、音声信号を効果的に伝送するために
種々の提案と開発がなされているが、それらにおいては
高性能の音声検出器の実現が要求Zされることが多い。
例えば、DSI(DigitalSpeechInte
rpolation−ディジタル音声挿入)方式は電話
会話において、一方の加入者の発声する時間率が平均的
に50%以下であるという事実に基いて回線の利用効率
化の向上を図る方式である。即ち、DSI端局において
多数の加入者に接続された回線(以下加入者チャンネル
と称す)の各々の状態を監視し、音声の存在する加入者
チャンネルのみを選び出し相手方のDSI端局へ送信す
る。この場合、一般的に加入者の会話率が30〜40%
であるから両DSI端局間で伝送すべきチャンネル(以
下DSIチャンネルと称する)の数を加入者チャンネル
の数の約半分にすることができる。この様な原理のDS
I方式では会話中に頻繁に回線の断続が行なわれるため
音声検出器の性能がOSIの特性を決定する一つの大き
な要因となる。
種々の提案と開発がなされているが、それらにおいては
高性能の音声検出器の実現が要求Zされることが多い。
例えば、DSI(DigitalSpeechInte
rpolation−ディジタル音声挿入)方式は電話
会話において、一方の加入者の発声する時間率が平均的
に50%以下であるという事実に基いて回線の利用効率
化の向上を図る方式である。即ち、DSI端局において
多数の加入者に接続された回線(以下加入者チャンネル
と称す)の各々の状態を監視し、音声の存在する加入者
チャンネルのみを選び出し相手方のDSI端局へ送信す
る。この場合、一般的に加入者の会話率が30〜40%
であるから両DSI端局間で伝送すべきチャンネル(以
下DSIチャンネルと称する)の数を加入者チャンネル
の数の約半分にすることができる。この様な原理のDS
I方式では会話中に頻繁に回線の断続が行なわれるため
音声検出器の性能がOSIの特性を決定する一つの大き
な要因となる。
つまり、音声検出に時間がかかりすぎると音声信号送出
の始まった加入者チャンネルをDSIチャンネルに接続
する迄の時間がかかり話頭の切断が多くなるという欠点
が現われる。また、音声検出の速度を高めて話頭の切断
を減らした場合雑音による誤動作が増し通話率く一遍講
中に音声信号の存在する割合)がみかけ上増大し、DS
Iチャンネルの飽和する確率が増える恐れがありやはり
音声の切断が生じ易くなる。この様なDSI方式での問
題点を解決するために音声検出に際して使用する閥値を
回線の特性に適応的に変化させる適応形音声検出器ある
いは音声の振幅情報の他に信号の零交差の情報を用いた
音声検出器等の採用が考えられる。
の始まった加入者チャンネルをDSIチャンネルに接続
する迄の時間がかかり話頭の切断が多くなるという欠点
が現われる。また、音声検出の速度を高めて話頭の切断
を減らした場合雑音による誤動作が増し通話率く一遍講
中に音声信号の存在する割合)がみかけ上増大し、DS
Iチャンネルの飽和する確率が増える恐れがありやはり
音声の切断が生じ易くなる。この様なDSI方式での問
題点を解決するために音声検出に際して使用する閥値を
回線の特性に適応的に変化させる適応形音声検出器ある
いは音声の振幅情報の他に信号の零交差の情報を用いた
音声検出器等の採用が考えられる。
前者の様な検出器は待顔昭47一124169号明細書
等に示されており、後者としては特公昭51一4936
1号公報あるいは椿願昭49一39723号明細書に提
案されている。前者においては、音声検出は主に信号の
振幅情報をもとに行なう。但し、検出のための閥値は回
線に存在する雑音が謀まって検出されない範囲でできる
限り小さな値に設定され、雑音信号レベルの夕大きさが
変化した場合には、閥値はそれに追従して変化する。従
って雑音振幅が小さい場合には閥値が小さな値となり弱
い音声が容易に検出でき音声の切断が小さくなる。さら
に雑音振幅が大きくなった場合には関値が大きくなり大
きな振幅の雑音による誤動作はない。閥値が大きくなる
ことにより音声信号の検出が遅れるが雑音が大きい場合
には元々の音声信号の品質が低下しているために音声の
切断の増加による品質劣化の程度は少ない。以上の事実
から適応形音声検出器はDSI方式に通した検出器とい
える。しかしながらOSI方式を反響信号の存在する回
線で使用すると反響信号のためみかけ上の講中率が高く
なりDSI効率(DSI方式採用によりチャンネル数の
削減の度合)が極端に低下する。一般の電話回線は二線
回線と四線回線とで構成されているため反響は殆んど避
けられない。従って、普通にはDSI方式と加入者との
間に反響阻止装置が挿入されることになる。反響阻止装
置は受信信号がある一定の値より大きくかつ送信側信号
よりも大きいときに送信側に大きな損失あるいは切断を
与えるという反響阻止のためのスイッチングを行う。
等に示されており、後者としては特公昭51一4936
1号公報あるいは椿願昭49一39723号明細書に提
案されている。前者においては、音声検出は主に信号の
振幅情報をもとに行なう。但し、検出のための閥値は回
線に存在する雑音が謀まって検出されない範囲でできる
限り小さな値に設定され、雑音信号レベルの夕大きさが
変化した場合には、閥値はそれに追従して変化する。従
って雑音振幅が小さい場合には閥値が小さな値となり弱
い音声が容易に検出でき音声の切断が小さくなる。さら
に雑音振幅が大きくなった場合には関値が大きくなり大
きな振幅の雑音による誤動作はない。閥値が大きくなる
ことにより音声信号の検出が遅れるが雑音が大きい場合
には元々の音声信号の品質が低下しているために音声の
切断の増加による品質劣化の程度は少ない。以上の事実
から適応形音声検出器はDSI方式に通した検出器とい
える。しかしながらOSI方式を反響信号の存在する回
線で使用すると反響信号のためみかけ上の講中率が高く
なりDSI効率(DSI方式採用によりチャンネル数の
削減の度合)が極端に低下する。一般の電話回線は二線
回線と四線回線とで構成されているため反響は殆んど避
けられない。従って、普通にはDSI方式と加入者との
間に反響阻止装置が挿入されることになる。反響阻止装
置は受信信号がある一定の値より大きくかつ送信側信号
よりも大きいときに送信側に大きな損失あるいは切断を
与えるという反響阻止のためのスイッチングを行う。
従って受信側に音声信号が入力されると反響阻止スイッ
チが働き反響阻止装置の出力端子の雑音レベルが瞬間的
に変化し、それに伴いDSI方式の送信部に入力される
チャンネルの雑音レベルも又瞬間的に変化する。そのた
めOSIシステム内の適応形音声検出器は雑音レベルが
小さな振幅から急により大きな振幅に変化した時点で誤
動作を起こす。この様に適応形音声検出器をDSI方式
に直接的に用いることはできない。一方後者の零交差情
報を用いる検出方式によれば、周期性のある音声信号あ
るいは高い周波数成分の多い信号の検出能力は改善され
るが険3出されにくい音声がやはり残る。上述の如く、
四線電話回線において、反響阻止装置が用いられた場合
、高い性能を持つ適応形音声検出器をそのまま用いるこ
とは難しい。本発明の目的は適応動作を行い、回線雑音
が低3レベルの場合は非常に短時間で音声を検出すると
ともに雑音が高レベルの場合は雑音による誤動作率を小
さくし音声を検出しかつ反響阻止装置による誤動作が生
じない検出動作を適応的に行なう適応形音声検出器を提
供することにある。
チが働き反響阻止装置の出力端子の雑音レベルが瞬間的
に変化し、それに伴いDSI方式の送信部に入力される
チャンネルの雑音レベルも又瞬間的に変化する。そのた
めOSIシステム内の適応形音声検出器は雑音レベルが
小さな振幅から急により大きな振幅に変化した時点で誤
動作を起こす。この様に適応形音声検出器をDSI方式
に直接的に用いることはできない。一方後者の零交差情
報を用いる検出方式によれば、周期性のある音声信号あ
るいは高い周波数成分の多い信号の検出能力は改善され
るが険3出されにくい音声がやはり残る。上述の如く、
四線電話回線において、反響阻止装置が用いられた場合
、高い性能を持つ適応形音声検出器をそのまま用いるこ
とは難しい。本発明の目的は適応動作を行い、回線雑音
が低3レベルの場合は非常に短時間で音声を検出すると
ともに雑音が高レベルの場合は雑音による誤動作率を小
さくし音声を検出しかつ反響阻止装置による誤動作が生
じない検出動作を適応的に行なう適応形音声検出器を提
供することにある。
4本発明は、四線電話回線に挿入され送信側チ
ャンネルの回線雑音レベルに従って適応的閥値設定動作
を行い送信側音声信号を検出する適応形音声検出器であ
って、受信側信号が存在する時間及び前記受信側信号が
消えた後の一定時間を送信側信号が存在する時間及び前
記送信側信号が消えた後の一定時間とに対して前記適応
的閥値設定動作を停止する手段を持つことを特徴とする
。本発明の適応形音声検出器は、反響阻止装置のスイッ
チング、すなわち、受信側で音声のレベルを監視し、あ
る一定値を越した時に反響阻止装置のスイッチングが行
われ、反響阻止スイッチがOFFとなり、送信側の回線
が切断される可能性を考慮して音声検出器の閥値を適応
的に推定する動作を停止する。
ャンネルの回線雑音レベルに従って適応的閥値設定動作
を行い送信側音声信号を検出する適応形音声検出器であ
って、受信側信号が存在する時間及び前記受信側信号が
消えた後の一定時間を送信側信号が存在する時間及び前
記送信側信号が消えた後の一定時間とに対して前記適応
的閥値設定動作を停止する手段を持つことを特徴とする
。本発明の適応形音声検出器は、反響阻止装置のスイッ
チング、すなわち、受信側で音声のレベルを監視し、あ
る一定値を越した時に反響阻止装置のスイッチングが行
われ、反響阻止スイッチがOFFとなり、送信側の回線
が切断される可能性を考慮して音声検出器の閥値を適応
的に推定する動作を停止する。
この様にすると、反響阻止スイッチがOFF状態のとき
、音声検出器の闇値は反響阻止スイッチがONからOF
Fに変化した直前の値に保持されているため、誤動作を
なくすことが一応可能となる。一方、ある種の反響阻止
装置によっては、DSI端局の送信側より音声信号が入
力された場合には、この音声信号を優先させるために受
信側に数船程度の損失を挿入するタイプのものがある。
、音声検出器の闇値は反響阻止スイッチがONからOF
Fに変化した直前の値に保持されているため、誤動作を
なくすことが一応可能となる。一方、ある種の反響阻止
装置によっては、DSI端局の送信側より音声信号が入
力された場合には、この音声信号を優先させるために受
信側に数船程度の損失を挿入するタイプのものがある。
この場合、回線の状況によっては、DSI端局の送信側
より供給される音声信号の雑音レベルに変化が生じるた
め、この時点で関値を適応的に推定する動作が損なわれ
る。この欠点を除去するため本発明においては、送信側
に音声が存在する時点においても、閥値を適応的に推定
する動作を停止させることにより、誤動作を防止してい
る。次に図面を参照して本発明を詳しく説明する。第1
図は本発明の適応形音声検出器を用いたDSI総局の例
であり、一方の端局のみを示している。先ず、従来のD
SI方式を説明する。従来の端局においては、第1図の
受信側音声検出器300が設けられていない。多数の加
入者に接続された送信側加入者チャンネル及び受信側加
入者チャンネルはそれぞれ入力端子11,12,…li
,…,ln及び41,42,…4i,…,4nに接続さ
れている。PCM符号器1 1川ま各加入者からの信号
を時分割多重されたディジタル信号に変換する。PCM
符号器1 10の出力は送信側音声検出器140及び遅
延回路120‘こ与えられる。前記音声検出器140は
信号線51を介して各加入者チャンネルの音声信号の存
在を監視検出しその結果を信号線52を介してチャンネ
ル割当回路150に与える。チャンネル割当回路150
は遅延回路120を経て遅延された各加入者チャンネル
信号のうち劉当てを受けた信号のみをメモリ1301こ
書き込む。
より供給される音声信号の雑音レベルに変化が生じるた
め、この時点で関値を適応的に推定する動作が損なわれ
る。この欠点を除去するため本発明においては、送信側
に音声が存在する時点においても、閥値を適応的に推定
する動作を停止させることにより、誤動作を防止してい
る。次に図面を参照して本発明を詳しく説明する。第1
図は本発明の適応形音声検出器を用いたDSI総局の例
であり、一方の端局のみを示している。先ず、従来のD
SI方式を説明する。従来の端局においては、第1図の
受信側音声検出器300が設けられていない。多数の加
入者に接続された送信側加入者チャンネル及び受信側加
入者チャンネルはそれぞれ入力端子11,12,…li
,…,ln及び41,42,…4i,…,4nに接続さ
れている。PCM符号器1 1川ま各加入者からの信号
を時分割多重されたディジタル信号に変換する。PCM
符号器1 10の出力は送信側音声検出器140及び遅
延回路120‘こ与えられる。前記音声検出器140は
信号線51を介して各加入者チャンネルの音声信号の存
在を監視検出しその結果を信号線52を介してチャンネ
ル割当回路150に与える。チャンネル割当回路150
は遅延回路120を経て遅延された各加入者チャンネル
信号のうち劉当てを受けた信号のみをメモリ1301こ
書き込む。
遅延回路120は音声検出の遅れ及びチャンネル割当回
路15川こおける割当決定に関する演算の遅れを補償す
るために従来から用いられてし、夕るものであるが、こ
の例における如く音声検出の能力が高くこのため検出時
間が短い場合には、遅延回路120がなくても品質の劣
化は少ない。チャンネル割当回路150から出される割
当信号とメモリ130の出力はマルチプレクサ160に
よZり混ぜあわされて送信出力端子2から出力される。
相手側のDSI端局も第1図と同じ構成を持っており、
相手局から送られた信号は受信機子3から入力されると
ともにデマルチブレクサ(分離回Z路)21川こよりチ
ャンネル割当信号が選び出され、受信側チャンネル割当
回路220に入力される。
路15川こおける割当決定に関する演算の遅れを補償す
るために従来から用いられてし、夕るものであるが、こ
の例における如く音声検出の能力が高くこのため検出時
間が短い場合には、遅延回路120がなくても品質の劣
化は少ない。チャンネル割当回路150から出される割
当信号とメモリ130の出力はマルチプレクサ160に
よZり混ぜあわされて送信出力端子2から出力される。
相手側のDSI端局も第1図と同じ構成を持っており、
相手局から送られた信号は受信機子3から入力されると
ともにデマルチブレクサ(分離回Z路)21川こよりチ
ャンネル割当信号が選び出され、受信側チャンネル割当
回路220に入力される。
受信側チャンネル割当回路220は受信信号をメモリ2
30の定められたチャンネルの対応する位置に書き込み
、又、ゲート回路240を制御2して予め定められた時
間に対応するチャンネルの信号が出力されるように再生
された時分割多重信号はPCM復号器250‘こ印加さ
れ各加入者に接続された入力端子41,42,・・・4
i・…4nに音声信号が復号され、出力される。以上が
従来のDSI方式の簡単な説明であるがその実現方法は
持公昭49−31805号、侍公昭49−33409号
、侍公昭49−3341び号、特公昭49一33411
号公報に記載されているので、ここでは詳細な説明を省
く。
30の定められたチャンネルの対応する位置に書き込み
、又、ゲート回路240を制御2して予め定められた時
間に対応するチャンネルの信号が出力されるように再生
された時分割多重信号はPCM復号器250‘こ印加さ
れ各加入者に接続された入力端子41,42,・・・4
i・…4nに音声信号が復号され、出力される。以上が
従来のDSI方式の簡単な説明であるがその実現方法は
持公昭49−31805号、侍公昭49−33409号
、侍公昭49−3341び号、特公昭49一33411
号公報に記載されているので、ここでは詳細な説明を省
く。
次に本発明の適応形音声検出器の動作について説明する
。
。
本発明の適応形音声検出器は送信側音声検出器140と
受信側音声検出器300とから構成されている。受信側
音声検出器300では、受信の各加入者チャンネルに対
応する信号が存在するか否かを信号線54を介して監視
し、もし音声信号が存在するならば送信側音声検出器1
40に信号線53を介して検出信号を与え、受信側に音
声信号が存在するときにDSI端局と加入者との間に挿
入された反響阻止装置(図示せず)の反響阻止スイッチ
(図示せず)が行なうスイッチ動作を考慮して送信側音
声検出器140内における閥値設定のための適応動作を
停止させる。第2図を参照して受信音声検出器300お
よび送信側音声検出器140の動作について詳細に説明
する。
受信側音声検出器300とから構成されている。受信側
音声検出器300では、受信の各加入者チャンネルに対
応する信号が存在するか否かを信号線54を介して監視
し、もし音声信号が存在するならば送信側音声検出器1
40に信号線53を介して検出信号を与え、受信側に音
声信号が存在するときにDSI端局と加入者との間に挿
入された反響阻止装置(図示せず)の反響阻止スイッチ
(図示せず)が行なうスイッチ動作を考慮して送信側音
声検出器140内における閥値設定のための適応動作を
停止させる。第2図を参照して受信音声検出器300お
よび送信側音声検出器140の動作について詳細に説明
する。
送信側音声検出器140は雑音信号のレベルを逐次測定
し関値を求める閥燈設定部142と関値設定部142で
求められた閥値を用いて音声検出する音声検出部141
と音声検出部141からの検出信号が消えた後ある一定
時間検出状態を保持するハングオーバー回路143とか
ら構成されている。閥値設定部142は、例えば、入力
信号が適当に設定された闇値より大きければ、内蔵した
積分器(図示せず)を1増し、それより小さければ1だ
け減ずるという動作を繰り返すことにより閥値が入力信
号よりも小さく設定されていれば、積分器は増加し続け
、ある一定値になったところで闇値を上げ、閥値が大き
く設定されているときには前記積分器は減少し続け、あ
る一定値以下になったときに闇値を下げるように構成さ
れている。尚、詳細については、持開昭49一8221
6号公報等に示されているので説明を省略する。送信側
音声検出器140の入力信号は音声検出部141と関値
設定部142とに信号線51を介して加えられる。閥値
設定部142はもし前記入力信号に存在する雑音信号レ
ベルが小さければ雑音で音声検出部141が誤動作を起
さない程度にまで閥値を下げる。雑音信号レベルが除々
に増加し始めた場合には、音声検出部141が誤動作を
タ起さぬ様に閥値を上げる。一方、受信側音声検出器3
00は音声検出部301と、ハングオーバー回路302
とで構成されており、受信側の信号レベルが予め設定さ
れた闇値@より大きくなった場合には、送信側音声検出
器14川こ閥値の適応動0作停止の指令を行なう。ここ
でハングオーバー回路302におけるハングオーバータ
イムの決定は次のように行なわれる。閥値設定部142
の適応動作停止は、DSI総局と加入者との間に挿入さ
れた反響阻止装置の反響阻止スイッチが動作する全タ時
間にわたらなければならない。従って、反響阻止装置の
ハングオーバータイムと反響路の遅延時間との和よりも
長い値をハーグオーバー回路302のハングオーバータ
イムとすれば良い。反響阻止菱贋のハングオーバータイ
ムはCCITT規格に40準拠していると考えるならば
、350ミリ秒以下であり、反響路の遅延時間は国内で
あれば最大30ミリ砂程度と考えられる。従って、ハン
グオーバー回路302のハングオーバータイムは380
ミリ秒以上とすれば良い。以上、受信側に音声が供給さ
れた場合について本発明の実施例の動作を説明した。
し関値を求める閥燈設定部142と関値設定部142で
求められた閥値を用いて音声検出する音声検出部141
と音声検出部141からの検出信号が消えた後ある一定
時間検出状態を保持するハングオーバー回路143とか
ら構成されている。閥値設定部142は、例えば、入力
信号が適当に設定された闇値より大きければ、内蔵した
積分器(図示せず)を1増し、それより小さければ1だ
け減ずるという動作を繰り返すことにより閥値が入力信
号よりも小さく設定されていれば、積分器は増加し続け
、ある一定値になったところで闇値を上げ、閥値が大き
く設定されているときには前記積分器は減少し続け、あ
る一定値以下になったときに闇値を下げるように構成さ
れている。尚、詳細については、持開昭49一8221
6号公報等に示されているので説明を省略する。送信側
音声検出器140の入力信号は音声検出部141と関値
設定部142とに信号線51を介して加えられる。閥値
設定部142はもし前記入力信号に存在する雑音信号レ
ベルが小さければ雑音で音声検出部141が誤動作を起
さない程度にまで閥値を下げる。雑音信号レベルが除々
に増加し始めた場合には、音声検出部141が誤動作を
タ起さぬ様に閥値を上げる。一方、受信側音声検出器3
00は音声検出部301と、ハングオーバー回路302
とで構成されており、受信側の信号レベルが予め設定さ
れた闇値@より大きくなった場合には、送信側音声検出
器14川こ閥値の適応動0作停止の指令を行なう。ここ
でハングオーバー回路302におけるハングオーバータ
イムの決定は次のように行なわれる。閥値設定部142
の適応動作停止は、DSI総局と加入者との間に挿入さ
れた反響阻止装置の反響阻止スイッチが動作する全タ時
間にわたらなければならない。従って、反響阻止装置の
ハングオーバータイムと反響路の遅延時間との和よりも
長い値をハーグオーバー回路302のハングオーバータ
イムとすれば良い。反響阻止菱贋のハングオーバータイ
ムはCCITT規格に40準拠していると考えるならば
、350ミリ秒以下であり、反響路の遅延時間は国内で
あれば最大30ミリ砂程度と考えられる。従って、ハン
グオーバー回路302のハングオーバータイムは380
ミリ秒以上とすれば良い。以上、受信側に音声が供給さ
れた場合について本発明の実施例の動作を説明した。
次に送信側に音声が供給された場合の動作について説明
する。すでに述べた通り、反響阻止装置によっては、D
SI端局の送信側の入力端子11・・・lnに接続され
た加入者チャンネルに音声信号が存在するとき、これら
の加入者からの音声信号を濠先するために受信側に数肋
の損失を挿入することがある。この場合、回線の状況に
よってはDSI端局の送信側の前記加入者チャンネルの
雑音レベルに変化が現われ、音声検出部141が音声を
検出することがあるので、この場合も閥値設定部142
の適応動作を停止する必要がある。すなわち、送信側の
音声検出部141で音声信号が検出された場合、反響阻
止装置のハングオーバータイムを考慮して第2図に示す
如く、信号線60を介してハングオーバ−回路143か
ら閥値設定部142へ適応動作を停止するよう制御を行
なう必要がある。以上の説明は反響阻止装贋がOSI端
局と加入者との間に挿入されることを想定したが、DS
Iと反響阻止装置とを一体化することにより両者の音声
検出器が共有できること等の理由でDSI総局に反響阻
止機能を組み込む方が望ましい。その場合閥値設定部1
42の適応動作停止は組み込まれた反響阻止部の動作状
態をもとに行われることになる。DSI端局に接続され
た加入者チャンネルカザCMの一次群あるいはさらに高
いオーダの群の場合には、PCM符号器1 10及びP
CM復号器250は不要となる。
する。すでに述べた通り、反響阻止装置によっては、D
SI端局の送信側の入力端子11・・・lnに接続され
た加入者チャンネルに音声信号が存在するとき、これら
の加入者からの音声信号を濠先するために受信側に数肋
の損失を挿入することがある。この場合、回線の状況に
よってはDSI端局の送信側の前記加入者チャンネルの
雑音レベルに変化が現われ、音声検出部141が音声を
検出することがあるので、この場合も閥値設定部142
の適応動作を停止する必要がある。すなわち、送信側の
音声検出部141で音声信号が検出された場合、反響阻
止装置のハングオーバータイムを考慮して第2図に示す
如く、信号線60を介してハングオーバ−回路143か
ら閥値設定部142へ適応動作を停止するよう制御を行
なう必要がある。以上の説明は反響阻止装贋がOSI端
局と加入者との間に挿入されることを想定したが、DS
Iと反響阻止装置とを一体化することにより両者の音声
検出器が共有できること等の理由でDSI総局に反響阻
止機能を組み込む方が望ましい。その場合閥値設定部1
42の適応動作停止は組み込まれた反響阻止部の動作状
態をもとに行われることになる。DSI端局に接続され
た加入者チャンネルカザCMの一次群あるいはさらに高
いオーダの群の場合には、PCM符号器1 10及びP
CM復号器250は不要となる。
また、アナログTAS1(TimeAssigmmen
tSpeechInterpolation)でもアナ
ログ的に同様な方法で実現できる。以上の説明はDSI
方式における実施例を示したが、本発明によればDSI
に限らず一般の四線回線で音声の処理を行うため誤りの
ない高い性能を持つ適応形音声検出器が縛られる。
tSpeechInterpolation)でもアナ
ログ的に同様な方法で実現できる。以上の説明はDSI
方式における実施例を示したが、本発明によればDSI
に限らず一般の四線回線で音声の処理を行うため誤りの
ない高い性能を持つ適応形音声検出器が縛られる。
0図面の簡単な説明
第1図は本発明の適応形音声検出器を用いたDSI端局
の一例を示す図および第2図は本発明の適応形音声検出
器の−実施例を示すブロック図である。
の一例を示す図および第2図は本発明の適応形音声検出
器の−実施例を示すブロック図である。
第1図および第2図において、11,12,…li,・
・・,lnは入力端子、2は出力端子、3は入力端子、
41,42,・・・4i,…,4nは出力端子、110
はPCM符号器、120は遅延回路、130はメモリ、
140‘ま送信側音声検出器、141は音声検出部、1
42は閥値設定部、143はハングオーバー回路、15
0はチャンネル割当回路、160はマルチプレクサ、2
10はデマルチプレクサ(分離回路)、220は受信側
チャンネル割当回路、230はメモリ、240はゲート
回路、250はFCM復号器、300‘ま受信側音声検
出器、301は音声検出部、302はハングオーバー回
路である。
・・,lnは入力端子、2は出力端子、3は入力端子、
41,42,・・・4i,…,4nは出力端子、110
はPCM符号器、120は遅延回路、130はメモリ、
140‘ま送信側音声検出器、141は音声検出部、1
42は閥値設定部、143はハングオーバー回路、15
0はチャンネル割当回路、160はマルチプレクサ、2
10はデマルチプレクサ(分離回路)、220は受信側
チャンネル割当回路、230はメモリ、240はゲート
回路、250はFCM復号器、300‘ま受信側音声検
出器、301は音声検出部、302はハングオーバー回
路である。
オー図
オ2図
Claims (1)
- 1 四線電話回線に挿入され送信側チヤンネルの回線雑
音レベルに従って適応的閾値設定動作を行い送信側音声
信号を検出する適応形音声検出器において、受信側信号
が存在する時間及び前記受信側信号が消えた後の一定時
間と送信側信号が存在する時間及び前記送信側信号が消
えた後の一定時間とに対して前記適応的閾値設定動作を
停止する手段を持つことを特徴とする適応形音声検出器
。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5506877A JPS6013535B2 (ja) | 1977-05-12 | 1977-05-12 | 適応形音声検出器 |
US05/895,561 US4167653A (en) | 1977-04-15 | 1978-04-12 | Adaptive speech signal detector |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5506877A JPS6013535B2 (ja) | 1977-05-12 | 1977-05-12 | 適応形音声検出器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS53139912A JPS53139912A (en) | 1978-12-06 |
JPS6013535B2 true JPS6013535B2 (ja) | 1985-04-08 |
Family
ID=12988369
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5506877A Expired JPS6013535B2 (ja) | 1977-04-15 | 1977-05-12 | 適応形音声検出器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6013535B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CA1130920A (en) * | 1979-03-05 | 1982-08-31 | William G. Crouse | Speech detector with variable threshold |
JPH0631997B2 (ja) * | 1984-02-29 | 1994-04-27 | 日本電気株式会社 | 音声検出器の出力保持回路 |
-
1977
- 1977-05-12 JP JP5506877A patent/JPS6013535B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS53139912A (en) | 1978-12-06 |
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