JPS60126305A - クツシヨン製品の成形方法および染色方法 - Google Patents

クツシヨン製品の成形方法および染色方法

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JPS60126305A
JPS60126305A JP23228084A JP23228084A JPS60126305A JP S60126305 A JPS60126305 A JP S60126305A JP 23228084 A JP23228084 A JP 23228084A JP 23228084 A JP23228084 A JP 23228084A JP S60126305 A JPS60126305 A JP S60126305A
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cushion
cloth
cover
dyeing
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JP23228084A
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アイ・ウイアー・シアーズ,ジユニア
ジヨン・イー・ホステトラー
ウイリアム・エイチ・フルセブツシユ
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APARERU FUOOMU CO
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APARERU FUOOMU CO
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の分野 本発明は布の成形および染色方法に関する。さらに詳細
には、衣服、または車両シート用カッ!−1車両内装用
に成形されたカーペットあるいは音響用または装飾用パ
ネルなどのような他の立体的製品の成形および染色法に
関する。
発明の背景 近年、比較的安価な既製の衣料で、しがも美しく仕立て
られた外観を有し、長い間着用した後も、かかる外観を
保ちうる衣料の需要が増大してきている。その結果、か
かる衣服を製造するために、種々の合成材料が単独で、
あるいは天然繊維と混合して布地に取り入れられてきた
。しかしながら、これらの繊維をもめんやウールなどの
ような天然繊維と共に衣服とするには、いまだに、時間
を要し、かつ労働集約的な、従来の裁断、縫製およびプ
レス法によらねばならない。従って、みばえのよい衣服
の製造コストは、満足できるほど低減できない。同様に
、車両のシートおよびその他に用いられる布張りのカバ
ーも従来法による裁断および縫製法により製造されるの
で、その結果、−高価となり、しかも布にギヤザーがよ
ったりしわになったりして、外観も満足のいくものでは
ない。
布製品を作る従来法では、まず布を平面的に、多数の布
片に裁断する。該布片は、あらかじめ決められた、しば
しば複雑な型紙に従って配置される。裁断コストを最小
限にするために、多数の布を一度に所望の型に裁断する
。しかしながら、かかる方法において、刃物は、何枚も
の布を正確に衣服の型どおりとすることはできないので
、布片に寸法の大小ができる。その結果、最終的な衣類
においては、望ましくないことに、寸法および外形がま
ちまちとなる。また、従来の布製品製造法では、型通り
に裁断した布を、針仕事または接合により連結したり、
継ぎあわせなければならず、また、衣類を形作るために
必要な箇所には、典型的にダーツをとる。この後、着用
具合をよくし、しわを取り除くためにプレスする。これ
らの工程はすべて労働集約的で、それ故、費用がかかる
従来の布製品製造法固有の欠点のために、過去に、これ
らの製品を成形法により製造する試みがなされてきた。
実用的で効果的な布製品成形方法が開発されれば、現在
の裁断および縫製または接合性固有の欠点の多くは除去
されると考えられる。
たとえば、成形された衣服では、従来法においてとり入
れられていた多くの労働集約的工程が低減されるため、
従来の製造方法に従って製造された衣服よりも、経済的
に製造され、成形前の衣服における寸法の不統一性が除
かれ、したがって、成形された衣類における寸法の一貫
性は、従来法により製造された衣服に比へ、はるかに優
れている。
成形された布製品で必要な縫い目およびダーツは、従来
法による製品に比べ、はるかに少ない。
これにより、縫い目が破れたりつれたりする問題が低減
され、製品の、特に長期間の使用および洗濯後の気ごこ
ちおよび丈夫さは著しく向上する。
さらに、布製品を成形製造することにより、特に格子じ
まや他の模様のついた布地に関して、加工製品の外観が
向上されるとともに、加工製品を製造するのに要する労
働および材料量の双方を最小限にすることにより、コス
トを低減することが可能となる。
衣服および他の布製品の成形に関して、さまざまな方法
が提案されてきたが、これらの方法は、いずれも重大な
欠点を有している。これらの先行技術の方法は、いずれ
も主にニット地の成形方法に関し、 11)成形前に作られた製品の外形が、最終的に成形さ
れた製品の一般的形態と一致しない、(2)すでに平面
的に幅出しされた加工布を成形工程で用いる、および (3)衣類が均一の引張応力のもとで成形されないので
、加工衣料において、布地の密度がまちまちで、寸法も
ふぞろいである、 といった欠点を有している。これらの先行成形法では一
般的に、その成形された形態を、特に長期間着用し、洗
濯した後も保持できる衣服を製造できない。さらに、こ
れらの先行技術の製法は、すでに、平面で寸法設定処理
に付した加工布の成形に関するので、該成形方法では、
加工製品の寸法の正確さ、満足のいく伸びおよび看ごこ
ちの之゛ちらも得られない。
特定の種類の布の成形に関する他の公知の方法では、単
一の製造工程で、布製品の成形および染色の両方を行な
うことについての利点は認識していない。
典型的にロール機で行なわれる、2つの特に重要な加工
工程は、布の染色と幅出しである。染色工程では、布地
に熱を加えることがあり、これにより、熱可塑性織地の
場合、個々の糸の織り目を固定してしまう傾向がある。
幅出し工程では、引張応力および熱の双方を加え、これ
により、個々の糸の織目が固定される。しかし、いずれ
の場合も、加工衣料自体の全体的形状については、布地
の固定、染色および幅出しはできない。公知の成形方法
は典型的−には染色済および/または幅出し済祠料を利
用し、あらゆる加工工程を適用する前の織機または編機
から出たばかりの完全に加工されていない生繊維材料で
ある材料を用いることの利点を認めていない。
要約すると、布製品に関する公知の成形方法はいずれも
、実用的で効果的な製造方法を提供していない。また、
これらの先行技術の方法により得られる製品は、一般に
、美的魅力がなく、伸縮性が不十分で、一般に石川具合
が悪い。また、これらの先行技術の成形方法はいずれも
、単一操作で未加工布を成形し、かつ染色することを考
慮していない。
発明の要約 本発明の方法によれば、従来法を上回る大きな発展と進
歩が得られる。従来法は、熱成形法のみにより布を実際
に再成形するのに対し、本発明では、特別に配置したパ
ターンまたはブランク(白生地)の形に裁断した未加工
布を利用し、次に該布を成形し、加工し、染色して、完
全に加工し、寸法を設定する。
従って、本発明の目的の1つは、色および本来の形状を
確実に保持する、すばらしい外観の布製品を製造するた
めの布の成形および染色方法を提供することである。
本発明の他の目的は、予定し、た立体的形状の布製品を
成形するための、未加工織物を成形し、染色する方法を
提供することである。
本発明のさらに他の目的は、布製品を型上で、予定した
形状を保持しながら、染色およびセットまたは寸法安定
性に関する工程を行なう、布製品の成形方法を提供する
ことである。
本発明のさらにもう1つの目的は、衣服を生繊維材料ま
たは部分的に未加工の布から成形する方法を提供するこ
とであり、該方法においては、衣服を金型からとり出す
前に、成形工程中に染色する。
本発明のさらに他の目的は、染色および従来平面で布に
適用された加工処理の少なくともいくつかを、製品の最
終的な形状の型上に布を保持している間においてのみ行
なう、布製品の成形方法を提供することである。
本発明のさらに他の目的は、クッションをカバーの雄型
として染色され形成された布カバーを有するクツンヨン
製品を成形する方法を提供することである。
以下の説明で明らかになる本発明のこれらおよび他の目
的および利点によると、本発明は、あらかじめ決められ
た形状に布を成形し、がっ染色する方法からなる。さら
に詳細には、該方法では、未加工布を金型にかぶせて置
き、型上にある間に該布を染色し、処理するので、該布
は型がらとりだされた際には、着色され、−予定された
形状を保持している。
本発明の実施に用いられる布は、1枚の平面の「ブラン
ク」または、できるだけ少ない(好ましくは1枚)枚数
で構成され、できるだけ少ない縫い目または継ぎ目でつ
ながった、立体的シェル(外殻)であるのが好ましい。
本発明の重要な具体例においては、布は、未染色のポリ
エステル製品であって、これはまず該布を化学的に処理
し、織地の熱履歴性を低減し、従って染料の吸収能力を
弱め、次に、該布および型を染浴(染色浴)に浸すこと
により、染色される。
該型は、孔を有するか、または染料の該型および布製品
を通しての移動を容易にし、それにより内側および外側
の両方が確実に均一に着色されるように他の設計が施さ
れているのが好ましい。多くの場合、染色に先だって化
学的処理は行なう必要がなく、実施されない。本発明の
具体例において、セット工程は、染浴をポリエステル生
地の熱固定゛(ヒートセット)限界以上に加熱して布を
染色するときに同時に行われる。
図面の説明 m1図は不発明を実施するのに用いられる型の概略図、 $2図は本発明の実施において加工された布シェルの成
形に用いる布ブランク(白生地)の概略図、 第3図は第2図に示されたブランクから布シェルを加工
成形することを示した概略図、第4図は収縮した状態の
第1図の型と型上の布シェルの上面図、 $5図は第4図と同様の上面図、ただし、型は膨張し、
型上の布シェルの張力が均一であることを示している。
本発明の成形方法は、ナイロン、ポリエステル、アクリ
ル系、麻、もめん、レーヨン、ウール、絹、またはこれ
らの繊維の混合物を包含する人工または天然の糸または
繊維から製造された織布または編物のごとき広範囲の種
々の布材料を用いることができる。本発明は織物に好適
であるが、その長所は、ニット地にも同様に応用される
。本発明は特に未加工布の処理に適している。本明細書
中、「未加工布」とは、布地に永久的な寸法または形状
を付与したり、糸の交差部分を固定する様な従来の処理
方法を平面状で付していない布を意味する。たとえば、
幅出し、クララビング、予備収縮工程、化学的架橋工程
および他の公知の方法などの通常の加工工程は、かかる
工程により布に永久的な寸法または形状が付与される限
り本発明の実施前の布には施されない。一方、「加工布
」とは、このような永久的な寸法および形状を付与する
工程に付した布を意味する。このような未加工布は、本
発明の方法において好んで用いられ、実際には、用いら
れた熱可塑性合成繊維の布は全て、成形および染色工程
の間、最高限度の温度にさらされる。
典型的には、本発明において用いられる布は、必要な従
来のあらゆる裁断を容易にするような寸法保全性を有す
るが、その他は、寸法復元性が比較的小さく、糸の交差
部分は、永久的には固定されない。
本発明の好ましい具体例によれば成形工程において用い
られる前に平面状態で布に特別な処理が行なわれ、しば
しば生ずるシワさえもない優れた外観が得られる。この
予備調整工程において、該布は巻付方向に軽く引っばら
れるが、横方向には張力をかけないでおかれ、次に高温
で、ただし布の熱固定温度または従来のテンタリング温
度より低い温度に加熱される。成形工程に先だった、が
かる布の予備調整により、これを行なわない場合加工製
品にあられれる軽いしわがいずれも除去されることがわ
かった。
加工布を使用することは(該布に平面状で永久的な寸法
を付与する処理を布jこ行なうこと)、多くの理由から
あまり好ましくない。まず第1に、寸法設定は平面状態
の材料に行なわれるので、布を輪郭に再構成するのが、
不可能でないにしても非常に困難となる。第2に、加工
材料は、未加工材料に比べて本来伸縮性が少ないので、
型上に設置するのが非常に困難である。さらに、第3に
、糸の織目がたて・横両方向に自由に動ける未加工布は
、しわなしに、布を全体的に均一に分布させ、型上に適
切に設置しうるのに対し、加工布では、糸の織目が比較
的固定されているので、しわなしに型上に置くことは、
不可能ではないにしても困難であることが明らかである
。その結果、加工布を用いることは、本発明においては
、効果的でないことが明らかである。
ズボンを成形するのに用いる、膨張性金型の例を第1図
に示し、金型全体を(10)で示す。金型00)は、前
部(121および後部04)を有し、これらは、機械的
に連結され、分断線(16)に沿って膨張し得る。核型
は、i造される実際の衣服の寸法および形状を忠実に形
成するように作られ、衣服に適切な折り目を作るための
ふち(18)を有する。金型(10)は、金属、プラス
チック、陶器または木を含む種々の材料から作ることが
できる。核型(金型)は、孔をあけたり、網やメツシュ
で構成されていてもよい。本発明の実施について、材料
の種類は一般的には屯要でないが、型の材料は、特定の
用途においである特定の加工上の要因に関連している。
たとえば、熱固定工程には断熱材が好適であり、また、
シェルに型上でさまざまな染料溶液および他の化学的溶
剤を適用することを考慮する場合には、ある特定の型素
材が必要とされる。型(10)および前部(12)なら
υ1に後部(14Jを支持し、膨張させ、収縮させるの
に用いられる機賊的構造の特定の部品は本発明には含ま
れないので図示しない。
本発明の1つの具体例の実施に用いられる布シェルは、
第2図に示されるブランク■により構成される。該ブラ
ンクは、布がその上で加工される型と一致した型および
寸法を形成する形状を備えたシェルに最終的になるよう
にデザインされる。
たとえば、固定型を用いた場合、布シェルは、型の寸法
よりわずかに小さくなる。第1図に示したような膨張性
型を用いた場合は、シェルは収縮した型と同じかまたは
大きい寸法であるが、型が膨張したときよりは小さい寸
法である。しかし、シェルは、加工または固定工程中、
衣服の部分によって、張力が異なるといった本部会なこ
とを避けるために、型の形に近いかあるいは同じ形でな
ければならない。
これは、ブランク■(および、このように成形されたシ
ェル)が、型の周囲の寸法と同じまたは近い寸法を有す
るようにデザインすることにより達成される。例示とし
て、代表的婦人用ズボン(10)の、工業用寸法は以下
のとおりである。
ウェスト 26インチ ハイ・ヒップ(ウェスト 1 太もも 22−zインチ ボトム 21インチ (各すその周囲径) この衣服に関して、折りたたんだすなわち閉じた状態で
の型の寸法は、およそ以下のよう(どなる。
(型の均一な膨張を0.78インチとする。)ウェスト
 22.44インチ ハイ・ヒップ 32.94インチ ロー・ヒップ 35.44インチ 太もも 20.94インチ ボトム 19.44インチ あるサイズの衣服(10)を製造するのに、この型を用
いたブランクは、縫いしろを含まないで、以下のような
寸法である。
ウェスト(A) 24.44インチ ハイ・ヒップ(B) 32.94インチロー・ヒップ(
C) 35.44インチ太もも(D) 4’1.88イ
ンチ ボトム(E) 38.88インチ これらのブランクおよび型の寸法は、型の膨張の合計1
.56インチとあわせると、最高ウェストで、6%から
最低ローヒップおよびボトムで、4,2%布地が伸びた
ことになる。
かわりに、該ブランクは、縫いしろを含まないで、以下
の寸法としてもよい。
ウェスト(A) 24.0フインチ ハイ・ヒップ(B) 31.94インチロー・ヒップ(
、C) 34.96インチ太もも(D) 41.66イ
ンチ ボトム(E) 38.88インチ このブランクから作られたシェルは、前述の寸法の金型
上で膨張した場合にも、(10)のサイズのズボンとな
り、この場合、布の膨張は、衣服の5箇所の部分それぞ
れの周囲で、8%である。
第3図に、ブランク■が布シェル■に成形される方法を
示した。かかる図示の例においては、衣服はズボンで、
これは脚部の1つの内側縫目および正面の縫目しか有さ
ない。ウェスト・バンド□□□および他の最終的な飾り
も、型上での加工前にシェルにとりつけられる。
第2図および第3図は、本発明の実施の除用いる布シェ
ルを作るのに採用される一般的デザインの原則を示すに
すぎない。ブランク(至)の特有の寸法は、もちろん、
作られる衣服の種類によって変わり、第2図および第3
図は、このような特定の寸法を正確に示すことを意図す
るものではない。
本発明の実施の際、膨張可能な型を用いることの極だっ
た利点の1つは、収縮すると型が比較的小さな寸法とな
るため、シェルを型上に設置することおよび型からの脱
離が容易となり、プロセスの周期が短かくなることであ
る。言い換えれば、固定サイズ型にシェルを伸ばしてか
ぶせるには、多大な時間および労力が必要であるが、こ
の間額は、膨張iI能な型を用いることにより除去され
る。
本発明によれば、原布は型上で処理、染色されて、布が
着色され、かつ布のセットが行なわれる。
即ち、該布地に永久的な形状または寸法安定性または復
元性が付与される。先に述べたように、染色および処理
工程に′は、布を加熱したり、化学的溶剤または他の公
知の方法を適用することが包含される。
原布を型上で熱固定するには、布の性質により、原型お
よび布を、さまざまな熱固定限界以上に布を加熱するの
に十分な温度のオーブンに通すことにより行なわれる。
または、型自体に、抵抗線または赤外線カロンド線ヒー
ターなどの加熱部品を内蔵してもよい。さらに他の方法
では、加熱液体または高圧蒸気を、型および布を通して
、またはその周囲に循環させ、該布地をその熱固定限界
以上の温度に昇温させる。
また、本発明の方法に従うと、原布は、その熱固定され
た形状を保持することが保証できるほど十分に冷却され
るまでは型上に置いておかなければならない。たとえば
、衣服をポリエステル織地から成形する場合、原布は、
熱固定温度より約75〜125°F低い温度で型からは
ずすと、寸法安定性が保持されることがわかっている。
もちろん、衣服を冷却する所定の温度は、本発明の実施
に用いた布の種類に依存する。また、衣服成形サイクル
を短縮するため、冷却液を型に通すか、または周囲に通
すことにより冷却は促進される。
前記のごとく、膨張可能な型00)を用いることにより
、本発明の実施は非常に容易になる。第4図および第5
図に、型(10)の膨張を、その上に配置したシェルと
あわせて示す。該型およびシェルは、該シェルおよび布
が均一に分布するように、第4図に示したごとく布を型
上に載せられるような寸法にしである。一旦シエルを適
切に配置すると、該型を第5図に示したように膨張させ
、布シェルに滑らかでしわのない加工された外観を付与
するよう布シェルに張力を加える。当業者に周知のごと
く、膨張量は、用いた布のタイプによって異なる。たと
えば、通常のポリエステル織地に関する通常のテンタリ
イグプロセスでは、布に張力を加え、寸法が約8%増加
するようにする。このようにして、本発明を実施する場
合、型の膨張は、型およびシェルの周囲の寸法が約8%
増加するように設定され得る。
先に開示された加熱および染色工程に加えて、他の加工
またはセット法も技術上周知であり、本発明の実施の際
、用いることができる。
たとえば、ある特定の化学薬品を用いた浴に原型および
布を浸し、原型および布を浴からとりだし、乾燥するこ
とにより、該型上にて樹脂または膨潤剤を原布に適用す
ることができる。また、化学薬品を、乾燥工程の前に、
布を載せた型上に吹付けてもよい。ロール機で、通常布
を裁断し、縫製または接合して衣服にする前に原布を加
工する際に用いられる広範囲にわたるさまざまな合成樹
脂を用いて、所望の化学的セットを行なう。たとえば、
織物に折り目耐性を付与するのに典型的に用いられる化
学薬品は、織物の繊維分子と架橋する含浸用樹脂を用い
、型上にて布シェルに適用することができる。他の種類
の化学的固定剤は、防水加工を施すのに用いられるフッ
化化合物である。
さらに、本発明は、いかなる特定の加熱または固定工程
に限定されることを意図するものでもない。
むしろ、本発明は、布に、型上で、形状または寸法復元
性をもたらす、あらゆる加工工程と組み合わせて、布を
染色することを意図するものである。
このように、本発明の方法に従うと、布製品は、型上で
寸法がセットされるだけでな(、型上で染色が行なわれ
る。実際には、幅出しまたは染色されていない生繊維材
料を、適切な形のブランクに裁断し、型上にのせ5次に
染色し、セットして、加工製品を得る。本発明のこの観
点に関して、技術上周知のいかなる通常の染色方法も、
用いることかできる。この方法は、製造者が生繊維材料
の在庫を調べ、市場の需要にあった製造をする間に製品
を着色できる利点がある。さらに、ある特定の製品では
、縫い目のところですぐれた色のr/4−性を呈する。
二連のプロセス(すなわち、染色し、次にセットする、
その逆または同時に行なう)は、該プロセスに用いた織
物および製造者の加工能力に依存する。織物の熱固定温
度より高い温度を用いる染色工程では、染色および熱固
定工程が同時に有効に行なわれる。
本発明の実施において、多くの公知の染料および染浴を
用いることができるが、本発明の実施に際し、生繊維材
料に化学的処理を施してその熱履歴特性を低減し、従っ
て生繊維材料を構成する繊維が染料を吸収する温度を低
くするのが望ましい場合があることがわかっている。も
ちろん、かかる化学的予備処理は、あらゆる場合につい
て必ずしも必要なものではなく、未加工布製品の染色は
かかる予備処理をせずに行なうこともできる。
ポリエステル衣料を型上で同時に染色し、加工するため
の特に望ましい方法では、前述のように、未加工でかつ
未染色の生繊維材料から加ニジエルを作り、所望により
、布シェルの形を形成するmJ後いずれかに布シェルの
予備処理を行ない、加ニジエルを型上で、熱染浴中に浸
す必要がある。かかる処理をした加ニジエルは、高温お
よび特有の張力が加えられるので、同時に幅出し、染色
が行なわれる。また、化学溶剤を染浴に加えることも可
能で、すべての工程は単一の浸漬工程で行なわれる。も
ちろん、布が型上にあるときに、染浴を布に吹付け、コ
ーティング、フォーミング、噴霧または落下(casc
ading)させることなどの他の公知の技術を、布製
品に対し染料を適用するのに用いてもよい。
要約すると、布シェルは、型上でいろいろな染色方法で
処理され、原布を所望のあらかじめ定めた形状で加工す
る。もちろん、用いる処理方法は該工捏に用いられる布
の種類に依存する。たとえば、ポリエステル、ナイロン
およびアクリル系などの合成繊維は、幅出し処理を用い
ることにより効果的にセットされ、もめんは、幅出しお
よび/またはアンモニア膨張法によりセットされ、ウー
ルは、幅出しまたはクララビング、乾式加工および移行
によりセットすることができる。しかし、他の多くの固
定処理方法も用いられることが理解できる。
本発明の方法の実施上の様々な側面を、以下の実施例1
〜6で述べる。これらの実施例は、本発明を例示するこ
とを意図するものであって、いかなる限定も意図するも
のではない。実施例3〜6には、自動車のシートに用い
られるクッションを被うのに用いられるような、椅子張
りカバーの製造において、未加工布を用いる本発明の適
用法を示したものである。これら実施例は、平面状のブ
ランクを成形および染色して立体的な布製品にする場合
における本発明の有用性を例示するものである。
実施例1 圧縮されていないポリエステルの生繊維織地を以下の方
法で、型上でセットし、染色する。シェルを成形し、姿
上に載せる。該型は孔が設けられているのが好ましい。
次に原型およびシェルをゆっくりと、190℃に保った
染浴中に浸漬する。
30秒後、原型およびシェルを浴から取り出し、織地を
型上で、ペルクロロエチレンですすぎ、過剰の染料を除
去する。染色し、加工した衣料を、次に乾燥し、型から
取りはずすと、特定の色および寸法安定性を示す。
実施例2 ポリエステルの未染色生繊維織地(12オンス/ヤード
)を幅出し機にかける。その際、原布は縦方向にひっば
られるが、横方向には張力を加えられない。原布を該機
械で加工する際、約275〜325°F (通常の幅出
し温度350°F より低い温度)の温度範囲に加熱す
る。実施例1に記載した方法により、該予備調整材料を
用いて衣料を製造する。得られた衣服を適宜の色に着色
し、さらにプレスまたは仕上げ加工を行なわず、正確に
定寸すると、しわのないきれいな仕上がりの外観を呈す
る。
実施例3 ポリエステル/ナイロンの生繊維織地(14オンス/ヤ
ード)を、平面で全体が長方形のブランクに裁断する。
この織地は、前もって、布に永久的な寸法を付与するよ
うないかなる処理も施されていない。しかし、これは使
用に先だって洗浄、乾燥される。次に布ブランクを、自
動車のシートクッションの形状をしたワイヤーメツシュ
の型上に張り、ブランクの末端部分を型に固定する。原
布は外形上に均等に配置され、できる限りしわを取り除
く。次に布をかぶせた型を、380°Fの染浴に約12
0秒間浸漬する。次に布を型上で、ペルクロロエチレン
などの溶媒で十分にすすぎ、その後、型からはずして、
多量の溶媒中で洗浄し、過剰な染料を全て布から除去す
る。最後に、布を成型し、市販の工業用タンブルヒータ
ー中で、約120°F で約5分間乾燥し、溶媒を全部
蒸発させる。得られたクッションカバーは、満足できる
色を呈し、ワイヤーメツシュの型の形状に永久的に成形
され、原布は完全に仕上加工され、さらにアイロンかけ
または他の処理をしなくても、シートクッション完成品
の組立てに使える。
実施例4 ブランクを裁断する前に布を、厚さ約2ミルのポリウレ
タ゛ンフイルム層および厚さ約90ミルのポリエステル
の連続気泡層を含むフィルムラミネートに積層する以外
は、実施例3の方法と全く同様に行なう。原布は、ワイ
ヤーメツシュの型上にのせた後、320°Fの染浴に約
120秒間浸漬する。該工程を完了した後、原布を適切
に着色し、永久的に型とちょうど同じ寸法および形状に
する。
実施例5 ポリエステル/ナイロンの未染色織地を、ロール機で、
糸の交差部分を永久的に固定してしまうようないかな企
処理もせずに作製する。この布を洗浄し、バルキー性を
施し、乾燥して、ポリウレタンおよび連続気泡性ポリエ
ステル発泡体層を含むフィルムラミネートに積層し、つ
いで、シートクッションのカバーとして用いるのに適し
た平面状ブランクに裁断する。該布ブランクを型に真空
吸引し、該型中にポリウレタン樹脂を注入し、そのまま
、比較的低温の約120〜1506Fで発泡させ、一体
になったクッションおよびカバーを得る。このカバー付
クッションを次に型がらとりだし、約3200Fの染浴
に約120分間浸漬する。
この染色工程中、ポリウレタン発泡体クッションは型の
役割をはたし、該布カバーは、該クッションの形状で染
色され少っセットされる。染色後、該布カバー付クッシ
ョンを適当な溶媒中で洗浄し、乾燥する。得られたクッ
ションはすばらしい色で、布は永久的に発泡体クッショ
ンの形状に成形される。
実施例6 ポリウレタン樹脂を直接型中に注入し、硬化させ、シー
トクッションとしての所望の形状の発泡体クッションに
成形する。該発泡体は液体状態で型中に注入され、常温
硬化させられる。硬化した発泡体クッションを型からと
りだし、布カバーを該クッションにかぶせる。該カバー
は、未加工、未染色布である。原布は好ましくは、クッ
ション製品の立体的形状を補うシェルに成形される。該
シェルを、機械的手段または接着剤等のようなさまざま
な手段のいずれかで、クッション上に固定する。また、
連続気泡性発泡体を用いることもでき、ビニルの裏打カ
バーに真空を適用することができる。次に該布カバーを
、硬化した発泡体クッション上で染浴にっけ、加熱する
と、原布は染色され、該クッションの立体的形状をとる
。その後、該布カバーをクッション上で冷却する。この
場合も、硬化した発泡体クッション自体が、原布が染め
られ、セットされる際に、布を輪郭に保つための雄型の
役割をする。このようにして該布カバーは熱固定限界よ
り高い温度に加熱され、布の熱固定温度以下の温度まで
冷却する。ただし、熱あるいは化学的固定工程、または
、硬化した発泡体クツンヨン上で染色される際の布に形
状および寸法復元性を付与するような、他のあらゆる仕
上加工工程が考慮にいれられる。
染色時、布カバーを処理またはセットする際に、新規な
型としてのはたらきをする発泡体クッションが、実際に
最終生成物の一部となることは実施例5および6より明
らかである。もちろん、該硬化クッションは、セット中
の布のわずかな収縮に、耐えるのに十分な程、堅くなけ
ればならない。少なくとも35ポンドの歪みを受けるこ
とがわがっている。いいかえると、50インチの発泡体
部分に力を加えた際、発泡体を1インチ歪ませるのに要
する力として[押込荷重歪み(1ndentionlo
ud deflection )Jが測定される。
本発明の実施に伴う重大な利点は、当業者には理解され
るであろう。得られた、縫い目の少ない、ダーツのない
布製品により新しい「外観」が提供され、スタイリスト
達に、新製品を作りだす新しい概念を与える。まず、f
axに、未染色、未加工の織地を用いて、単一のプロセ
スで完全に仕上加工をされた製品を作ることができる。
さらに、在庫品を減らし、布製品の労働コストを実質的
に低下させることにより、製造コストを実質的に節約す
ることができる。その上、最終生成物は外観がすばらし
く、寸法も正確で、湾心地が向上する。
以上のごとく、本発明の特定の具体例を述べたが、広範
囲にわたる本発明から逸脱しない範囲での変更および修
正が可能であることは明らかである。従って、本発明の
精神および範囲に関連するかかる変更および修正はすべ
て本発明に含まれる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施に用いられる型の概略図、第2図
は本発明の実施において加工された布シェルの成形に用
いる布ブランクの概略図、第3図は第2図に示されたブ
ランクから布シェルを加]二成形することを示した概略
図、第4図は収縮した状態の第1図の型と型上の布/エ
ルの上面図、 第5図は膨張した状態の型と型上の布7エルの」二面図
である。 図中の主な符号は、つぎのとおりである。 10・・・金型、20・・・ブランク、24・・・布特
旧出願人 アパレル・フオーム・カンパニー代理人 弁
理士 百 山 葆ほか2名

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (lla)発泡体クッション、および未加工がっ未染色
    の布の平面状白生地から作られた布カバーを含むクッシ
    ョンアセンブリーを作る工程、fb)該布カバーを染色
    浴と接、触させ、がっ、該クッション上で該布カバーを
    加熱して、該布を染色し、該クッションの立体的形状を
    保持する工程、および、 icl該クッりョン上で該布カバーを冷却する工程、か
    らなることを特徴とするクッション製品用布カバーの成
    形、染色方法。 f21faJ所望のクッション製品の形状を有する発泡
    体クッションを作る工程、 山)未加工かつ未染色布である布を該クッションにかぶ
    せる工程、 tc)布カバーを染色浴と接触させ、がっ、該クッショ
    ン上で該布カバーを加熱して、該布を染色し、該クッシ
    ョンの立体的形状を保持する工程、および、 (d)該クッション上で該布を冷却する工程、からなる
    ことを特徴とする、布カバー付クッション製品の成形、
    染色方法。 (3)布カバーが、該布の熱固定限界以上の温度に加熱
    され、布の熱固定温度以下の温度に冷却される前記第(
    2)項記載の方法。 (4)染色が、布の熱固定限界以上の温度で行なわれ、
    布の染色およびセットが同時に行なわれる前記第(2)
    項記載の方法。 (5)クッションおよび布カバーを染料を含んだ染色浴
    に浸漬することにより染色が行なわれる前記第(2)項
    記載の方法。 (6)最初に染料を布カバーに適用し、次に熱を加える
    前記第(2)項記載の方法。 (7)布カバーを、布の熱固定限界以上の温度まで加熱
    し、布の熱固定温度以下の温度に冷却する前記第(2)
    項記載の方法。 (8)加熱工程中、布をクッション上に固定しておく前
    記第(2)項記載の方法。 (9)布カバーをクッションの立体的形状を補うシェル
    に成形する前記第(2)項記載の方法。 00)加熱工程中、成形したシェルをクッション上に固
    定しておく前記第(9)項記載の方法。 flJIIa)所望のクッション製品の形状を有する発
    泡体クッションを作る工程、 四未加工かつ未染色の布である布カバーを、該クツ7ヨ
    ン上にかぶせる工程、および、(0布カバーを染色浴と
    接触させ、かつ、該クッション上で該布カバーを加熱し
    て、該布を染色し、該クッションの立体的形状を保持す
    る工程、からなることを特徴とする、布カバー付クッシ
    ョン製品の成形、染色方法。 (12+布カバーが、同時に染められ、処理される前記
    第(11)項記載の方法。 (13)処理工程中、布カバーをクッション上に固定し
    ておく前記第(11)項記載の方法。 (挿布カバーが、クッションの立体的形状を補なうシェ
    ルに予備成形される前記第(111項記載の方法。 u9処理工程中、予備成形されたシェルをクッション上
    に固定しておく前記第(141項記載の方法。 [Ha)発泡体クッションおよび未加工がっ未染色の布
    の平面状白生地から作られた布カバーを含むクッション
    アセンブリーを作る工程、および色 tb)布カバーを染浴に接触させ、がっ、該クラン△ モノ上で該布カバーを処理して、該布を染色し、該クッ
    7ョンの立体的形状を保持する工程、からなることを特
    徴とするクッション製品の布カバーの成形、染色方法。
JP23228084A 1983-11-03 1984-11-02 クツシヨン製品の成形方法および染色方法 Pending JPS60126305A (ja)

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US655916 1984-10-02

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