JPS6013084B2 - 水中構造体 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は英国特許第１４６０５２針号および第１５３５
２２７号明細書に記載した水中構造体の改良に係るもの
である。

簡単にいえば、上訪英国特許の水中構造体は事前に組み
立てたデッキ。

ユニットを備えしこのデツキ・ユニットの周囲には不浸
透の膜が取り付けられ水中構造体が使用される現場にま
で浮かばせられる凝集物を利用する構造体を形成する。
険は次いで海底に接触するよう伸張せしめられて水と砂
との混合物が膜の内部に圧送され、水は次いで膜の内部
から抽出され膜内にデッキ・ユニットの重量を適当に支
持することができる凝集した砂の塊を形成する。この水
中構造体を更に完全に理解するには上記英国特許明細書
を参照されたい。本発明の１つの面では、デッキ・ユニ
ットには下方に懸垂した周囲すそ部が設けてあり不浸透
膜がすそ部の内面に固着されている水中構造体を提供す
る。例示の目的で本発明の１つの具体例を添付図面を参
照して説明する。

添付図面を参照すると、水中構造体１０は不浸透の袋状
腰１４が固着されている鋼またはコンクリート製の事前
に組み立てた浮揚性デッキ・ユニット１２を含んでいて
、膜１４は摩耗抵抗ネオプレン・ゴムまたはそれに似た
物質で両国を被覆した高規格ナイロン織地で都合よく作
られる。

デッキ・ユニットの本体から剛性の周囲すそ部１２ａが
懸垂していて〜膜の上縁がすそ部１２ａの内面のほぼ全
体をおおし、ナット・ボルト１６と支え板１８とにより
すそ部に固着されている。膜１４の損傷を避けるため、
支え板亀８の下縁は丸味を付けることが好ましくまたナ
ット・ボルト亀６はキャップ２０でおおうことが好まし
い。すそ部の下緑は符号１２ｃで示した如く拡大して丸
味を付したフーティングを形成している。現場へ輸送中
、膜１４はすそ部１２ａにより形成される被包内に折り
たたまれけん引中保護膜２２により保護される。

現場ではへ保護膜２２は取り除かれ膜】４はその基部が
海底に接触するに十分な程度伸張せしめられるまで内部
に水を圧送することにより伸張せしめられる。

バラストの第１の充填物が膜１４内に位置決めされ主井
筒スクリーン２４が膜の内部に引き下げられ次いで更に
バラストが入れられて下部の排水層２６を形成する。次
に、砂と水との混合物が袋状膜内に圧送され水中ポンプ
３０と出口パイプ３２により膜から水が取り除かれて膿
内に砂塊２８を形成し、この砂塊は最終的に袋状膜を満
たす。砂充填作業の終了後、必要に応じてポンプ３０が
作動して砂から排水して間隙圧の増大を抑制しそれによ
り周囲の水の自然の静水圧に砂を閉じ込めさせ砂塊２８
の内部勢断強度を増大して砂塊２８はデッキ。ユニット
の重量を支持することができる。上述のようにして現場
で設置した水中構造体は、防波堤や、海岸から離れた場
所で海底ボーリングを行う場合の基地等を形成するため
に用いられる。

以上説明した水中構造体の利点は次のとおりである。

１ デッキを水中から持ち上げることもなく陸上で乾式
にデッキのすそ部に膜が取り付けられ適当に密封できる
かまたは膜の取り付けを水中で行うことができる。

２ 静水的に支持された砂の構造体の完成後、充填作業
による砂の残留圧力が膜を周囲のすそ部の内面に圧送さ
せそれにより腹とすそ部との間を密封する。

砂は水中を沈降しつつ袋状膜内の水の濃度を膜の外部の
水の濃度に比較して増大する。これがため膜を押し拡げ
てすそ部の内側に圧嬢させて恒久的に密封する。砂が一
杯になり脱水されるに従い砂は伸張した膜を満たしこの
残留圧力が保持されるようにする。砂を満たす速度を増
減することにより圧力の程度は任意の時点で制御できる
。３ 麹またはコンクリート製のすそ部は変化する織と
波との状態により閉じ込める静水圧が変動する上部帯城
において砂を更に保護し閉じ込める。

４ デッキ・ユニットの荷重がデッキのベースの支え能
力と「すそ部の内壁と砂の塊との間の摩擦とすそ部の基
部における丸珠を付したフーティングの支え能力とによ
り砂に伝達される。

５ デッキの剛強なすそ部内に包まれた砂の重量により
デッキの有効重量が増しそれにより水中構造体全体の構
造的安定性を増す。

６ 井筒スクリーンの基部に設けた摩擦板母８と「デッ
キの頂部と井筒スクリーンの頂部との間に設けた後に力
を加えるものであるポストテンショニングＱジャッキ＆
２とを使用することによってデッキを砂の塊に定着する
よう押付けることが可能なようにするため、建設後に鋼
製の井筒ケーシングを使用してもよい。

７ 膜とデッキのすそ部の内面との間の摩擦ならびにボ
ルト留めによる接続と定着された井筒スクリーンとによ
り鋼製デッキと砂との間の構造的接続が改善される。

８ 特定の現場で生じることのある干潮と最大の波谷と
の組合わせに対して、すそ部の真下の膜の上方部分が常
に水中にありそれにより砂の塊をこの険の上部内に閉じ
込めるようにするためデッキ功ユニットの下方に延びる
すそ部の長さが個々に設計される。

【図面の簡単な説明】

第亀図はけん引されるばかりの状態の本発明に係る水中
構造体の垂直断面線図「第２図は現場において組み立て
た第１図の水中構造体の垂直断面線図、第３図は第２図
のＢ部分の拡大図である。 亀０…水中構造体、１２…デッキ。ユニット「１２ａ…
すそ部、１２ｂ…すそ部の内面ト亀４…膿ト２遼…砂の
塊、３０，３２…水除去手段。ＦＩＧ．ｌＦＩＧ．２ ＦＩＧ．３

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 事前に組み立てたデツキ・ユニツトと、上記デツキ
   ・ユニツトの周囲に取り付けた不浸透膜と、伸張して海
   底または川底に着座して上記デツキ・ユニツトの重量を
   支えるよう上記膜内を満たす砂またはその他の粒状物質
   の凝集塊と、上記砂内の水の溜りを取り除いて塊を凝集
   状態に保持する手段とを備えた水中構造体において、上
   記デツキ・ユニツトには下方に懸垂した剛性の周囲すそ
   部が設けてあり、上記不浸透膜が上記すそ部の内面に固
   着されていることを特徴とする水中構造体。 ２ 上記すそ部の下縁が拡大し丸味が付してある特許請
   求の範囲第１項の水中構造体。 ３ 上記膜が上記すそ部の内表面のほとんど全体をおお
   い、上記砂が上記すそ部の内部スペースを満たしそれに
   より上記膜を上記すそ部に圧接させて膜とすそ部との間
   の密封を改善する特許請求の範囲第１項又は第２項の水
   中構造体。