JPS6012311Y2 - 通信機装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は標準的装備機器以外のオプション機能機器を装
着することができるようにした通信機装置に関する。

通信機装置、とくに多重マイクロ波無線通信機装置は各
回路機能をモジュール化するとともに送信装置、受信装
置等を統一された形状寸法として基本的に定め、これら
を２本の並行して直立する柱状フレームの前面に装着す
る。

この時上記送。受信装置をそれぞれ基本的に装着位置を
定めて取り付け、フレーム間には上記装置に必要な分波
器系立体回路、関連装置等をそれぞれ所要の組み合わせ
となるよう同様に基準的な所定位置に装着して構成され
る。

ところで、多重マイクロ波無線通信機装置は伝送形態或
いはマイクロ波伝送路における地理的。

気象的条件に左右され伝送信号が影響される。

このためアンテナを切り換えて使用するようにアンテナ
切換制御器をオプション機器として付属せしめる。

また局舎の電源設備その他等により装置への要求仕様が
異なり、このためには例えば電源用コンバータ、さらに
は特殊モニタ等のオプション機器の追加が必要となる。

そのほか他の部分においても高周波回路に特別高度な技
術的要求がなされたり、各回路間の接続方法や実装方法
にも要求に応するための追加機能が同様に要求される。

以上のようなことに対処するため、必要な構成機能部を
基準的な配置に装着される送信装置、受信装置及び関連
装置部分に組み込むことはもはや既に不可能に近く、さ
らには機器構成としたユニットとして上記装置部のフレ
ーム前面或いはフレーム間に装着することは該フレーム
に所定の基準的な装着空間を占有されるので送、受信装
置等の実装数が減少し、そのうえ接続導波管、立体回路
、接続用布線等が特別の変更配置状態とするための器材
を必要とするばかりでなく組み付けが面倒かつ標準化が
困難となる問題点がある。

本考案は上述の問題点に鑑み、定められた送。

受信装置等の装着されるべき基準実装状態には影響を与
えることなく、オプション機能としての機器を実装する
ことのできる通信機装置を提供することを目的とし、こ
のため本考案はフレームの直立方向に沿って併設された
Ｔ溝を有する少なくも該フレームの一方の外面に、数面
の前記Ｔ溝に移動可能にオプション機器取付は台を取着
し、さらに該オプション機器取付は台面には装着される
オプションユニットの平行突縁を受容する前後方向の平
行溝と、上記オプションユニットの上記平行突縁の背面
側楔状傾斜部を受容する受容部と、前縁面に該オプショ
ンユニットの締め付は固定手段を具えたことを特徴とす
るものである。

以下本考案の実施例につき図面を参照して説明する。

図は何れも本考案による一実施例であって第１図は通信
機装置の全体正面図、第２図は第１図の平面図でフレー
ムを断面した状態、第３図は正面図の要部拡大図、第４
図は第３図の側面Ａ−Ａ′矢視で取付は台の一部を断面
してオプション機器の装着状態を示す、第５図は第４図
のオプション機器装着前の状態を取り付は台の溝を断面
して示す。

１は断面が大きなＬ字形で上下方向に直立する柱状の主
フレーム、２は断面枠形の同様に上下方向に直立する柱
状の副フレームでこの主フレー２は断面枠形の同様に上
下方向に直立する柱状の副フレームでこの主フレーム１
と副フレーム２は並行しており、その上下端部はそれぞ
れ図示しない上梓及び下枠３に結合されフレームを構成
している。

上記フレーム１，２の並行対向間の前面に送信装置ユニ
ット４．受信装置ユニット５゜制御監視装置６等がそれ
ぞれ所定位置に図示しない手段でフレーム前面のＴ溝に
取着される。

最上部には操作表示前面板７が取り付けられる。

また上記各装置の背面側のフレーム１．２の対向間はそ
れぞれの装置とアンテナ（図示せず）間を接続するため
の立体回路８が所定の構成に接続形成される。

９は上記立体回路の一端部でアンテナへの饋電線（図示
せず）と接続される。

前記主フレーム１の左側外面１０には該フレーム１の上
下方向に併設された２条のＴ溝１１にナツト部材１２を
はめ込み、一方上記フレーム１の垂直面と直角方向水平
な取付は台面となる取付は台１３の脚部１４とをねじ１
５で取着し締め付けて固定する。

この取付は台１３には上面にオプション機器１６の下面
方向にコ字状に突出せる台金具の平行２端縁１７を案内
受容する平行溝１８と、上記端縁１７の背面が楔状の傾
斜部１９に形成された部分と係合する受は金部２０が形
成され、前縁面２１にはオプション機器１６の前面のね
じ２２を螺合するねじ穴２３をそれぞれ具えている。

以上の構成で主フレーム１の左側外面１０に取着された
取付は台、１３のねじ１５をゆるめ、該フレーム１の上
下方向任意の位置に定めてそれぞれ取付は台（第１図の
場合５個所）１３を固定する。

そうしてこの取付は台１３の上面の平行溝１８に所定の
オプション機器１６の下面台金具の平行２端縁１７をは
め合わせ矢印方向の後方へ案内して押し込むと、上記２
端縁１７の背面端の楔状傾斜面１９が取付は台１３の受
は金部２０と係合して止まる。

ここで前縁面２１のねじ穴２３にオプション機器の台金
具のねじ２２を螺合させて締め付け、上記オプション機
器１６を取付は台１３に取付は固定する。

すなわちオプション機器１３は端縁１７と溝１８によっ
て左右方向の動きは拘束され、楔状部１９と受は金部２
０との係合並びにねじ２２の締め付けによって上下方向
及び前後方向の動きが阻止されて固定される。

オプションユニット１６を取り外す場合にはねじ２２を
ゆるめて引き出せば容易に取り出すことができる。

本考案は以上説明したようにフレームの外側面に取付は
台を取着し、この取付は台にオプション機器を装着する
ことによって本体装置の基準実装状態に何ら影響を与え
ることなくオプション機能を追加することができる。

このためフレーム面にＴ溝を上下に連通して設けである
ので取付は台の位置設定が全く自由に選択的に定めるこ
とができ、オプション機器の大きさ位置関係に対して最
適とすることができる。

そのうえオプション機器の取り付け、取り外しが極めて
容易かつ確実でありそのための操作が前面からのみで行
なえるなど通信機装置に用いて実用上の効果は著るしい
。

なお本考案は上述の実施例のみに限らず、例えば装置の
配列は任意に変化させて定めることができる。

取付は台の取付は面もフレームの他の外面或いは他のフ
レーム外面にも適用可能であり、オプション機器も１の
取付は台上に複数個装着する場合にも溝等を追加設定し
ておこなえる。

そのほか取付は台も水平面と限らず傾斜面、垂直面であ
ってもよく、機器取付けねじもワンタッチで離着可能な
ファスナ或いはクランプ装置であってもよい等のことは
いうまでもない。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案に係る通信機装置の全体正面図、第２図
は第１図の平面視でフレームの要部を断面して示す、第
３図はフレームに取付は台を取着しオプション機器を装
着した状態の要部正面図、第４図は第３図のＡ−Ａ’矢
視側面、第５図は第４図のオプション機器装着前の状態
を示す。 図において１は主フレーム、２は副フレーム、３は下枠
、４，５は送、受信装置、６は監視制御装置、７は操作
表示前面板、８，９は立体回路、１０は左側面、１１は
Ｔ溝、１２はナツト部材、１３は取付は台、１４は脚部
、１５はねじ、１６はオプション機器、１７は溝、１８
は端縁、１９は楔状部分、２０は受は金部、２１は前縁
面、２２はねじ、２３はねじ穴。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 並行して直立する柱状フレームに所定に通信用機器を取
   着してなる通信機装置において、前記フレームにその直
   立方向に沿って併設されたＴ溝を有する少なくとも該フ
   レームの一方の外面に、数面の前記Ｔ溝に移動可能にオ
   プション機器取付は台を取着し、さらに該オプション機
   器取付は台面には装着されるオプションユニットの平行
   突縁を受容する前後方向の平行溝と上記オプションユニ
   ットの上記平行突縁の背面側楔状傾斜部を受容する受容
   部と、前縁面に該オプションユニットの締め付は固定手
   段を具えたことを特徴とする通信機装置。